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第88回 「こんにちは!三日月です」

  • 対話相手名小路商業協同組合、名小路商店街とともに地域を盛り上げる団体、西日本旅客鉄道のみなさん
意見交換

名小路商店街の皆様方と知事が意見交換を行いました!

 「近江今津駅リニューアルの好機をどのように活かすか」をテーマとして、名小路商店街「茶ぼうず」にて、名小路商業協同組合、名小路商店街とともに地域を盛り上げる団体、西日本旅客鉄道の皆様と意見交換を行いました!

 対話に先立ち、トリイ楽器代表をはじめ近江今津駅長、高島市職員の皆様からリニューアルされたJR近江今津駅をご紹介いただき、ストリートピアノでお子様の演奏をお聴きした後、知事と一緒にピアノを弾いていただきました!

意見交換会では、参加者の皆様から商店街の現状や、盛り上げるための取組をお聴きしました。

 詳細は、後日掲載いたしますが、まずは概要をお知らせします。

視察の様子

概要

商店街の現状について

まず、商店街のアーケードをどのように活かしていくのかをテーマに参加者の皆様に商店街の歴史や現状についてお聴きしました。

  • 湖西線が開通した約50年前から名小路商店街があり、今から35年前に商店街にアーケードができた。
  • 以前は、近隣の住民の方や近くの高校の生徒が電車を待っているときに利用いただき、賑わっていたが時代の流れにより、後継者問題等で空き店舗も増えてきてしまっている。
  • 年間を通して、「マルシェ」を開催してキッチンカー等の出店をしており商店街の活性化を図っている。また、商店街にはアーケードがあるので「地域の屋根付きのひろば(イベント会場)」のように活用いただき、活性化を図ろうとしている。
  • 最近ではインバウンドの影響等で外国の方にも来ていただいている。ビワイチをとおしてサイクリングをしているお客さんも来てくれている。
  • ホテルがスポーツ合宿等で利用されるケースが多いので、来てくださった学生さんのスポーツ用品や楽器の修理等で商店街を利用していただくこともある。

この後、知事と参加者の皆様とで意見交換が行われました。

名小路商店街、高島市、今津地域を盛り上げるために

名小路商店街を盛り上げるためのご意見だけでなく高島市全体、今津地域を盛り上げることについて様々な発言がありました。

  • 高島市は風光明媚で春は海津大崎の桜、夏は湖水浴、秋は果樹園やメタセコイヤの紅葉、冬はスキーなどのイメージがある。今後も観光客を誘致するために観光業の底上げをしたり、今までと違うことをするなどして盛り上げていく必要があると思う。
  • 商店街では現在、昼間にマルシェを開催しているが、夜間にも、屋台村のように実施し、一つの観光スポットのようにして利用いただけるようにしたい。
  • 商店街には色々なお店があり、様々な人がいるので、何かあったときにみんなで助け合えるというのが良いところ。
  • 商店街の空き店舗について、空き家対策だけでなくせっかくアーケードがあるので、それを利用したイベントで賑わっているところを作り、イベントができる商店街として活用すれば、新しく来てくれて、盛り上がっていくのではないか。
  • 商店街があり、その近辺に店があり、さらに駅があるので、それらを一体として考え、みんなで協力して街を盛り上げていきたいと思う。買い物をするだけでなく、何か「楽しいこと」をやりたい。
  • 電車で来られた方は、車でしか移動手段がない状況。バスなどのインフラ整備等を行えばよいのではないか。難しいことではあるが交通網の発展が必要。
  • イナズマロックフェスのような大きなイベントがあると、若い方が来られると思うし、来られた方には高島市を気に入っていただけると思う。

最後に、今後、高島市、今津地域、商店街をさらに盛り上げていくための提案や改善点についてお聴きしました。

  • マルシェやイベントを行う中で、人が来てくれてもトイレがないので困っている人が多い。トイレの増設等が必要なのではないか。
  • 敦賀まで新幹線がつながったので、これを機会に観光客に来ていただきたい。ビワイチでサイクリングをされている方にも多く来ていただきたい。
  • 観光客が来てくれるのはもちろん良いことであるが、高島市に住む人が増えることを考える必要がある。高島市に住む人が増えれば観光客が必然的に増えると思う。街全体が盛り上がるためにも商店街を活用していきたい。
  • 高島では今津や朽木など盆踊りに力を入れており、若い人が精力的に活動してくれている。そのような方が地域にいると移住の決め手になると思うし、行政や、公共交通とも協力して活性化させたい。
  • 高島は自然豊かなところで子育てには良いところだと思う。定住者を増やすためには、子育て(産前産後)の支援が必要。
  • 湖西線50周年であるが、60周年に向けても地域の活性化に向けて駅と商店街で盛り上げていきたい。
  • 鉄道会社として各駅や様々な街でイベントをしていく中で、地域の活性化というところで危機感等を持っている。県民の方、県内で働く人にも同じ思いを持ってもらうような機運の醸成が必要だと思う。

知事から

  • イベント等でアーケードなどを利用しながら商店街を利用することは様々な可能性があると思う。
  • 観光に来てくださる方だけでなく住んでいる人も楽しく生活することが必要。様々な地域課題等について「みんなで一緒に考えよう」というのが、北の近江振興だと思う。
  • 湖西線50周年の際には皆さんが精力的に活動してくださったおかげで非常に盛り上がっているのを見て、地域活性化の可能性を感じた。
  • 地域を盛り上げるために、まだまだできることはあると思う。今回の対話を機に皆さんと協力して北の近江を盛り上げていきたい。

最後にみなさんと談笑も交えながら和やかな雰囲気で記念撮影を行い、終了となりました。

集合写真
お問い合わせ(取組に関すること)
知事公室 広報課
電話番号:077-528-3046
メールアドレス:[email protected]
お問い合わせ(対話の内容に関すること)
総合企画部北の近江振興事務所