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知事定例記者会見(2017年11月14日)

平成29年11月14日
(県政記者クラブ主催)

記者会見に臨む様子

おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。

まず資料に基づく話題提供の前に、先般、発災いたしました台風21号の影響、これは大雨や暴風により、河川の氾濫、倒木、土砂流出、大きな被害が県内に発生いたしました。

今月8日に関係省庁に、具体的には、国土交通省、農林水産省、文部科学省に対しまして、平成29年台風第21号災害復旧への支援について緊急要望を実施いたしました。また、小此木防災担当大臣にも直接面会いたしまして、特にビニールハウスを中心とした農業生産施設の復旧への支援、意欲ある農家の営農基盤の早期再建に対する支援を、ご説明ともどもお願いしたところでございます。そうした中ですね、早速国において、全国の農業被害について、これは滋賀県だけではないんですが、滋賀県も含む形で、近く激甚災害に指定される見込みであることをお聞きいたしました。正式な発表を待っているところでございますが、今回の緊急要望に沿う形のものでございまして、とてもありがたく心強いことであり、感謝をしているところでございます。

この激甚災害の指定を受けることができますれば、農地、農業用施設、林道の国庫補助率のかさ上げなどの措置が受けられるということでございますので、早期の復旧復興にもつながるものと考えているところでございます。関係者の皆様方に改めて申し上げたいと思います。

それでは、資料等に基づきまして、今日の話題提供は1件でございます。

滋賀のかぶを味わう「おいしがうれしが」プレミアムキャンペーン、特別メニュー企画が間もなくスタートということでございます。滋賀県の地産地消を進めております、「おいしがうれしが」キャンペーンをさらに深めていくために、滋賀ならではの多彩な食材の中から一つの食材にスポットライトを当てて、知られざる魅力を発信する企画、「おいしがうれしが」プレミアムキャンペーン特別メニュー企画をスタートすることとなりました。

第1弾となります食材は「かぶ」でございます。滋賀はですね、日本の三大かぶ王国の一つと言われておりまして、私も最近知ったんですけれども、多彩なかぶが県内各地に存在する、育てていただいているということでございます。このかぶはですね、まさに今の時期、晩秋に旬を迎え、1番おいしい時期となります。ことし10月からスタートいたしました観光キャンペーン「水の文化ぐるっと博」とタイアップいたしまして、近江米、近江牛や湖魚などとともにですね。この旬を迎えるかぶを用いた滋賀ならではの魅力的なメニュー、こちらを県内の宿泊施設、飲食店等で11月20日から1月31日までの期間限定で提供いただきます。

この機会にぜひとも多くの方々に滋賀に訪れていただいて、滋賀のかぶをはじめといたしまして、滋賀の食材の知られざる魅力を満喫していただきたい。職人の皆様方が腕によりをかけて、工夫を凝らしてつくっていただくこの食材等を味わっていただきたいと思います。

今回の企画で、中心的に動いていただいているプロジェクトチームの方々に、本日お越しいただきました。ご紹介させていただきます。

全日本司厨士協会滋賀県本部会長 角垣 賢 様

滋賀県日本調理技能士会会長 清本 健次 様

滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部部長 山本 享平 様

今日は私も、恒例の試食をさせていただけるということでございますので、皆様方の前でいただきたいと思います。

○知事試食:近江蕪のブランマンジェ季節の魚介添え

これは、大変見た目もきれいでございまして、これはかぶのムースですか。

(角垣さん)

土山産のかぶを使用しています。カニとホタテとサーモンをマリネにしてございます。

甘いですね。

(角垣さん)

かぶら自体の味を生かしています。

とても甘い、いろんな食材に合う。ありがとうございました。さすが世界料理オリンピック金メダリストだけあります。素晴らしいお料理を作っていただきました。

○知事試食:近江牛握り寿し発酵米のせ赤蕪

これは私も、清本さんの作るお料理の中で大変大好きなメニューの一つなんですけれども、それにかぶとのコラボです。近江牛と鮒寿司の飯を使っていただいて、それにかぶとセットで。いただきます。

こちらは近江牛の濃厚な味と赤かぶの酸味ですか、もちろん飯とのコラボもいいんですけど、さらにかぶの酸味が加わるということで、絶妙のコラボレーションです。ありがとうございました。

○知事試食:近江牛のビーフシチューに季節の近江蕪を添えて

いただきます。これもまた甘く柔らかいかぶとビーフシチューとが良く合いますね。

大変どれもおいしいメニューをつくっていただきました。ぜひ皆さんも味わっていただければと思います。

私からは以上でございます。

[京都新聞]

今、県政の予算編成が進んでいるかと思いますが、先日もおっしゃっておられたかも知れませんが、今年1月に知事が提唱というか賛同を表明された、SDGsを基本構想に反映させるというようなことですが、先行して作業が進む来年度予算の中で、どのように具体的に表現したいと今の段階でのお考えをお聞かせください。こういう分野に力を入れたいとか、どういうイメージをお持ちなのかお聞かせください。

まず、今、来年度の予算編成の作業中でございます。柱といたしまして、誰もが健康で活躍できる社会づくり、そして、若者の夢希望を応援する、さらには、滋賀からですね、新しい価値を創造し発信していくこと、そして、琵琶湖、人、自然のつながりの再生をしていこうという、この大きな四つの柱は、今年度と柱立ては同じなんですが、順番を変えて、健康で活躍といったところを前面に出すことにしています。

また、この健康で活躍ということとも関連いたしますが、データに基づく、政策構築でありますとか、これはデータサイエンス学部もできましたので、そういったところから新たなビジネス、新たな社会モデルというものをつくっていく、そういう取組を重視していこうということで今、予算編成をしているところです。

今、申し上げたことは、誰一人取り残さないというSDGsの視点とも整合している取組でございますので、今回の予算編成に当たっては、SDGsのどの項目に合っているのか、またどの項目の目標達成しようとしているのか、ということを意識して、記載をしてこれまでも協議をしてきましたし、これからも、最終取りまとめをしていきたいと思っております。

したがいまして、SDGsというくくりで見たときに、どういった分野の予算がどういった形でつけられているのか、つくられているのかということについては、最終取りまとめの段階でお示しをさせていただきたいと考えております。

経済成長、環境保護、社会的包摂という大変広い分野で、包括的な目標になっておりますので、かつ滋賀県の場合は、福祉の思想、環境の取組、三方よしの精神など、古来からこういった取組を先駆けて取り組んできた、こういう実績もありますので、そういったことから、滋賀らしく表現できるような予算にしていきたいと考えております。

[KBS京都]

細かいことで申し訳ないですが、先ほどご紹介いただいたそれぞれの品目がおいくらかということを教えていただきたいのと、本当の細かいことなんですが、2品目と3品目の商品名は、「おうみぎゅう」と呼ぶのか、「おうみうし」と呼ぶのか、確認させてください。

(食のブランド推進課職員)

ボストンプラザさんは、コースメニューで6,000円です。清元さんは、10,000円です。紅鮎さんは8,800円になります。

いずれもコース料理の中の1品というのを今日は試食させていただきました。

2品目、3品目に近江牛と書いているこのメニューは、「おうみうし」ということでございます。

[時事通信]

国で検討が進んでおります、地方消費税の配分見直しについて、知事のご見解をお伺いできればと思います。

今、国で検討が進められている地方消費税の配分見直しについてと、ご質問がありましたけれども、そのことが、まだそれぞれ内部で検討されていたり、各省庁で検討されているということで、詳細は全て明らかになっているわけではございませんので、コメントは差し控えたいと思います。

ただ、いずれにいたしましても、最終消費の実態を精緻に反映していない指標のかわりに、合理性が認められる範囲で人口比率を高めるべきである、ということは私たちも主張をしておりますので、そういった方向で改正改善がなされるとすれば、大いに歓迎したいし賛同もするし、期待をしています。

[時事通信社]

先日から神奈川県の方で、9人の方がインターネット等々を通じまして殺害されるという、なかなか痛たましい事件がありましたが、SNSのあり方というところが一つの課題になっているかと思うんですけれども、そのあたり、子どもさんがかなり犠牲になっている部分もありまして、お考えがありましたらお伺いできればと思います。

大変悲しいといいますか、信じられない、また、親御さんにしてみれば信じたくない、そういった事件が発生いたしました。まずは、若い多くの命が無残に奪われたということでございまして、亡くなられた方々に対してですね、哀悼の心を示したいと思いますし、一部ご遺族のコメントなども報じられておりますが、私も同世代の子供を抱える父親としても、もう身を切られる思いではないかと思います。そういった方々に心を寄せたいと思います。

その上で、今回の事件の引き金、発端、きっかけというものがSNSでのやりとりであったということだと聞いています。この問題は、なかなか難しいこともあるんですけれども、今も教育の現場で、またそれぞれのご家庭で、例えばPTAの連合会などで、スマホの使い方についてみんなで議論をしたり、またルールをつくったりという取組をされておられます。私などもその中のルールを一部家庭の中で取り入れているんですけれども、いずれにしても、他人を傷つけるようなことを書き込まないということであるとか、知らない方とやりとりをすることを控えるといったようなこと、間違っても自分の命を軽んずるような、そういったやりとりは慎むということ。こういったことを、社会全体で啓発していく、子供に対しては大人から逃げずにしっかりと呼びかけていくということが必要ではないかと思いますので、こういった事件が二度と繰り返されないように、私たちも意識したい、できる取組をしっかりと行っていきたいと思います。

[時事通信]

先日、TPP11のほうが大筋合意に至ったわけですけれども、発効はこれからになりますが、畜産を抱える滋賀県として、まだはっきりしない部分があるかもしれませんが、見解がありましたら。

TPPに関しましては、従来から、対策本部、各部の連絡会議を設けまして、マイナス面の影響は最小限にする、そしてプラス面の効果を持たらせるよう、積極的に取り組むことの二つのことを掲げながら、情報収集なり、必要な対策検討を行ってまいりました。TPP11になることで、どの品目がどう変わってくるのか、どの国と本県農産品などがどう関わるのかということについては、詳細に分析をしたいと思います。その上で、先ほど申し上げたマイナス面の影響が出ないように、プラスの効果が受けられるように取り組んでまいりたいと存じます。

[京都新聞]

先日、監査委員会のほうから、青年会館について、賃料を無償にしているということについて、基準が不透明だという指摘がありましたが、そのことについてどのようにお考えでしょうか。

先週ですね、11月10日、地方自治法199条第2項に基づく行政監査、そして199条第5項に基づく随時監査、ある意味、随時監査については、異例の監査が行われたと、その結果を賜りました。特に、この結果の中ではですね、青年会館に対する支援のあり方、使用許可使用料減免の手続の判断、また減免基準などについてご意見をいただいたところであります。

この結果を真摯に受けとめたいと思います。そして、いただいたご意見を吟味、検討いたしまして、今後の対応を協議検討させていただきたいと存じます。

[京都新聞]

ビワイチについてですけれども、だいぶん知名度も上がってきたと思いますが、一方で自転車の事故に対する不安が高まっているという部分と、ドライバーから自転車が邪魔だと何とかならないかと、怖いという声もございまして、事故とそういったドライバーとの関係という2点について、現状ではどのようにお考えでしょうか。

ビワイチ、サイクルツーリズム、これは琵琶湖周辺だけではなくて、ビワイチプラスということで内陸部に展開するサイクルツーリズム合わせた形で、私たちはこれからの伸ばしていきたいコンテンツとして、私も中心に先頭に、今、プロモーション活動を行っているところです。

いろいろな施策があり、待って、多くの方々がご来訪いただく。特に、今のシーズンですね、気候もよければ風景もいいということで、私も、休日などに県内走っておりますと、大変多くの方が楽しまれている様子を見ています。大変うれしいことですし、サポートステーションも多く増えてきましたし、自転車を掛けて休めるようなところも増えてきています。徐々に、本格的、本物になってきたなということを実感しています。

一方で、今ご指摘いただきました、安全に対する課題、さらには案内表示等に対する課題、こういったこともまだまだたくさん指摘をされていますし、私自身も感じるところであります。これまでも矢羽マークによる案内でありますとか、さまざまな表示等の改善、設置等を行ってきたところでありますが、これはさらに向上させていかなければならない、計画的に自転車が安全に走行できる環境整備に、取り組んでいかなければならないと考えています。と同時に、車と並走する場所において、今、ご質問にあったようなお気持ちをドライバーさんが持たれるということは、正直な気持ちとしてあるんでしょうけれども、一方で、自転車フレンドリーな、また歩行者にもフレンドリーなそういう運転にも心がけていただけるような、そういう滋賀県にしていきたいなと思っております。

ただ、繰り返しになりますが、前提は自転車歩行者も安全に歩行走行できる環境づくりに取り組むということを前提に、滋賀県ではですね、自転車と自動車がともに走る区間においては、ぜひ自転車に配慮した優しい運転を行ってくださいということをぜひドライバーの皆さんにも呼びかけたいし、そういった配慮ができる滋賀県の空間というものを一緒につくっていければいいなと思っています。

[京都新聞]

先ほどのSDGsの関係でお伺いしたいのですが、SDGsについては国の方も8分野あげて、力を入れてやっていくと言っていますし、地方自治体の役割というのも国の方であげておられますが、協力は大切だと、滋賀県としてはSDGsについて、国との関係においてどのように連携を含めてやっていこうとお考えなのかということが1点とですね、一応まあ、県単位で賛同を表明されたのは滋賀県が一番早いとお伺いしているんですけども、具体的な部分はまだなのかもしれませんが、先進県としてどのように、あり方なり全体をリードしていくと言いますか、その辺の気概と言いますか、どういう風に考えておられるのかお伺いします。

ありがとうございます。まず、国との関係におきましては、大いに連携したいと思っています。具体的に申し上げれば、国でもこのSDGs関連で、取組を支援する交付金を概算要求で計上されているということを伺っておりますので、年末の予算編成、国の予算編成に向けて、そういったものがきちんと充実した形で設定され、それも受け、活かしながらですね、滋賀県の取組を進めていきたいと思います。先般の国会議員の皆さんとの意見交換の中でも、大変多くの時間を割いて、このSDGsの取組を議論いたしました。大変強い関心を本県選出の国会議員の皆さんもお持ちいただいていることを心強く思いましたので、ぜひその辺り連携してやっていきたいと思います。

2点目にいただいた、SDGsに積極的に取り組むことを表明したのは本県が最初ではないかと、私も、私の知る限り、そのように認識しております。先ほども申し上げたように、環境に対する取組、福祉に対する取組、誰一人取り残さないという、例えば子ども食堂や、糸賀先生の取組などの土台がございますし、経済界の皆様も、世間よしということまで包含された商売道、商い道を実践してこられたという、こういう歴史もございますので、そういった方々と連携して、このパートナーシップを大切にしてですね。これは二つですね。一つは、新たな社会モデル、新たなビジネスモデルというものを提示、提案すること。同時にこういった取組により多くの方々が取り組んでいただく、県民総参加の裾野を広げる、これは主に、教育、啓発、シンポジウム等の開催ということがメインになってくると思いますが、こういった2本立てで、滋賀県の取組をつくっていきたい。いずれにいたしましても、多様な主体と連携することが大事だと思いますので、その中で、やっぱり滋賀はいろいろやっているなと思っていただけるような、そんな取組をつくっていきたいと思います。

[京都新聞]

今、具体的に国に対して何か提案なり要望はされているのですか。これに関しては。

まだ概算要求で、本格的な予算になっているわけではありませんが、予算案になっているわけではありませんが、随時連絡をとりながら、よく情報交換しながら、本県の取組の相談もしていますし、国からの情報提供をいただいているところです。国で会議等が行われる場合には担当者が出席いたしまして、最新の情報等を県に入れているというところでございます。

[朝日放送]

先週末から奥永源寺の方で、国交省の無人バス運転サービスの実験が始まっておりますけども、この取組について知事のお考えをお聞かせください。

とても期待しています。人口減少地域、また、山間部、ある意味では過疎が心配される地域における公共交通のあり方というのは本県も課題だと思っておりまして、本県でも検討会を立ち上げ、現在検討しているところですので、この自動運転による輸送や移動というものに可能性が広がれば、本県で検討する選択肢も増えると思いますので、もちろん安全第一ということは言わずもがなではありますが、そういった知見や経験を重ねられるということは、私たちの将来にとって大変大きな一歩になるのではないかと思います。

[NHK]

はじめに台風21号の件をおっしゃいましたけども、激甚災害に指定という件もありましたけども、各省庁に行かれて、大臣などに会われての手応えはどんな感じだったでしょうか。

大臣をはじめ、各省庁の方々も、とても真摯に丁寧に話を聞いてくださいました。ああ、なるほどなあと思ったのは、こんなに被害があったのですか、ということを、改めてご認識いただけた。ある意味では、それまでは十分ご存じいただけてなかった。したがって、行って、数字や、また写真や、県の地図を持って説明した、その意味はあったのではないかと感じているところです。印象的だったのは、この台風が襲来したときに、ちょうど総選挙が行われていて、その報道が、どちらかというとそちらにもたくさん割かれるということだったので、いつもの台風災害時に比べて、報道の紙面や時間などが少なかったようにも思っていたので、こういうことを聞いて改めて認識をいたしました、というようなお話もありましたので、その意味においても、滋賀県の厳しい状況等をお話できてよかったと思っています。いずれにしても、復旧はまだまだこれからですし、この激甚災害指定は大変ありがたく、心強いんですが、それ以外の課題もありますので、来る県議会などでもきちんとご説明申し上げて、迅速な復旧に取り組んでいきたいと思います。

[NHK]

要望されたときに、かなり高額な額が示されましたけども、このうちのどれくらいがといいますか、どれだけ応えてくれそうな感じなんでしょうか。

国の災害復旧事業もございます。今回の激甚災害指定で、かさ上げで支援が増える、増やしていただける部分もございます。県で、災害復旧事業で予算を組ませていただいて実施しなければならないものと、一部それぞれの方にご負担いただく、また共済でカバーする等々のことがございますので、一概に今回の支援要請、また応えていただく形で、どの程度かというのは量りかねますが、しかし今回要望し、聞いていただいた意味、意義はあったと思いますので、今回の激甚災害も含めて、引き続きですね、豪雪も無いことを祈りつつ、あった場合、こういった災害対応については、より迅速に動く、国ともしっかりと連携する、ということを旨としたいと思います。

[滋賀報知]

日本食品海外プロモーションセンターですか、JFOODOの件で伺いたいんですけども、和牛とかですね、緑茶とか、日本酒とか、そういう7品目を重点的に選んでですね、商品ごとに国とか地域も決めて輸出拡大を図っていくということが一部伝えられていますけども、特に滋賀県の場合は和牛ですね。和牛の場合は台湾などがあるんですけど、それ以外のアジアにもいろいろ、知事もセールスプロモーションされているんですが、このJFOODOに対する動きの情報収集と、具体的な対応をどうしておられるのかが1点。

それから、ジェトロの滋賀事務所が彦根に開設されているわけですけども、これとの輸出、農産物の輸出に向けてですね、ここ最近までどういう具体的な連携なり取組をされているのか、この2点を伺いたいのですが。

まず、2点目にいただきましたジェトロ滋賀貿易情報センター、こちらは7月に開設されましたが、すいません、今ちょっと数字を持ち合わせてないんですが、大変多くの相談、また、来訪があると聞いています。したがいまして、開設したスタート直後の効果というものは、私ども手応えを感じているところでございますので、このジェトロ滋賀を窓口に、さらに、例えば産業支援プラザでありますとか、金融機関、私たち行政、ともに連携をして、県内で作られる、これは農産品だけではないんですが、工業製品も含めて、海外市場に打って出ていく、こういったチャレンジをしっかりと応援していきたいと思います。その品目の一つでございます、例えば、近江牛でありますとか、様々な農畜水産品、こういったものにも私たちは可能性を大いに感じています。今日も一部の報道で報じていただいておりますが、先般、米国ミシガンで行いました近江の茶のプロモーション活動、こういったものも大変手応えがあったと聞いていますし、先般認められた台湾での近江牛の取引解禁というようなこともございます。当然、検疫ですとか、それぞれの国、地域における嗜好でありますとか、様々な市場の状況、制約等もありますが、そういったものをしっかりと分析をし、乗り越えられるものは乗り越えて、滋賀の作っているいいものを、多くの方々に楽しんでいただけるような、そういう取組をしっかりと作っていきたい。その意味で、このJFOODOの取組についても、県は県で作っている輸出戦略があり、そことも整合していると思いますので、その県の持っている輸出戦略をさらに後押しする形で、このJFOODOの取組というものを大いに活用していきたいと思っています。

[時事通信]

台風の話ですが、県として補正予算の編成とかなにかお考えでしょうか。

台風については、現在、被害状況が少しずつ出て来ておりますので、来る県議会においても、必要な補正予算等提案し、議会のご承認をいただきたいと思っています。当然、この台風被害の復旧予算というものもその対象にしなければならないという観点で現在検討を進めているところです。

[毎日新聞]

かぶの話ですけれども、地図を見ると高島周辺とか、甲賀周辺とか全くないんですが、偏ってあるんですが、その辺はどのように判断したらいいんですか。

食べていただけるお店のことをおっしゃっているんだと思いますが、おっしゃるように、この地図でお示しした場所が今回のこのキャンペーンにご参加いただく飲食店等ということでございます。これでも随分多くの店にご協力いただいたんですが、おっしゃったように、なお、この高島地域等においては、このキャンペーンに参加するお店はございませんが、例えば、今回取り上げましたかぶの中で、万木のかぶ、このかぶというのは五つありまして、「万木かぶ」これは高島の安曇川地区でございまして、また「赤丸かぶ」これは、米原でございますし、「小泉紅かぶら」これは、彦根市でございますし、何より私も毎朝いただいているんですが、「日野菜」におきましては日野町でございます。

今回のこのキャンペーンにご参加いただく店というものは、この地図のとおりでございますが、それぞれ産地は、県内各地にございますので、例えば直売所等でお買い求めいただくなり、さらにはその料理方法等についてもいろいろとお知らせするといったような、そんな展開を一緒にあわせて、行っていただいております。

[中日新聞]

関連してですが、三大かぶ王国はあとはどちらでしょうか。それから、かぶの生産量の全国ランキングはあるんでしょうか。

三大かぶ王国というのはですね、雑誌「かぶ」というのがあるんだそうですけど、私も最近知りましたが、こちらの雑誌によりますと、貴重な在来種の栽培方法とか食文化が残っている県として滋賀県と山形県と長野県とされています。

(食のブランド推進課)

いつの年度かはっきり覚えていませんが、6位ぐらいだったと思います。

確かな数字につきましては、後ほど確認してお知らせいたします。

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