三日月知事こんにちは。
1月1日の能登の地震は怖かったですね。私はお正月でおじいちゃんの家にいたのでみんながいて心強かったのですが、知事は大丈夫でしたか?
能登の方ではまだ壊れた家が沢山あり、ビニールハウスで暮らしている方もいると聞きました。あまりニュースで見かけないのですが、その後どうなったかが心配です。
大阪で万博が開催される予定ですが、予定より多くお金がかかっていると聞きます。万博も大事ですが、それよりも能登で家を亡くした人が心配です。
万博で使うお金を能登の人たちの支援に回すことはできませんか。
能登の地震でこわい思いをしながらも、お気づかいありがとうございます。また、被災(ひさい)した人たちのことを思う気持ちをとどけてくれてありがとうございます。
滋賀県は大きな被害(ひがい)がなくてよかったのですが、石川県には大きな被害(ひがい)が出ています。だから、滋賀県も消防(しょうぼう)や警察(けいさつ)、ひなん所の応援(おうえん)などに職員(しょくいん)を派遣(はけん)して、支援(しえん)を続けています。石川県では、お家が住めなくなってしまった人たちのための仮設住宅(かせつじゅうたく)もつくり始めています。
とどけてくれた意見にある大阪・関西万博は、世界の約160か国・地域(ちいき)の人たちが大阪に集まって、地球全体で起こっている温暖化(おんだんか)などの世界的な課題(かだい)を、みんなでいっしょに知恵(ちえ)を出し合って考える場となります。
また、今回の万博のテーマは「いのち」なので、万博を通じて被災(ひさい)された方への支援(しえん)を呼(よ)びかけるなど、万博を復旧(ふっきゅう)・復興(ふっこう)に生かそうという動きもあります。
確かに、万博の準備(じゅんび)には多くのお金がかかりますが、万博に向けた準備(じゅんび)と地震から立ち直るための支援(しえん)は、どちらか一つしかできないわけではありません。滋賀県としても責任(せきにん)をもって両方に全力で取り組んでいきたいと考えています。
みなさんのように若い人たちにとって、万博を実際(じっさい)に体験(たいけん)することが、世界の様々な文化や技術にふれ、ご自分の興味(きょうみ)や得意(とくい)分野、将来(しょうらい)進みたい方向を考えて、社会の課題(かだい)にチャレンジする気持ちを育てるきっかけになることを願っています。