1970年代後半、琵琶湖の淡水赤潮の発生を機に、主婦層を中心に合成洗剤の使用をやめて粉石けんを使おうという運動、いわゆる「石けん運動」が県内全域で展開されました。
また、かつての石けん運動に止まらず、琵琶湖の水環境を守るための市民による地域の環境保全活動は、現在でも多種多様に展開されています。
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毎年、7月1日の「びわ湖の日」には、県内各地で市民や企業が行政と一体となって「びわ湖を美しくする運動」に取り組んでおり、7月1日を「びわ湖の日」と決定した1981年以降約30年間で延べ500万人以上が参加してきました。
魚類・鳥類の生息場所、湖岸の侵食防止、水質保全など多様な機能を有し、琵琶湖の環境保全に大きな役割を果たしているヨシ群落に関する条例「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」(1992年施行)に基づき、その積極的な保全を進めるため、ヨシ群落の造成、植栽および刈り取り・清掃などの維持管理を官民協働で実施しています。
※びわコミ会議の「びわ」は琵琶湖を指し、「コミ」には、コミュニティ(地域)、コミュニケーション(対話)、コミットメント(約束)の意味が込められています。
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