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知事定例記者会見(2026年4月27日)

令和8年4月27日
(県政記者クラブ主催)

会見の様子

【知事】

今日もよろしくお願いいたします。ゴールデンウィークに入っている方もいらっしゃると思いますが、これから本格的に入っていくということですので、それぞれの御予定で英気を養う方、またお仕事をされる方、いろいろな時間の使い方を工夫していただければと思います。

関連して2点です。1つは、こどもの日の県立施設、 5つの施設、こちらを無料で開放しますという取組をいたします。毎年5月を、「子どもまんなか児童福祉月間」と定めております。先ほどは、子ども政策推進本部を開催いたしました。「すまいる・あくしょん」の取組を、さらに続けていくことなどについて確認をしたところでございます。5月5日こどもの日に、県内に在住する18歳未満の子どもと同伴の保護者の方を対象に、この5つの施設を無料開放いたします。昨年も、この5つの施設で4、000人を超える方々が御利用いただいたということでございます。今回もどれぐらいの方が、この無料開放を御利用いただけるのか、数えてみたいなと思っているところです。

もう1つは、#7119 、#8000のお知らせについてでございます。連休中、お休みのときは、急診の診療所、病院も多くて、急な病気や怪我の際にどうすればいいのか、迷うときもあるのかもしれません。救急車を呼ぶべきなのか、どの医療機関を受診すればいいのかという相談に対応するため、#7119 、この電話相談を昨年10月から始めたところです。この#7119は、書いてあるとおり、 365日24時間対応していただけます。看護師等の専門職の方が御対応、助言をしていただきます。また、#8000番は、記載のとおり、少し解説の時間が限られておりますが、 15歳以下の子どもさんを対象に、看護師だけではなくて、小児科医の先生方も御対応いただけるということでございます。急な場合は、119番お願いしていただいて結構なんですけれども、迷うときなどはこういった番号にかけて、まず相談してから救急車を要請するということもお心留めいただければなというふうに思います。なお、聴覚障害の方、手話等でコミュニケーションされる方などは、従来どおりメール、 FAXで連絡していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

それでは資料に基づきまして、今日は2点。1つ目は、育児休業等を取得した職員の業務をカバーした職員に対して、今年度から勤勉手当、いわゆるボーナスの加算を行うことといたしました。職員団体からも、度々この提案や要望をいただいておりましたし、職員との意見交換の中でも、育休を取るんだけれども、周りに気兼ねするというようなこともございましたので、こういったことに対応するために、今回導入するものでございます。具体的には、育児休業や病気休暇などを引き続き1か月以上取得した職員がいる所属において、育児休業等を取得した職員の業務を所属内のメンバーでカバーした場合に加算を行おうとするものでございます。加算割合は、カバーした月数に応じて1ヶ月あたり100分の11 。金額にして平均で約4万円の加算。この加算の割合は、同様の加算制度を実施されている滋賀県を含む14県の中でトップクラスだということだそうでございます。1か月あたり100分の11よりも上の100分の12の加算をされる県があるそうでございますが、その県は育休だけで、私ども滋賀県は介護や病休も含んでいるということで、トップクラスだということで表現させていただいております。今年度4月からの業務応援について適用し、12月期の勤勉手当から加算を行います。休暇制度も充実させながら、多様な人たち、いろいろな事情を抱える人たちも一緒に助け合って働いていける職場をつくっていきたいと思います。

もう1つ、新たにしが若者防災啓発サポーターの募集を行います。岩手県大槌町では、大規模な林野火災が続いています。お見舞い申し上げたいと思います。今朝も地震の警報が鳴り、様々不安な思いをされている方も多いと思います。自然災害が頻発化したり、激甚化したりしておりますので、私たち一人ひとりが自分で自分の命を守る自助の取組、地域や職場において助け合う共助の取組、その中核となる防災の人づくり、これが大事だと思います。令和6年度の県民意識調査で、 10代から20代、いわゆる若い世代は、他の世代と比べて災害への関心が低かったという結果がございまして、若い世代に対する働きかけの強化が必要だと認識しております。このため、この10代から20代の若者に対して、防災の啓発活動を行って、若い世代も防災への関心を高めることを目的に、サポーターを募集しようと。このサポーターの皆さんには、防災スキルアップ、防災イベントの企画・運営、SNS等での情報発信、防災をテーマにした啓発素材の作成などに関わっていただこうと。応募資格は、こちらに書いてあるとおりでございます。15歳以上24歳以下の方、募集期間は4月30日から5月22日までということとなっております。ぜひ、新たな企画として取り組んでいきたいと思いますので、奮って御応募いただければと思います。私からは以上でございます。

[中日新聞]

しが若者防災啓発サポーターについて、先ほどおっしゃっていただいたとおり、意識調査で10代、 20代、若い世代の災害への関心が低いということでしたが、このサポーターの募集を始める以前に、特に県として、若者の防災意識向上に、例えばどういうことをされてきたかとか、これまで防災意識向上についてどのような啓発をしてきて、現状、若い世代の防災意識に関心が低いということを、なぜこういうことになっているのか、どういったふうに分析というか考えていらっしゃるのかというところ。また、サポーターを通じてその課題をどのように解決していきたいかというところを教えてください。最後に、サポーターになってくれる方へ、知事からメッセージといいますか、激励の言葉があればよろしくお願いいたします。

【知事】

これまでから、いろいろな機会を通じて、例えば訓練の際もそうです。こういう会見でもそうです。いろいろなメディア通じて、お知らせ、発信してきました。いつ起こるかわかりません。自分の命は自分で守ろうと。そして能登半島や東日本大震災、阪神大震災の節目の時には、こういった被害があります、こうやれば身を守れます、こういう取組が有効ですというようなことなどをお伝えしてきますけれども、やはり時代の流れとともに、かつ災害が比較的少ない我が県においては、そういう意識が他の県にも、ややもすれば低くなる傾向もあるのではないかと。それが2つ目にいただいた、若い世代の意識が他の世代よりも低いということにつながっているのかもしれませんが。しかし、いつか、どこでも必ず起こりうる、起きたときに自分の命を自分で守るということの大切さ、ちょっとした心がけと取組で守ることができたり、ちょっとした思いやりで助け合うことができるということもございますので、そういったことに気づくと、気づいて行動するということと併せて、ちょっとした取組だけではなくて、少し専門的に、ちょっと高いレベルで学ぶことの重要性とか意義というものも感じていただければと思いますので、今回こういったものを企画してみました。どういう人たちが、どんな意識で参加してくれるのかというのも見たいし、いろいろなプログラムを用意してくれているようでございますが、そういったものがどのように周りに波及するのかといったことも見てみたいなと思います。なんといっても、繰り返しになりますが、必ず起こりうるこの自然災害というものから、自分の命、大切な周りの命、これを守るために一緒に行動していきましょうということを呼びかけていきます。

[中日新聞]

先日、県立高専の校舎棟の一般競争入札が再び不調になったと、各社報道があったと思います。2024年にもそういった不調がありまして、入札方法を見直したにもかかわらず、もう一度また不調になったということですが、今後、予定価格はこのままなのか、さらに再度増額するということがあり得るのか、また再入札、価格変更はどのように検討して、どれぐらいのタイム感で結論を出されるのか。あと、2028年4月という開校予定があるかと思いますが、これは今後も堅持をされるのか、このあたりを伺いたいと思います。

【知事】

まず、予定している入札が不落ということで、今もお尋ねいただいたように、開校のスケジュールがあり、そこを目掛けて、今、受験の呼びかけ、カリキュラムの整備、そして様々な手続きを今やろうとしていますので、そういう意味で、工期との兼ね合いで非常に緊張感が高まっているという状況はございますが、焦ることなく、惑うことなく、どういうことでこの不落になったのかを分析し、どうやったらそうならないのかということも対策を立てて、できるだけ早く次の公告・入札の実施に向け準備を進めていきたいと考えているところです。あと、2028年4月の開校予定は堅持したいと思っておりますので、今回まだいくつかある工事の中の1つですので、これをしっかりと再度公告・入札できるようにすると同時に、それ以外の工事についても、もう既に万全の準備を取っているつもりではございますが、今回のことを受けて、さらにどういう対策が必要なのかということを検討していきたいと思います。

[中日新聞]

確認なんですけれども、28年4月の開校予定を堅持したいということですが、現時点で1回不落にはなりましたけれども、この後、対策を立てて、できるだけ早く次の入札実施へ準備をしてということで、今のところ、その開校予定は守れるという認識でよろしいでしょうか。

【知事】

はい。再度行った公告がどういう結果になるのかということは見ないといけないと思っていますが、現時点でスケジュールを変える必要はないと聞いております。

[日本経済新聞]

育児休業取得者に対するボーナス加算についてお伺いします。県内企業とか見ますと、やはり女性に比べると男性の方がまだまだ育休の取得率も低いし期間も短いという現実があるかと思いますけれども、こういった県のボーナス加算のような取組が県内企業に波及していくことについての期待などがあれば、ぜひお伺いできればと思います。

【知事】

男性も女性も育休をとって、出産や子育て、とりわけ生まれた直後の子育てに寄り添うという、こういった取組を進めていきたいと思います。併せて、出産・育児だけではなくて、介護や病気も含めて、休まなければいけないときには休んで支え合うという、こういう働き方を職場、社会で広げていくのはとても重要なことだと思います。したがって、お尋ねいただいたように、こういった取組が、県庁だけではなくて、知事部局だけではなくて、広く広がっていくことを期待したいと思います。休みたいけれども、休んだけれども、周りの人に気兼ねするということは、よくあることだと思います。その気兼ねを少しでも解消するものとして、こういう加算というのもいかがですかということを、県がまず率先してやってみる。その結果をいろいろと分析なり、また御紹介しながら、県内の企業、とりわけ中小規模事業者の皆さんにもお知らせ・共有することで、こういう取組があるんだということを知っていただく。ただ、県はいいよな、公務員はいいよな、中小企業だとなかなか難しいよな、という御事情もあろうかと思いますので、そういった場合にどういうやり方があるのかも一緒に考えていく、ということも併せてやっていきたいと思います。

[読売新聞]

県立高専、入札が不落になりましたが、当然そのまま再入札をしても、なかなかうまくいかないと思うんですが、予定価格の見直し、つまり事業費の上振れになると思うんですけれども、そこはある程度致し方ないというお考えでしょうか。

【知事】

まずは、どういうことが今回の不落の原因だったのかということを分析した上で、再度、この工事の公告と入札を行うということだと思います。今の時点で、高専全体を整備する総額を変える必要はないと聞いていますが、当然、こういう昨今の経済事情、市場の状況もございますので、予算の増額も必要になることは想定しながら、ただ最小の経費で最大の効果を生むという中で、できる限りこの枠内で工事が進められるよう、さらに努力をしていきたいと思います。

[読売新聞]

今、施設整備は約152億円というのが出ていたかと思うんですけれども、一応その枠内で、工事内容の見直し等で対応されるということでしょうか。

【知事】

はい。設計のやり方とか工事の内容とか、でき得る限りの変更、調整を行って、この枠内で全体の工事が完了するように努力していきたいと思います。

[読売新聞]

知事選挙について、昨日、自民党さんが独自候補の擁立はしないということを明らかにされたんですけれども、その件についてどのように見ておられますでしょうか。

【知事】

報道で知っているだけで、まだそういったことを会派等から直接お聞きしているわけではありませんし、その前段階の御評価等で、物足りなさ等も指摘されておりますので、そういったことを受けてどのように対応されるのかというのは、今後、県議会もしくは党の中でも御検討いただくものと思いますので、そういったものを虚心坦懐に、謙虚に伺って、我が方の対応も考えていきたいと思います。

[読売新聞]

知事を支援されるかどうかは公約を見て判断するということで、昨日、そのように自民党さんは取材に答えていたのですが、知事の公約は自民党さんの態度を踏まえて、いつごろ示されることになるのでしょうか。

【知事】

まず、私自身は今、3期目お約束した公約を、この任期中にしっかりと完了すべく努力するということと併せて、4期目に挑戦するにあたって、どういう政策を並べたらいいのか、並び替えたらいいのか、表現したらいいのかということを今作業しているところです。既に、内々お示しした方々からいろいろな御意見も伺っており、随時修正・加工しながら、まず第1案、原案としてお示しする内容を今つくっているところですので、政策を見て対応を御検討いただけるということであれば、そういう対話は、どの方々とも真摯に行っていきたいと思います。

[読売新聞]

最後1点、焦点になってくるのはやはり知事が掲げておられる交通税のことかと思います。それについては公約にどのように盛り込むのか、盛り込まないのか、どういうお考えでしょうか。

【知事】

暮らしを支える、また余裕を豊かにする交通移動ということについては、地域交通計画を昨年度つくり、具体の取組を今年度からスタートさせておりますし、それを賄う財源につきましても、どのように賄っていくのか、計画の中にも書き、そして参考資料として具体の試算もお示ししておりますので、その検討は丁寧に続けていく、積み重ねていくということだと思います。が、昨年度末に議会で、予断を持たずに検討されたしという決議もいただいておりますので、どういう表現内容で皆様方にお示しするのがいいのかということについては、現在熟議をしているところです。当然、このテーマについても多くの御意見をいただくでしょうから、そういった御意見も踏まえながら考えていきたいと思います。これまで検討してきたものが、ゼロになったりマイナスになったりすることはないと思います。

[滋賀報知新聞]

先ほどの子ども政策推進本部で出たお話で2点伺います。まず1点目、総括として知事がおっしゃっていたのが、知事選に向けて子ども向けのマニフェストをつくろうとしているというお話がありましたが、具体的にそれはどういったものになるのか、一般的な公約として出そうとされておられるものとどう違って、どう同じなのか、何か構想がありましたら教えてください。

【知事】

今考えています。どうしたらいいのか。ただ、私はいろいろな行事に行くと、さっきも一部申し上げましたけど、10人の大人と触れ合うよりも、20人の子どもと触れ合う時間を機会を大事にしようと心がけていますので、もちろん選挙期間中、いろいろな方と、お話しします。あちこち行きます。呼びかけるときに、これ読んでくれへんか、一緒にやらへんかと言えるようなツールを持てたらいいなというのは、この10年来いつも考えていましたので、そういうものでどのようなものがつくれるのかというのを考えてみたいなと、そういう思いです。

[滋賀報知新聞]

前回96項目ぐらいの公約でしたが、同じぐらいの厚さのものになるのでしょうか。

【知事】

いや、それは今考えているんです。やりたいこととか、やらねばいけないことがたくさんあって、特に現職でお預かりしていますので、やり残していることなどもございますので、そういうものをどのように記載をするのか。ただ、全部を選挙期間中に配れるものに入れ込もうとすると、もう虫眼鏡で見ないと見えない文字になりますので、ちょっと全体を網羅的に示す政策集と、そして実際にツールとしてお配りするものは絞っておつくりすることになるんだと思います。

[滋賀報知新聞]

続けて同じ会議の中で出た件で、「坂口志文しが未来サイエンス賞」についてですが、これまでは(仮)として名称が出ていましたが、今回(仮)が取れ、スケジュールが示されまして、助成と表彰という2つの部門が今年度から動き出すとのことでした。6月からはもう助成事業の募集が始まり、表彰に関しては今年末からということですが、「坂口志文しが未来サイエンス賞」という名前に込められた思いと、どんな応募を期待しているのかを教えてください。

【知事】

滋賀で生まれ育たれた坂口志文さんが、ノーベル生理学医学賞という大変名誉な賞を受賞されました。すでに県庁にも来ていただいて、いろいろなメッセージを発していただいておりますし、地元長浜市等でも様々なお喜び、また皆さんとああだったね、こうだったねというようなことを語られていますので、ぜひ、夢を追いかけるとか、挑戦するとか、続けるということについて、何か後押しできるような賞を設けられないかなと思っていました。ただ、年明けから検討しましたので、少し時間がかかりましたけれども、坂口先生からも御理解をいただいて、やはり坂口志文先生の御受賞を機につくろうとした賞なので、坂口志文先生のお名前を冠したいということが1つと、さっきも申し上げたように、夢、挑戦ということではやはり未来ということ。何より大事にしたのはサイエンスです。滋賀の子ども、若者の日々の素朴な疑問とか、サイエンス、科学の面白さ、こういうものを何か表現できるような賞になればいいなということで、助成制度と表彰制度の2本立てで今回つくってみました。坂口先生からも概ね御理解いただいているものと承知をしておりますので、ぜひ、私こそは、我こそは、この子は、こういう取組は、というものが広く募られるように、応援できるように進めていきたいなと思います。

[NHK]

育児休業等取得職員の業務カバー職員の手当加算について、育休のみならず病気休暇などの休暇も含め、業務カバーした職員の手当を加算し、さらにその加算割合も全国トップクラスということですが、平均的なところじゃなくて、全国トップクラスにしたというところで何か思いもあったのかなと思うのですが、そのあたり、狙いと効果、先ほど中小企業へ向けてということはありましたが、もう少し期待する効果みたいなところも教えていただけるでしょうか。

【知事】

お互い様ということですよね。私が知事になって以降、私も男性でしたし、自分の後悔も含めて、育休もっと取ろうよ、取れる職場にしようよ、もっと長く取れるようにしようということを言ってきて、随分取る職員の数・率が上がってきました。意見交換しました。良い取組だし勉強になった。ただ、すごく周りに気兼ねするということと併せて、送り出す方も、周りにいる人たちも、お祝いしてあげたいんだけど、休もうよ、経験しなよと言いたいんだけど、やっぱりちょっと、え、あなたがやってる仕事、誰がやるの、このメンバーでという負担や戸惑いがあるということも聞いていましたので、もちろんこの給料だけですべてということではありません。ワークライフバランス枠ということで、職員の配置もして休む職員のカバーができるだけ柔軟にできる体制づくりをすることと合わせて、周りでカバーする職員には加算も行われる、だから頑張ろうと思ってもらえるような制度をつくることで、よりそういうお互い様、助け合いの職場づくりができるようにしようと、そういう狙いです。これで十分なのか、これが有効なのかというのは、まずやってみて、反応や効果を確かめたいなと思います。良くなったと思いますと言うのか、ちょっとこういうところが足りませんということであれば、そういうこともまた伺って、制度のより良い見直しをしていけたらいいなと思っています。が、官の側、公務員、県庁だけではなくて、どうやればそれらを広げていけるのか、もしくはもっと良い制度を民間で取られているとするならば、そういうものを取り込んで、より良い制度をつくっていけたらいいなと思います。民間でも公務員同士でも、今、(人材の)取り合いのところもあります。やっぱりより良い職場をつくって、滋賀県で一緒に働きませんかということは言いたいし、やらなければいけないという思いもあって、やるならトップを目指してやろうというのはいつも言っていることです。

[京都新聞]

知事選挙について、今月の前半の知事会見の中で、政策集について広く一般の方にも意見をお聞きするような機会をつくれたらとおっしゃっていたように記憶していますが、それには多分、政策集の原案的なものを世に出されるとか示されることが必要かと思うのですが、それが大体いつ頃になりそうかという時期の目途について、もし今お考えがあったら教えてください。

【知事】

みんなでつくる、みんなの県ですから、みんなの暮らし、社会なので、みんなで政策をつくるということを大事にしたいと思います。したがって、知事4期目を目指すのであれば、こういう政策でいかがでしょうかという原案をできるだけ早くお示ししたいなということで準備をしています。1つの目途は4月中というのを以前も申し上げたことがあるのかもしれませんが、ゴールデンウィークなども挟みますので、かつ、こういう政治状況などもあるとすれば、4月中という目途は1つ持ちつつ、原案が固まって以降、できるだけ早くお示しするということになるんじゃないかなと思います。

[京都新聞]

5月にはちょっと入りそうだということでいいですか。

【知事】

わかりません。まだ。昨日方針を決められた自民党県議会の会派がどのように言ってこられるのか。一緒にやろうということであればお話する必要があるでしょうし、いやいやと言われるのであれば、それを聞かずにやれる方法もあるでしょうし。

 

[京都新聞]

関連なんですけど、先週に県議会第二会派のチームしがの方が、三日月知事の方の4期目に向けての支援を決定されたんですけども、チームしがのこの決定に対して受止めを教えてもらえますでしょうか。

【知事】

至らぬ私に対して、とは言え決意して、次も担わせていただくべく、一歩前に進みますという私に対して、頑張れと、一緒にやろうと言ってくださる方が出てきた。そして増えるということについては大変心強いことだと思っていますので、そういった方々と実際選挙になった時の屋台骨を一緒につくっていくということになると思います。ただ、知事の独善や一部の人たちだけでの取組、そして他を排他、対立、分断ということにならないように、連帯の輪はできるだけ広くつくれるように努力したいと思います。

[京都新聞]

県立高専の件で、一般競争入札が不落になったということで、シンプルに受止めをどのようにお持ちなのか教えてもらえますでしょうか。

【知事】

そうならなければいいなと思ってました。この春から初夏にかけて、こういった工事の段階に入っていくということでしたので。したがって、行った入札が落ちなかった、不落になったということは、第一報を聞いた時にはとてもショックでした。が、こういう市況、経済状況等々を見れば、こういうこともあり得るなということで気持ちを切り替えて、どういったことが原因なのか、どうすればいいのかということを今、担当者をして、鋭意、考え、できうる限りの対処方法について、今とろうとしてくれていると思いますし、それをとった上で、できるだけ早く、次の段階、再び行う公告と入札にかけようということで努力してくれていると思いますので、その状況、推移を見守りたいと思います。

[京都新聞]

要するに入札が不落になった原因なんですけども、何か今分かっている状況があるのかどうか教えていただけますでしょうか。

【知事】

聞いていますのは、1回目、3つの共同企業体から入札があったと。2回目は1つの共同企業体から入札されたということですけど、いずれも予定価格を超過して、入札に応じていただいた方と随意契約の交渉もやったけれども、予定価格超過してしまい、不落となったということですので、やはり価格が合わなかったということは、これぐらいでやってほしい、いや、これぐらいではできないという、こういうことが不落になった一番の原因だと思います。ただ、どこをどう変えて、それを調整することができるのか、全体総額の中で。当然、理屈が立たないと、説明責任を果たせないとそういったことができませんので、そこを今鋭意調整しているということですね。

[びわ湖放送]

ゴールデンウィーク前ということで、ビワイチのことでお聞きします。今回、道交法も改正されまして、青切符制度であるとか、あとは2項目目には、車が自転車を追い越す際に、1メートルの幅をあけなきゃいけないと。それが難しければ30キロ以下に速度を落として抜かしていくというふうなことが改正されまして、滋賀県とビワイチはやっぱり湖岸道路、自転車専用レーンがあったとしても1車線ということで、非常になかなか難しいとか、事故が起きたりとか、それによる渋滞が起きたりとかという懸念があると思うんですが、そのあたりについて知事はどのように思っておられて、これからビワイチで県外とか海外から訪れる方々にどういうふうに注意を喚起していこうと思っておられるか教えてください。

【知事】

この週末も、多くの方が湖岸をサイクリングで楽しまれている様子を見ることができました。新緑、美しくて薫風さわやかな季節ですので、サイクリング、ビワイチに最適な季節に入ってきました。これまでの整備やPR効果もあって、海外からも国内からも、多くの方が来られている印象を受けますので、やはりまずは安全に楽しんでいただける環境づくりですね。道路を広げていく。また、今おっしゃったように、お互い思いやり、気遣いの心を持ちながら、追い越す際、走る際、住民の皆さんとの関係においてもそうですけれども、お互い思いやりを持って、サイクリングが楽しめる、そういう環境をつくろうということに努力していきたいと思います。今おっしゃったように、様々な法律が改正されて、自転車に課された、サイクリストに課された事々もございますので、そういったことを周知しながら、法律に定められていることが現場において実施されるように、来る人にも良くて、住んでいる人にも良くて、すべてに良い、そういったビワイチが行われるように、さらに努力を積み重ねていきたいと思います。

[びわ湖放送]

これまでどおりの周知ということであれば、SNSですとか、滋賀県警と一緒に連携しながら、啓発活動とかもあると思うんですけども、その整備状況で言いますと、例えばまだまだ整備できないところもあったり、危ないところもあったりというところはあるんでしょうか。

【知事】

琵琶湖一周のビワイチにつきましては、この10年余りでかなり低速、高速分けて走行する環境を、例えば広げたり、案内表示、矢羽根含めてつくることによって、概ね8割から9割整備することができたのではないかなと思っていますが、一部で車と狭い空間で走ってしまうということであったり、住民の方からよく言われるのは、サイクリングのルートになってるんだけど、高速で走る自転車が住んでて怖いというようなことなんかも聞いてますので、こういう細かい困りごとだとか、あと安全を損なうような区間ですとか、こういったことをよく見て改善していくと。これは双方に呼びかけるということもそうですね。かつ、最近はSNSでの発信も有効ですし、レンタルサイクルで楽しまれる方が多いとすれば、レンタルサイクルショップも増えてきた、サイクリストに優しい宿などもあるということですので、いろいろな場面で対策や思いやりを呼びかけるような、そういう取組もやっていきたいなと思います。

[NHK]

私立高校、私立学校の学校事故と県の子ども若者政策・私学振興課の役割について伺います。京都府で同志社国際高校の辺野古の事故がありました。死亡事故ということで非常に痛ましいので、今回文科省が入っての調査等も行われていますけれども、滋賀県におきましても、先週新聞報道でありましたように、光泉カトリック高校でアイスホッケー部の部活動の事故というのがありました。今の文科省のガイドラインでいきますと、私立学校で事故があった場合、県の子ども若者政策・私学振興課に一報をして、一報はあるものの、その後は学校法人が主体となって基本調査を行って、それが上がってくるのを県が待ち、その内容を確認するという組み立てになっているかと思います。また、その後、詳細調査をするかどうかというのも、学校法人の判断というところですが、主体が学校法人に任されていることで、なかなか第三者の目が入らなかったりとか、基本調査の段階で、当事者と学校が対立してしまった場合に、どうしても当事者の方が弱い立場になって孤立してしまう。ケアの場所がなかったり、第三者的な視点が入りにくいのかなというところがあります。その中で、県の子ども若者政策・私学振興課の役割が、今どういう形で機能していて、果たしてそれで十分なのかどうかというところの知事の見解を教えてください。

【知事】

まず、学校の行事等の事故ですね。これは、公私、県立であれ、私立であれ、また校内であれ、校外、課外であれ、事故なく行われるということが重要だと思います。また、事故が起こった際に、どういった調査をするのか、連絡体制をするのか、被害に遭われた方々と寄り添い、コミュニケーションをするのかということについても、今回の同志社国際での非常に痛ましい事故の状況、教訓なども共有して、また、これまで起こった県内外の様々な事故なども参考にさせていただいて、県としてどういう対応を取ればいいのか。もちろん国も、私立の学校のこういった事故に対して、指導所管である県が、どのように対応すればいいのかということを検討されるでしょうから、そういうものと合わせて一緒に考えていきたいと思います。

[NHK]

私立学校になるとなかなか教員の異動もないので、事例の共有であったり、情報共有がなかなか県立に比べてしにくいのかなというところと、あと実質、教育不介入という原則がありますので、これはもちろん、原則としてあるべきなんですけれども、この安心安全面までそこが及んでしまうということは、やはり1つのリスクになっているのかなと思います。この私立に特化した安全安心対策というところに、どう県が関わっていくかというところはいかがでしょうか。

【知事】

これは、とても本質、根源的な課題を含んでいると思います。おっしゃったように、建学の精神、そういった教育の自由を重んじる立場と、ただ、やはりこういう活動も、教育も安全というものがあってのものですので、そういったものがどのように担保されているのかという検証なり点検、そして必要であれば指導、介入もそうです。こういったことと、どのようにバランスさせていけばいいのかという課題だと思います。私たちもいじめの問題などについて、これは私立も公立も隔てなく共有し、必要な対策、場合によっては介入ができるようにしようということを心がけているつもりですので、そういった事象とも照らして、今回の事故等がどうだったのか。今、報道等で知らされるところでは、先生も乗っていなかったのとか、こういう状況でこんな活動が行われていたのといったこともあり、少しそういう基本動作ができていたのか、できてなかったのかということも確認する必要があるでしょうし、県としても、どういう対応が必要なのかというのは考える材料にしていきたいと思います。

[NHK]

私立高校の無償化で、やはり私立高校を選ぶという子たちが増えるのかなという中で、やはり安心安全の部分が担保されていないと、ただ無償化だからということで、子どもたちに選択肢をというところで、しっかり安心安全を担保した上で選択肢を与えてあげるというのが大人のあり方だと思います。そのあたり、国のガイドラインも県の子ども若者政策・私学振興課を通して各学校に行っているということですけれども、果たして本当に周知されているかどうかというところも確認はされていないと聞いています。そのあたりが曖昧なんじゃないか、安心安全が担保できていると言えるのかなと思いますけれども、各学校任せである現状というのをどう捉えたらいいんでしょうか。

【知事】

教育活動において、これは課外も校内も含めて安全で、そして本人、親御さんも含めて安心できる環境で学んでいくというのは、まず大前提だと思います。ただ、悲しくも命がなくなるという事故が起こってしまった。こういう事例をどのように受け止めて、必要な点検なり、行政との関係づくりをやっていくのかということだと思います。滋賀県でも、甲賀市の子どもたちが県外に体験活動に行って、事故で亡くなるということもございました。こういう事故が起こらないようにするためにどうすればいいのか。あまり最初から、あれもダメ、これもダメというと、いろいろな活動が制約されすぎる面もあるでしょうし、そことのバランスも含めて考えていく必要があると思いますが、いずれにしろ、今回起こったことを私たちもよく見て、どういう対応が必要なのかということを一緒に考えていきたいと思います。

[毎日新聞]

坂口先生の賞について、これは審査には先生も参加されるんですか。

【知事】

先生も忙しいので、そこまでのお手を煩わせることは考えていません。

[毎日新聞]

助成というのは分かるのですが、表彰授与について、これはすでに何か結果の出されている人に対する表彰ですか。

【知事】

年末からの募集ですので、どういう方々、どういう対象を募集要件にするのかということも含めて、今後考えていきたいと思います。必ずしも結果が出たものばかりではないんじゃないかなと思います。子どもですから。未来、サイエンスですから。

[毎日新聞]

予算というのは毎年、例えば1000万、1000万、1000万と組んで使い切っていくという感じなのでしょうか。

【知事】

一定、まとめて予算措置は今年度からさせていただいておりますが、どのような支出をするのかということによって、また予算措置が必要であれば、その都度予算案をつくりお諮りするということになると思います。一定金額を決めて、助成の部分と表彰の部分で分けて執行していくということになると思います。

[毎日新聞]

知事選について、多くの方々の声に耳を傾けていくという姿勢からすると、様々な政党の支援や推薦がありがたいということになるとは思いますが、一方で、方向性の違う政党が集まってくると、知事としてやりたいこともやれなくなるんじゃないかと思うのですが、それでも自民党さんに支援をいただきたいというお考えでしょうか。

【知事】

自治体とか社会、県というのは、いろいろなお立場、考えの方々で成り立っていますよね。そして、知事のやりたいことというのは、県民のやりたいことですから、独善に陥らないようにするためにも、いろいろな方の御意見を聞いて、最大公約数をつくっていくという作業も、私は重要だと思うし、大事にしたいなと思います。ただ、やってきたことと、やるべきだと思うことと、これは何も選挙だから言っているというよりも、ずっと言っていることもあります。そういうことをどのように、まるで石を水でくり抜いていくかのように進めていくのかというところに、こういう政治や行政の妙味があるので、そういうことを体現できたらいいなと思います。

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