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知事定例記者会見(2026年1月20日)

令和8年1月20日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

大寒の日であります。明日から大きな寒波が襲来する、また大雪が予想される北部において、また少しその寒気が居座るということが予報されておりますので、十分お気をつけいただきたいと思います。事前の情報、特に交通や行かれるとこ、なされることによって、それぞれ対策を取っていただきますようによろしくお願いいたします。

そういう中、昨日、高市総理が会見され、23日召集される通常国会冒頭において衆議院を解散されるということでございます。選挙は大切な機会ですので、それぞれに与えられた一票一票を大切に行使すると同時に、この機会に行われます政党からの政策提案、また政党間の候補者を含めた政策論争、こういったものは注視、注目したいと思いますが、ただでさえ多忙なこの時期に、また寒い時期に、急なタイトな日程で選挙が行われるということでございまして、適正な執行に努めるべく、今、関係者一同、職員も含めて、多大な労力を注ぎながら準備をさせていただいているところですが、その渦中にある皆さんにも思いを寄せ、選挙が無事に終わることを祈念したいと思います。後ほど、いろいろな御質問にはお答えしたいと思います。

全国知事会としても、私は国民運動本部長として阿部会長とともに昨日、主要な政党に提言・アンケートを持参し、回答を求めたところでございます。回答結果については26日、公示日の前日に公表させていただく予定でございます。皆さんの選択の一助にしていただければと思います。

会見の様子

また、彦根城世界遺産登録推進シンポジウムを2月11日、米原で開催させていただきます。内容はチラシ、そして前の画面に記載のとおりでございます。

今日は私から1点御紹介いたします。3月8日は国際女性デーということです。今年のびわ湖マラソンが行われる日でございまして、今年はその日に国際女性デーということで、チラシにもありますように一味違う取組を考えております。第1弾は、滋賀のコミュニティ通貨「ビワコ」を活用して、「3月8日は何の日?スタンプラリー」を開催いたします。1月26日から開催、5か所以上のスポットで2次元コードを読み取っていただくと、キラキラ光る反射キーホルダーポーチがもらえるということでございます。第2弾は、「みんなで作る!パネル展示」ということで、県庁本館と新館をつなぐ連絡通路を2階から4階、全部を使いまして、参加型の展示をつくろう、見てもらおうと。県庁のインターンシップに参加した大学生が考案してくれた企画だそうでございますので、ぜひ皆さん、御注目、御参加いただければと思います。第3弾は、びわ湖マラソンに出展し、国際女性デーにちなんだグッズの配布とPRを行うということでございます。この機会に、ジェンダー平等について考える、そういう機会になればと思うところでございます。私からは以上です。

[BBC]

衆院選について、今回、立憲民主党、公明党が新党を立ち上げるということなのですが、この中道改革連合については、知事はどのように見ていらっしゃいますか。

【知事】

特にありません。急な選挙になったり、連立の枠組みが変わったということで、それぞれがお考えになられてつくられた、また合意された、そういう勢力ではないかなと思います。

[BBC]

今回の衆院選は、実際に高市政権がこの連立について国民に問うというような形かなと思いますし、それに伴って新党結成といったいろいろ動きがあって、かなり大きな動きの中で行われるのかなと思うんですけれども、知事としては、今回の衆院選はどのように見ていらっしゃいますか。

【知事】

昨日、高市総理が会見でおっしゃっていたように、昨秋、参議院選挙の結果を受けて自民党の総裁選が行われ、自民党総裁になられ、内閣総理大臣になられたと。ただ、連立の枠組みも変わったと。様々な政策をこれまでと違うトーンや趣旨でつくろうとしている。そこに、国民の支持が得られるかどうかを問いたいということだと思いますので、そういう姿勢に、どのように国民の皆さんが判断されるのか、私たち国民が判断するのかということではないかなと思いますが、各政党が何を示すのかという情報を十分にお届けするとか、比較をできるようにするとか、こういったこともこれから必要になってくるのかなと思いますが、如何せん時間がないので、非常にタイトなスケジュールの中で、この選挙が執行されるということになるので、十分その機会が得られるのかなという心配はありますが、最善は尽くしたいと思います。

[日本経済新聞]

18日の「52席の至福」について、参加された近江鉄道の藤井社長が盛り上げて賑やかな会になったと聞きましたが、どんな話をされましたでしょうか。

【知事】

18日、西武ホールディングス様と包括的連携協定を結んで1周年となる記念事業を行い、西武池袋駅で滋賀県の物産PRを、そして好評を博していると聞いていますグルメ観光列車「52席の至福」という列車に乗らせていただいて、滋賀県の食材をふんだんに使った、また様々なペアリングですね、こういう御提案の試食等をさせていただきました。秩父との連携で、秩父のいろいろな食材も入れながらというコラボレーションだったんですけど、埼玉県の秩父と滋賀、彦根、近江商人との関わりも非常に長く密なものがありますので、そういうことの紹介ですとか、また、物産PRでとび太くんが非常に人気で。『翔んで埼玉』の影響だと思いますが。そういった可能性ですとか、あと令和10年開校予定の滋賀の高専の情報共有もさせていただいて、近江鉄道の藤井社長の後輩が既に教員として参画予定であるということなどもお聞きしたり、藤井社長の母方のおじい様が元県の土木部長でいらっしゃったりという、何かいろいろな御縁もその場で出てきて盛り上がったという、そういったことが伝わっていると思います。

[日本経済新聞]

西武ホールディングスとの包括的連携協定、1年過ぎたんですけれども、これからこういうふうに発展させていこうという、そういう話は出ましたか。

【知事】

まず、西武の発祥・ふるさとは滋賀だとおっしゃっていただいていますし、例えば、相互に送客するという可能性については、PRの場でも相互に言い合いましたし、社内でもさらにできることを探っていこうということで議論をいたしました。また、それ以外で言うと、さっきの高専を含め、技術者の様々な交流ですとか、今も近江鉄道の運転や整備等に関わる職員の研修などは西武さんと連携していますので、例えばそういうことなどについては、今後も引き続き密にやっていきたいなと思っています。

[日本経済新聞]

例の中道改革連合、特に感想はないということでしたけれども、ただ、知事は国会議員時代に、中に入っている方たちとも一緒に仕事をされて、いろいろ仲間の方たちも多いと思います。だから、全く関心がないというよりは、むしろなんか血が騒ぐんじゃないかなと、そういう感じはするんですけども、いかがですか。

【知事】

もちろん、政党と政党が、理念や主義主張、大事にされる政策などをすり合わせて一緒になるというのは並大抵のことではないと思いますので、相当、当事者の皆さんが密に議論されたり話し合われて、今日に至っているんだと思います。また、長く連立与党の一角を占められていた公明党が、離れてまた別の政党とつかれて選挙に臨まれるというのは、私たち国民に新たな選択肢を示すことになると思いますので、そういう意味で結果がどうなるのかというのは注目したいです。よく報道等でも言われていますが、分断とか、排他とか、勇ましい、強いとか、そういう言葉が多用される時代にあって、中道、中庸の勢力という支持がどれぐらい得られるのか得られないのかというのは、世界の潮流の中でも非常に大事な選択肢になるのではないかなと思います。

[日本経済新聞]

図体の方は立憲の方が大きいんだけども、中身はかなり公明の方に寄って、公明というか、公明が自民と組んでいたときの考え方ですよね。例えば、安保法制、それから原発に関しても、これまで立憲と国民との間を分断したようなところで、立憲がかなり公明の方に譲歩した形。中道というのであれば、中道右派というふうに言えるかなという感じはするんだけども、だから立憲の左派の人はかなり騒いでいますよね。だから、何か変質してきた感じはするんだけども、ただ、知事と2年以上お話をしていて、いわゆる中道とかリベラルという人たちが結集して1つの塊をつくるというのは、国政の中で、知事が思い描いてきた中のモデルの1つなのかなという気がするんだけども、その辺り、知事の何となく理想とまで言わないけれども、考えることに近づいているかなという気がするんだけれども、その中に自分でもう1回参加してみたいとか、そういうふうには思いませんか。

【知事】

血が騒ぐとか参加してみたいとかという御指摘は受け止めたいなと思います。中道の中の右なのか左なのかという、そういうことの論評は避けたいと思うんですけど、ただ、今の政権とは違う、政権を担いうる、政権も担っていた経験のある、そういうもう1つの選択肢を示そうとされているのではないかなと思います。ゆえに安全保障にしろエネルギー政策にしろ、目の前の現実にどのように対応するのかという中で、綱領だとか主要重要政策を示されているのではないかなと理解いたしますので、これまで言ってきたこととの齟齬とか、あとそれをよしとしない方々とどう交わるのかということについては、今後選挙の中でも問われてくるのかなと思います。ただ、さっきも言いましたが、もう1つの選択肢としては、そして、私たち国民の選択がどのようにその政党に集まるのか集まらないのかというのは注目したいなと思います。

[日本経済新聞]

最後に、多分否定されると思いますが、昔の仲間から一緒にやろうよと、せっかく連合つくったんだから一緒にやらないかと、そんな連絡はありませんか。

【知事】

常にいろいろな方と連絡は取り合っています。地方政治も国政とは切り離せない大事な分野だと思いますので、しっかり連携していきたいと思います。

[NHK]

引き続き解散の件について、まず昨日の会見、高市総理の背景にあったカーテンが赤色で、今までと違ったような。発言の内容もですね、いろいろなことをおっしゃっていましたけど、その連立の枠組みのこともおっしゃっていた中で、公明党が連立と離れた最大の要因は政治とカネの問題だと言われている中で、高市総理自身から政治とカネのことについて何も言及はなかったように記憶していますけれども、知事は昨日の総理の会見を見ていて、率直にどのような御感想を持たれたのか教えてください。

【知事】

その時間、私は新幹線で移動中でしたので、ライブでは見ていません。ニュース等で後で見ました。ラジオでずっとライブでは聞いていましたので、その声のトーンからすれば、並々ならぬ御決意を示されたのではないかなと思いますし、後でテレビ等で見れば、小泉さんが郵政解散したとき以来の赤いカーテンですか、そうだったかなと思いながら見ましたけど、そうだとすれば御自身で考えられて、その場をつくられたんだと思います。総理を選ぶ選挙だ。私なのか、野田さんなのか、斉藤さんなのか、別の方かという、ああいうふうにおっしゃったのがとても印象的で、それだけ総理としての、ある意味での覚悟も示されたのではないかなと受け止めましたが、それ以外にいろいろこういうこともしたい、ああいうこともしたいというのも比較的長い時間話されましたので、どれだけ皆さんの心に留まったのかなというのはこれから。あと、政治とカネの問題は言わなかったということも含めて、言ったことも言われなかったことも今後問われてくるんじゃないかなと思います。

 

[NHK]

県選管もさることながら、市町選管も大変忙しい時期に選挙というビルドの業務が増えたかと思うんですけれども、特に高島市だったり長浜市だったり、北部では雪も降ることも想定される中での選挙になりますが、実際に例えば市町の首長さんだったり、あるいは市町選管の方から選挙の執行するための準備について、悲鳴とは言わないですけれども、何かそういった声が上がっていたりとか、そういった話は入ってきているのでしょうか。

【知事】

個別には申し上げませんが、相当御苦労いただいています。市町も県も、この報が1月の中旬にあって以降、準備、調整、連絡等々で相当な負荷がかかっています。ですが、みんな頑張ってやってくれていますし、カバーし合ってこの大切な選挙を執行しようということで頑張ってくれていますので、どうか私たち1票を持っているものはそういうものも心のどこかに入れて、大切に行使しようということにつなげていきたいなと思っています。

[京都新聞]

先ほど西武鉄道の関係のお話があったかと思いますが、列車に乗られて、お食事されて、車窓からの眺めと、その知事の感想を教えてもらえますか。

【知事】

昼間でした。都市部から埼玉の丘陵地帯を巡って往復する旅でしたけれども、途中、入間の航空基地を通ったり、ならではの沿線風景を楽しみながら、滋賀の食材を様々なワインなどとのペアリングも御提案いただきながら楽しめました。人気がある理由が分かりました。いつもは秩父に行って、そこで秩父を散策されて、また別の列車等で帰られる、もしくはその逆のパターンもあるのですが、そういう意味で、また沿線の街にもそういった列車を利用して行ってみたいなと。その沿線には滋賀ゆかりの場所や関係もたくさんあるので、そういったことも一緒に紹介できたらいいなと思いました。

[京都新聞]

大阪府で、大阪府知事と大阪市長が衆院選に重ねる形で、トリプル選挙になるというようなことになっており、住民投票で2回否決された都構想を問いたいというのが趣旨かなというところなんですけれども、これについて知事のお考えをお聞かせ願えますでしょうか。

【知事】

これは吉村知事と横山市長の御決断であり、今後は大阪府民、大阪市民の選択がどのように出てくるのかということだと思います。都構想も副首都も、今日時点、高市政権との連立の中でも非常に重要なテーマになっていますし、この機会に皆さんがどのように考えられるのか問いたいということだとすれば、その結果がどうなるのかというのは注視したいと思います。関西広域連合も、「新たな広域自治・行政のあり方研究会」を立ち上げて議論していますので、この日本で最初につくられた府県を超えた広域自治体の今後の行き先を議論する上においても、この大阪府・市というのは非常に重要な存在ですので、今回の選択がどのように出されるのかというのも見ながら、議論を深めていけたらいいなと思っています。

[京都新聞]

主要政党が維新以外の候補者を擁立しないような動きが、今、報道等で出ています。たらればになりますが、無投票になる場合も想定される中で、果たしてこれが関西広域連合を構成する府・市として、信を問うことになるのかどうか、どのようにお考えでしょうか。

【知事】

候補者を出す、出さないという姿勢、選択も含めて、この決断と信を問うということの行方がどうなるのかというのを注目しています。そこも含めた結果がどうなるのかということだと思います。

[毎日新聞]

今の質問に関連して、そもそも総選挙に合わせて自ら辞職して、都構想の信を問うという手法についての是非も含めて、どのようにお考えでしょうか。

【知事】

その是非を論じる立場には私はないと思います。府の知事、市の市長がこの機に連立政権の枠組みに入って、そして、これまでは否決されてきた都構想等を含めて問いたいという御決断をされたのですから、そのことに他の方々がどのように反応されるのか、何よりその有権者がどのような評価を下すのかということだと思います。それに尽きるのではじゃないでしょうか。

[毎日新聞]

滋賀県に置き換えますと、信を問うというテーマの1つに交通税があると思うのですが、知事も同じような手法を取られる可能性はありますか。自ら辞職して、交通税の導入について信を問うという。

【知事】

新たな税を含む交通のテーマは、計画をつくって財源をどう考えるのか、その一部として税があった場合にどうなるのかという、こういう大きな議論を長い時間をかけて、いろんな場面をつくってきていますので、何かその中の一部の交通税だけとって、私が一度やめて、選挙を実施してというところまでは考えていませんけれども、かつ任期、任期で問われるという節目もありますので、あと県民を代表する県議会での議論もありますので、そういうものを大事に積み重ねていくということに今は尽力したいと思います。

[時事通信]

冒頭の知事会の提言を巡って1点お伺いします。先ほど、選挙の関連と絡めてなんですけれども、県内の首長からもいろいろな苦労、負担の声も上がっているということで、先日の記者会見でも、知事は選挙を執行する市町の負担が大きく増えることになるとおっしゃっていたかと思うのですが、その点で、この解散というのは首相の専権事項ではあるとしている一方で、自治体からの予算執行の遅れを懸念する声もある中で、この知事会の提言の中では、例えば自民党の政調会長ともお会いされていますけれども、選挙の執行をめぐるやりとりであったりとか、自治体側の懸念する声であったりとか、そういったものの提言、意見は伝えられたのでしょうか。

【知事】

まず急な解散、そして総選挙になったことについては、特に何か個別に、各政党に面対したときに私どもから申し上げたことはありませんでしたが、自由民主党の小林政調会長からは、むしろ政調会長の方から、この寒い中、雪もある中、急な選挙になり、自治体に相当な負担をかけるということについて心苦しく思っているという趣旨の言及がございました。そういった御発信は、みんな現場で頑張っていますので、ぜひ今後も積極的になさってくださいということは申し上げたところです。また、年度内予算成立が厳しくなってきていることについては、昨日のやりとりの中ではありませんでした。しかし、食品、飲食料品含む消費税のことについては、いくつかの政党がゼロ、廃止、軽減という、こういったことを示されていますので、もし税を下げる、国も地方も減収になるということになるとすれば、その代替財源はきちんと確保してほしいということは、申し上げたところです。

[読売新聞]

衆院選についてですが、受験シーズンと選挙期間がかぶってしまい、一生懸命勉強している中で気が散るんじゃないかという話もありますが、受験シーズンに選挙が行われることについての受け止めをお願いします。

【知事】

みんな集中するために、いろいろな方策で空間をつくったり、音が入らないようにしたりして勉強するのかもしれません。ただ、これが世の中で、これが日本の現実だから、そういうものも受け止めて、自分の進路選択をどのように考えるのかという機会になればなと思いますが、選挙を何回もやってきた者からすると、大きな音を立ててぐるぐる回ってということをよしとしない方々も大勢いらっしゃるので、そういった方々への配慮というのも当然必要になってくるのかもしれません。ただ、とはいえ、選挙で一票を投ずる機会が近々あるということは、大事に行使してもらえるように、呼びかけてもいきたいし、みんなも考えてほしいなと思います。

[読売新聞]

県の選挙管理委員会からなかなか説明会の案内が来なかったり、大変なのだろうなと思っているのですが、特にこれが間に合わなくて困っているとか具体的な影響はお聞きになっていますか。

【知事】

市町含めて言えば、例えば市長選挙との日程を一緒にするとか、あと雪の中での掲示板の数をどうするのか。また、説明会をそれぞれ開催するのに、やはり従来よりも連絡が直前になり遅れているということはあると思います。でも、大事な機会を適正に執行するために最大限努力して、総勢力を結集しながら今、準備をしているところですので、御理解、御協力いただけたらありがたいなと思っています。

[日本経済新聞]

昨日、自民党も食品に関しては2年間消費税をなくすということを真剣に検討すると高市総理が会見で話されていましたが、当然、マーケットでは長期金利が跳ね上がって、どこが勝っても財政は悪くなるだろうという感じになっていて、いわゆる減税ポピュリズムみたいな感じになってきています。消費税収が減るということは、当然、地方消費税も減りますが、県の財政としては歳出の方が歳入よりも多い現状から歳入が減るかもしれないということの受け止めと、世の中全体が減税と言っている中で、交通税という新たな財源を求めていくということの困難さ、これをどう受け止めていらっしゃるのか、この辺りをお聞きしたいです。

【知事】

やはり長引く物価高に対する対応をどのように考えるのか。その物価高が暮らしに与えている影響等を少しでも緩和するための社会政策、経済政策をどうつくるのかというのは、今のとても重要なテーマだと思います。その1つとして、消費税。みんないろいろな言い方をしていますが、昨日の高市総理の会見では、飲食料品の消費税率を2年間ゼロにするという維新との連立公約の中に記されたものを、会議体をつくって、そのやり方やスケジュールも含めて検討するという言い方だったと思います。もし仮に、どこまで飲食料品を含めるのかということにもよりますが、食料品の税率を2年間ゼロにした場合、県では1年間で113億、もし2年間行われれば、200億を超える減収が想定されますし、その他の部分でも、この消費税というのは地方交付税の原資になっていますので、その財源確保が大丈夫なのかという心配があります。かつ、(消費税率を)1回下げてまた上げるということが果たしてできるのかどうかという心配もあります。とはいえ、税収が上がっているものを納税者に、国民の皆さんに還元し、物価高に少しでも対応するということだとすれば、その減収分をしっかりと補填していただきたいというのが地方の思いです。あと、そういう責任ある積極財政というものに、かつ税を下げるということに、国民・有権者の判断だけではなくて、市場がどのように反応するのか、そういうことも注視しなければいけないと思います。先ほどおっしゃったように、長期金利が上がっているという、これはそのことによる、また財政や国民生活に与える影響等もありますので、こういったことも見ていきたいし、これがまた為替により円安に働くということになれば、さらなる物価高を誘引するということにもなりますので、その影響も見なければいけないと思います。また、交通の問題は、さっきも申し上げたように、計画をつくって、財源を考えて、その一部に新たな税があればどうなるのかという議論をしていますので、国全体で考えなければいけないテーマではありますが、県として、県という単位で、財源を含めたバランスをどのように考えていくのかという、高市総理とはまた違う言い方の責任ある社会政策、財政措置ということも併せて考えていきたいと思います。

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