県では、児童虐待をはじめ、子育て、いじめ、不登校、友達関係、家族間の問題などの悩みを持っている子どもや保護者が相談できる電話相談窓口「こころんだいやる」を開設しています。令和5年度の相談状況の概要を滋賀県のホームページに公表しましたので、御案内します。
(https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kosodatekyouiku/kosodate/337918.html)
なお、令和5年度の相談状況の要旨は下記のとおりです。
◆子ども・子育て応援センター(愛称こころんだいやる)の案内
電話番号:077-524-2030 および 0120-0-78310 (なやみいおう)
開設時間:毎日午前9時から午後9時まで(12/29~1/3を除く)
○相談件数は、2,703件(R4度 3,714件)と、前年度に比べ、1,011件減となりました。(表1)
○相談の内訳は次のとおりです。
(1)相談者別(表2、表3)
相談者別に見ると、「母親」からの相談が1,912件(70.7%)と最も多く、次いで、「本人」からの相談が489件(18.1%)で、「本人」と「母親」を合計すると、2,401件と全体の88.8%(R4年度93.1%)を占めています。
さらに、「本人」の内訳を見ると、専門・大学生や在宅、就労青年を含む「その他」が211件(43.1%)と最も多く、次いで「高校生」91件(18.7%)、「中学生」85件(17.4%)となっています。
(2)相談内容別(図2)
相談内容で最も多いのは「親自身の問題」に関する相談で、1,302件あり、全体の48.2%(R4年度47.4%)を占めています。次いで、「性格・行動」に関する相談で674件、全体の24.9%(R4年度23.9%)となっています。「性格・行動」に関する相談の中では、対人・友人関係や家族関係に関する相談が多くなっています。
(3)「児童虐待」と「いじめ」に関する相談(表4、5)
「児童虐待」に関する相談は39件、「いじめ」に関する相談は42件となっています。児童虐待は「小学生高学年」が18件(46.1%)と最も多くなっています。また、いじめも「小学生高学年」が17件(40.5%)と最も多くなっています。
(4)専門的な機関への紹介件数(表6)
相談者に専門的な機関を紹介したケースは延べ191機関(151件)で、相談件数全体の約7.1%を占めています。主な紹介先は、市町の家庭児童相談室、県男女共同参画センター、県精神保健福祉センターなどです。また、センターが直接連絡した専門機関は延べ42機関(41件)ありました。