お手紙とお返事の紹介(がっこう9)

 学校で習っている算数の小数についてお手紙をもらいました。

 「ふしぎだな?」「どうしてだろう?」という気持ちをもって学習していることは、とてもすばらしいことですね。

 小数の学習で、答えが「9.0」などになったとき、「0」の部分をななめ線で消すのか、消さないのか、どちらが正しいのかについてですが、どちらもまちがいではありません。

 まちがいではありませんが、教科書には、たんにんの先生がおっしゃるように、小数のひっ算をして、答えが「9.0」や「4.0」など、整数と同じ大きさになった場合は、「0」の部分をななめ線で消して「9」や「4」と表すように書いてあります。

 「0」をそのままのこした場合、小数で計算するときには、「かならず9.0と答えなければならない」と思いこんでしまうかもしれません。また、小数点があることをわすれ、「答えは90」とまちがえてしまうかもしれません。そのため、教科書では「0」をななめ線で消すように書いてあります。

 数の表し方はいろいろあります。「9.0」と「9」は同じ大きさと気づいていること、数の表し方にきょう味をもってしつ問してくれたことは、算数の学習で大事なことです。これからも、算数にきょう味をもって学習してくださいね。