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栄養指導部は、部長(医師)1名、管理栄養士13名(正規職員5名、非常勤職員8名)にて入院給食管理、入院栄養管理と栄養食事指導を行いました。
入院中の食事は、調理・配膳・下膳・洗浄、食材料の調達を給食専門業者に委託していますが、今年度も担当職員により4週間のサイクル献立を基本に季節に応じた献立を作成、季節・暦に応じた行事献立を企画立案し実施しました。また摂取不良者や食物アレルギ-などに対する個別献立を作成し食事提供しました。
入院食提供状況は、給食数延べ329,067食、そのうち特別食加算は87,285食、加算食割合は26.5%でした。献立種類は、1食平均104.7種(個別43.4種)で多数の食種と個別用献立を提供しました。
栄養管理においては医師、看護師、管理栄養士が入院時栄養スクリーニングを全患者に実施しました。医師から特別な栄養管理の必要性があると判断された患者や看護師が入院時問診にて栄養不良と判定した患者において栄養管理計画を作成するなど退院まで継続的に経過をみて個々に応じた栄養管理に努めてきました。さらに化学療法や放射線治療などにより食欲不振が続く患者には聞き取り調査(519件)を行い、栄養補助食品の提供や個別管理による食事を提供し栄養状態の改善に努めました。栄養状態におけるハイリスク者には、NST(栄養サポートチーム)に介入依頼し栄養管理を実施しました。栄養管理計画作成実施数は延べ1,798人でした。
栄養食事指導においては、糖尿病や消化器術後患者を中心に個別指導合計は1,455件で、うち入院栄養指導が547件、外来栄養指導が908件でした。集団指導は新型コロナ患者の感染リスクを考え未実施でした。
栄養教育においては、龍谷大学の学生実習生を合計3名受け入れ実習指導を行いました。さらに、日々の生活においても健康を考えた食生活が送れるよう外来患者向けの栄養情報の展示と資料の配布を実施しました。