体験者の語り 聞き取り日:平成26年8月9日
【この調査は立命館大学歴史都市防災研究室と協働で行いました】
昭和46年8月30日から31日未明にかけて、風雨が強くなった。
「丹生川の護岸が崩れ、床下浸水があった。井尻橋の護岸が崩れた。崩れた護岸を直そうと、川に切り石を持っていったが、流されてしまった。」
森茂樹氏父親が残された手記には、井尻では破岸箇所と総谷川との水により、夜通し警戒していたと記されている。
また、「30日深夜、森宅前の木橋が流失し、隠居近くまで濁流が押し寄せたので、母屋に避難した。また、山崩れ土砂崩れにより胴回り1mほどの杉が数本、H宅前の鉄骨の橋に引っ掛かったため、濁流が付近に溢れ、家屋が床下浸水した」との記述もみられる。
地元の方たちの体験から、昭和13年の水害・昭和28年台風13号・昭和34年伊勢湾台風・平成25年台風18号の水害をまとめてあります。
森茂樹氏の手記から