今回は、沖島町自治会の皆さんと環びわ湖大学・地域コンソーシアム学生支援事業「沖島活性化プロジェクト」参加の県内大学生の皆さんと対話を行いました。
環びわ湖大学・地域コンソーシアムは、県内の大学・短期大学と地方自治体・経済団体が相互連携し、個性輝く大学づくりを進め地域社会の発展に貢献することをめざして、多種多様でユニークな連携事業を実施されています。
同コンソーシアムの学生支援事業は、県内の大学から選出された学生スタッフが、地域の人々との交流を通して地域を理解し、ボランティア活動を通じて社会について学び、滋賀の奥深い魅力を発信することを目的に進められている事業です。
この事業の一つである「沖島活性化プロジェクト」では、参加学生の皆さんが、沖島でのボランティア活動や宿泊研修等を通じて、沖島について理解を深め、課題について地元住民の方と意見交換し、大学生の視点を活かした解決策を提案されていきます。
今回は、この事業に参加されている沖島住民の皆さんと学生の皆さんに、滋賀の未来への想い(県基本構想)について知事と語り合っていただきました。
沖島で今一番の問題は無医村であること。約300人が住むが医師はいない。昭和48年頃は人口800人位だったが半分以下になった。その頃、小学生は70~80人いた。中学生は30~40人で島に中学校の分校があった。今は島外の八幡中学校に通船で毎日通っている。小学校はあるが小学生は11名、島の子どもが5名、島外の市内から通う子どもが6名。島内と島外の子どもの数が逆転した。過疎になって残念。この島から学校を無くしたら何もない。その中で提案していかなければならないことは多くある。沖島へ週1回、医師に来ていただく。過疎で皆年を取り、診察を受けに行くのに不便を感じる。常駐の医師を迎えられればと島中が悩んでいる。