今回は、県立八幡商業高等学校「近江商人再生プロジェクトチーム」の皆さんと対話を行いました。
同校では、伝統ある商業学校としてさまざまな取組を実施されており、平成25年度から「近江商人再生プロジェクト」を実施されています。
このプロジェクトは、チームに参加する生徒が近江商人の「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」の精神を実践的に学ぼうとするもので、生徒自らが価格交渉や仕入れをして、本県ゆかりの土地を訪ね、近江商人の先人にならい初めての土地での行商等を体験します。
これまでの取組では、訪問先を東北地方とし、経済活性化による復興の支援、収益の寄附などを通じて「世間よし」を実感するなど、かけがえのない体験を重ねてこられています。
今回は、こうした取組について知事と語り合っていただきました。
(八幡商業高等学校 校歌 作詞:土井晩翠 作曲:東京音楽学校 明治40年制定)
1.漣清き鳰の海 その八景の岸近く
敷ける教の庭の中 望みあふるる青春の
健児日毎のいそしみは 邦と民との 富の道
2.鵬の翼の延びざりし 鎖国の世にも大八洲
その隅かけて市とせし 父祖にな耻ぢぞ東海の
潮一度舟乗せて 四海にいたる今の時
3.印度の珠玉アラビアの 香も集めん南洋の
珊瑚琥珀も欧の西 送らん道や幾万里
潮と共に舟を駆る 貿易風の名もよしや
4.大塊ひとつ日月の 光遍く照るきはみ
自然と人と相待ちて 万の宝産むところ
皆わが領と心して 探れ扶桑の国の富
5.扶桑の国の富斯くと 宣らん健児の志
養う処漣の 近江の海の岸近き
教の庭に光栄の 景とこしえに照らしめよ