お手紙とお返事の紹介(ぶんか2)

 琵琶湖文化館(びわこぶんかかん)への建てかえについてお手紙をもらいました。

 琵琶湖文化館(びわこぶんかかん)は、県民のみんなにとって大切な仏像(ぶつぞう)や絵画などの文化財(ぶんかざい)をたくさん保管している博物館です。でも、その建物はもう60年以上も前に建てられたもので、文化財(ぶんかざい)を守るためにどうしても建て替えをしなくてはいけなくなりました。

 「はじめ計算して返せるお金よりも高いお金で」というのは、平成25年に建てかえの計画を決めたあと、令和元年度に計画が変わったことかなと思います。

 計画が変わった理由は、このときに文化財(ぶんかざい)についての法りつが変わって、「日本全体でもっともっと文化財(ぶんかざい)を大切にして、文化財(ぶんかざい)を使って地域をもっと元気にしよう」ということになりました。そして、滋賀県民のみなさんからも同じような意見がたくさんありました。

 だけど、計画が変わったことで、建てかえにかかるお金がふえました。そのお金は、県民のみなさんからの税金(ぜいきん)を使うことになります。でも、その税金(ぜいきん)を使うときには、県民の代表の人たちが集まって話し合いをする県議会で、「使ってもだいじょうぶ」かどうかを決めています。もちろん琵琶湖文化館(びわこぶんかかん)も同じです。そして、令和2年度には、インターネットのホームページなどを使って県民のみなさんに直接意見を聞きました。

 建てかえにかかるお金はふえましたが、新しく生まれ変わる琵琶湖文化館(びわこぶんかかん)はそれだけの価値(かち)があるものにしたいと思っています。そして、文化財(ぶんかざい)を守るだけではなく、それらを県民のみなさんをはじめ、県外や外国の人たちも見に来たくなるような取り組みも考えています。

 これからも、県の仕事について学んだり、きょう味を持ってもらえたらうれしいです。