本日は一般質問の三日目。6名の皆さんが登壇され、私も誠意を込めて答弁いたしました。
本会議終了後は、県庁見学にお越しいただいた方に向けてのビデオメッセージの収録。現在県では、県庁舎本館の登録有形文化財登録に向け取組を進めています。皆さんぜひ県庁にお越しください。
そして夜から明日の一般質問最終日に向けての答弁協議。
答弁資料は、議員の皆さんからいただいた質問にお答えするために作成するもの。しかしその一方で、この資料を作成するための協議の時間は、職員の皆さんと私の県政への思いを重ね合わせるための貴重な時間でもあります。
思いを共有し、一緒にがんばりましょう。
本日は一般質問の二日目。7名の議員の皆さんからご質問をいただき、教育や学力の問題、健康長寿の問題や防災対策、新幹線新駅や補正予算など、幅広い内容の質問についてお答えする。
特に、教育・学力の問題に対する答弁では、学力は、生きる力の中で、きわめて重要な要素であり、単にテストの正答率だけ測るのではないこと、意欲や関心・態度など、「学ぶ力」をしっかりと育むことが必要ということなど、私自身の思いも述べさせていただきました。
そして、答弁協議の合間をぬって、全国地域婦人団体連絡協議会近畿ブロック会議であいさつ。地婦連の皆さんを始めとする住民の皆さんと行政が一体となった琵琶湖の環境保全の取組が、世界湖沼会議開催国イタリアでも高く評価されたことなどを報告しました。
秋晴れの一日。
朝、第52回滋賀県障害者スポーツ大会(陸上競技)の開会式にて、挨拶と選手の皆さんへの激励をさせていただきました。滋賀県では、10年後に国民体育大会・全国障害者スポーツ大会を控えています。みなさんとともに滋賀を元気に、盛り上げていきたいと思います。
その後、「近江地域学会総会 地域シンポジウム」と「詩吟朗詠錦城流・一般社団法人詩吟朗詠錦城会全国大会」に参加。
続いて、県内最高齢者の方を訪問させていただき、お祝いさせていただきました。元気で長生きしていただき、多くの経験をされたからこそのお知恵を若い世代に引き継いでいただきたいです。
夕方から、近江八幡市内で11月9日まで開催されている『BIWAKO BIENNALE2014』の視察。旧市街に残る江戸期の町家と国内外アーティストの作品の融合がすばらしく、感動しました。
絶好の秋晴れの中、近江八幡市の堀切港から沖島町自治会船に乗船し、沖島へ。午前中は、県内の13大学で構成する環びわ湖大学・地域コンソーシアムの学生支援事業「沖島活性化プロジェクト」の大学生約50名の皆さんによる清掃ボランティア活動に参加し、お昼には地元の湖魚や野菜で地元の方がつくってくだっさった弁当と鮒ずしをいただく。
昼からは、自治会の皆さんと学生の皆さんとの対話。人と地域がキラリと輝く滋賀を県民の皆さんと共に築いていくための対話の場「こんにちは!三日月です」の第1回目として開催させていただきました。清掃活動で共に汗を流し、美味しいお昼ごはんを食べ、沖島や滋賀の未来のことを地域の方と学生の皆さんとで共に真剣に議論する。地域の良さを発見し、磨きをかけ、発展させていくことの大切さを改めて実感することができました。
県庁にも金木犀の香りが広がり始めてきました。
今日から県議会9月定例会議の一般質問。初日の今日は、成田政隆議員、大野和三郎議員、沢田享子議員、駒井千代議員、髙木健三議員、柴田智恵美議員、目片信悟議員の7名の方から、「湖西地域の活性化について」「受益者負担の考え方について」「子ども被災者支援法に則った支援策について」「世界の中の滋賀について」「河川、西の湖の治水対策ならびに環境整備について」「待機児童解消対策の取り組みについて」「滋賀の活性化について」など様々な質問にお答えしました。
昨日に続き、今日も多くのお客様が知事室にお見えになりました。
午後には近江米振興協会会長として取材を受け、水色の法被を羽織って、近江米の新品種「みずかがみ」などをPRさせていただきました。新米シーズンのこの時期、ぜひ美味しい近江米をご賞味ください。
夕方から夜にかけては明日からの県議会一般質問に備えた協議を行いました。
今日は要望や表敬訪問などで多くの方が知事室にお見えになりました。
午前中は、駐大阪大韓民国総領事の李賢主(イ・ヒョンジュ)さんがお越しになり、滋賀の歴史の奥深さや観光資源の豊かさなどを評価していただきました。韓国の方は湖がお好きであるとのこと、ぜひ今後も交流を深め、琵琶湖をはじめとする滋賀の魅力をアピールしていきたいと思います。
午後には、第9回若年者ものづくり競技大会で第一位(厚生労働大臣賞)をとられた相良駿さんと富田悠仁さんが賞状を持って知事室を訪ねてくれました。お二人とも滋賀職業能力開発短期大学校に在籍し、日々技術を磨いておられるとのこと。優秀な技術を持った若者が、滋賀で育ってくれていることは大変嬉しく、今後の活躍を大いに期待しています。
スポーツ体験第二弾として、東レアローズのバレーボールクリニックでバレーボールに挑戦。JOCカップ滋賀選抜メンバー、選抜候補メンバーという精鋭ぞろいの中学生の皆さんとともに汗を流す。スポーツと文化の10年、これからもどんどん発信して気運を盛り上げていきたいと思います。
その後、大阪へ向かい、関西広域連合協議会、関西広域連合委員会に出席。協議会では各府県市の委員の皆さんからのご意見をお聞きし、環境担当の委員として獣害対策、水源の森林保全についてコメント。委員会では「危険ドラッグ対策の充実強化」に係る国への提言などについて協議しました。
朝、滋賀県森林審議会の栗山委員長から、水源地の森林を保全する仕組みづくりについての答申を受ける。答申では、県の森林すべてが重要な水源林であること考慮し、森林を売買する際の事前届出制度を導入する場合、県内の全森林をその対象とするなどの提言がありました。頂いた答申を今後の森林保全の政策に反映していきたいと思います。
その後、議場へ向かい、県議会9月定例会議の代表質問に臨む。山本進一議員、山本正議員、清水鉄次議員、青木甚浩議員から、新たな基本構想策定や防災対策、財政の取組を中心に質問をいただき、今後の方針や考え方などを答弁させていただきました。
そして、夕方、大阪へ移動し、大阪滋賀県人会江州音頭納涼ファミリー大会に参加。日頃から滋賀県人会の皆さんには多くのお力添えをいただいていることに感謝を申し上げました。
午前中は総合防災訓練を実施。早朝に大津市で大きな地震が発生したとの想定で、県庁では災害対策本部の運営訓練を行い、県の各部局や消防、自衛隊などの関係機関との情報共有、伝達の方法を確認しました。
その後、訓練主会場である大津市の皇子山総合運動公園に移動し、ヘリによる救助活動や土砂災害現場を想定した訓練を視察しました。多くの消防車やレスキュー隊が集まるとともに、一般者も多数参加されてけが人搬送の訓練が行なわれるなど、全体で約4,500名が参加されたとのことです。主会場では、びわ湖放送による実況放送も行なわれ、緊迫感のある大変大規模な訓練となりました。
訓練の閉会式にあたっての講評として、「訓練で出来ないことは本番では出来ない。訓練で出来ても本番では出来ないかもしれない。」ということを意識し、引き続き災害への備えを家庭や職場で行なっていただくようお願いしました。
朝は守山市で開催したじんけんフェスタしが2014で主催者としてあいさつ。その後、大津市での木曽義仲・巴ら全国連携大津大会に出席。歴史の舞台としての滋賀の発信に、大いにヒントをいただく。
午後は新名神を走って鈴鹿市へ。三重の皆様とともに、新名神の早期全線供用に向けて取り組む新名神三重・滋賀建設促進県民協議会。鈴鹿に向かう道中でも、工事の様子を垣間見ることができました。現場の皆様の安全をお祈りするとともに、ご苦労に感謝いたします。
夕方には大津に戻り、ミシガンと滋賀の芸術交流の展覧会「アートフロムザレイクス」を鑑賞。「湖」でつながるミシガン州と滋賀県に、アートが結んだ新たな絆、今後がさらに楽しみです。
午前中、大津市内で開かれた「第15回近畿ブロック介護老人保健施設大会in滋賀」に出席し、近畿2府4県の施設関係者約800人の皆さんの前で、歓迎のご挨拶。高齢者の皆さんがより充実した生活をそれぞれの地域で送れるよう、滋賀県としても関係者の皆さんと連携しながら保健医療の一層の向上に努めたいと思います。
続いて、県警本部前での「秋の全国交通安全オープニング式」に主催者として出席。日頃、地域で交通安全活動に取り組んでいただいている関係の皆様への感謝と、「交通事故のない滋賀」実現に向けた誓いのご挨拶。秋の全国交通安全運動は9月21日から30日までの10日間です。
今日は東京に出張。朝早くから夕方まで他県の情報発信拠点の視察や省庁へのあいさつ回りを行いました。
日本橋周辺に出店されている三重県や奈良県、島根県などのアンテナショップを視察し、出店の狙いや来客数、効果あるいは課題などを伺いました。滋賀県としても地域の魅力や産品のより良い発信の方法をさぐる上で、大変参考になりました。
霞が関では、法務省の松島みどり大臣や環境省の望月義夫大臣をはじめ各省庁の政務三役の方々などへあいさつに回らせていただき、国と県との更なる連携や情報共有をお願いしました。
今日から県議会9月定例会議がはじまりました。開会にあたり、提出した諸案件の概要を説明するとともに、「平成26年8月豪雨」「関西ワールドマスターズゲームズ2021」「補正予算案」「県環境総合計画の改定」「人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり推進本部」「新たな基本構想の策定」などについて述べさせていただく。閉会予定日の10月10日まで、議員の皆様と大いに政策論議をさせていただきたいと思います。
夕方から県公館にて滋賀県民スポーツ大賞「若鮎賞」の表彰式。全国高校総体のウエイトリフティングや陸上(女子円盤投)、自転車競技(ポイント・レース)、ボート(女子ダブルスカル)で優勝された高校生の皆さん、全国中学校体育大会の陸上(女子400mリレー)、全日本中学選手権競漕大会(女子ダブルスカル)、JOCジュニアオリンピックカップ全国中学生カヌー大会(カヤックペア)でそれぞれ優勝された中学生の皆さんに表彰状を贈りました。2020年の東京オリンピックや2024年に滋賀県で開催される国体でも活躍の期待できる選手の皆さん、これからが楽しみです。
続けて、先月、東京で開催された全日本バレーボール小学生大会で見事、全国優勝された比叡平男子チームの皆さんがその報告に来てくださいました。6名のチームで、一人でも怪我をしたり、体調を崩すと試合ができない状況の中、9試合すべてをストレート勝ちし、優勝を勝ち取ったとの事。大変頼もしい報告をしてもらい、多くの元気をもらいました。
本日は、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)主催の「琵琶湖外来水生植物除去大作戦」の開会式に出席。
IVUSAは、関東・関西を中心に会員、約2300人。そして、本日の水際での大作戦には600人もの学生さんが琵琶湖に終結してくれました。
若さは力。そしてこの連帯と団結が、社会を動かしていく原動力となります。
開会式会場への移動中、私も学生さんと一緒に、開会式の会場まで駆け足で集合。元気な学生さんに混じり、元気をいただきました。
朝から、イオンモール京都五条店で、滋賀県産近江米『みずかがみ』の県外デビューイベントに参加し、イオンリテール株式会社 梅本代表取締役社長とともに『みずかがみ』のPRをしました。このお米、おいしいだけでなく、環境にもやさしい。ぜひ、多くの方に食べていただきたいと思います。
お昼から、今年で6回目のイナズマロックフェスに参加。挨拶させていただき、主催である「滋賀ふるさと観光大使」の西川貴教さんはじめ関係者に方々に改めて感謝申し上げました。美しい琵琶湖を見ながら、滋賀のおいしいものを食べ、飲み、盛り上がっていただくことをうれしく思います。
午前、県庁で関西広域連合協議会委員の皆さんとの意見交換会に出席。観光や医療・福祉、環境などの分野でご活躍中の委員の皆さんと率直な意見交換をさせていただきました。
引き続き午後から、関西広域連合議会第8回産業環境常任委員会に出席。低炭素社会づくりや自然共生型社会づくりの推進など広域環境保全の取組が議題として取り上げられ、現在、取組を進めている電気自動車の普及促進事業やカワウ対策などについて、ご質問やご意見をいただきました。
午後、教育委員の皆さんとの意見交換会に臨む。テーマは「学力向上」と「不登校対策」。ともに滋賀県としては、喫緊の課題です。
私は子ども達に、「夢と生きる力」を持って欲しいと思っています。そのために、「夢と生きる力」を、親を始めとする県民みんなで持とう!というメッセージを発信していきたいと思います。
そして、子ども達の学力の向上のために、できることからスピード感を持って取り組むこと、何を来年度に向けてやっていくのか、今年中に案をとりまとめることを皆さんに呼び掛けました。
9月は防災月間です。
もしもの時に備え、災害から自分を守り、家族を守るための取組が県内各地で行われています。
災害発生時には、それまで当たり前のようにあるものが機能しなくなります。生活に必要な水やエネルギーをどうするか。もしもの時に備え、多様性のある取組を日頃から意識していきたいと思います。
本日は、議会の皆様との意見交換、市長や町長の皆様との意見交換、民間事業者などの各関係者の皆様との意見交換を通じ、多様なご意見をいただきました。そのご意見をしっかりと受け止め、県の基本構想などに収斂させることが県民の皆さんの幸せにつながると考えています。
県政運営の中でもこうした多様性に留意していきたいと思います。
午前には、アサヒビール株式会社様より、マザーレイク滋賀応援基金への寄付の申し出をいただく。平成21年から毎年多額の寄付をいただいており、文字通り、滋賀県を「応援」していただいていることに感謝を申し上げました。
午後には、「障害者ワークフェアしが」に出席し、ご挨拶させていただき、また、障害者雇用優良事業所等の滋賀県知事表彰を行う。
障害のある人もない人も尊重され、「共に暮らし、共に学び、共に働く」環境づくり。皆様方のより一層のお力添えをいただきながら、ともに、一緒に取り組んでいただきたいと思います。
朝から「中小企業活性化推進本部員会議」「人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり本部員会議」に出席。
人口問題は古くて新しいテーマ。私からは特に「部局連携」「国の施策の十分な活用」「市町との連携・対話、県民への広がり」「人口減少を契機とした新しい豊かさの創造」の4点を指示。地域の危機感にしっかり寄り添いつつ、幻想は抱かず、悲観に陥らず、滋賀県をあげた取組となるよう皆様とともに取り組んでまいります。
午後からは、先日、女性活躍担当大臣に就任された有村治子大臣と国土交通省上野賢一郎政務官に就任のお祝いを申し上げるため、上京。
就任当初で大変お忙しいこともあり、有村大臣との面会は叶いませんでしたが、これまでから女性の活躍推進に関して先進的な取組を行ってきた滋賀から、担当大臣が誕生したことを心よりお喜び申し上げます。
また、国土交通省では、太田大臣を始め、北川副大臣や西村副大臣、上野政務官など多くの方々にご挨拶させていただきました。
自然環境の変化やインフラの劣化、また、地域コミュニティが希薄化している中で、災害への備えも念頭におきながら、時代の潮流と課題を見据え、未来を切り拓いていくためのグランドデザインを国や市町と連携しながら描いていきたいと思います。
お忙しい中、貴重なお時間を頂戴した皆様、どうもありがとうございました。
午前、滋賀労働局との意見交換会に臨む。滋賀県の産業構造や雇用に関する労使のミスマッチの状況などをしっかりと分析し、働きたい人が働ける社会環境整備を進めるため、今後も国と県が一体となって雇用対策に取り組んでまいります。
午後には、縁(えにし)創造実践センターとの懇談会。福祉の担い手である皆さんから現場の生の声をお聞きする。「公私協働の福祉しが」を皆さんと一緒に、しっかりと受け継ぎ、発展させていきたいと思います。
その後、県立瀬田工業高等学校を訪問し、視察を行う。学校の設備は古いものが多いものの、手入れが行き届いており、大変好感を持ちました。古い機器だからこそ学べる基礎がある反面、今、仕事で活かせる最新の技術などを学ぶ必要もあります。学校現場の課題に直接触れることができました。
県庁に戻り県産業振興審議会に出席。滋賀の「モノをつくる力」「交通と観光の力」そして「文化とスポーツの力」を最大限に活かし、滋賀発の新たな価値の創造につながる産業振興に挑戦していきたいとお話しする。委員の皆様には積極的なご議論・ご提案をいただきますようお願いしました。
朝から「守山ほたる杯争奪少年剣道錬成大会」の開会式に出席。全国から参加された小学生、中学生の皆さんに歓迎と激励のあいさつ。
次に大津市内に移動し「びわこルールキッズ」外来魚釣り大会の表彰式。今回で7回目。今年も京都や大阪など、淀川流域も含め、多くの小中学生のみなさんに、外来魚の釣り上げに協力していただきました。
昼過ぎには琵琶湖博物館で昨日と今日の二日間開催中の「発見!びわ博フェスティバル」を視察。演奏会などを通じて新たな琵琶湖博物館の魅力を感じていただけたのではないかと思います。
夕方には彦根市に移動し「第41回滋賀県知事杯争奪平和堂ママさんバレーボール大会」の決勝戦を観戦。手に汗握る熱戦。見事優勝されたピースの皆さんに知事杯を授与させていただきました。
午後、長浜市内で開催された国際ロータリー第2650地区第1組インターシティミーティングに出席し祝辞を述べる。
そして、守山市内に移動し、公益社団法人日本青年会議所近畿地区滋賀ブロック協議会の第44回滋賀ブロック大会に出席し、式典の来賓として挨拶をさせていただきました。
JCの皆様には、日頃から、地域のリーダー、まちづくりの担い手として率先して活動していただいていることに対し、深く敬意を表したいと思います。
イタリア出張の疲れを感じる間もなく、朝から県庁での執務。朝一番に、今月の知事談話として世界湖沼会議に参加して感じたことなどを庁内放送にて職員の皆さんにお伝えする。その他、午前中は内部協議と、自由民主党滋賀県議会議員団の皆さんと9月定例会議に向けた意見交換。
昼からは近江八幡市内での滋賀県交通安全推進大会に主催者として出席。日頃から交通安全活動に各地域・職場で取り組んでくださっている皆さんに感謝のご挨拶を申し上げるとともに、永年にわたり交通事故防止にご尽力いただいた皆様に知事表彰をお贈りする。
県庁に戻り、「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議の総会に出席。皆さんのご尽力により、犯罪の増加率の増加に一定の歯止めをかけることができました。しかし、未だ予断を許さない状況であり、より一層対策を充実させたいと考えております。また、今後の課題として、特に「再犯を防止できる社会づくり」について検討を進め、全庁的に取り組んでいきたいと思います。
今日から帰国の途につきます。朝にペルージャを離れ、午前中は近郊のトラジメーノ湖を視察。イタリアで4番目の広さを持つ湖ですが、水深は浅く、深いところでも6メートル程度とのことで、もともと海だったところが隆起して湖になったそうです。
湖に到着すると、湖岸で何名かの漁師さんが朝に採れた魚を網から外しておられました。採れた魚は近くにある組合の施設へ持ち込むのだそうです。漁業に関する博物館(Museo della Pesca)も見学。トラジメーノ湖で行われている伝統的な漁法や生息している魚などが展示されていました。琵琶湖のエリに似た仕掛けもあり、漁に関する人々の様々な知恵が伺えて、興味深いものでした。
また、湖沼会議の初日に発表されていたトラジメーノ湖の漁業組合代表の方に偶然お会いし、先ほどの漁師さんがおっしゃっていた組合の加工場を案内していただきました。
この後、ローマ空港へ。イスタンブールを経由して日本への帰国の途に着きました。
湖沼会議は2日目に入りました。地元の新聞によれば昨日の初日に約1000人が参加したということです。今日は滋賀県職員も生物多様性をめぐって発表を行い、滋賀県内各地域の食文化や生活様式といった地域特性を紹介しながら、生物多様性戦略の策定に住民も参加することで、自分たちの地域の特性を見直すことに繋げてはどうかと提案を行いました。
明日のトラジメーノ湖の視察を挟み、9月4日、5日にも滋賀県職員が発表を行う予定です。
午後には、実行委員長のウベルティーニ教授のご紹介により、ペルージャ市長やウンブリア州知事などにお会いすることができ、30年目の節目に当たる第15回世界湖沼会議の成果をぜひ多くの方と共有し、更なる活動に繋げていきたい旨をお伝えしました。
夕方からは、湖沼会議に合わせてペルージャ外国人大学で開かれた日本人交流会に参加し、挨拶をさせていただき、国際湖沼環境委員会(ILEC)の皆さんをはじめ、開催地であるペルージャの皆さんに対し、今回の湖沼会議開催への感謝と御礼を申し上げました。最終日のペルージャ宣言採択に向けて、ますます活気ある発表や議論が行われるように、そしてその成果を世界で共有し、研究者、住民、行政が一体となって湖沼が抱える課題の解決に向けた取組を強めていければと思います。
「湖は地球を映し出す鏡」をテーマに、第15回世界湖沼会議がペルージャで始まりました。初日の開会式は、ペルージャ大学の歴史あるメインホールで行われ、今会議の運営委員長でローマ・ラ・サピエンツァ大学教授のウベルティー二氏をはじめ、開催地の首長の方々などから歓迎の挨拶とともにペルージャの歴史や近郊のトラジメーノ湖などの紹介をいただきました。
今から30年前の第一回世界湖沼会議が行われた滋賀県の知事として、私もスピーチの時間をいただき、1984年当時に湖沼と人間のつながりを唱えられた理念が今も色褪せず、むしろ重要性を増していることを訴え、琵琶湖が抱えている新たな課題や「せっけん運動」をはじめ、琵琶湖の環境保全に向けて住民や行政が一体となった滋賀県での数々の取組についてご紹介しました。
開会式の後には、湖沼や水質をめぐる研究などの分科会が開かれ、私も住民参画による流域管理の方法をテーマにした分科会を傍聴しました。この分科会では滋賀県から針江生水の郷委員会の方が「川端(かばた)」とそれを保存する地域の取組を紹介され、この分科会に続いて夕方にも、琵琶湖とペルージャ近くのトラジメーノ湖をテーマに、それぞれの地域の関係者が議論を行う時間が設けられるなど、滋賀における地域の取組を世界の皆さんと共有できる大変貴重な機会を頂けたと思います。