熊本県では自転車のヘルメット着用を促進するためにヘルメットの購入代金を2000円補助しているのですが、私たち滋賀県はヘルメットの使用率が依然として他県より少ない上に私の周りの高校生でヘルメットをつけている人は1割位にも満たないと思います。その現状を変えるべく、ぜひ高校生だけでもヘルメットの購入補助金を考えてみてはいかがでしょうか?
「子どもから知事への手紙」をお送りいただきありがとうございます。
滋賀県では、街頭啓発や交通安全教室を通して自転車を運転する際のヘルメットの着用を呼び掛けているところです。
ご意見をいただいたとおり、他県では、ヘルメットの購入代金を補助することによって着用率を上げていく取組が実施されており、一定の効果はあると考えています。また、県内でも一部の市において購入補助をされていると伺っています。
自転車乗車時のヘルメットの着用については、交通事故の危険性などを、より自分事として捉え、「自分の命は自分で守る」意識を高め、中学生と高校生のみなさんにおいては通学時以外も着用することが重要だと考えています。このため、生徒の皆さんの意欲や主体性を活かした取組や家庭における理解を促進し、在学中はもとより卒業後も、ヘルメットの着用が定着するよう取組を進めています。
具体的には、今年度は、県立高校3校をモデル校とし、生徒がヘルメット着用モニターとなって活動しています。活動を通して、ヘルメット着用推進に係る高校生の意見を集め、県内高校生やその家庭に広く啓発していく予定です。
また、警察と連携して“高校生自転車ヘルメット着用推進動画コンテスト”を実施し、優秀作品はテレビCMとして放映を予定するなど、関係機関と連携をした取組も進めています。
県立高校生のヘルメット着用状況は、令和5年6月現在で約1.6%となっており、令和2年の0.2%に比べ微増という状況であり、滋賀県における重要課題の一つとなっています。ご提案のように当事者としてヘルメット着用に課題意識をもち、意見を伝えてくれることが大切なことだと思いますので、これからもヘルメット着用推進についてよい意見やアイデアがあれば教えてください。是非一緒に考えていきましょう。
県としては頂いたご意見や他府県の状況を参考に、今後とも引き続きヘルメットの着用推進に努めていきます。