琵琶湖の富栄養化による水質悪化が大きな社会問題になっていた1970年代に、富栄養化の原因となる窒素やリンを含む合成洗剤ではなく、粉石けんを使おうという「石けん運動」が市民を中心に始まりました。1980年、全国に先駆けて窒素・リンの排出規制を定めた「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例(琵琶湖条例)」が施行され、翌年この条例が施行された7月1日が「びわ湖の日」に決まりました。
「びわ湖の日」40周年を迎える今年、滋賀県は琵琶湖を愛する多くの皆さんとともに、新たに「マザーレイクゴールズ(MLGs)」、いわば「琵琶湖版のSDGs」を策定しました。びわ湖のために身近にできることから始めましょう。私たちの小さな一歩が、日本、そして世界の未来へとつながっていきます。
「びわ湖の日」前後に、例年10万人以上の県民が参加して、琵琶湖岸を中心に河川や道路など県内全域で一斉清掃が行われています。
小・中学生を対象に、外来魚リリース禁止に協力してもらう「びわこルールキッズ」を開催。
そのほかにも、外来水生植物の調査と駆除が行われています。
県内のコンビニやスーパーが滋賀県産品を素材とする商品を企画し、期間限定で発売。
学校給食で湖魚メニューが食べられています。
「碧いびわ湖」は2009年、石けん運動などに取り組んできた、全国唯一の滋賀県環境生活協同組合から事業を継承して設立されました。牛乳パックや廃油を回収してリサイクルされた商品を届ける共同購入、山の木や雨水を活用した住まいづくり、子ども・若者が生き生きと育つ地域づくりをはじめ、幅広く活動しています。
石けん運動のベースには、人と人がつながり、みんなが自発的に行動することを助け合う「滋賀の自治文化」があります。これからの10年、あたたかい人のつながりを育んで「次の世代」の可能性をのばせる社会にしていきたいです。子ども・若者の未来を想い、まずは自分たち大人も楽しめることから始めてみませんか。
日時
令和3年7月11日(日)13:00~16:00
場所
琵琶湖博物館 大ホール(滋賀県草津市下物町1091)
内容
・ココリコ 田中直樹さん、気象予報士 片平敦さんによる基調講演
・知事と「マザーレイクゴールズ(MLGs)」策定に携わった一般社団法 人インパクトラボ代表理事の上田隼也さんによる対談を行います。
申込方法
こちらから、お申し込みください。
(びわ湖放送 HP)
お問合せ
びわ湖放送「びわ湖の日」40周年シンポジウム事務局
TEL
077-524-0153
応募いただいた方には「びわ湖の日」40周年景品プレゼント!
琵琶湖をはじめ、未来につなぎたい山や川、人々の暮らしなど、メッセージとともに心動かす作品を募集します。
入選作品は県内で巡回展を開催やプレゼントも実施!
「びわ湖の日40周年」をテーマとした三日月知事と西川貴教さんのクロストークを生配信します!
日時
7月1日(木)
(びわ湖の日)
10:45~11:15
視聴方法
滋賀県広報課
YouTubeチャンネル
「shigakoho」
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