県内各地に残る伝統的な林業技術や森林文化は、琵琶湖の水源林を守り育て、地域の自然環境を育んできた歴史的な遺産といえるものです。令和4年に本県で開催される第72回全国植樹祭を機に、こうした先人の知恵や努力を後世に引き継いでいくことを目的とし、多くの有識者の方々の協力のもと、本県の森林・林業にまつわるエピソードなどを体系的に整理し、一般の方々にも親しんでいただけるようまとめました。
執筆者一覧(敬称略、所属・役職は制作当時)
○編集委員
高橋 卓也(滋賀県立大学 環境科学部 教授)、水野 章二(滋賀県立大学 名誉教授)、山下 直子(森林総合研究所 関西支所 森林生態研究グループ グループ長)
○原稿執筆
東 幸代(滋賀県立大学 人間文化学部 教授)、武 円超(比叡山延暦寺 山松寿院 住職)、中井 均(滋賀県立大学 人間文化学部 教授)、林 竜馬(滋賀県立琵琶湖博物館 学芸員)、村上 由美子(京都大学総合博物館 准教授)、山川 千代美(滋賀県立琵琶湖博物館 上席総括学芸員)、横田 洋三(滋賀県文化財保護協会 主任)
○編集補助
中尾 友一(株式会社フォルテ森林技術経営研究所)
本編では、滋賀県の歴史全体の出来事と、森林・林業に関するエピソードとの関連が分かりやすくなるよう構成しています。
概要版では、本編の中で特に重要なトピックスを抽出し、パンフレットにまとめています。