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更新日:2026年1月16日
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ダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは、2011年に初めて報告された、新しいウイルス(SFTSウイルス)に感染することによって引き起こされる病気です。主な症状は発熱と消化器症状で、重症化することもあります。
ヒトはSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染します。このため、患者はマダニの活動期である春から秋にかけて発生しています。
2013年1月、重症熱性血小板減少症候群の患者が国内で初めて確認されました。その後、2013年3月4日には感染症法に定める4類感染症に指定され、届出が義務づけられました。
感染症法指定後に全国で確認された届出数は1,185名(令和7年7月31日現在)となっています。
届出は西日本を中心に毎年5~10月に多くなっており、平成28年度には滋賀県内で感染が確認された患者が確認されています。
SFTSの症状
ウイルスを保有するマダニに刺されてから、6日~2週間で発症します。主な症状は、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)です。
時に腹痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、出血症状(歯肉出血、紫斑、下血)が出現します。
(ただし、すべてのマダニがSFTSウイルスを持っているわけではありません。)

参考:フタトゲチマダニ(写真提供元:国立感染症研究所)
SFTSの予防について
- マダニに刺されないようにすることが重要です。
- 特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まります。
- 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。
- 忌避剤(虫よけ剤)の中でも、ディート、イカリジンの2種類の成分が有効成分となっております。虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認して下さい。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。 - これまでに患者が報告された地域以外でもSFTSウイルスを保有したマダニが見つかっています。SFTS患者の発生が確認されていない地域でも注意が必要です。
現在のところSFTSウイルスに対して承認されている有効なワクチンはありません。
マダニに刺された時は
- マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血しますが、咬まれたことに気がつかない場合も多いと言われています。
- 吸血中のマダニに気が付いた際、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあるので、医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。
また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けて下さい。