持続可能な社会や多様性の尊重をすることの重要性がいわれています。さまざまな状況や可能性をもつ私たちが、心身の機能や状態に対応し、日常の活動ができて社会的な生活をおくるためにはどうしていくべきか。どうしていくことで、誰一人取り残さない社会にしていけるか。リハビリテーション活動は、大きな目標としてこのような課題に向かっていくものと思っています。そのためには、リハビリテーション専門職といわれる人々の働きをはじめ、保健・医療・介護・福祉・教育・労働などさまざまな分野の人々や組織・機関の皆さん、そして社会全体で一緒に取り組んでいく必要があります。
リハビリテーションセンターは平成18年に開設され、地域リハビリテーション提供体制の構築、専門的リハビリテーション医療の提供、総合的リハビリテーションの実践、先駆的リハビリテーションの推進などを役割・特徴としてきました。様々な参画や協働を得て行う事業は多方面にわたるものであり、滋賀の実情と展望を観取し、地域共生社会の実現を目標とした理念のもとに進めていきます。