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がん相談支援センター

このページには、「がん相談支援センター」についてのQ&Aを掲載しています。

(1)がん相談支援センターとは、どのようなところですか。

 「がん相談支援センター」は、県民や患者さん等へのがん診療の情報の提供や相談支援を行っています。

 がんに関する不安や悩み、疑問などの相談に応じます。また、がんの診断や治療についてもっと知りたいとき、一緒に考え、情報を探すお手伝いをします。窓口は全国の「がん診療連携拠点病院」に設置されています。

 その病院にかかっていなくても、無料で相談ができますので、前もって、がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターにお電話等でご予約ください。

 がん相談支援センターで相談された内容が、ご本人の了解なしに、あなたの主治医はじめ他の方に伝わることはありません。どうぞ安心してご利用ください。

(2)各拠点病院のがん相談支援センターの連絡先を教えてもらえますか。

 県内のがん診療連携拠点病院のがん相談支援センターの連絡先は次のとおりです。

○ 滋賀県立総合病院『がん相談支援センター』
 相談電話:077-582-8141(直通)
 相談先メールアドレス:[email protected]
 相談時間:月~金(休日を除く)9時00分~17時15分

○ 滋賀医科大学医学部附属病院腫瘍センター『がん相談支援部門』
 相談電話:077-548-2859
 相談先メールアドレス:[email protected]
 相談時間:月~金(休日を除く)9時00分~17時00分

○ 大津赤十字病院『がん相談支援センター』
 相談電話:077-522-4131(代表)
 相談先メールアドレス:[email protected]
 相談時間:月~金(休日を除く)9時00分~17時00分

○ 公立甲賀病院『がん相談支援センター』
 相談電話:0748-65-1641(直通)
 相談時間:月~金(休日を除く)8時30分~17時15分

○ 彦根市立病院『がん相談支援センター』
 相談電話:0749-22-6050(代表)
 相談先メールアドレス:[email protected]
 相談時間:月~金(休日を除く)9時00分~16時00分

○ 市立長浜病院『がん相談支援センター』
 相談電話:0749-68-2354(直通)
 相談先メールアドレス:[email protected]
 相談時間:月~金(休日を除く)8時30分~17時15分

(3)がん相談支援センターでは、どのようなことが相談できるのですか。

 がん相談支援センターでは、次の項目についてのご相談をお受けしています。

(1) がんに関する一般的な医療相談
(2) 地域医療機関に関する相談
(3) セカンドオピニオンに関する相談 
(4) 患者さん・ご家族の療養上の相談
 ・痛み、不安、眠れないなどの諸症状でお悩みの方の相談
 ・緩和ケア病棟の紹介
 ・在宅療養に関する相談
 ・社会福祉・介護に関する相談
 ・がんに関する医療費の相談
(5) アスベストによる肺がんおよび中皮腫に関する医療相談

(6)ATL患者、HTLV-1キャリアに対する相談

(4)主治医に、要領良く話を聞く方法を教えてください。 また、聞いたことを理解できない場合があります。どうしたらいいですか。

 診察時に医師と十分に話すことは、難しいことかもしれません。症状や聞きたいことを効率的に質問できるようあらかじめ聞きたいことをメモでリストにまとめておくことをお勧めします。

 また、ご家族などに同席してもらい、医師の説明を複数で聞くのもいいでしょう。

 なお、主治医によっては、別に話す時間を取っていただける場合もあり、主治医が忙しいからとお気遣いいただくことによる聞きたいことの先送りはしないようにすることが大事です。

(5)主治医との関係がうまくいきません。どうしたらいいでしょうか。

 主治医との信頼関係が気になる場合にも、がん相談支援センターに相談してみてください。

 お話を伺い、主治医への質問や切り出し方を一緒に考えたり、医師との間で調整を働きかけることも出来ます。

 また、信頼関係を作るには、不安や迷い、嬉しい気持ちなどを担当医へ伝えることも大切です。

(6)心の悩みを誰かに聞いてもらいたいのですが。

 がんと診断されたとき、やりきれない気持ちになったり、何も考えられなくなったりするかもしれません。がん相談支援センターでは、つらい気持ちを家族や友人に打ち明けられない方、あるいはひとりで抱え込んでしまっている方には、まず、耳を傾けることから支援を始めます。相談は匿名でも受けることができます。「誰かに話を聞いてもらいたい」と思ったときなど、まずはがん相談支援センターに相談してみましょう。

 気持ちが少し落ち着いてきたら、これからの治療や生活について、どうすればよいのかということも一緒に考えてくれます。
 また、治療が始まるまでの期間、どのように過ごせばよいのか判らず、途方に暮れることも少なくありません。そのような時にも具体的な助言をしてくれます。

 このほか、各がん診療拠点病院では、月に一回「がん患者サロン」が開催されています。サロンの世話人は、ピアサポーター養成講座を修了したがん患者さんやそのご家族です。同じ経験をされている方に心の悩みを聞いてもらうのも良いのではないでしょうか。がん相談支援センターと連携していますので、安心して参加されたらよいと思います。

(7)がんに関する資料や情報はどこで入手できますか。

 がん相談支援センターでは、がん患者さんの不安の軽減や情報提供を行うため、情報コーナー等を設け参考図書やパンフレット等を揃えています。
お気軽に近くのがん相談支援センターをご利用下さい。

また、国立がん研究センターがん対策情報センターが作成した『患者必携がんになったら手にとるガイド』についても、がん相談支援センターで冊子の見本を閲覧していただくことができます。

『患者必携』は以下の方法でご覧いただけます。

■インターネットで・・・ 「がん情報サービス(国立がん研究センターがん対策情報センター)」
 ※このページから無料PDF版をダウンロードして、印刷できます。
(PDFをご覧いただくためには、AdobeReader7.0以降が必要となります。)

■書店で…『患者必携がんになったら手にとるガイド』をご購入いただけます。

【滋賀県がん診療連携協議会・がん相談支援部会事務局】

滋賀県立総合病院 地域医療連携室

TEL:077-582-5031