滋賀県では、子ども・若者がより健康になるための取組(プレコンセプションケア)を推進することを目的にプレコンセプションケア講師派遣事業を令和6年9月1日よりプレコンセプションケア講師派遣事業を開始することとなりました。
出生数の減少、望まぬ妊娠や10代の人工妊娠中絶、赤ちゃんの約10人に1人が低出生体重児、不妊治療の増加等の深刻な課題がある中、性別に関わらず、全ての子ども・若者がより健康になるための取り組み(プレコンセプションケア)を推進することが重要です。
そこで滋賀県では、県内の専門職の方々に講師として登録してもらい、学校等の希望により講師を無料で派遣するプレコンセプションケア講師派遣事業を実施することとなりました。
対象は、県内にある、保育所、幼稚園、認定こども園、小学校、中学校、高校、大学、専門学校等の教育機関、企業、地域で子ども・若者を対象に活動している団体、保護者、教職員等です。
現在、個人として39名、14団体あわせて100名以上の講師が登録していただいています(令和6年9月1日現在)。
本事業は、滋賀県が一般社団法人滋賀県助産師会に委託して実施しています。
詳細は下記の滋賀県ホームページまたは滋賀県助産会ホームページをご覧ください。
滋賀県ホームページ
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kenkouiryouhukushi/kenkou/338340.html
滋賀県助産師会ホームページ(外部サイト):https://shiga-mw.org/
妊娠を望むか望まないかに関わらず、妊娠できる健康な身体づくりをするための健康管理のことを言います。このケアは妊娠のためだけでなく、若い人々が将来のライフデザインを考えて日々の生活や健康と向き合うことが大切とされています。
近年、プレコンセプションケアは注目されているヘルスケアの一分野となっています。
早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながります。さらに、未来の子どもの健康の可能性も広げることができます。人生100年時代を豊かに生きるために、個人の健康管理や生活の質の向上に寄与し、将来の自分が望むライフデザインをより確実なものにするための重要なアプローチです。
引用:国立成育医療研究センターWebサイト