滋賀県を殺処分ゼロの県に(中学生)

滋賀県を殺処分ゼロの県に(中学生)

滋賀県を殺処分ゼロの県にしてほしい!!
なぜなら私は数年前まだ殺処分されてる犬や猫がいることを知りました。それに私はショックをうけ何か自分にできることがないかと考えました。
その現状を知り私たちは保護犬を迎え入れました。
最後にはなりますが犬や猫を殺処分する方も本当はしたくないだろうし同じ命なのでもっともっと大切にしていってほしいです。私は本当にこの思いを色んな人に知ってほしいし滋賀県を殺処分ゼロの県にしてほしいです。本当に本当によろしくお願いします。

お返事(へんじ)

 滋賀県を殺処分ゼロの県にしてほしいとご意見をもらいました。

 滋賀県では、犬猫の致死処分が減るように、犬猫の引き取り頭数の削減と返還・譲渡率の向上を目指し、様々な取り組みを計画的に進めています。例えば、犬猫の飼い方講習会や動物を飼っている人も飼っていない人も人と動物が共に幸せに暮らしていくことを考えてもらう動物愛護学習を開催しています。

 また、やむを得ず動物保護管理センターに保護された犬猫については、飼い主の元に帰れるようインターネットで保護情報を発信したり、動物保護管理センターで保護犬・保護猫を譲渡していることを広報しています。

 これら様々な取り組みにより、致死処分数は平成25年度には犬が252頭、猫が1,234頭でしたが、令和4年度には犬が70頭、猫が209頭と大きく減少しました。

 現在、滋賀県では、さらに致死処分数を減らしていかなくてはならないと今後の取り組みを検討しています。

 致死処分の主な理由は、犬では人への攻撃性が強く危険、重い病気や高齢、猫では哺乳期の子猫で動物保護管理センターでは育成できないといったものです。

 残念ながら、人への攻撃性が強く危険、重度の病気といった理由の致死処分はゼロにすることはとても難しいです。

 しかし、これらを除いた「減らすべき致死処分」を令和15年度までにゼロとすることを目標として、令和6年度から取り組みを進めていく計画でいます。

 その取り組みとしては、動物の適正な飼養や終生飼養の考え方を広めること、哺乳期の犬猫の世話をしていただくミルクボランティアを増やすこと、高齢の犬猫も新しい飼い主がみつかるように協力してくれる人たちと連携をしていきます。

 お手紙をくれた方のように、人と動物が共に幸せにくらすために自分自身何ができるのか考え、行動してくれる方が増えていくよう、取り組んでいきたいと思います。