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更新日:2025年1月7日
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令和6年11月19日県政経営会議の概要
- 開催日時:令和6年11月19日(火曜日)8時46分~9時40分
- 開催場所:参集開催(危機管理センター 災害対策本部室)
- 出席者:知事・江島副知事・岸本副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・子ども若者部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・防災危機管理監・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・監査委員事務局長・警察本部長・教育長
- 議事概要:下記のとおり
協議事項
1.滋賀県地域防災計画の修正および第2次滋賀県防災プランの改定について
<山下防災危機管理監>
- 資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(波多野土木交通部長)
今回の改定では、これまでの課題が反映されていると思う。ただ、滋賀県が和歌山県を応援していくという関西広域連合の枠組みが決まっている中で、先だっても南海トラフ臨時情報が発表されたことも踏まえ、いざという時にどういう支援をしたらよいのか明確ではなかったので、土木交通部としては和歌山県県土整備部と連携し、年明けぐらいに意見交換会を開催し、災害が発生したときに、本県としてどういう支援ができるのか一緒に議論しようと考えている。例えば、今後、和歌山県で、知事会や関西広域連合を通じた支援に至らない災害が発生した際、本県の職員を送り込んで一緒に災害対応を経験するといった取り組みを始めようと考えている。次のプランの改定時には、こういった和歌山県の支援スキームを盛り込んでいくことができるのではないかと思う。
(山下防災危機管理監)
ありがとうございます。今関西広域連合の枠組みの中で、本県はカウンターパートとして和歌山県を支援していくということになっている。いずれも防災の大きな取り組みになるので、また情報等を共有させてもらいながら、できれば次期改定において反映していきたいと思うので情報共有をよろしくお願いしたい。
(村井子ども若者部長)
言葉の使い方だけだが、資料3の5ページの対策の方向性の「県民とのつながり(情報発信)」の1行目、「災害時の初動報道体制の整備等~~」とあるが、報道対応とかならわかるが、行政が報道体制を整備するというのは、どのように読んだら良いか伺いたい。
(防災危機管理局)
報道体制の整備について、災害発生時当初は様々な混乱が生じ、また報道機関も通常よりも多くの機関が集まることも想定されることから、そういった状況でも適切に対応できるような体制をとれるようにするという趣旨である。
(山下防災危機管理監)
表現的にわかりにくいところもあるかと思うので、表現等を精査させていただきたい。
(東郷文化スポーツ部長)
今回の改正で、避難者支援や受援力強化といった項目が充実しているところであるが、当部の施設でも、そういう側面で位置付けられている施設などもあるので、改正に伴って対応すべきことなどあれば、これまでからもご指導いただいているところであるが、引き続き連携して改正を踏まえた対応をしてまいりたいので指導をお願いする。
(山下防災危機管理監)
こちらこそよろしくお願いしたい。
(松田総合企画部長)
南海トラフの話で、和歌山県への支援の枠組みについて、滋賀県がどれくらい被災するかという想定はされているか。例えば、和歌山県で甚大な被害が出て、多数の死傷者が出て、和歌山県の病院だけでは対応できない状況になった時に、滋賀県でも受け入れるという話もあるかと思うが、滋賀県でも被害が出ている場合はどのように対応するのか、何か決まっているものはあるか。
(山下防災危機管理監)
現在、関西広域連合の防災減災プランでは、何かあったときには和歌山県のカウンターパートということで決まっているものの、滋賀県でも被害がある場合には、別途、広域防災局の方で当県以外の県から応援に行くというような形の取り組みをすることになっている。とはいうものの兵庫県であるとか大阪府についても被害が考えられるので、その辺は臨機応変に対応するような形になってくると考えている。
(福永教育長)
防災プラン骨子の「【実行3】災害時の輸送ネットワークの確保」のところで湖上輸送という記載があるが、湖上輸送の拠点となる港については、今ある港だけだと災害時には脆弱かと思うが、それ以外に何か考えられているところはあるのか。
(波多野土木交通部長)
今ご指摘のあった通りで、県営港湾は大津、彦根、長浜、竹生島の4つであるが、高島や大津の北側といった湖西側に港がないので、地震防災や原子力防災の観点からも、湖上輸送の活用に向けた今後の中長期的な目標として、湖西側に県営港湾を一つ設置できないかという検討に着手したところである。
(山下防災危機管理監)
防災の方からも少し補足させていただくと、現在防災の方では、あくまでも今ある現行の施設を有効に活用するという観点で、例えば港であれば桟橋を伸ばしていけば、船に乗れるということもあるので、台船であるとか、桟橋を活用して、物資や人員の輸送ができないかということを今検討しており、年明けには今年度初めて台船を使っての訓練を行う予定である。
(岸本副知事)
資料1の地域防災計画の2ページ目に、【最近の施策の進展等を踏まえた修正】のなかで、「(3)障害者の情報取得・意思疎通に係る施策の推進」とあり、これに対応するのはプランの実行2と書いてあるが、プランの方を見てもあまり障害者への対応の記載が見られない。外国人とかLGBT等への配慮というのは記載があるが、その辺り追加されたのであればもう少し書いた方が良いかと思う。
(山下防災危機管理監)
その辺は追加をしているので、追加した内容がわかるように資料3の方の修正をさせていただきたい。
(江島副知事)
前回のプランを総括して次のプランに繋げていただいていると思う。先ほどの湖上輸送の件について、先日の原子力防災訓練の中で、バスで国道を逃げるという想定であったが、場合によっては本当に国道が通れないという想定もあり得るので、湖上輸送の検討もお願いしたいということを申し上げたところ。ぜひ検討をお願いしたい。
その上で、プラン・計画の中にも出てきた「災害応援協定」は最近も新たな協定が増えてきているところではあるが、実行5のところで書いているように、再確認をぜひお願いしたい。かなり前に締結したものもあるので、確認や見直しをお願いしたい。
あわせて、包括連携協定(総合企画部)の方でも防災の関係が増えているところがあるように思うので、この災害応援協定とあわせて包括連携協定の中での防災の部分で見直すべきことがないか確認いただきたい。たくさん連携ができてきているので、この見直しをテコに、全体を見るというのも必要かなと思うので、その両面で検討をお願いしたい。
(知事)
大事な計画およびプランの改定だと思う。今ご議論があったようなことを踏まえて、文言の修正や内容の充実をしていただきたい。港の件はさきほど教育長から提起され、土木交通部長や山下防災危機管理監も答えていただいている。次の議題である国土強靱化地域計画の中には港のことがないので、そういうところとも連動していってはどうかと思う。
そのうえで3点申し上げる。
- (1)協定については私も言おうと思っていた。会社名が変わっていたり、結んでからもう10年以上経っているところは見直しをして、訓練に参加してもらうとか、改めてサインし直すことだけでも意識づけが変わるので、ぜひ増やすと同時に、今ある協定の見直し、そして実効性を保つために対応をお願いしたい。
- (2)関西広域連合の防災プランの協議でも申し上げたが、発災直後の情報共有についてである。これは計画に書くのがいいのかプランに書くのがいいのか、ちょっとわからないが、自衛隊は自衛隊で情報を取っていて、警察はそれを共有できないとか、消防に伝達できていないとか、そういう情報の共有についてである。特に発災直後72時間の情報の共有が、命が助かるか助からないかの極めて重要なことになるので、このことにフォーカスした計画作りやプラン作りまたは訓練をやる必要がある。1月の実働訓練でもそこをぜひやろうと言っている。システムの違いがあるなら早めに解消しておかないといけない。もし何か組織上の課題があれば、話し合っておく必要がある。これはとても重要なことではないかと考えている。
- (3)特に事前防災の「生き延びるための」というところで言うと、市町の役割も極めて大きい。このあたり、単なる何か技術的助言とか指導とかだけではなくて、市町と一緒になった防災のあり方を追求することも今後必要になってくるのではないかと思う。
2.滋賀県国土強靱化地域計画改定の原案について
<前川総合企画部次長>
- 資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(岸本副知事)
KPIについて、令和11年度までに数値を向上させるという方向性であることはわかったが、その後どうなるのかがわかりにくい。中長期的に見通した中での、令和11年度の目標がどのあたりなのかがわかりやすくなるといい。
(企画調整課)
この計画については5年先のKPIを記載しており、その先については、中長期的な見通しも踏まえて、次回の見直しで反映していくことになる。
(岸本副知事)
実現可能性がある目標値ということか。
(企画調整課)
そう考えている。
(江島副知事)
企業のBCP(事業継続計画)策定率の記事を見かけ、滋賀県が非常に高いところにあり、大きな製造業等が立地しているからというコメントがついていた。今回の計画でも、中小企業・小規模事業者のBCPの策定支援と記載があり、大企業はほとんど策定されているという前提かと思うが、この中小企業・小規模事業者のBCPについては、しっかりと策定していけるように支援をお願いしたい。
(松田総合企画部長)
そのあたりなかなか進んでいないところがある。BCPの策定のやり方がわからないということに対しては、これまでからもセミナーなどの取組も行っているが、日頃の業務がなかなか大変だからこそ、計画ができていないと、いざという時に事業の継続がなかなか難しいと思う。計画策定ができるだけ進むよう取り組んでまいりたい。
(知事)
大筋はこれでいいと思うが、私からは2点申し上げる。
- (1)これは国土強靭化の地域計画であると同時に、その頭に「強くしなやかな国民生活を実現するための」国土強靭化であって、国民生活が脆弱になったのでは意味がない。あくまで何を強靱化しなければならないのかということ念頭にこの計画を作り、その計画に基づく政策を実行できるようにしなければならない。
この数年間で一番脆弱になったのは、人が老いているということである。僕らがどれだけ現実味を持って、この計画の中身を見るのかという視点を持ちたい。 - (2)この計画において、至るところに「多数の死傷者」という言葉が出てくるが、どうやって火葬するのか。今回の能登地震でも相当苦労されたと聞いている。いたるところに遺体があふれて、火葬が間に合わず、既に平常時でも多死社会になって火葬の順番待ちということが起きている中で、どうやって弔うのか。
東日本大震災のときそうだったが、もしかしたら1回埋葬して、もう1回掘り起こして火葬するという対応をしないといけないかもしれない。
この辺りの現実をこの計画の中で持つことについて、強靭化という観点からはとても重要だと思うので、そういうリアルなものを、僕ら行政官僚の作文ではなく、リアルなものを書いて、いざ起こったときにワークするように準備しておきたいと思う。どのように書き、どうするかは基本任せるが、この2点は強く指摘しておきたい。
3.滋賀県DX推進戦略の改訂に係る素案について
<前川総合企画部次長>
- 資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(小林知事公室長)
概要版の1ページについて、5番のめざすべき姿であるが、ここの記載では今後具体的に何を目指しておられるのかが読み取れない。何を目指しておられるのかはもう少し具体的に書かれた方がいいのではないかと思うのでご検討いただきたい。
(DX推進課長)
概要版を作成するときに少し端折り過ぎてしまったが、本編の方では書いているので、概要版の方でもわかるように表現させていただきたい。
(村井子ども若者部長)
DXの定義が最初のところに書かれていて、新たにいろんなものを創出し、県民の暮らしを豊かにすることをDXだと述べている中で、「DXを活用して」とか「デジタルを活用して」といった言葉がいろいろと入り乱れているように感じた。DXの定義を踏まえると、活用するというのは違和感があるので、それであればデジタルを活用するという方がわかりやすいかなと思った。言葉の使い方についてもう少し整理された方が良いのではないかと思う。
(松田総合企画部長)
その辺り整理させていただく。
(岸本副知事)
DXを進めていく趣旨、利便性を高めることは、優先だと思うが、一方で最近オールドメディアや行政に対する信頼が揺らいでいるようなに感じる。鳥取県では、SNSなどでフェイクニュースのようなものがあったときに、県に関するフェイクニュースについて削除要請するのではなく、県のホームページで間違っていることを発信する取組を進められると聞いた。ただ利便性を追求していろいろな情報共有ができるということだけではなく、信頼性のある情報を届けることをコンセプトとして、そういう視点があると良いと思う。
(松田総合企画部長)
情報の信頼性という視点はすごく重要だと思っており、本当に信じていいのかどうか、利用されてしまうんじゃないかという不安が、DXの便利さを実感できない一因と推測しており、DXが進めば進むほどそういう課題が出てくるかもしれない。どこまで間違った情報に上書きする形で訂正できるのか。例えば県ホームページを見れば本当のことが書いてあるという信頼感を持っていただけるようにしていかないといけないと認識しており、実現に向けて取り組んでまいりたい。
(知事)
議題の1,2の計画と、この戦略では改定・改訂と表記が異なっているが、何か使い分けているのか。
(DX推進課長)
改訂の表記については策定当時に議論しており、当戦略の計画期間は3年ごとに見直しているが、トータルでいうと第3期:9年までの大きな流れの中の第2期という位置づけであるので、完全に改めるのではなくて、あえて「改訂」という表現を使わせていただいている。
(知事)
言葉を選んで使っているのであれば問題ない。
先日のいじめの会議でも申し上げたが、オーストラリアでは青少年のSNSを禁止する法案を国会に提出し、ずいぶん議論をされているようである。
岸本副知事のご指摘にもあるように、ポジティブな面とネガティブな面を見ながら、社会的にデジタルをどのように活用していくのかということについて考えたい。
また子どもの意見を聞くというテーマで考えると、子どもにSNS禁止と言ったらどうする?というのを投げかけ投票させてどんな意見集約になるのか、やってみても面白い。また、これからの社会をある意味では、形作りいろんなことを考えられる、すごく大事なテーマだと思う。この戦略の改訂自体は特に異論はないが、そういう視点も持ちながら、議論を深めていったらどうか。
共有事項
(東郷文化スポーツ部長)
3月9日にまたびわ湖マラソン大会で各所属の職員にお力添えをいただきたいので、年度末のお忙しい時期であるが、どうぞよろしくお願いしたい。また詳細は別途お願いさせていただく。
(知事)
選手は集まっているか。
(東郷文化スポーツ部長)
おかげさまで既に定員の7千人は集まっている。
(知事)
スタッフに迷惑をかけないように頑張って練習して走りたいと思う。
私からは3点申し上げる。
- (1)報道にもあるように、昨日リオグランデ・ド・スール州の知事がお見えになった。来年45周年なので交流を深化させることと、世界湖沼デーに向けた取組をすること、とても大きな水害に見舞われているので、治水・防災について知見と経験を共有しようという3点の確認書に署名をした。また、来年ぜひ来てくださいという招待状をいただいた。距離的・時間的には遠い地域であるが、滋賀県には多くのブラジル人がお住まいになっていらっしゃるといったこともあるので、どのような交流活性化ができるのか一緒に考えたい。
- (2)報道にはご遺族の希望で明らかにしていないが、昨日、シベリアに抑留されていた滋賀県から出征された方のご遺骨が帰還されたので、知事をしてご遺族のもとにお帰りいただいた。ご親族がお集まりになってご先祖様のご仏前に丁重にお戻しされた。来年、戦後80年を迎えるにあたり、戦争の記憶がどんどん遠のいていく中で、どのようにこういったことを行っていくのか皆さんと一緒に考えながら、華美壮大になることまではやる必要はないと思うが、やはりきちんと行うべきことは行うということが重要だと思うので、主に健康医療福祉部が中心になるのかもしれないが、ぜひこの辺り皆さんで一緒に考えて丁重に取り扱いたいと思う。
- (3)今日は国際男性デーだそう。とかく女性も男性もということで、女性活躍ということを言う昨今であるが、世の中の男性の生きづらさや働きがい、こういったことにも思いを寄せて、弱みを見せられない弱さを吐露できない、この男性諸氏に対して、少し肩の力を抜いていいんだよと、もう少しできないことや弱いところ、つらいところを言っていいんだよということについて、少し思いをいたしながら、それぞれの部局においても声かけや寄り添いなどもしていただければと思う。自戒や自制を込めて申し上げたいと思う。