本日は、午前中に定例の記者会見を行う。
天皇陛下御即位を祝し、5月4日(土)、5日(日)に滋賀県公館と琵琶湖博物館に記帳所を設置することをご案内。あわせて、新しい時代をお祝いする滋賀らしい行事として、「びわこ令和の森づくり」プロジェクトなどを検討している旨をお伝えしました。
昭和は山に木を植える時代、平成は植えた木を育てる時代でした。そして、令和は育てた木を活用する時代です。「やまの健康」に向けて、昭和や平成に植え育ててきた木を、伐って、使うことで、保全する循環の森を「びわこ令和の森」と位置づけ、森林所有者や県民の皆様と一緒につくってまいりたいと考えています。
イチオシ「健康しがシリーズ」では、彦根市の介護予防に向けた取組である「3か月で元気アップ!トレーニング」と「コツコツ続ける金亀(根気)体操」をご紹介しました。
こうした取組が広がっていくことにより、人生100年時代と言われる長寿社会をその人らしくいきいきと暮らしていけるよう、多様な主体の皆様と取り組んでまいります。
午前中、湖南市で開催された「十二坊トレイルラン&ウォーク」の開会式に出席。
地元の皆さんの御尽力により、初めて開催される本大会の舞台となる岩根山には、豊かな自然とともに最澄上人由来の国宝「善水寺」をはじめとした多くの歴史的・文化的遺産があります。
参加される皆さんには、トレイルランやウォークを通じて、本県の魅力を大いに感じていただきたいとご挨拶申し上げました。
午後からは、「鎮守の森プロジェクトin La Collina近江八幡」に出席。
「鎮守の森プロジェクト」は植物生態学、植物社会学を踏まえ、あらゆる自然災害に耐える防災の森づくりに取り組まれている団体です。今回本県で植樹イベントを開催いただくこととなり、代表の細川護熙理事長や地元のボーイスカウトの子ども達など多くの皆さんと一緒に植樹を行いました。
「鎮守の森プロジェクト」の森づくりに対する考え方など大いに参考にさせていただきながら、森林、林業、山村を元気にする「やまの健康」に今後も力を入れて取り組んでまいりたいと思います。
日本赤十字社滋賀県支部の支部長として、ご挨拶と日頃のお礼を述べさせていただきました。特に昨年は、米原市の竜巻災害に係る義援金の募集に多くのご尽力をいただき、被災者の方からも大変感謝いただいたところです。引き続き、支援を必要とされる方々に寄り添い、地域に根ざした赤十字活動を推進していただけることをご期待申し上げます。
午後には、この4月15日から滋賀県の国際交流員として活動していただいているガブリエル・ロッピーさんとご挨拶。
ブラジル出身のガブリエルさんには、国際交流や翻訳のお仕事などをしていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
龍谷大学からの客員教授の就任依頼をお受けし、本日、知事室にて、入澤学長より農学部客員教授の辞令を交付いただく。
客員教授として、次世代を担う学生の皆さんと直接対話する機会を楽しみにしています。
龍谷大学が農学部を開設されて以来、農業と健康、環境などで連携してきましたが、今後、より一層連携しながら、「森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」の世界農業遺産登録に向けた取組をはじめ、健康・長寿などさまざまな分野での取組を深め、世界に発信してまいりたいと思います。
続いて、県と姉妹県州協定を締結しているブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州から「滋賀友の会」のフロレンセ・カスティエル・ダ・ホーザ会長夫妻をお迎えする。
来年2020年は協定締結40周年を迎えます。エドゥアルド・レイテ州知事等から「日本祭」への招待状を頂戴しました。
40周年の節目に向け、一層の関係強化を期待するとともに、訪問が実現するよう準備してまいります。
午後から、琵琶湖博物館にて、株式会社伊藤園様から、「お茶で琵琶湖を美しく。」キャンペーンによる琵琶湖総合保全に対する寄附を頂戴し、感謝状を贈呈させていただきました。
続いて、3月に完成した「おーいお茶下物ビオトープ」のオープニングセレモニーに出席。
ヨシやハス、フナなどの自然を見近に感じられる施設として株式会社伊藤園様からの寄附を活用して整備したもので、赤野井湾で消失したハスが烏丸半島に戻ってくることを願って、来賓の皆様とともにハスの植付けを行いました。
滋賀県立農業大学校の入学・入校式に出席。
昨日の寒さから一転、春の陽ざしの中、養成科25名、就農科10名、計35名の皆さんが入学、入校されました。
少し緊張しながらも、意欲と希望をみなぎらせた皆さんに、新しい時代の農業を築いていこうというパワーを感じました。今日の気持ちを忘れず、仲間と共に、滋賀の農業のリーダーとして成長されることを心から期待しております。
続いて、滋賀県農業技術振興センター スマート農業研究開発ハウス落成式に出席。
野菜関係で4棟、果樹関係で2棟を整備し、先進的園芸技術の開発や実証研究を加速化していく予定です。
こうした試験研究を通じて、高収益農業の実現と、持続性・発展性のある滋賀県農業・農村の構築に向けて一層取り組んでまいります。
午前中、滋賀県社会福祉審議会の児童虐待事例検証部会の野田部会長より、平成29年8月に草津市で発生した幼児死亡事例に関する検証結果の報告をお受けする。
児童虐待は絶対に許されるものではありません。同じような事例が二度と起きないように、今回取りまとめいただいた検証結果とご提言を真摯に受け止め、市町との連携や県の児童相談所の体制強化にしっかり取り組んでまいりたいと思います。
続いて、滋賀県警察職員任命式・警察学校入校式に出席。
県民の暮らしの安全・安心を守るという若い皆さんの尊い志に深く敬意を表するとともに、本日の決意を忘れずに、正義感に満ちた警察職員に成長していただきたいとご挨拶申し上げました。
午後からは、「健康しが大使」に就任いただいている麻倉ケイト氏の表敬訪問をお受けする。
性別違和を乗り越え、自分らしく生きることの大切さを発信されている麻倉さんの取組は多くの皆さんに元気と勇気を与えています。
午前中、彦根市で開催された滋賀県立大学・大学院入学式に出席。学部・大学院あわせて771名の皆さんのご入学をお祝いいたしました。
新入生の皆さんには、滋賀県での学生生活を送っていただくにあたり、ぜひ自然のなかで学び、地域・産業・暮らしのなかで学び、人との関わりのなかで学んでいただきたいとお伝えいたしました。新しい時代を担う皆さんの学生生活が実り多きものになることを心より期待しております。
続いて、今年3月に完成した多賀町中央公民館「多賀結いの森」を視察。
この公民館は、建築段階から町民と町職員がともに学び合い、意見を出し合いながら建てられたもので、私も昨年7月の短期居住の際にお話を聞かせていただきました。
多賀町産の木材をふんだんに使用し、ホールや児童室、障害者の皆さんが働く作業所など多様な人々が集い、つながりあえる素敵な空間ができたことを、知事として大変うれしく思います。
本日から新たな年度のスタートです。気持ちも新たに登庁いたしました。
午前中、異動のあった部長等に発令伝達・辞令交付を行うとともに、大会議室にて154名の新規採用職員の皆さんに辞令を交付いたしました。
私からは、新規採用職員の皆さんに、以下の3つのことをお伝えしました。
(1)「信なくば立たず」。基本動作を大切に、県民の皆さんのための仕事を、県民の皆さんと共に、しっかりと遂行していこう。
(2)私たちが担う仕事は「県民の命に関わる仕事」である。重圧かもしれないが、前向きに取り組み、やりがいに変えて一緒に担っていこう。
(3)「俯瞰」をしよう。自分の今いるところ、今やっていることが、どういう位置づけにあり、意味合いがあるのか、関わり合いがあるのか、それを一緒に捉えて、考えていこう。
滋賀県をよりよくするため、一緒に頑張ってまいりたいと思います。
その後、新元号の発表をテレビ中継で確認。新元号は「令和」ということです。県民の皆さんとの和を大切にして、新時代の豊かな滋賀を創ってまいりたいと思います。
また、夕方には、イオンスタイル大津京にて「緑の募金」街頭募金活動を行う。
大津市緑の少年団の皆さんも大きな声でがんばってくれました。2021年に滋賀県で開催予定の第72回全国植樹祭に向けて、機運を高めてまいりたいと思います。