<荻野総合企画部次長>
・資料に基づき説明
(前川東京本部長)
今の説明の中にもあったが、要望先については各省庁アポ取りをしている。要望内容に応じた要望先になるよう調整しているので、また全体がまとまり次第、企画調整課を通じて共有をさせていただきたい。
(知事)
この間の国会議員の皆さんとの懇談、説明等で何か大きく変わったところはあるか。
(企画調整課)
国会議員の方への事前説明の結果、変わったところとしては、項目17番の病院関係のところで、少し書きぶりを変えている。これは国会議員にお伺いしたときに、特にイラン情勢について危機を煽るようなことを言うよりも、政府としては補正予算を含めて対応しているので、それをまず速やかに実行する、そういった観点を盛り込んで欲しいというような指摘があったため、少し表現を変えた。
(知事)
報道のとおりハンタウイルスに関する動向については既に健康医療福祉部や病院事業庁などで、できる対応の準備や情報収集されているのかもしれない。新型コロナウイルスのときも、最初はクルーズ船だった。国内外の状況の違いはあるものの、最初は大したことないと言いながら、大変なことになったという記憶もまだ新しいところ。それぞれ想像力を働かせながら、情報収集なり、またそれぞれの部局においては、特に健康医療福祉部中心に、既にいろんな準備、想像力を働かせた対応検討等、注意しておくようお願いする。
<湯﨑先生>
・資料に基づき講演
(宮田知事公室長)
十数年前に広島県庁に伺った時に、経済部局がフリーアドレスを導入されていた。当時、民間では導入されていたが、自治体で導入されているところは、おそらくまだ少なかった頃であり、「このようなことをされているんですね。」と言ったら、「特に産業政策というのは、組織で仕事をするというよりも、組織の枠を超えプロジェクト単位でどうしていくのかという視点で仕事をするので、これが普通なんです。」とおっしゃっていたのがものすごく鮮明に印象に残っている。
今日はあまりお話になかったが、民間企業との関わりという面で、当時のお話を聞いていると、広島県は産業政策だけではなく、他の行政分野でも民間企業の力を活かして、先ほどは平和のところでも民間との協力というお話もあったが、民間とうまく協力して行政課題を解決されていると強く感じたが、そういったところのお考えをご紹介いただきたい。
(湯﨑先生)
まさにその民間の力を使うというところを非常に重視している。冒頭に申し上げた民間は、やはり究極の内部規律、つまり倒産したくないというところからいいサービスを作るとか、低コストで提供するということが、自動的に働くようになっている。その力をいかに使うかということは、すごく重要だと思っている。
一番典型例で言うと、我々は水道を広域化し、「株式会社水みらい広島」という会社を、県が株式を3割ぐらい持って、民間とジョイントで作って、そこにコンセッションに近い形で事業を委ねている。コンセッションまではやっていないが、かなりの部分をジョイントベンチャーにやってもらっている。今、下水道もそこにやってもらうということで準備をしているが、三菱商事系の「水ing株式会社」の人たちに入ってきてもらって、民間のノウハウ、いろんな管理のノウハウを活かしてもらい、加えて、今そこでDXの能力を積み上げることをやっている。そこはやはり民間の規律が働くので、その力を使う。そういうことをいろんな局面、場面でやっている。
(酒見監査委員事務局長)
新しい行政改革の方向性のところで、民間企業のように廃業のおそれがない公務員には、それに代わるものが必要ということで、高いレベルでの倫理観とか、金じゃない崇高なものが必要なんだろうなと理解をしたが、一方で、広島県は、課長級の最大年収差が百万円で全国最大級にしたと(金の話が)あり、その部分が自分の中で今繋がっていないが、どのように理解をしたらよろしいか。
(湯﨑先生)
やはり、給与というのは一つのシグナルである。評価もそうだが、評価だけされて給与に反映されないというのは違うと思うので、給与とセットになっている。これはシグナルで頑張っている人に、「あなたは頑張っていますね。」ということを、分かってもらうためのもの。自ら高い倫理観というか、要するにいいサービスを作っていく、良い成果を産んでいくことが非常に重要なので、それをやっている人はちゃんと評価されている。MBO(目標管理制度)を導入し、それに連動して給与も変わる、これはシグナルの役割を果たしている。
(知事)
湯﨑さんは私の尊敬する、もう今は知事ではないが、元同志の知事です。今回は今担っていらっしゃるお仕事の関係で、私に紹介したいことがあるとのことで、来県されるご予定があり、本経営会議でぜひお話をお願いしたところ、ご快諾いただいた。昨夜は2人でじっくり懇談する機会をもち、近江牛と近江の地酒でやりました。これから県でも行政経営方針を作り直そうとしている。あと、観光分野においても大きなキャンペーンを予定している。また、平和に関する取組についても「令和の語り部」として昨年は広島で被爆者の実体験を直接伺った。さらに今週は東副知事が沖縄に訪問をされ、核廃絶と平和の実現に向けて、滋賀として行政としてどう取り組んでいくのか、課題があり、可能性があると考えている。今日はそういう意味で大変重要なご示唆をいただければと思っている。
湯﨑さんにたくさんあって、私にほとんどないのは、この経営感覚のマネジメント能力だということを自覚しており、そういう面からも、インパクトマーケティングやリソースマネジメントなど、非常に重要なアドバイスをいただけたなというふうに思っている。
全て広島のとおり、また湯﨑さんがおっしゃったとおり、滋賀県に当てはまるとは思わないまでも、各部局ごとに、いろいろこれやってみようかなとかこれ大事だなと思われたことあると思うので、ぜひこれからの県の施策に、仕事に生かしていきたい。
大変お忙しい中、こういったお時間、機会をいただき、貴重なお話をいただいた湯﨑さんに改めて感謝御礼の拍手を送りたい。本当にありがとうございました。