甲賀市では、小規模多機能自治の取組を進めており、概ね小学校区をエリアとした新しいコミュニティの形として自治振興会が設立されており、土山町山内地域においても「山内自治振興会」が設立されています。
山内地域が抱える課題として、「獣害対策」「少子高齢化」「若者の定着」などがあり、自治振興会の喫緊の課題として、重点的な取り組みを進めています。
特に「獣害対策」については、侵入防止柵の計画的な設置や里山保全による人里との緩衝帯整備をはじめ、鳥獣捕獲状況分析やドロップネットなどの新技術の導入を進めています。また、捕獲した鹿肉を活用したジビエ料理開発などにも取り組んでおり、これらの活動で有害鳥獣被害を大幅に軽減したことが評価され、平成26年度には農林水産省の鳥獣被害対策優良活動表彰を受賞されました。
今回は、「ドロップネット」を使って鹿と猪を捕獲する実際の作業現場を見学し、その後に、鹿肉を使ったジビエ料理のディナーコースをいただきながら、甲賀市山内自治振興会の皆さんに知事と語り合っていただきました。