お手紙とお返事の紹介4

　大阪・関西万博に子どもを招待することについて、意見をもらいました。

　滋賀県では、2006年に「滋賀県子ども条例」を作り、滋賀の未来に向けて、子どもが大きく夢をはぐくみ、社会の希望として心身ともに健全に育てられる環境づくりに取り組んでいます。

　2025年に大阪の夢洲で開催される大阪・関西万博は、世界の160もの国や地域の人々が参加し、人類共通の課題解決に向けた英知が結集する場です。これが大阪という比較的近い場所で開催されることは、滋賀県にとっても非常に幸運なことだと考えています。

　そこで、滋賀の将来を担う子どもたちが万博を体験することによって、世界のさまざまな文化や技術などに触れ、興味や得意分野を自覚し、将来進みたい方向性や社会の課題にチャレンジする姿勢などをはぐくむきっかけとしたいと考えています。

　だからと言って、もちろん、みんなが行きたいとは限りません。また、県の税金を使うべきことは他にもたくさんあります。しかし、若い皆さんには、ぜひ、つまらないと簡単に決めてしまわないで、少しでも面白そうだと思うことがあれば、積極的に関わり、さまざまな経験をして、夢を育ててほしいと願っています。

　そのために、ぜひ、1人でも多くの子どもたちに万博に行っていただけるような仕組み作りも大事にしたいと考えています。