早いもので、1月ももう末日です。
今日は久しぶりの上京。まず、昨日から行われている有楽町駅前の「おいしが うれしがマルシェ」で、滋賀県産品のPR。甲賀市出身でフレンチシェフの船岡勇太さんと一緒に、滋賀の幸、琵琶湖の幸を紹介させていただきました。この日のために船岡シェフが考案されたビワマスや日野菜の恵方巻き「びわ湖ロール」は、滋賀らしさが一杯詰まっており、節分にちなみ皆で琵琶湖の方角を向いてかぶりつくなどして盛り上がりました。
午後は、江戸東京博物館で歴史の講座。「戦国の近江」魅力発信事業として、2回にわたってシンポジウムを開催しており、その2回目「安土城と織田信長」のテーマで、私も「戦国近江の魅力」と題し、兜と陣羽織の装いで講演。ロマンあふれる滋賀の紹介をさせていただきました。
今日は、ふる里滋賀県人会の平成28年新年親睦会に出席させていただきました。
雪化粧した比良・比叡の山並みと美しく輝く琵琶湖をバックにして、地元・湖国でご活躍されている滋賀県人会の皆様に日ごろからのご支援のお礼と本年の決意をお伝えさせていただきました。
全国・全世界の滋賀県人会の益々のご発展をお祈り申し上げます。
今日は午前・午後に、県議会の公明党の皆様、チームしがの皆様とそれぞれ政策協議会を行い、新年度予算案のポイントや北陸新幹線、高浜原子力発電所に関することなどを説明させていただいた後、地方創生の取り組みや働き方(テレワーク)、参議院選挙を見据えた主権者教育、新生美術館や国体の会場整備などについて意見交換を行いました。
お昼頃には、大津市坂本の天台宗務庁で執り行われた第256世天台座主半田孝淳大僧正の本葬義に出席。大切な方を失った悲しみを弔辞にてお伝えしました。
夕方には、高浜原子力発電所の3号機が再稼働したとの報を受ける。滋賀県の姿勢や考え方は、月曜日のキラリ通信でもお伝えしたとおりで、再稼働を容認できる環境にはないと申し上げてまいりましたが、私たちの声は届きませんでした。今後、国および電力会社に対して、引き続き、いや、より強く安全管理への取組を求めていくと同時に、こうした私たちの懸念に誠意をもって対応いただくよう求めてまいりたいと思います。
今日は午後から大阪で、関西広域連合の会議に出席しました。最初の関西経済界の皆様との意見交換会では、とりわけ観光の話題が多く出され、訪日外国人客の急増に対して、関西が一体となっておもてなしができるように取り組むべきとの意見や、関西空港とのアクセスや北陸新幹線・リニアについても触れられました。
その北陸新幹線については、敦賀以西のルートについて、複数の案が出ておりますが、関西広域連合としては3年前に米原ルートが優位とする取組方針を定めたところです。ただ、本日、営業主体となるであろうJR西日本から関西広域連合として改めて説明を受けた結果、米原ルートに関して技術的な課題も提起されたことから、3年前の取組方針をそのまま堅持し得ないのではないかと意見が出され、これまでの経緯や論点を踏まえながら再検討することとなりました。
滋賀県としては、大阪延伸までのスピード感やコスト面からも米原ルートが優位だと考えておりますし、いわゆる並行在来線がどのように扱われるのかといった懸念もあります。こうした諸々の課題解決も含め、北陸新幹線の大阪乗り入れ早期実現に向け、関西広域連合として、関西全体で乗り越えられるよう取り組んでまいりたいと思います。
立春前で少し早いのですが、今日から滋賀県公館で雛人形を飾り始めました。
午前中は、県議会会派の自由民主党滋賀県議会議員団の皆様との政策協議会。池永新副知事も加わって頂き組織体制が強化されたことや、新年度予算案のポイントなどを説明させていただき、エネルギー政策や公共事業などについて意見交換を行いました。
お昼頃に琵琶湖ホテルで、昨年末に88歳で亡くなられた滋賀銀行元頭取・元会長の髙橋宗治郎さんのお別れ会で献花をさせていただき、ご冥福をお祈りしました。
午後も協議や翌日の関西広域連合の準備など。
引き続き、厳しい寒さが続いています。
午前中は会議や定例会見など、県庁内での執務。
午後に、県警本部で開催された特殊詐欺根絶官民会議に出席。その手口が複雑化・巧妙化している特殊詐欺ですが、警察をはじめ関係機関・団体の皆様と一体となって、その被害防止に一層取り組むための情報共有を図ること、また金融機関や郵便物の窓口などで呼びかけて頂いているように、各々の業務が犯罪のツールに利用されないよう、改めて取組の強化をお願いいたしました。
今冬最強クラスの寒波のため、湖北では大変な大雪となり、県内全域で氷点下となりました。幸い大津では雪は少なかったのですが、朝方はあちこちで路面が凍結していました。
さて、知事就任後、関西電力と交渉、協議を重ねてまいりましたが、本日、高浜原子力発電所に係る「原子力安全協定」を関西電力の八木社長ご出席のもと締結。併せて高島市の福井市長と「安全確保等に関する確認書」を締結いたしました。
本県としては、実効性ある多重防護体制の構築が道半ばであり、原子力の静脈部分の整備がなされていない現状では、再稼働を容認できる環境にないという立場を変えるものではありません。
一方で、稼働非稼働にかかわらず、現存する原発への防災対策の向上には、安全協定は必要不可欠だと認識しています。
今回の安全協定の締結により、唯一協定が未締結のままとなっていた状態を解消できることとなり、また、原子力災害発災時に琵琶湖へのモニタリングに協力いただくこと、さらには、本県が進める、持続可能な新しいエネルギー社会の創造を目指す施策に、連携協力することについて、関西電力に御理解いただいたところです。
本県が求めていた立地自治体並みの同意権は、今回の協定には含まれていないなど、課題は多く残っていますが、今後につながる協定として、まずはこれを出発点に、引き続き協議を続け、協定内容の充実を目指してまいりたいと考えています。
強い寒波が襲来している今日、朝から来年度予算案作成に向けた査定・協議などを行いました。
いよいよ最終段階です。県民の皆さんに新しい「豊かさ」を実感していただけるよう、戦略的に取り組む予算にしたいと考えております。
午後は、「川ばた達夫年賀会」「公明党2016新春年賀会」に来賓として出席し、挨拶をさせていただく。
会場への移動中に都道府県対抗駅伝で滋賀県12位のニュースが飛び込みました。現在のコースになった第5回大会以降で最高の順位、最高のタイムです。また、千秋楽の今日、日本人力士の琴奨菊さんが優勝!想像に絶する努力があったことでしょう。心からお祝いいたします。
私は、スポーツを「する」のも「見る(応援する)」のも大好きです。人々を元気にし、笑顔にする、そして地域に活力を生み出すスポーツの魅力を発信していきたいと思います。
今夜からの積雪による影響が心配されます。大きな被害や混乱がないことを祈り、美しい満月に見守られながら本日の公務を終えました。
「なつかしぃ、あたらしぃ、おいしぃ『滋賀のお漬物博』」に参加するため、イオンモール草津へ。近江の野菜の食文化や歴史などのストーリーを色濃く反映する「漬物」をPRするために、県が開催させていただきました。おいしい「漬物」を食べ、近江の伝統野菜・特産野菜に支えられた滋賀の食文化や先人たちの知恵の奥深さを実感していただけたのではないかと思います。
その後、湖北で開催された行事に参加。長浜市内から、雪化粧した美しい伊吹山を眺めることができました。
今朝も冷え込みがきびしかったのですが、きれいな青空が広がっておりました。
終日、庁内にて、平成28年度予算の知事査定を行いました。本日は健康医療福祉部、病院事業庁、商工観光労働部の案件です。
現場主義の予算となるよう協議しました!
今日も昨日に引き続き、終日、庁内にて、平成28年度予算の知事査定を行いました。農政水産部、教育委員会の案件です。
対話・共感・協働の県政を進めるべく協議を重ねております!
夕方からは、大阪滋賀県人会の新年懇親会に出席し、新年の挨拶をさせていただきました。全国でご活躍の滋賀県人の皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
朝から断続的に雪が降っており、大津も雪景色。
慣れない雪道を足元に気をつけながらの登庁となりました。
今日は、終日、庁内にて、平成28年度予算の知事査定を行いました。知事直轄組織、土木交通部、琵琶湖環境部、総合政策部、総務部の案件です。
「豊かな滋賀づくり」に向けた予算編成に知恵を絞ります!
今日は平成28年度当初予算について公開知事協議を行いました。
テーマは、(1) 「結婚・出産・子育てするなら滋賀」プロジェクト (2) TPP関連施策。
両副知事、関係部局長らとともに来年度の政策や予算の必要性、今後の方向性について議論を交わしました。
夕方からは電機連合滋賀地方協議会の「新春のつどい」と自治労滋賀県本部の「団結旗開き」に出席し、新年の挨拶をさせていただきました。
今日は午前中、次世代グローバルリーダー事業(外国青年招へい)で滋賀県に来県されている、アラブ首長国連邦の青年10名とメキシコ合衆国の青年11名にご訪問いただきました。
プログラムの一環で、県内の各地でホームステイをされた皆さんを激励するとともに、滋賀県の魅力を紹介しました。
私自身、当プログラムの前身である「青年の船」に参加した経験をもとに、文化の違いや共通点を肌で感じることの大切さなどをアドバイスさせていただきました。
その後、緑化功労者「シャクナゲ賞」の表彰を行いました。長年、地元の森林整備や保全活動、地域の子どもたちへの啓発活動に尽力されていらっしゃる長浜市木本町の横関さんに表彰状を授与させていただきました。
今後のさらなるご活躍を期待しております。
午後には、「姉川ダムおよび姉川ダム発電所の管理に関する協定書」を「いぶき水力発電株式会社」様と締結しました。姉川ダム発電所は、県内で初めての既存ダムを活用した水力発電所であり、米原市の約十分の一の世帯が1年間に消費する電力量を発電できるようになる予定です。
新しいエネルギー社会を目指し、これからも様々な取組を進めていきたいと思います。
午前中、滋賀県警察年頭視閲式に出席。
日頃、私たち県民の暮らしの安心・安全に全力を尽くされている警察の各部隊の皆さんの力強い行進を見せていただき、様々な立場の方々との協力のもと、犯罪をなくす取組をしっかりと進めていこうという気持ちを新たにしました。
お昼は、日本語研修・外国人介護職員養成研修の修了式に出席。
ブラジル、ペルー、中国、フィリピンからご縁があって滋賀県に来られ、志をもって介護の仕事をしようとチャレンジし、半年間にわたる研修を終えられた14名の皆様に心から敬意を表します。そして、外国人の方々も活躍していただける共生社会をめざしてまいりたいという思いを込めて、お祝いの言葉をお贈りしました。
午後は、近江米の新品種「みずかがみ」推進シンポジウムに出席。
今年度の「みずかがみ」食味コンクールの入賞者の皆様を表彰させていただきました。「みずかがみ」の作付面積は、平成26年産から27年産で約2倍に拡大していますが、高品質・良食味に磨きをかけ、さらなる普及に努めてまりたいと思います。
新年の決意でも述べましたとおり、滋賀県の新たな防災拠点となる危機管理センターが、本日開所を迎えました。センターの整備や在り方検討のために、多くの皆様のご理解とご協力をいただきましたことに、心から感謝を申し上げます。これから、この施設に魂を入れていく大事な作業が始まります。万が一の危機事案発生の際には、迅速かつ的確な対応ができる拠点として、また平常時にも地域防災力を高められるような研修・交流を通じて、暮らしの中に生活防災の視点を浸透させる拠点となることを目指してまいります。
午後は、知事室へのお客様をお迎えして過ごしました。夕方には、水球男子の水谷選手がアジア大会で優勝したことを報告に来てくれました。オリンピック出場目指して、今後も活躍されることを期待しています。
長浜市木之本町杉野に住まいを移して5日目、いよいよ最終日です。
早朝、杉野小学校へ登校する子どもたちと一緒に徒歩で学校へ向かう。
その後、伊香しいたけ生産事業協同組合様の音羽工場を訪問。
自然の素材を使って加工した椎茸の榾木(ほだぎ)を生産されています。地域の方々の貴重な働く場であり、皆さんのお仕事の様子も見学させていただきました。
そして、杉野の皆さんにお別れのごあいさつと心から感謝の気持ちを申し上げ、県庁へ出発。
5日間という短い間で、今回も雪の湖北の暮らし、雪かきの大変さを経験することはできませんでしたが、各集落の皆さんから日頃の暮らしのお話をじっくりお聞きできたことや道路の視察などを通じて、昨年得た実感を少しでも深められたのではないかと思います。特に、琵琶湖にとって大変重要である山の保全、山を守り、活かす取組を充実させていきたいという思いを強くしました。
午後、第3回新しいエネルギー社会づくりを考える懇話会、第5回しがスマートエネルギー推進会議合同会議に出席。
「しがエネルギービジョン」の案に対して委員の皆様から様々な御意見があり、特に推進体制における施策の進行状況を「見える化」して、広く皆さんと共有しながら進めていく必要があるなど、多くのご示唆をいただきました。
今朝は、まだ暗い中を出発し、バスと電車を乗り継いで登庁。
朝から夕方まで、平成28年度当初予算の協議を行いました。
その後、収用委員会の委員の方々へ感謝状の贈呈と辞令交付をさせていただき、公務終了後、電車で木ノ本へ向かいました。
木ノ本から電車で登庁し、8時30分からの県政経営会議、低炭素社会づくり・エネルギー政策推進本部員会議に出席。
その後、株式会社伊藤園様からの寄附に関する覚書締結式に臨む。
「『お茶で琵琶湖を美しく。』キャンペーン」は、「お~いお茶」の売上げの一部をヨシ群落の保全事業に寄附していただける、滋賀県にとって大変ありがたい取組です。お茶を買うという身近な場面と影響力のあるコマーシャルを通して、琵琶湖の素晴らしさを県内外に広めていただいていることにも、心からの感謝の気持ちをお伝えしました。
午後は、フジテック株式会社様を訪問し、納税を通して県財政にご貢献いただいた感謝状をお贈りさせていただく。
世界一の高さを誇る「エレベータ研究塔」をはじめ、ビッグウィングと呼ばれる研究部門や工場を視察させていただくとともに、モノづくりや滋賀での暮らしなどについて、従業員の皆さんと意見交換を行いました。
雪のない朝。1月にこれほど雪がないのは1970年以来だそうです。
午前中は、昨日から居住させていただいている杉野の近隣集落、金居原、杉本、音羽の皆様にごあいさつにうかがう。山の恵み、水の豊かさといった地域の魅力をお聞かせいただくとともに、買物や病院への交通手段、獣害などの課題とその解決策について意見交換をさせていただきました。
その後、余呉方面、岐阜方面の地域を視察。
まず、冬期は通行止めになっている県道杉本余呉線について、現地で長浜土木事務所木之本支所長から説明を受け、状況を確認しました。そして国道303号線の八草トンネルを通って揖斐川町へ。行きと帰りで、植林による面積が広く緑色の滋賀県側と落葉樹中心の岐阜県側の山々の景色の違いを実感。これが動物たちの生息環境にも大きな影響があるのではないかと感じました。
お昼は、「さきち」に戻り遅めの昼食。
地元の方が、昨年から無肥料・無農薬で栽培されているお米を試食させていただきました。甘味があり、冷めても美味しい!
午後は、長浜市議会議員の方々と、「県土の均衡ある発展に向けて」「当面の重要課題への取組」をテーマに意見交換を行いました。
朝一番で竜王町総合運動公園に向かい、滋賀県消防協会八幡支部連合出初式に出席。関係者の皆さんに敬意を表し、防災体制の強化を共に進めてまいりたいとごあいさついたしました。
その後、長浜市木之本町杉野にある田舎暮らし体験、杉野川ふるさとの家「さきち」に向かう。今日から湖北居住をスタートします。
杉野に到着後、まず自治会の総会でお集まりの皆様にごあいさつをさせていただきました。今回は昨年より少し期間は短く、今日から14日までの5日間ですが、冬の杉野に住まいし、湖北の暮らしを体感したり、集落の皆さんとゆっくりとお話する時間を大切にしたいと考えております。
午後、長浜市木之本スティックホールで、旧伊香郡4町出身の方を主な対象として開催された「平成28年新成人を祝うつどい」に出席。お祝いの言葉を贈らせていただきました。
続いて、MUSUBU SHIGAの特別リサーチャーとなり、菅浦の湖岸集落景観と湖北の観音信仰を巡る。MUSUBU SHIGAは、「地域産業」、「ランドスケープ」、「歴史・文化」などの専門家のリサーチにより、新たな視点で“滋賀の魅力”を掘り下げていきながら人々と滋賀をつなぐプロジェクト。今回は私が独自の歴史・文化を育んできた集落、日常の暮らしの中で観音様を守る集落の方々から日頃の思いをお聞かせいただきました。
菅浦の湖岸集落景観は、平成26年10月に国の重要文化的景観に選定された地域。中世には、「惣(そう)」といわれる自治的村落を全国的にもいち早く形成し、自治が発達してきたこと、村の内外を明確に分けるために建てられた「四足門」と呼ばれる門が残されおり、人の出入りを厳しくチェックし村の安全を守っていたこと、戦後は、ヤンマーの家庭工場が建てられ菅浦の生計を支えてきたことなど、限られた環境を巧みに利用して暮らしてこられた歴史をお聞かせいただきました。
続いて、大浦観音堂でお話をうかがう。
本尊の十一面観音像は、「腹帯観音」と呼ばれ、この観音像の少しふっくらした腹部にサラシの「腹帯」を巻付け、その腹帯をいただくと安産できるという熱心な信仰が全国的にも広く知られているとのこと。観音堂には住職を置かず、それぞれの仕事もお忙しい中で、40歳代の方が中心になって守り続けてこられている、その思いをお聞きかせいただきました。
最後に、安念寺、通称いも観音をお訪ねする。
本堂に安置されている仏像は、戦国時代、合戦から守るため、村人らが田んぼなどの土中に埋め、その後「いも」を洗うように余呉川で洗い清めたと言い伝えられているそうです。平成26年3月に東京藝術大学大学美術館で開催された東京観音展「観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-」に、腹帯観音とともに展示され反響が大きかったことや、今後どのように守り継いでいくかなどについてお話いただきました。
いずれの地域も、地域の皆さんの信仰の篤さ、次の世代にしっかり引き継ごうという強い思いが伝わるとともに、平安時代からの先人の教えや代々大切にしてきたものを謙虚に受け継ぎ、今も日常の中に織り込んで暮らしている人たちがいる、この滋賀の素晴らしさを改めて感じました
今日は午前中、彦根市消防出初式に出席しました。日頃から地域防災の要として、火災をはじめとする各種の災害から地域住民の皆さんの生命と財産を守るため、日夜、地域に密着して活動されている消防団の皆様に、感謝と敬意を表しました。
1月15日には、念願の県危機管理センターの供用も開始されます。センターの機能を十分活用しながら、消防防災体制、危機管理体制の充実強化に努めていきます。
午後は、各種団体の旗開き、賀詞交歓会に出席。特に冨士谷英正近江八幡市長の新春賀詞交歓会では、石破茂地方創生大臣もお越しになり、「新の地方創生とは」と題した講演の中で、地域が元気にならなければ日本は沈没するという危機感をもって、滋賀の地域性を活かした戦略的な取組への示唆をいただきました。
今日は、納税を通して県財政にご貢献いただいた県内企業(葵機械工業株式会社、東レ株式会社、TMTマシナリー株式会社)を訪問し、感謝状をお渡ししました。工場の視察や従業員の皆さんとの意見交換を併せてさせていただき、県政へのご提言や今後の施策に活かせるアイデア等も頂戴しました。
夕方に、びわこボート(競艇場)での新春滋賀県知事杯争奪戦を観戦。優勝した向所浩二選手へ知事杯をお渡ししました。
午前は、年始の挨拶でお見えになったお客様と順に懇談。今年の展望や抱負などを共有しました。
お昼前には、大津プリンスホテルでの建設産業団体連合会の新春賀詞交歓会に出席。日夜、インフラ整備にご尽力いただいている皆様にお礼を申し上げました。
午後は、県警本部での警察署長会議で挨拶。昨年は残念ながら、特殊詐欺被害に遭われた方、交通事故で亡くなられた方が増えてしまいました。今年は少しでも被害が減るように、県警とともに啓発や注意喚起に努めたいと思います。
県庁に戻ってから、伊賀市、甲賀市、日野町などの皆さんから名神名阪連絡道路等に関する要望をお受けしました。
夕方には、琵琶湖ホテルでの歯科医師会新春懇話会に出席しました。
今日は平成28年度予算についての協議。庁内全ての部局分を丸一日かけて行いました。県民の皆さんのニーズを踏まえた予算になっているか、費用対効果が本当にあるのかなど、予算編成の最終調整に入っています。
夕方からは連合滋賀の新春の集いに出席し、新年の挨拶をさせていただきました。
午前中は、文部科学省のスーパーグローバルハイスクールに指定されている守山中・高校の生徒の皆さんから社会の課題をいかに解決するか、二つのテーマについて研究された成果の報告と提言をいただきました。一つは「クラウドファンディング」と呼ばれるインターネットを使って協賛金を募る方法で公共交通を支えてはどうかという提言。もう一つは、食べないまま処分されてしまう食品を有効に活用する「フードバンク」を立ち上げてはどうかという提言です。いずれも、提供する側と使う側のニーズを組み合わせたり、循環の仕組みを取り入れたりすることで、社会の課題解決を図ろうとする素晴らしいアイデアでした。
昼休みは、県庁中庭で17回目の献血。
午後には、今年4月23日に米原市で開催する司馬遼太郎没後20年記念シンポジウムに向け、1回目の実行委員会に出席。「近江」から始まった長期連載『街道をゆく』に因み開催するシンポジウムです。文化・大学関係の皆さんや同作品にも登場する地域の自治体の方々と一緒に準備をスタートさせました。
夕方には、全日本ジュニア空手道選手権大会で入賞された選手の皆さんが、知事室を訪問してくださいました。技も披露していただきましたが、連続した激しい蹴りなど、力強さに溢れていました。
明けましておめでとうございます。皆さんは良いお正月をお迎えになりましたか。県庁は今日が仕事始めで、決意も新たに登庁。また、内閣府で活躍されていた池永肇恵さんに1月1日付で副知事に就任いただき、女性活躍や商工労働分野、文化振興など、西嶋副知事と一緒に県政を支えていただきます。
職員への新年の挨拶では、私は3つの決意を述べました。
一つは、琵琶湖の保全と再生。昨年は日本遺産の認定や悲願であった琵琶湖再生法の成立など、琵琶湖の価値が改めて認められた年でもありました。これを機に、国民的資産である琵琶湖を預かる滋賀県として、その保全と再生、そして価値や魅力の発信に一層力を入れて取り組んで参ります。
二つ目は、人と人。医療福祉政策の充実はもちろん、学ぶ力向上などの教育の取組、さらに働き方改革といった、共に生き、共に学び、共に働く共生社会づくりを前進させます。
もう一つは、命と暮らしを守る備えの充実と危機管理です。1月15日には危機管理センターの供用が開始されます。東日本大震災から5年。昨年も関東・東北豪雨災害がありました。また昨年のパリでの凄惨なテロ事件なども踏まえ、災害対応や危機管理としての備えを充実させ、県民の皆さんの命と暮らしを守るための取組をさらに強化したいと思います。
午後からの経済団体連合会主催の年賀会でも、これらの決意をもって「新しい豊かさ」を具現化させていく一年にしたいと挨拶をさせていただき、経済界の皆さんとともに滋賀が発展する一年となるよう願いました。
2016年は、リオのオリンピック・パラリンピックでスポーツも注目されそうです。本年も一緒に滋賀を盛り上げていきましょう。