設立以来20年にわたり、滋賀の産業振興の中核的な支援機関として、経営革新を図ろうとする中小企業や、起業、創業を目指す方などへの総合的かつ一体的支援を行ってこられたことに、敬意と感謝をお伝えさせていただきました。
記念講演では、アイリスオーヤマ株式会社の大山健太郎会長から、経営戦略や哲学についてお話しいただきました。新しい発想で次々に商品を生み出し、LED照明による節電への対応など、成長を続けることにより社会貢献されてきたことに、改めて感銘を受けました。
新たな時代を迎え、社会情勢の変化を前向きにとらえながら、県内産業の更なる発展に向け、産業支援プラザと連携して、しっかりと取り組んでまいります。
続いて、びわこビジターズビューローの第一回広報企画委員会に出席。
来年度の事業計画に向けて、国内旅行誘致、コンベンション、教育旅行、インバウンド、物産振興の各部会での検討を踏まえ、課題や取組について話し合いました。
今年から来年にかけて、朝の連続テレビ小説「スカーレット」や大河ドラマ「麒麟がくる」の放映など、本県の観光は千載一遇のチャンスを迎えます。
この機会を最大限生かしていけるよう、多彩な歴史・文化財や、琵琶湖を中心とする自然や景観などの観光資源を磨き上げ、観光・物産を支える多くの方々とおもてなしを大事にし、引き続き取り組んでまいりたいと思います。
本日は、甲賀市と高島市より県の予算や施策に対する要望を承る。
各市町の現状と課題をしっかりと把握し、県として最適な対応をしてまいりたいと思います。
また、東近江市長をお迎えし、「滋賀県造林公社の供給する木材の利用促進に関する協定」を締結しました。
東近江市では、このたび永源寺のこども園を地元産木材をたくさん利用して新築されるとのことで、滋賀県造林公社の供給する木材を有効に活用していただきます。
林業の成長産業化を目指し、建築物への県産木材の利用を進めてまいりたいと思います。
その後、2019世界ボートジュニア選手権大会に出場するため、瀬田の琵琶湖漕艇場で事前合宿を行っているニュージーランド代表ジュニアチームの皆さんが知事室にお越しくださる。
世界トップクラスの実力を持つニュージーランドチームが滋賀で活動してくださることは、本県のボート選手にとって良い刺激になるとうれしく思います。お互いのレベルアップに向けて、切磋琢磨していただくことを期待します。
午前中、第71回日本連合教育会研究大会滋賀大会に出席した後、株式会社平安製作所様の創立80周年・SF工場お披露目記念パーティーに出席。
株式会社平安製作所様におかれては、80年にわたって、金属プレス加工の分野などで弛まぬ技術開発により素晴らしいモノづくりを続けてこられました。このことに心より敬意を表するとともに、滋賀県に本社をおいていただき、地域経済の発展に多大なるご貢献をいただいていることに、厚くお礼申し上げます。
続いて、びわこ箱館山ゆり園を視察。
スキー場を運営する株式会社マックアース様がオフシーズンの有効活用を目指し、開園されたゆり園では、昨年から琵琶湖の大パノラマが広がる「びわ湖の見える丘」が開設され、今年から新たに高島ちぢみとコラボした「虹のカーテン」が展開されています。地域資源を活用した素晴らしいスポットを是非多くの方に楽しんでいただければと思います。
午前中、横断的業務見直しに係るタスクフォース第1回会議に出席。庁内公募による意欲ある11名のメンバーとともにキックオフ。
さらなる県民サービスの向上を目指して、スピード感を持って徹底的に部局横断的な業務見直しに取り組み、職員がやりがいをもって働くことのできる健康経営を進めてまいりたいと思います。
続いて、中国の清華大学との包括協定(MOU)の締結式に出席。
4月下旬に、世界でもトップクラスの清華大学を訪問し、これまでの清華大学との交流や湖南省との35年にわたる友好交流の実績を紹介するとともに、未来を担う青少年の交流の促進を提案したことが実を結んだものです。
今回の締結を通じて、世界有数の古代湖を有する、モノづくり県としての本県の強みを生かして、青少年交流、経済・技術交流、文化・学術交流、日中の湖沼、水環境保全の取組や医療・介護分野での、未来につながる連携をさらに深めてまいりたいと思います。
午後から、関西広域連合と関西経済連合会との意見交換会に出席。次期広域計画に向けて、広域観光振興、関西スポーツビジョン、産業振興、防災・減災対策等における官民連携の強化について意見交換。
私からは、関西広域連合で、5月に「関西プラスチックごみゼロ宣言」を発出したこと、G20大阪サミットで発信し、6月に供給に関わる団体にも参画いただいて「琵琶湖・淀川流域海ごみ抑制プラットフォーム」を立ち上げたことを紹介するとともに、生産、流通、消費、廃棄の各分野での、実効性のある取組に向け、協力をお願いさせていただきました。
続いて、関西広域連合と市町村との意見交換会に出席。大規模広域災害への備えや、本年度の広域連合の重点取組等について意見交換。
世界から関西に熱い視線が注がれるゴールデンスポーツイヤーズ、大阪・関西万博に向けて、引き続き、官民の力を結集し、地域の発展に取り組んでまいります。
朝から「自然エネルギー協議会第17回総会」に出席。自然エネルギーの最大限導入に向けた国への政策提言の内容について議論しました。
本県ではバイオマスや小水力の利用促進に注力するとともに、関西広域連合として水素燃料の導入促進にも取り組んでいます。今後も、自然エネルギーの普及・拡大に向けて、地方から政府や国際社会にしっかりと発信していきたいと思います。
その後、全国知事会議に出席。
スポーツ・文化・観光振興施策に関する国への提言内容などを議論した後、「地方創生・富山宣言」を全員一致で採択いたしました。
来年の全国知事会議は滋賀県で6月に開催します。次期開催県として、全国の知事に琵琶湖をはじめとする本県の魅力を感じていただくとともに、地方創生に向けた充実した議論の場となるよう、しっかりと準備を進めてまいりたいとご挨拶申し上げました。
その後、富山県高岡市に移動し、富山滋賀県人会の皆さんと面談。
滋賀県で過ごされていた際のエピソードなどをお聞かせいただくとともに、穴太衆も建造に一部関わっているという国宝の瑞龍寺をご案内いただき、本県とのつながりを大切にしてくださっている県人会の皆さんのお気持ちを感じました。
続いて、石川県金沢市にて石川滋賀県人会の皆さんと面談を行う。
HPでの発信や年に一度の滋賀県訪問など、石川滋賀県人会様の熱心な活動をお聞きし、感謝の気持ちをお伝えしました。また、先にお会いした富山滋賀県人会様をはじめ北陸・長野の滋賀県人会同士での交流の機会も設けられているというお話も伺い、滋賀県を縁とした人と人のつながりが広がっていることを大変うれしく思いました。
知事就任以来、出張の際には、その地域の滋賀県人会の皆さんとお会いする機会を設けるようにしています。皆さんの故郷・滋賀県への思いは私にとって大きな励みになります。今後とも滋賀県の応援をよろしくお願いいたします。
令和に入って初めての開催となる当会議では、「5G元年地方創生」をテーマに、本日から2日間にわたり、防災や社会保障、地方分権などさまざまな議題について意見を交わします。
私からは、健康づくりに向けた国をあげての調査分析、企業の事業活動の変化に応じた法人事業税の分割基準見直し、ひとり親家庭の養育費の公的支援の必要性など、国に提言するにあたって認識すべき問題意識や本県の現状について発言させていただきました。
会議終了後は、5Gに関連した企業の出展ブースを視察。
スマホを探知することにより災害時の救助活動への活用が期待されるドローン、遠隔医療を可能にする高度な画像処理、VR技術など、5Gがもたらす社会の変化や可能性を大いに感じることができました。
明日から始まる全国知事会の重要な議題の一つとして、地方税財源の確保・充実があります。持続可能な自治を支える税負担のあり方について、星野長官と幅広く意見を交わしました。
その後、全国知事会に出席するため、富山県へ移動。
到着後、他の知事と合流し、多世代型交流施設「あしたねの森」を視察。
老人ホームやデイサービスなどの高齢者施設とこども園、学童保育、障害のあるお子さんが利用する放課後デイサービスが一つに集まった「あしたねの森」は、年齢や障害の有無に関係なく、柔軟な福祉・教育サービスが受けられる富山の地域共生のモデル的な施設です。
老人ホームを幼児の散歩や学童保育の子どもたちが宿題をする場所にするなど、高齢者と子どもたちが交流できる工夫が至るところにされており、子どもたちの笑顔が高齢者を元気にし、高齢者とのふれあいが子どもたちの成長につながる好循環を生み出していました。
共生社会をめざすうえで大変参考になる先進事例を視察できましたので、今後、県内においても同様の取組が展開できないか、可能性を検討してまいりたいと思います。
午前中、元バレーボール女子日本代表大山加奈さんに、「しがスポーツ大使」の委嘱状を交付させていただく。
大山さんは、東レアローズで7年間を過ごされ、滋賀を第二のふるさとのように思っていただいているとのこと。大変うれしく思います。昨年12月には、東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーのアンバサダーとして来県いただき大いに盛り上げていただきました。
バレーボールをはじめ、大人から子どもまでスポーツに親しんでもらえるよう、様々な場面でスポーツの魅力を発信していただくことを期待しています。
午後から、子ども家庭相談センターの職員と、増加する相談事案に対応するための体制や若手職員の育成などについて、話し合いました。
子どもたちを社会全体で育み、健やかに成長できる滋賀づくりに向け、関係者の皆さんと共に取り組んでまいります。
「通学・通園等における子どもに安全対策について」、「河川愛護活動について」、「国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会開催に伴う県民の意識向上の具体策について」の3つのテーマについて、県内首長の皆様と意見交換させていただきました。
5月には、大津市瀬田で保育園児と保育士が被害者となる痛ましい交通事故が発生しました。県、市町、警察がそれぞれ連携しながら、子どもの安全と安心を守るための社会を実現してまいりたいと思います。
また、国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会については、昨日、内定をいただいたこととあわせて、両大会の現在の準備状況について報告をいたしました。開催に向けて課題もたくさんありますが、市町や関係団体の皆様と力を合わせて、施設整備や認知度向上、気運醸成に取り組んでまいりたいと思います。
本日は、昨日に引き続き、農林水産省に対する要望活動を実施。令和2年度の政府予算編成等にあたっての重点事項説明書を提出しました。
農林水産省に対しては、とりわけ農業農村整備事業の推進および治山事業への支援をお願いしました。
その後、日本スポーツ協会の理事会に出席し、第79回国民スポーツ大会の開催地内定をいただく。2024年国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会の開催に向け、機運の醸成をさらに図ってまいりたいと思います。
その後、ここ滋賀に移動。モデルとして活躍されている滋賀県出身のSHIHOさんへ「Shiga International Goodwill Ambassador(滋賀国際親善大使)」の委嘱状を交付させていただきました。
故郷である滋賀県を世界に向けてPRしたいというSHIHOさんのご提案と国内だけでなく海外への情報発信を強化していきたい県との思いが一致し、今回、大使就任が実現しました。
SHIHOさんにお力添えをいただきながら、世界遺産・比叡山延暦寺をはじめ、滋賀の文化と伝統の素晴らしさを発信してまいりたいと思います。
「日本語指導が必要な外国人の子ども等への支援」について、湖南市教育委員会の青木義道先生、滋賀県国際協会の光田展子様をゲストスピーカーにお招きし、じっくり議論いたしました。本年4月から特定技能の在留資格で新たに外国人の受入れが始まるなど、外国人の子どもたちが増えていくことが見込まれる中、安心して学び、将来の進路を考えていくための課題や取組などについて意見交換をいたしました。
日本人の子どもも、外国人の子どもも、一人ひとりが尊重され、多様な人と関わりながら、その人らしく活躍できる、多文化共生の滋賀づくりに向け、様々な主体とともに取り組んでまいりたいと思います。
午後からは、県の幹部職員を対象とした研修会の「県政経営サマーセミナー」に出席。
昨年度来、相次いでいる県の不適切な事務処理を踏まえ、「不適切事案の防止に向けて」をテーマに実施。私をはじめ幹部職員が課題や思いを共有し、組織として、また、幹部職員として、どのように取り組んでいくべきかしっかりと議論いたしました。
再発防止に向け、小さなミスを見逃さず、機敏に反応できる組織づくりに取り組むとともに、職員が萎縮することなく、県政の課題に前向きに取り組める職場づくりに努めてまいります。
午前中、大津市内で行われた日本赤十字社滋賀県支部有功会総会に滋賀県支部長として出席。
日頃から赤十字事業に深いご理解をいただき、会員の増強や活動資金の募集などにご尽力いただいていることに感謝をお伝えいたしました。
人間のいのちと健康、尊厳を守るという日本赤十字社の使命を果たすため、有功会の皆様と心をひとつに、歩みを進めてまいりたいと思います。
午後からは、河川愛護活動知事表彰式に出席。
「牧町の河川を美しくする会(大津市)」と「犬上川開出今地区竹林愛護会(彦根市)」の皆様に感謝状を贈呈させていただきました。
私たちの生活に欠かせない川を美しく保ち、次世代に引き継いでいこうとされている皆様の活動に深く敬意を表します。皆様が実践されている河川愛護活動の輪を、県内に広げてまいりたいと思います。
本日は、彦根市にある滋賀県水産試験場を訪問し、水産職の職員11名と意見交換。
職員がそれぞれ行っている研究・調査などの業務内容をはじめ、本県の水産業が抱える課題や琵琶湖、県内河川環境の整備に対する思いなどを意見交換しました。
研究を重ねて、琵琶湖の恵みを後世にしっかりと引き継いでいくとともに、研究成果を県内だけでなく全国へも還元してまいりたいと思います。
その後、同じく彦根市内にある「ミシガン州立大学連合日本センター(愛称:JCMU)」を訪問し、外国人留学生の皆さんと意見交換。
滋賀県に来た理由や現在学んでいること、外国からみた滋賀県の魅力などについてお伺いしました。
留学生の皆さんには、日本文化・日本語を学びながら地域交流を行い、滋賀県とミシガン州の架け橋となっていただいていることに感謝しています。滋賀をもっと好きになって帰国していただきたいと思います。
本日は高島ちぢみで作っていただいたシャツを着て、公務に臨みました。
午前中、新守山川改修促進協議会、守山市、守山市議会の皆さんから河川改修や維持管理などに関するご要望をお受けする
交通安全への配慮など地元の皆さんのお声にも寄り添いながら、引き続き、全事業の早期完成に努めてまいりたいと思います。
午後からは、第5回行政経営改革委員会に出席。
今年3月には、本委員会で議論いただいた結果を踏まえた「滋賀県行政経営方針2019」を無事に策定することができました。
委員の皆様にあらためて感謝申し上げるとともに、新たな行政経営方針に基づき、職員自身が変化を恐れず、前向きにチャレンジできる進取でオープンな県庁を目指してまいりたいとご挨拶申し上げました。
午前中、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊・日系社会青年ボランティアとして今夏派遣される8名の皆さん、現地での活動を終えて帰国された5名の皆さんを公館でお迎えする。
無事に活動を終えて帰国された隊員の皆さんは、それぞれ活き活きとした表情をされ、現地での経験がご自身の貴重な財産になったことを感じました。また、今回赴任される隊員の皆さんには「しが国際協力親善大使」の委嘱状を交付し、世界と滋賀県の懸け橋として、教育や農業などそれぞれの分野で活躍されることをご期待申し上げました。
午後からは草津市に移動し、滋賀県レイカディア大学の学生・同窓生約150名の皆さんに「人生100年時代を生きる~長寿の力を地域の力に~」をテーマとした講演を行う。
年齢を重ねても、自分らしく活き活きと社会活動などに参画される高齢者の皆さんは地域の力であり、その姿は次の世代に希望を与えます。その中で、レイカディア大学で学んだ皆さんは、9割以上の方が卒業後も何らかの地域活動に関わっておられ、本県にとって大変心強い存在です。
講演では、滋賀県の高齢化の現状や高齢者が活躍する県内の先進事例などを紹介しながら、豊富な経験と知識を持つ高齢者の皆さんが生きがいを持って活躍できる「健康しが」を、皆さんと一緒につくってまいりたいとお伝えいたしました。
本日は兵庫県で開催された関西広域連合委員会および関西広域連合議会に出席。
午前中の委員会では、ワールドマスターズゲームズ2021関西大会の準備状況などについて報告がありました。
私からは、6月に設置した「琵琶湖・淀川流域海ごみ抑制プラットホーム」にチェーンストア協会など業界団体も構成団体に入っていただけたことから、今後、関西広域連合として、多様な主体と連携した効果的なプラスチックごみ対策を検討・展開していきたいと発言しました。
午後の議会では、13名の議員の皆様が質問に立たれました。
私は関西広域連合における広域環境保全の担当として、兵庫県の藤本百男議員、和田有一朗議員、神戸市の北川道夫議員、奈良県の中川崇議員の4名から、“プラスチックごみ対策”“野生鳥獣の保護”“食品ロス削減”に関するご質問を受け、現在の事業や今後の取組などについて答弁いたしました。
午前中、滋賀県スペシャルスポーツカーニバルへ出席し、大会会長としてご挨拶させていただく。
スペシャルスポーツカーニバルは、知的障害者(児)の皆さんが集まる県内最大規模のスポーツの祭典として、昭和57年度から開催しているものです。今年も長浜バイオ大学ドームを会場に、たくさんの皆さんにご参加いただきました。参加者の皆さんのいきいきとした笑顔が大変印象的でした。
2024年には、本県で、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会を開催予定です。障害のある人もない人もスポーツを楽しめる滋賀を目指し、これからも障害者スポーツを盛り上げてまいりたいと思います。
その後、ビバシティ彦根で開催された「オレンジリボンたなばたフェスタin滋賀」に出席。
子どもたちの笑顔が広がることを願い、心を込めて七夕の短冊をしたためました。
昨今、児童虐待に関する痛ましいニュースが連日のように報道されており、滋賀県においても、昨年度の児童虐待相談件数は7,263件と過去最多となりました。
これからの社会を担う子どもたちは社会の宝です。「子どもの笑顔がいちばん!」を合言葉に、私たち大人が、子どもたちの笑顔、幸せを最優先で考える、そんな社会を実現してまいりたいと思います。
本日は、県政史料室で7月25日(木)まで開催中の「皇室と滋賀県」展を見学。
近世以降多くの皇室の方々にご来県いただいた記録が展示されています。中には皇室の方々が食された、地元の食材をふんだんに用いた献立表などもあり、興味深く見学しました。
午後から、一般社団法人滋賀県トラック協会様との琵琶湖森林づくりパートナー協定の調印式に出席。
滋賀県トラック協会様は、これまでから主要道路のごみを回収する「おうみ路クリーンアップ活動」など、環境保全活動に熱心に取り組んでこられましたが、新たに、長浜市にある滋賀県造林公社の森林を「とらっくんの森」と名付け、森林づくりをご支援いただくことになりました。心から敬意と感謝を申し上げます。
やまの健康の実現に向け、様々な主体と連携しながら、森林を活かした地域の活性化に取り組んでまいりたいと思います。
本日は、龍谷大学農学部にて、200名を超える学生の皆さんにお集まりいただき、特別講義を行う。龍谷大学客員教授としての初仕事です。
大学での講義が現在の道を志すきっかけとなった私の経験も踏まえ、皆さんとの出会いを大切にしていきたいとお話しさせていただくとともに、未来に向けて、世界に向けて、持続可能な滋賀づくりに共に取り組んでいきたいとお伝えしました。
学生の皆さんからは、滋賀に流れる思想をどう実践していったらいいのかということや、実際に農産物を売ってみて感じたことなど、学生ならではの視点からご発言いただき、ディスカッションさせていただきました。
世界とのつながりの中で、地域を持続可能とするための挑戦に向け、大学や学生の皆さんと連携して取り組んでまいりたいと思います。
午後から、「こんにちは!三日月です」で「滋賀いのちの電話」の相談員の皆さんと意見交換。
自殺件数は減少傾向にあるものの、若年から働き盛りの方の死因に占める割合は高く、相談件数は増加しているとのこと。年間4000件近い相談を約40名のボランティア相談員の皆さんに受けていただいています。
生きる希望や気力を失いつつある方からの相談に真摯に向き合い、寄り添う心を持ち続けていらっしゃる相談員の皆さんの日々のご尽力と研鑽に心より敬意を表します。
誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して、皆さんとともに取り組んでまいります。
生態学琵琶湖賞は、環境保全に関する基礎的学術研究の奨励と県民意識の高揚を図ることを目的に平成3年に創設したものです。
今回は、安定同位体生態学の第一人者である総合地球環境学研究所の陀安(たやす)教授、生態系の研究者として広く世界に認知されている香港大学の安原准教授のお二人に賞を贈呈いたしました。受賞された陀安様、安原様のすばらしい研究成果が、世界の水環境の保全と健全な生態系につながっていくものと大いに期待しています。
夕方からは、「スマート自治体滋賀モデル研究会」の発足式に出席。
行政をICT技術で変革する「GovTech(ガブテック)」に注目が集まるなか、今年5月にはデジタル手続法が国会で成立し、行政サービスのデジタル化の推進が全国の自治体にとって大変重要な課題となっています。
そうした中で、今回、大津市、近江八幡市、草津市と連携してICTを活用した施策の調査・実証等に取り組む研究会を立ち上げることとしました。
県民にとってアクセスしやすい行政窓口の実現に向けて、県と市が力を合わせてICT技術の積極的な活用を検討・具体化してまいりたいと思います。
午前中、知事談話を放送した後、県政経営会議に出席。その後、県議会6月定例会議閉会日に出席しました。
午後からは、「知事と話そう!職員座談会」で教育委員会事務局で勤務する教員の皆さんと意見交換。
テーマは、特別支援教育。とりわけ通常学級で学ぶような、障害が軽度の子どもたちへの支援について、現場の状況を勉強させていただきました。
幼稚園から高等学校まで各校種の先生方に集まっていただきました。ここ数年で現場の意識は大きく変わってきており、早期の気づきと早期の支援、個性への理解が進んできたとの意見が多くありました。一方で、支援体制、人員体制が不十分な学校があるなど教員への負担が過大になっている現状も課題として報告いただきました。
教育委員会、学校現場、保護者の皆様、地域の皆様が思いを共有しながら、その子の特長や個性を認め、伸ばしていける環境をつくっていきたいと思います。
早朝から守山市の木浜漁港に向かい、県漁連主催の「第49回びわ湖(漁場)をきれいにする運動」に滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんとともに参加。漁業者の皆さんが琵琶湖から引き揚げたゴミの搬出作業をお手伝いさせていただきました。さらに今回、西川さんから県漁連への二ゴロブナ稚魚の寄付も行われました。
水草やプラスチックごみの問題、二ゴロブナの不漁など取り巻く課題はたくさんありますが、琵琶湖の魚のにぎわいを取り戻し、健全な状態で次の世代に引き継いでいくために、今後も関係者の皆さんと協力しながら琵琶湖の保全再生に努めてまいりたいと思います。
その後、滋賀県危機管理センターで行われた「滋賀県女性の参画による防災力向上検討懇話会」に出席。女性の視点から滋賀県の防災対策についてさまざまなご意見、ご提案をいただきました。
誰もが被災者になりうるという想定のもと、高齢者や子ども、女性、外国人、障害や病気のある方など、災害時に配慮が必要な方を誰ひとり取り残さない対策が求められています。いただいたご意見をしっかりと受け止め、新たな防災対策として具体的な形にできるよう、今後も検討を進めてまいりたいと思います。
午後からは、県庁正面玄関で行われた「社会を明るくする運動 内閣総理大臣メッセージ伝達式」に出席。
再犯防止に向けた取組のさらなる推進に向けて、一日大津保護観察所長に就任された“びわ湖大津観光大使”の尾賀円香さんより総理大臣のメッセージを伝達していただくとともに、幸福の黄色い羽根をいただきました。
その後、滋賀県税制審議会に出席。
持続可能な地方自治を考える際に、安定的・継続的な財政基盤の確立は必要不可欠です。そこで、各行政分野における受益と負担のあり方を検証し、税のあり方を議論いただく場として、滋賀県において初となる本審議会の設置を決めました。
今年度は法人県民税や琵琶湖森林づくり県民税についてご審議いただく予定をしています。“新たな自治への挑戦”として、委員の皆様のお力をぜひお貸しいただきたいとご挨拶申し上げました。