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第44回 「こんにちは!三日月です」

  • 対話相手「滋賀県私立中学高等学校連合会」の皆さん

「滋賀県私立中学高等学校連合会」の皆さん

今回は、「滋賀県私立中学高等学校連合会」の皆さんと対話を行いました。

滋賀県私立中学高等学校連合会は、建学の精神に基づく特色ある学校づくりや教育環境の整備により、学力やスポーツ、芸術など生徒の能力を伸ばし公教育の一翼を担う私立学校の連合組織です。

各校の生徒は滋賀県内だけでなく、近隣府県からも入学し、異なった地域で育った者同士がお互いに刺激し合い、活気のある学校をつくりだしています。

今回は滋賀県私立中学高等学校連合会の皆さんと三日月知事が県内私立学校各校の取組や魅力づくりについて語り合いました。

知事から

今回の対話について

  • それぞれに特徴のある私学の教育を実践されているかたわら、公教育の一端を担っていただいていることに敬意を表すとともに、感謝する。
  • 少子化や、さまざまな志向の変化、競争の激化等があるなかで、経営や教育活動において、さまざまな課題や困難があるかと思う。今日はその一端を聞かせていただいて、今後の滋賀県の教育全体をどうしていくべきか探っていきたい。

「滋賀県私立中学高等学校連合会」の皆さんから

滋賀県私立中学高等学校連合会の取組について

  • 私立中学高等学校連合会を略して私中高連と呼んでいる。私中高連は、それぞれの学校の代表者が月1回ずつ集まって話をしており、一緒に事業も展開している。入試の共同広報や彦根・草津での入試相談も行っている。取組のやり方は改良の余地があると思っているが、私学で一緒にやっているところである。
  • 研修活動も一緒にやっている。生活指導上の課題等を捉まえながら、みんなで研修している。私学振興のための活動として、去年初めて滋賀県私学振興大会も開催した。
  • 各校の活動もさることながら、みんなでやっていこうよという機運が非常に高い。これからの私学教育をどう展開していくのかという、中身のある議論を展開している。次に何をしようかと、皆さんと真剣に議論させてもらい、一致点を見つけながら進めているところ。
  • 現場を見ていただくと、一層分かっていただけることもあると思うので、また学校の方にも来てほしい。

各校が目指す人づくりと魅力づくりおよび魅力発信の取組について

比叡山中学・高等学校

  • 新校舎を工事中。第一期で完成した校舎には大きな図書室があり、非常に見晴らしがいい。第二期工事では、職員室がある管理棟を作っている。そして、全校生徒が入れる体育館もつくっている。昔は一学年、5~6クラスだったが、今は12~13クラスあるので、旧の体育館では全員入れなかった。2月の下旬には完成し、新しい体育館で卒業式を行う予定。その後、第三期工事に入る。
  • こうしたことは学園の雰囲気づくりにも効果が出ており「掃除・挨拶・学問」と言っているが、生徒はしっかり挨拶ができ、明るく活動的に学校生活を過ごしている。
  • 高校は全教室にWi-Fi環境を整備し、それぞれの家庭でiPadを購入してもらい、ICT教育を展開している。県内の公立の学校から、視察に来られることもあり注目されている。新しい学力の養成を求め、学校として精力的に展開していくとともに、そのあたりをしっかりとアピールしながら進めていきたいと思っている。

彦根総合高等学校

  • 昭和21年から女子教育をやってきた。最初は専門学校で、広域通信制高等学校と技能連携し、高等学校資格を生徒に与えていた。その後、技能連携の方向から外れ、平成10年に独自で女子のみの私立高等学校を開校した。平成18年度に男女共学の総合学科を立ち上げた。
  • 最初は定員が80名だったが、現在は210名になった。そこで去年、1千人入れるグリーンアリーナを建設した。彦根市はハンドボールに力を入れており、グリーンアリーナを国体の会場として使っていただく予定。また、校舎が手狭になってきたため、冷暖房、床暖付きの普通教室がある新校舎を3階建てで建設した。
  • 今まで被服が中心だったが、時代の流れに合わせ、フードクリエイト系列を追加した。2・3年から家庭科のフードに力点を置いた実習を取り入れている。30年度からは在学中に調理師免許も取れる総合学科となる。彦根市が美食都市を掲げているので、地元に根ざした企業と連携し、地の食材を使ったレシピをつくる取組も行っている。地域おこしも担える学校になりたい。
  • 今後、湖北の方で生徒数が激減すると言われているので、30年度の生徒募集の定数については、私学のことを考えていただきたい。

近江高等学校

  • 今年で開校80年目になる。初代理事長は会社の経営者であるが、「事業は人なり」ということで学校を創設した。
  • 湖北湖東地域で著しく生徒が減っており、競争が激しいなかで生き残りをかけて取組を行っている。地域の様々な要望に応えるため、4つのコースを作っている。まず進学に特化したアカデミーコース。毎日8時間授業を行うほか、自習で残る生徒のために教員が交代で8時過ぎまで教えている。2つ目が、勉強とクラブ活動の両立を目指すアドバンスコース。本校は非常にクラブが盛んで、クラブをやりつつ大学に行きたいという生徒が、大学に受かる学力を付けながら、クラブに励んでいる。授業は6時間だけなので生徒が行き帰りの電車の中でインターネット授業を受けられるようにしている。3つ目は就職を希望する子、クラブ活動をしたいという積極的な子が多い総合コース。情報の授業をたくさん入れて、すぐに仕事ができるようにしながら、部活動に取り組めるよう積極的にサポートしている。4つ目のキャリアコースは商業科である。滋賀県には昔は商業科がたくさんあったが今は減った。本校も毎年どうするか悩むが、一定希望者がいるので、地域への奉仕の思いから、簿記、情報、デザインなどに特化し授業している。

滋賀短期大学附属高等学校

  • 大正7年に創立し、来年創立100周年を迎える。今、編さんしている『百年史』を読むと、滋賀県庁とは大変関わりの深い学校だということが分かる。もとは、三井寺の近くで裁縫の塾として開かれた。その後、今の県庁梅林駐車場に昭和12年から43年まで校舎が建っていた。その土地を県庁が買い、現在の場所に移転した。当初は女子高であったが、平成20年に共学になった。
  • 現在は普通科のI類、II類、そして、専門学科として家庭科である人間総合科がある。来年度からは生活デザイン科という名称に改める予定。人間総合科の志願者数が少なく、定員割れが続いている。そこで、文部科学省のスーパー・プロフェッショナル・ハイスクールの指定を受けるべく、特に保育に軸足を置いた取り組みをしている。滋賀短大にも幼児教育保育学科があるので、高校の3年と短大の2年の5年間を通して有能な保育士を育成するプロジェクトの立ち上げを計画している最中である。
  • 普通科、人間総合科とも男女共学になり、男子生徒も35%ほどになった。また、黒板を全て白板化し、プロジェクターを設置して、タブレットやiPad、パソコンを用いた授業を展開している。
  • 100周年を記念し、新校舎の建設を進めている。学校の正面に一部5階建ての大きな建物を建てている。

近江兄弟社高等学校

  • ヴォーリズが創立した学校なので、伝統としてグローバル化対応、国際人教育に力を入れている。世界に21校の姉妹校、交流校がある。それらの学校との交換留学を積極的に行ったり、2年次には7カ国に分かれて修学旅行に行ったりしている。そういった中でホームステイを行うなど実のある国際人教育ができている。数年前には国際コミュニケーション科という学科もつくった。また、ヴォーリズの出身大学であるコロラド大学の寮で合宿して学ぶプログラムなど精力的に取り組んでいる。
  • 大学に入っても、中退する学生が12万人もいるそうである。また卒業しても約10万人が就職も進学もしない。大学に入ってからが大事なので、12大学と包括協定を結んで高大連携教育に取り組んでいる。もはや大学進学の支援だけが高校の役割ではないと考えている。
  • 滋賀県は不登校者数が全国平均を超えているので、本校では単位制課程を設け、十数年間で多くの卒業生を出している。社会で活躍できる、やり直しの機会が提供できればと思っている。
  • 学園としては、地域の保育、幼児教育のニーズに応えようと、子ども園、保育園、学童などの取組を行っている。ニーズに応えるだけでなく、ニーズを切り開いていくという進取の気風、新しいものにチャレンジするという姿勢も私学の特性だと思っている。自分の頭で考えて、自分で決めて行動できる力が必要だと考えており、リベラルアーツ教育に本気で取り組み、志を持った生徒を育てていきたい。

滋賀学園中学・高等学校

  • 湖東地域の少し奥まったところにあり、地域からの支援をいただかないとやっていけない学校である。また、特に県南部の高等学校とは違って、湖東地域の生徒数の減少もあり、なかなか生徒が集まりにくい状況で苦戦している。男女共学になってから今年で18年目を迎えるが、本校ならではの3つの取組を紹介したい。1つめは現役合格を実現する「学内塾等」の取組。2つ目はICTを活用した21世紀型の授業。3つめは海外留学。最近はニュージーランドを中心に行っているが、中学生だと全員がニュージーランドに2カ月研修に行く。この3つを教育の特色の柱にしている。
  • 本校は私学だが、県立高校と共に滋賀で子どもを育てることに取り組んでいるので、今後もその一翼を担っていきたいと考えている。

光泉中学・高等学校

  • 今年で30年目を迎えた。「入れる学校から、入りたい学校へ」を目指し、今後の社会を支える知識・技術あるいは教養を培う人を育てている。4校の海外の学校と姉妹校提携して、新しい時代を見据えた教育を行っている。英語教育にも力を入れている。一方、不易の部分で、宗教や情操教育も今後の社会を支えていく重要な要素であるので、人間の人格形成に力を入れている。
  • 学校はいつの時代も地域の文化活動の拠点だと思う。小・中学校に比べ、高校は地元の人が来る機会が少なく見えにくい部分もあるが、だからこそ地域に貢献し、連携することが大事だと思う。地元の小学生の英会話教室をうちの教員がボランティアでやったり、うちの顧問が小学生にバスケットボールやラグビーを指導したりしている。また、地元の集まりに参加したり、学校に来ていただいたりして活動している。草津市は自転車盗難が多いので、草津警察署と連携して、生徒会が自転車盗難の啓発を行っている。地域の人たちが光泉高校は地域の誇る学校であり、訪れやすいと思ってもらうことが、学校の存在意義として大事だと思う。

立命館守山中学校・高等学校

  • タブレット端末を活用したアクティブラーニングやICT教育に積極的に取り組んでいる。その取り組み内容や成果、進学実績は、多方面から注目をいただき、大変高い評価を受けている。毎年100校近い学校見学があり、本年6月に開催した研究会には、南は沖縄、北は北海道まで全国から300名近い先生方に参加いただいた。

綾羽高等学校

  • 昭和40年に開校し、今年で52年目になる。開校当初から昼間定時制の働きながら学ぶ高校として出発しており、現在は、全日制、昼間定時制、通信制の3課程がある。高等学校の全ての課程を持っている学校としては全国的にも、特に私学では珍しい学校である。
  • 高校3年間で資格を取って卒業し、最終的には滋賀県で働いていただくということに一番力を入れている。全日制課程には介護福祉科があり、介護福祉士の育成に取り組んでいる。卒業時に介護福祉士の国家試験に挑戦する。また、体育コースもあり、硬式野球、サッカー、ソフトテニス、バレーボール女子に力を入れており、全国制覇を目指して頑張ってくれている。昼間定時制には食物調理科があり、調理師養成施設として厚生労働省から認可を受け、高校卒業と同時に調理師の資格がもらえる。また、パティシエになりたいという生徒が非常に多かったので、製菓コースを普通科に設けた。卒業までに製菓衛生師の資格に挑戦する。さらに、美容コースは、専門学校と提携しており、ダブルスクールというかたちで、高校卒業と同時に美容の受験資格も得られるということで、美容師の資格を取るための最短ルートである。通信制課程では週末コースを設置し、毎週土曜日にスクーリングを行っている。現在でも不登校の生徒に、こちらに来てもらっている。また、他校に在籍した生徒が退学し、転入生として受け入れもしている。

MIHO美学院中等教育学校

  • 中学校から生徒募集している。2012年に開校し、今年やっと1年生から6年生、つまり中学校1年生から高等学校3年生までがそろった。来年の3月に初めて卒業生を出すという状況。進学に特化した学校ではなく、母体は神慈秀明会であり、世界に通用する素晴らしい教えを広げるために、学校法人として設立された。「世界人たれ」というのが、一番大きなコンセプトである。そのために、どういう考え方をし、何を身につけて生きていけばいいかということを中心に学んでいる。
  • 特徴として「食べるものは自分たちで」ということがあり、生徒たちが田んぼで稲をつくり、畑で野菜をつくっている。また、全寮制であることも特徴の一つ。朝、昼、晩の食事は基本的に生徒たちがつくっている。自分たちで育てた野菜だけでは足りないので、全国から送っていただいた無農薬、無肥料の食べ物を体に取り入れている。掃除や食事づくりは御用であり、奉仕である。その奉仕を通じて自分が成長していくことに感謝しようという取組を行っている。24時間学校内にいるので、「生活即教育」であるという捉え方でやっている。月に一度、外出日として草津や大津に出かける機会を設けてはいるが、やはりストレスはたまるようなので、どう解消させるかということも大事。生徒は全国各地から来ており、小学校を卒業した段階から全寮制の学校で過ごすので、先輩がいかにリードし、成長させるかというところも本校の取組の一つである。

幸福の科学学園関西中学校・高等学校

  • 滋賀県のなかで一番新しい学校で、2013年に開校し今年で5年目。宗教法人幸福の科学が母体となってできた学校なので、信仰を持っている信者子弟のみならず一般の生徒も受け入れたいと思っているが、基本は宗門校、ミッションスクールの形で運営している。創立者の大川隆法による建学の精神「高貴なる義務を果たす真なるエリートの輩出」を掲げ、日本や世界の幸福・発展のために奉仕できる人をつくりたいと思っている。
  • 「徳力、学力、創造力」という三つの柱を立てている。今の日本の教育に一番欠けているのは宗教教育だと思っている。日本には、宗教は怖いものだという認識が少なからずあると思うが、実際に世界の宗教にどんなものがあるのか、神仏の存在や、世界の宗教の教えの共通部分をしっかりと学ぶことが、日本の教育にとって大事だということで、本校では、そこを中心にやっている。それが徳力である。本校の生徒には信仰心を持ってほしいが、やはり勉強はできればできるほど自分が幸福になるし、他の方々を幸福にする力も付くので、学力もしっかりつけるよう指導している。テスト勉強ばかりしていると、ミスを恐れる人間が大量に出る傾向があると創立者から指摘いただいており、創造力が大事だと考える。自分の保身に走るのではなく、リーダーである以上は、新しいものにチャレンジして、自ら責任を取っていくという起業家精神、チャレンジ精神を身につけられるよう「徳力、学力、創造力」を柱としている。
  • 9割方が寮生で、北は北海道から南は沖縄まで全国から来ている。生徒にとっては滋賀が第2のふるさとだと思うし、保護者の方々もよく学校に来られるが、地元に対する愛着を持ってきていただいていると思っている。

私立学校と公立学校の連携について

  • 私学の存在意義は、教育における多様性だと思う。また私学の優位性で言うと、ニーズに迅速に応える姿勢を持っていることだと思う。これが、行き過ぎると、行き過ぎた市場主義となり、教育をゆがめるもとにもなると思うので、見識を持って、ニーズに誠実に応えていくことが大切だと思っている。
  • 自主性と公共性を併せ持つ私学こそ公教育だと思っている。公教育の一翼を担うという言い方をするが、私学こそ公教育だという自負を持って取り組んでいる。
  • 私学は、県外からも生徒が来ており、いろんな志向を持った生徒がいる。スポーツを一生懸命やりたい生徒、進学したい生徒、就職したい生徒、地域に貢献したい生徒などいろんな生徒がおり、そういう多様な生徒を伸ばしていくことが、私学の務めなのだと思う。
  • 公立、私立を問わず、どのように滋賀県全体の教育レベルを向上させていくのかについて考えなければいけない時代に入っていると思う。特色ある教育や優れた実践を行っている学校があれば、県が教育研究の拠点校に指定し、希望する教員や学校が、いつでも研修できる制度や環境をぜひ整えていただきたい。
  • 滋賀県の公立学校は私学から転学、編入を受け入れないというスタンスであるが、文科省の規定には、公私の区別は何も書いていない。県内でも公立から私学への転学、編入は時々ある。本校でも様々な理由で、どうしても続けられないという生徒がおり、通信制の県立高校は受け入れてくれたが、全日制の学校は最初から私学は拒否しているというスタンスであった。
  • 滋賀県の教育や学校の魅力が十分に伝えられていないのではないか。「滋賀の生徒は、滋賀で育てる」という立派なスローガンがあるが、一方で、年間500名近い生徒が県外に流出し、公立、私立を問わず受験生が県南部に集中している状況がある。これは、そのまま保護者や受験生の滋賀の教育に対する評価の現れではないかと思う。だからこそ、県下の学校が協力し、もっと教育や学校の魅力を大きく発信することが必要だと思う。
  • 私立、公立が一緒に取り組むことで、滋賀全体の教育レベルを向上させることができると思う。教育は人であり、人が教育を変えていく、教育をつくっていく。優秀な教員を一人でも多く育て、学校の教育改革を進めていくことで、学校は変わり、レベルも上がっていく。だから、優れた教育や先進的な取組をしている学校から学ぶということが重要だ。教育にも学校間の適度な競争や刺激は必要であり、先進的な取組は真似するべき。真似をすることで全体的なレベルは向上するし、全体のレベルが上がることで、また新たな教育改革が展開されるようになる。大学入試の改革や新学習要領の改訂を前に、学校も新しくどんどん変わっていかないことには、訴求力も失っていくと思う。
  • 高等学校教育研究会というものがあり、公立も私学も一緒に、それぞれの教科、進路指導などの非教科ごとに、主任教師が集まり教育研究活動を行うが、やはり中心は公立であり、なかなか公私連携ができていない。
  • 県としてももっと大きな視点で、私立学校を活用してもらいたいと思う。私立も公立も一緒になって滋賀の魅力ある教育づくりが進められるよう働きかけていただきたい。

知事から

対話を振り返って

  • 県は自治体なので、公立にばかり目が行ったり、話が及んだりすることがある。予算のことやキャリア教育などをやるときに、どうしても公立のことだけ所掌しているところがあるので、いろんな選択肢を用意して、公私連携で滋賀の教育レベルを上げたいと思う。
  • 児童、生徒、親御さんに皆さんの取組を伝える努力をしないといけないと思った。私も自分の子どもが学校でもらってくるものを見たり、話すことを聞いたりしていると、県内私学の情報が生徒レベルで乏しいのではないかと思うことがある。その理由としては、われわれ行政の責任もあるだろうし、学校に情報が届いていない、学校からの発信が十分でないということもあるかもしれない。また、子どもたちが最近多くの時間を使っている塾などにもきちんと皆さんの取組を伝えられていないということもあるのではないかと感じた。
  • パンフレットの作成などを共同事業でされていることは、大変意味があると思う。ぜひこういう取組をさらに充実させたいと思う。
  • 教育研究活動に私学の皆さんにも関わっていただけるような公私連携の環境づくりをしたいと思う。
  • 地元との連携に御努力いただいていることを伺って感謝している。公立の高校よりもやっていただいていると思ったところもあった。私学の取組を公立が学ぶ、逆にいろんな情報を私学の皆さんにも届けて、一緒にできることを探れるではないかと思った。
  • 特に私学の場合は、われわれ公立ができない宗教的なことや、美術の分野、スポーツの分野、専門資格の分野に特化してやっていただけていると思う。その情報を選択肢として届けるということが大事だと改めて思った。
  • 公私連携を教育研究活動でも取り入れること、地元との連携をさらに深めること、皆様方の学校の特色、特徴を、生徒、児童、保護者、県民レベルでもっと届けることに力を入れないといけないと強く思ったので、早速担当部局と検討し、皆様方にも相談をさせていただきたい。
  • いじめの問題や発達支援の問題など課題がある生徒の対応に、私学と公立が連携する仕組みをつくれないかという提起を以前いただいたことがある。それらも含めて、できることはやればいいと思う。今後も、こういうことに取り組んだが、また新たな課題が出てきたなというようなことをキャッチボールできればいいと考えている。