8月も月末となりました。少し気の早い秋雨のため、ぐずついた天気。
午前中は、関西広域連合協議会の滋賀県選出委員の皆さんと意見交換。関西広域連合の取組について住民の立場からのアドバイスや、環境政策に力を入れている滋賀県ならばこんな意見が言えるのではないかといったご提案をいただきました。
お昼前には、滋賀レイクスターズの坂井代表がお見えになり、新たに発足するバスケットリーグ(JPBL)への一部リーグ入りが決定したとの報告をいただきました。滋賀に元気を与えてくれる大変嬉しいお知らせです。新リーグは早くも10月に開幕します。レイクスを県民みんなで応援し、優勝目指して盛り上げていきたいと思います。
午後は、9年後の2024年に滋賀で開催される予定の国体に向けた準備委員会に出席。9年も先のことと思われるかもしれませんが、施設の整備や選手育成の体制づくりなど、取組むべきことがすでに多くあります。全国障害者スポーツ大会とも一体的に、県民の皆さんと力を合わせて、ぜひ成功させましょう。
今日は昼から新名神で三重県四日市市へ。道中、亀山ジャンクションの手前で大掛かりな橋梁工事とトンネル工事が見えますが、ここから四日市ジャンクションへ、平成30年度の開通を目指した工事が進んでいます。滋賀県側でも、大津~高槻~神戸へつながる新名神の延伸が進められており、この建設促進をさらに図るべく、四日市都ホテルで滋賀・三重が一緒になって「建設促進県民協議会」を開きました。
大津市大石龍門町には新名神大津スマートインター(仮称)の設置も予定されており、大津市南部へのアクセスが大きく改善され、観光や物流面をはじめとした新たな動きにつながることを期待しています。
夕方には、愛荘町の藤居本家さんで開催されている松本忠さんの鉄道絵画展に立ち寄りました。滋賀県内を走る鉄道も風景とともに美しく描かれていました。
23日からはじめた安曇川町中野での「湖西居住」は、今日で最終日です。この1週間、テレビのない静かな夜を過ごし、自転車通勤途中では、サルの大群と蛇の道路横断に遭遇したこともありました。豊かな自然に囲まれた暮らし、きれいな水でつくられた野菜をはじめとしたおいしい「地のもの」、住民同士のつながりだけでなく、もともと住んでおられた方と移住者の方とのネットワークなど、高島の魅力を肌で感じながら過ごした1週間は大変貴重な経験になりました。温かく迎えていただきました中野区集落の皆様に心から感謝します。
大津に戻り、昼から「医療福祉・在宅看取りの地域創造会議総会・研修会」に出席。昨年10月に、ワーキンググループ会議にも参加させていただきましたが、こうした医療福祉関係者や県民の皆様が自主的に参画し、活動の展開につなげられる取組は全国的にも珍しく、誇りに思います。
高島からの通勤も最終日となりました。今日も自転車と電車で出勤。
午前中は県庁内部の協議などを行い、午後は高島市へ移動。
高島市医師会の勉強会で、「人口減少社会における滋賀らしい豊かさ」について、私の思いや県として取り組む方向性などをご説明し、意見交換を行いました。
午前中、京都新聞の連載企画「ファミリーレストラン住みます芸人のつぶやき」の特別編として、「滋賀のええとこ、おしいとこ」をテーマに意見交換。
よしもとクリエイティブエージェンシー所属の芸人コンビ「ファミリーレストラン」は、原田さんと下林さんのお二人で、平成23年5月から滋賀県に住んで地域振興に取り組んでくださっています。
滋賀を知ってもらうため、滋賀に来てもらうための面白いアイデアを次々に披露していただき、楽しい対談となりました。
午後は、今回で15回目となる近江金石会に出席。
県内で操業されている製造業のトップの皆様と県・市町行政との絆を深める機会として、今回は、「女性の活躍推進」「操業環境」をテーマに意見交換を行いました。
午前中、終戦70周年平和祈念滋賀県戦没者追悼式に出席。
今年は70年の節目の年。式辞では、帰らざる人々の尊い願いを無にすることなく、二度と戦火を繰り返さないという決意とともに、未来に向けた不断の努力を続けてまいることを固くお誓い申し上げました。
滋賀県遺族会会長の岸田孝一さんの追悼の言葉、青少年代表の東近江市朝桜中学2年生林将央くんの平和について学び続ける決意など、強く胸に迫るものがありました。
午後は、高島市に移動し、「こんにちは!三日月です」で、安曇川町広瀬小学校区の皆さんとの対話に出席。
平成28年4月をもって広瀬小学校は安曇小学校に統合されることとなっており、まさに人口減少の課題に向き合っておられる地域。廃校後の活用方法について、PTAの会員、跡地検討委員会のメンバーの皆さんと意見交換を行いました。
午前中、内部の会議、定例記者会見などを行い、午後は愛荘町にある株式会社コクヨ工業滋賀様の工場を視察させていただく。
私も長年愛用しているキャンパスノート。全国で販売されるキャンパスノートのほぼ100%をこの工場で生産され、ヨシを使用したエコ商品など、滋賀らしい商品の開発にも力を入れておられます。
歴代のキャンパスノートや新商品の展示、多品種少量生産に対応した生産ライン、インク廃液の環境対策などを実際に拝見し、モノづくりの現場を体感しました。
その後、高島市に移動する途中、近江手造り和ろうそくの「大與」さんを突然訪問しましたが、三代目大西明弘さんにお話をうかがうことができました。
滋賀県の指定伝統工芸品に指定されている和ろうそく。洋ろうそくとの違い、天然素材の櫨(はぜ)からつくるため、時間とコストがかかる和ろうそく造りを理解してもらう難しさ、講演や実演で和ろうそくの魅力を伝える活動をされていることなど、工房も見せていただきながらお教えいただきました。
夜は、高島市朽木市場で、風と土の交藝プロジェクトチームのメンバーのみなさんと(夜ですが)「こんにちは!三日月です」の対話に出席。
昨年の「風と土の交藝琵琶湖高島2014」に参加させていただいた際には、高島に移り住んでモノづくりに生きる方々と、高島で生まれ育った方々とが、作品や生き方、地域の魅力の発信のみならず、一緒に地域の未来を考えていこうという関係づくりをされている姿に深く感銘。
さらなる進化をめざして今年はいったんお休みされ、実施のアイデアを検討中だとのことですが、高島で生きていくためのヒントが見つかる、交流・移住・定住に結びつく取組として、県も一緒に考え、応援してまいりたいと思います。
高島居住2日目。今日は朝5時過ぎから地元の農園で農作業体験。
人と環境にやさしい農業をめざし、脱サラして大阪から高島に移住された「楽農舎なごみの里観光農園」代表の坂下道良さんの手ほどきで、平飼いの鶏舎での卵拾い体験、トマトやナスの摘み取りをさせていただきました。採れたての無農薬野菜や平飼いの卵での朝食は、野菜本来の味があり非常においしかったです。
その後、6時半前に中野区を出発。自転車で安曇川駅まで走りました。琵琶湖の湖面に映える朝日など大変美しい景色を楽しみながら、心地よい汗をかきました。
安曇川から自転車、電車を乗り継ぎ、大津駅から徒歩で県庁へ。
午前中は、環境の基本施策に関する実態調査のため、琵琶湖を視察される衆議院環境委員会の皆さんを琵琶湖環境科学研究センターでお迎えしました。
本県は、琵琶湖を健全で豊かな湖に再生するための法律の制定を長年にわたり求めてきたところであり、琵琶湖の現状と課題をご理解いただくことが、現在審議中の「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」成立に向けた後押しになることを強く願います。
午後は、琵琶湖流域下水道協議会の定例会議に出席。
新築、増改築および修繕計画の議案など、県内各地域の施設の運営方針、計画等について審議。
その後、滋賀経済同友会の地方創生戦略研究会の方々から、「滋賀創生戦略提言-挑戦する人と企業が織りなす持続可能で豊かな滋賀の実現-」というご提言をいただく。様々な立場の方々との連携を深め、方向性を共有しながら取り組みを進めてまいりたいと思います。
公務終了後、電車と自転車で安曇川まで帰宅しました。
今日から田舎暮らし体験の第2弾として、29日(土曜日)までの1週間、高島市安曇川町中野地区に住み、農業体験、地域活動への参加、自転車と湖西線を利用した通勤などを通じて、湖西地域の魅力や特性を体感してまいります。
居住初日の今日は、朝から今年度末で廃校となる広瀬小学校で入村式を行い、その後地域の方や在校生の皆さんと一緒に広瀬小学校の環境整備を行いました。草取りをしながら、5年生の児童さんが「僕はこの小学校で卒業式を迎えたかった」と寂しく語りかけてきたことが大変印象に残っています。4月から友達が増えるものの、通いなれた学校で卒業式をしたいという想いには共感しました。
お昼は、中野地区の方と秋葉の湧水を使った流しそうめん、中野の夏野菜のてんぷら、中野のじゃが芋のフライドポテトなど、地域のものを活用したイベントに参加し、地域の方との交流を深めました。
午後から、ご自身も被災された高島市消防団の宮野団長の案内で、2年前の台風18号豪雨災害で大変な被害を出した鴨川の決壊現場と、現在の復旧状況を視察しました。昨年は稲の作付けができなかったのですが、今年は豊かに稔った稲穂の風景を目の当たりにして、胸が熱くなりました。その後、高島市消防団の皆さんと「これからの消防団活動と、人口減少社会における滋賀らしい豊かさについて」を対話テーマとして「こんにちは!三日月です。」を行いました。人口減少に直面するまさにその現場で、どこの地域でも団員の確保問題に頭を悩まされている実態を目の当たりにして、県として何ができるのか考えさせられました。
午前中、「第5回マザーレイクフォーラムびわコミ会議」に出席。
琵琶湖やその周辺の様々なフィールドで環境保全活動に取り組んでいる市民団体、企業、研究者、行政の関係者の皆さんが集まり、琵琶湖の現状や皆さんの取組の成果などを共有する機会です。
今年のテーマは「びわ湖は、みんなの生き方を映す水鏡」。この言葉は、改めて日々の生活のあり方を私たち自身に問いかけるものだと思います。
個人として取り組むことを「わたしのコミットメント(約束)」として発表するのですが、私は昨年に続いて「365日びわ湖のことを考える」とし、「あわせて山のことも考えていきたい」とお約束いたしました。
お昼は、「牛肉サミット2015」の会場に赴き、出店者の皆さんを激励。
通り雨の後の蒸し暑さの中、多くの来場者で賑わっていました。
午後は長浜に移動し、一般社団法人長浜青年会議所創立60周年記念、湖北都市圏創造構想推進事業の一環で開催された「新湖北創造フォーラム」のパネルディスカッションに出席。
「湖北全体から見る米原駅」をテーマに、基調講演をされた前宮崎県知事の東国原英夫さん、藤井長浜市長、平尾米原市長、長浜青年会議所の今村理事長とともに、米原駅のあり方、湖北地域のグランドデザインについて意見交換を行いました。
朝から湖東合同庁舎へ出張し、「湖東子ども参観日」でお父さんお母さんと一緒に登庁してくれた子どもたちに県庁の仕事を紹介したり、質問を受けたりしました。
続けて、滋賀県立大学にて夏季の集中講義で開かれた「地域コミュニケーション論」にて特別講師を務める。国会議員・知事を目指すこととなったきっかけや、自分の考えるリーダー論、滋賀の魅力や課題などをお話しました。その後、「今後の滋賀をどうしたいか」「そのために自分には何ができるのか」をテーマに学生の皆さんと議論し、有意義な時間を過ごすことができました。
昼過ぎには「未来を拓く子どもたち『知事と話そう!小学生サミット』」と題して県内19市町を代表して参加してくれた小学6年生47名のみんなと意見交換。10のグループに分かれて、「自然豊かな滋賀は人々のなごみの場所」「歴史たっぷり滋賀の祭り」など滋賀の魅力をワンフレーズで表現してくれました。こうした次の世代を担う子どもたちの感性を大切にしたいと思います。
夕方には大阪市内で開かれた「大阪滋賀県人会江州音頭納涼ファミリー大会」に出席し、日頃の活動への感謝と、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
午前中、大津市内で開催された「第43回近畿公立小・中学校女性校長会研究協議会」に出席。近畿各地からお越しいただいた多くの女性校長先生に歓迎のご挨拶と、現在、滋賀県で進めている「学ぶ力」を高める教育やインクルーシブ教育の取組などを紹介させていただきました。
昼からは9月補正予算案の事前説明など、夕方まで協議を行いました。
今日の午後は、内部の協議の合間に、前日に行った県内の中学校生徒会長との意見交換会「知事と語ろう! 10年後の滋賀とわたしたち」のグループ討議で、それぞれがまとめてくれた提案をじっくりと読ませていただいた。
中学生の皆さんが学校生活や地域の中で感じている課題について、地域性豊かな内容で、解決に向けたアイデアを話し合った様子が目に浮かびます。
10年後、20代の若者として、どのように滋賀の自治を担ってくれているだろうかと考えると、とても楽しみです。
午前中は会議や定例記者会見を行い、お昼前に大津市日吉台で行われた日吉子どもサミット会議を視察。雄琴小、日吉台小、坂本小、下阪本小の4小学校と、比叡山中、日吉中の2中学校の児童会、生徒会の子どもたちが集まって、自分たちの学区をより良くするための会議です。既に26年目を迎えるとのことで、支えていただいている地域の皆さんにも敬意を表します。
午後には公館で、全日空のキャンペーン「Tastes of JAPAN by ANA」の記者発表会に出席。来月9月から11月にかけ、国際線で滋賀の食材を用いた機内食の提供や羽田空港のラウンジで滋賀の地酒を紹介いただくなど、滋賀を大きく取り上げていただくこととなりました。国内外の方々に滋賀の素晴らしさを知っていただける機会として、大変ありがたく思います。
その後、県庁新館会議室で県内各中学校の生徒会の皆さんと意見交換をさせていただきました。自分たちの学校を良くしたいと思う気持ちを大切に、どうすれば思いが実るか、相手に伝わるか、私自身の経験もお話しました。
夕方には坂本学区の夏祭りに参加。子どもたちもたくさん遊びに来ていました。江州音頭とともに夏の夕べを楽しみました。
お盆が明けて、朝夕の涼しさが感じられるようになってきました。
午前中は坂本に向かい、天台座主 半田孝淳猊下のもとへ、6月のミシガン訪問に際して揮毫いただいたことへのお礼と報告に伺いました。折しも翌日の18日は伝教大師ご生誕の日。大切な日の直前にご面会させていただいたことにも感謝を申し上げました。
午後は、知事室で守山市長や全国型選手権大会で優勝した極真会館の空手選手団などお客様をお迎えしたり、協議を行いました。
朝早く大津を出て東京へ向かい、日本武道館で行われる全国戦没者追悼式に出席。
式典が始まる前、滋賀県から参列された78名の皆様に、県議会の西村議長とともにご挨拶にうかがう。
先の大戦の記憶を風化させることなく次の世代へ継承していくため、今年は政府の呼びかけで、全ての都道府県から18歳未満の若い世代が式典に参列しているということで、草津市の高校2年生、西村ののかさんに参加への思いなどをうかがいました。
「戦争を知らない次世代に、戦没者が残した教訓を伝え、世界の安定平和に向けて努力することを誓う」という遺族代表の方の追悼の辞を心に刻み、戦争で亡くなった多くの方々の思いに心を寄せ、不戦、平和の誓いを新たにいたしました。
今日は、今年で7回目を迎えるイナズマロックフェスの関連イベントとして開催されたイナズマフードグランプリin草津のオープニングイベントに参加し、挨拶を行いました。滋賀観光大使の西川貴教さんの「イナズマを通じていろんなところで滋賀をもっと元気にしたい」との想いから、今年初めて開催されたイベントで、会場には近江牛など県産食材を使った模擬店や、エコ遊園地、自由研究応援ワークショップなども用意され、お盆休みのひとときを大勢の家族連れで賑わっていました。
このような滋賀県ならではのいろんなアイデアが詰まったイベントが、これからも県内各地で開催され、滋賀を元気にしていければと思います。
湖南省五日目。帰国の途に着くため宿泊先を出発。早朝にも関わらず湖南省人民政府ならびに省人民対外友好協会の皆さんが空港まで見送ってくださいました。最後まで心あたたまる対応してくださった皆さんに心から感謝です。
私自身、2002年以来、13年ぶりに訪れた湖南省でしたが、改めて滋賀県と湖南省とのつながりの強さ、そして、その懸け橋となっている人とひととの絆を感じた5日間でした。今後もこの繋がりを大切にしながら、環境、観光、経済、青少年など多分野で草の根の交流を深め、友好関係を推し進めてまいります。
湖南省四日目。岳陽市は晴天。朝、宿泊先の目の前に広がる岳陽南湖を散歩しました。午前中に市内の岳陽楼を視察。多くの詩人がこの場で詩を読んでおられます。目の前に広がる雄大な洞庭湖の景色にしばし心を奪われました。
その後、高速鉄道を利用して長沙市まで戻り、午後からは長沙市内の湖南省旅遊局を訪ね、張値恒局長と面談。今後の滋賀県への誘客促進のための観光トップセールスを行いました。また、張局長とは年齢も近く、局長が2001年に滋賀へ、私が2002年に湖南省へ、当時の青少年交流事業「青年の翼」に参加しているという共通点もあり意気投合。今後の青少年交流についても議論しました。
夕方には湖南省内の旅行社最大手である華天国際旅行社へ滋賀への観光トップセールス。最近では観光スポットを巡るプランでなく、日本の文化や伝統を体感できる体験型ツアーに力を入れているとのこと。滋賀には十分にそうした資源があることをお伝えし、今後の協力をお約束しました。
湖南省三日目。朝から湖南農業大学を訪問。学生数2万5千人を超える総合大学で、滋賀県立大学と姉妹提携を結んでいます。最初に大学関係者とこれからの農業や経済発展、環境保全などをテーマに意見交換。
続けて、これまで滋賀県に技術研修生として参加された皆さんとの面談。同窓会を立ち上げていただいており、滋賀県との関係だけでなく、研修生のたてのつながりも大事にしてくださっています。これまでの両県省の交流の懸け橋となってくださっている皆さんの歓迎に感動しました。今後もこうした人とひととの関係を大切にしたいと思います。
その後、同大学で開かれた、県民交流団で参加された武村正義元滋賀県知事による「日中互恵友好の新しい時代」と題した講演を拝聴。当時知事であった1982年に友好提携を締結し、県省交流の礎を築かれました。
午後からは長沙市から岳陽市に移動し、滋賀県の専門家らが技術・人材交流で洞庭湖の環境保全にむけ協力をしている洞庭湖プロジェクトの関連場所を視察。県も技術協力したヤンマーの「施肥田植機」で田植えを目指すモデル地区を視察。農家の環境配慮の意識はまだまだ低いとのこと。琵琶湖での経験、環境こだわり農業の経験など湖南省でも活かし、環境保全と農業の近代化を進めていただきたいと思います。
夕方には劉和生岳陽市長との面談に臨む。岳陽市は中国有数の住みよいまちであるとのこと。琵琶湖のある滋賀と同じく、雄大な湖が人びとの心を落ち着かせてくれるのかもしれません。観光とまちづくりのことなど、意見を交わしました。
湖南省二日目。朝から李友志副省長との面談。今回の訪問について、(1)滋賀県と湖南省との32年となる友好交流の継続と発展、そのためにも次の世代を担う高校生15人と一緒に訪れたこと、(2)経済成長と環境保全とを両立させるためには行政だけでなく市民や企業の協力が欠かせないものであり、草の根の交流を更に深められるよう県民交流団と経済交流団と一緒に訪ねたことをお話しました。
引き続いて、「洞庭湖-琵琶湖水環境フォーラム」に出席。冒頭のご挨拶と、滋賀県と湖南省による専門家による講演と高校生の発表を聴かせてもらいました。フォーラムを通じて、世代を超えた対話と交流を深めるとともに、水のこと、下流のこと、未来のこと、全ての生き物のことを考えた環境政策の重要性を共有することができました。
午後からは県省友好交流のひとつの象徴でもある1998年に開店した平和堂五一広場店を今回の経済交流団としてご参加くださっている夏原平和社長のご案内で訪問。ひこにゃんも駆けつけ、滋賀の観光PRを行いました。
夕方には杜家毫省長と会談。1983年から32年にわたり友好交流を続けてきたことは誇るべきことであり、今後の継続と更なる発展に向けて、県民、企業など草の根の交流と、次の世代を担う青少年の交流を深めていくこと、洞庭湖の環境保全への更なる協力を確認。会場を移し、経済や観光、環境保全、青少年交流などに関する覚書を杜省長との間で交わしました。
滋賀県と湖南省との友好関係は世界のモデルケースとなるものと認識。滋賀から世界へ。今回の覚書をベースに更なる友好関係を構築してまいります。
今日から13日までの5日間、友好提携を結んで32年目を迎える中国湖南省との更なる友好交流の発展を目的として訪中します。西村議長と私による滋賀県代表団、県民の皆さんによる友好交流団、県経済6団体の皆さんをはじめとする経済交流団、そして青少年の交流を目的とした高校生交流団という4つの団を構成し、総勢100名で湖南省を訪問いたします。
心配していた台風の影響もなく、夕方には長沙に無事に到着。湖南省人民政府ならびに省人民対外友好協会の皆さんにあたたかく出迎えていただきました。
びわ湖ホールにて歌劇「竹取物語」の鑑賞。作曲・指揮はびわ湖ホール芸術監督 沼尻竜典さん、演出は栗山昌良さんです。日本最古の文学作品である「竹取物語」をすばらしい音楽と劇で表現されており、親しみやすくも美しい舞台でした。
朝から電車で湖南市に向かい、滋賀県草津線複線化促進期成同盟会の理事会および総会に出席。
草津線複線化の実現に向けて、関係者の皆様と連携を図りながら進めること、また沿線や駅舎の利便性の向上、観光面での活性化など、草津線の利用を一層促進するための今年度の事業等について話し合いました。
夕方から、琵琶湖の夏の風物詩、第32回2015びわ湖大花火大会に総裁として参加。
今年は天候に恵まれ、湖上で打ち上げられる1万発の花火を多くの方々にお楽しみいただけたことと思います。熱中症で救護された方がいらっしゃいましたが、大きな事故なく終えることができ、皆様の御協力に感謝いたします。
午前中、北方領土問題を学ぶ根室市の中学生5名が来訪。
滋賀県と根室市とは、択捉島や蝦夷地の江戸時代の探検家として有名な近藤重蔵翁の終焉の地が高島市であることから、毎年交流事業を実施しています。
弁論大会の入賞者の方に北方領土返還に向けた思いを語ってもらい、改めて、前の世代の方々が生きてこられた時代を若い世代が自分と結び付けて学び、考えることの大切さを実感しました。
続いて、平成27年度慰霊と平和祈願リレー行進の出発式に出席。
終戦から70回目の夏を迎える今年も、最も暑いこの時期に、平和の大切さを伝える活動に御尽力いただき、心から感謝を申し上げるとともに、再び戦争を繰り返すことのないよう、不断の努力を続けてまいることをお誓い申し上げました。
その後、第3回総合教育会議に出席。
会議名の横断幕は甲西高校書道部の皆さんの作品。今回は、滋賀の教育大綱の策定のほか、放課後における地域の教育力をテーマに、専門家や現場の実践者の方をお招きして意見交換をしました。子どもたちの「放課後」を取り巻く現状、コーディネーターの重要性、新たな課題など、重要な視点をいただきました。
午後、平成27年度近畿ブロック商工会女性部交流会に出席。近畿7府県から約400人の女性部の皆さんが集まられた、熱気あふれる会場でごあいさつさせていただきました。
県庁に戻り、滋賀県のブランドぶどう「紅式部」の今シーズンの出荷を前に、生産者の方々から、収穫の報告とPRに向けた意気込みをお聞きする。
育てるのが難しい品種のぶどうだそうで、作り手のたくさんの手間ひまと愛情がかけられています。私も試食させていただきましたが、とても甘くて美味しい!
ぜひ、みなさんも一度味わっていただければと思います。
午前中、8月1日から12月31日にかけて全国一斉に実施される複十字シール運動開始にあたっての協力依頼の訪問をお受けする。この運動は、結核等の疾患に対する知識の啓発と予防意識を高めるための事業資金を集めることを目的とした募金活動。県としても運動の趣旨に賛同し、募金活動に協力させていただきたいと申し上げました。
午後は、「新しいエネルギー社会づくりを考える懇話会」に出席。
大変多くの傍聴、関係者の方々にもお集まりいただいた中で、先月、福島第一原発事故から4年が経過した福島県を訪問し、福島を決して忘れてはならないと感じていること、エネルギーをめぐる新たな状況変化に対応しながら、エネルギー社会のあるべき姿、ビジョンをしっかり持って取り組んでいくことが大変重要であると考えていることなどを含め私の思いをお伝えし、委員の皆さんに活発な議論をお願いしました。
その後、「第1回滋賀県首長会議」に出席。
19市町の市長・町長と知事が集まり、トップ同士で地域の課題を話し合い、連携・協力関係を築くための場で、今回は「地方創生の取組」「交通ネットワーク」「国民健康保険の都道府県化」の3つのテーマで意見交換を行いました。
地域ごとの実状や課題を抱えながらも、出し合った様々な意見の中で、「一緒に取り組める共通のテーマは力を合わせよう」という方向に進むよう、力を尽くしてまいりたいと思います。
蝉しぐれが降りそそぐ夏の盛り、本日は朝から2組の野球全国大会出場の激励を行いました。
まずは、県庁正面玄関前で、第97回全国高等学校野球選手権記念大会に出場される比叡山高等学校のチームの皆さん。ノーシードから県大会を勝ち抜き、16年ぶり8度目の甲子園出場を果たされた皆さんへ、「仲間を信じ、甲子園で比叡山旋風を巻き起こしてください!」とエールをおくりました。
続いて、高円宮賜杯第35回全国学童軟式野球大会の出場報告に知事室を訪ねてくれた物部少年野球団の皆さん。「小学生の甲子園」と呼ばれる大会への初出場とのことです。県内約150チームの代表として、健闘をお祈りし、激励するとともに、選手の皆さんと一緒に円陣を組んで「行くぞ!神宮球場」の声を掛け合い、みんなで気合を入れました。
午後、今年度から初めて実施する県庁の「女性職員リーダー交流研修」で講話。この研修は、平成27年3月に策定した「女性職員の活躍推進のための取組方針」に沿って実施するもので、組織のトップとして、また44歳の一人の人間としての私の考えを70名の女性職員に向けてお話しました。
その後、知事室にて第32回滋賀県中学生水の作文コンクールの表彰式。このコンクールは、水をたくさん使う時期、8月1日の「水の日」に水の大切さについて理解を深めようというものです。中学生の皆さんが、琵琶湖のこと、身近な川のこと、生活の中で使う水のことなどから水の問題をじっくり考え、小さな取組の積み重ねの大切さを訴える作文を書いてくれて、とてもうれしく思います。
昨日に続いて暑い一日となりました。
午前は東近江市の消防学校で行われた第50回滋賀県消防操法訓練大会に大会名誉会長として出席しました。地域住民の皆さんを災害から守っていただいている県内各地の消防団員の皆さんが、消火活動に伴う技能を競い合われ、日頃の訓練の成果を披露されました。
午後は、守山市民球場で開催された平成27年度全国高校総体の女子ソフトボール競技開会式に出席。厳しい予選を勝ち抜き、大会出場を果たされた選手の皆さんが力強く行進、そして選手宣誓をされました。8月3日から6日までの4日間、熱戦が繰り広げられ、多くの皆さんに勇気と感動を与えてくださることを期待しています。
宵には、春の叙勲で「旭日雙光章」を受章された川端和子さんの受章祝賀会に出席し、薬剤師として地域の医療福祉を支えてこられた長年のご功績を皆さんとともに振り返りながら、ご受章をお祝いしました。
朝のテレビニュースで、世界水泳選手権シンクロにおいて、本県近江八幡市出身の乾友紀子選手がキャプテンを務める日本チームが、銅メダルを獲得したことが報じられていました。この大会で日本チームは3個の銅メダルを獲得。
いずれも乾選手が出場し、4大会ぶりに日本にもたらされた吉報に大いに力をもらいました。乾選手には、来年のリオデジャネイロオリンピックに向けて、日本のシンクロ界に欠かせない存在として、今後益々の活躍を期待しています。
今日は、昨日に引き続き高島市内からスタート。
同市安曇川町にある近江聖人中江藤樹記念館にお伺いし、横井正館長さんから藤樹先生の生い立ちや、「知良致」「五事を正す」など、藤樹先生の教えを詳しく説明していただきました。
その後、今津港から竹生島に向かいました。
最初に宝厳寺の国宝唐門と重要文化財観音堂を訪れ、観音堂屋根の檜皮葺全面葺き替え工事の現場を視察。実際に葺き替え屋根の上まであがらせていただき、職人さんによる手早い葺き替え作業の様子、伝統の技術に見入りました。
さらに国宝の都久夫須麻神社本殿の内部を見せていただき、天井の立派な絵画の素晴らしさを目の当たりにするなど、文化財保護の重要性を認識する視察となりました。
昼からは、大津港特設会場で開催されている「滋賀うまいもん選抜総選挙」の熱気あふれる会場を視察。夕方には、東近江市湖東町に移動し、今年12回目を迎えた「コトナリエサマーフェスタ2015」の開会式に出席しました。
地元の人たちから提供された天ぷら油で灯す30万球のイルミネーションは感動的。関係者の皆様のご苦労に感謝申し上げます。