昨日、大津市の家きん農場において、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が発生し、県家畜保健衛生所でPCR 検査を行ったところ、疑似患畜と決定されました。
所在地 :大津市
飼養状況:エミュー 6羽、(疫学関連農場 採卵鶏 約40羽)
(1) 1月25日 9時30分、当該農場から家畜保健衛生所に対し、エミュー1羽が死亡した旨の通報。
(2) 1月25日、家畜保健衛生所が緊急立ち入りし、死亡家きんについて簡易検査を実施したところ、陽性を確認。
(3) 家畜保健衛生所で遺伝子検査(PCR 検査)を実施し、農林水産省が高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜と決定。
疑似患畜の確定を受け、以下の対応方針に基づき、初動防疫を開始します。
(1)「高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」(令和2年7月1日農林水産大臣公表)に基づき、当該農場の飼養家きんのと殺および焼却、移動制限区域の設定等の必要な防疫措置を迅速かつ的確に実施。
(2)感染拡大防止のため、発生農場周辺の消毒を強化し、主要道に消毒ポイントを設置し畜産関係車両の消毒を開始。
・我が国において、家きんの肉や卵を食べることにより、人が鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないと考えられています。(内閣府食品安全委員会「鶏肉・鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方」)
・現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、飼養者の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。
・特に、ヘリコプターやドローンを使用しての取材は防疫作業の妨げとなるため、厳に慎むようお願いいたします。
・今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、飼養者等の関係者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いします。
高病原性鳥インフルエンザの防疫対策に関する経過については、次のページをご覧ください。