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知事定例記者会見(2015年1月20日)

平成27年1月20日
(県政記者クラブ主催)

寒くとも 朽ちても咲かす 梅木かな
竜王町のバラを紹介する様子

「寒くとも 朽ちても咲かす 梅木かな(さむくとも くちてもさかす うめきかな)」

先週、長浜の盆梅展に行かせていただき、梅の花に魅かれたところです。梅は幹が朽ちても皮だけで養分を吸い上げて花を咲かせるそうです。桜の木も立派ですけれども、寒さに耐えて花を咲かせる梅に私は魅かれているところです。

今日は情報提供を4点させていただきます。

最初は1月23日に「滋賀県ナースセンター彦根サテライト」を開設いたします。この「滋賀県ナースセンター彦根サテライト」は看護師等の人材確保が課題だということでございますが、この「看護師等人材確保の促進に関する法律」に基づきまして都道府県ナースセンターとして、公益社団法人滋賀県看護協会を指定しまして、委託して運営しております。

このナースセンターでは、求職者の登録、無料職業紹介を行うナースバンク事業、看護に関する普及啓発を行う看護の心普及事業、看護職員への研修等を行う看護職員定着化促進事業等を行っていただいております。

ナースバンク事業では、医療機関等からの求人登録、求職者の登録を受けまして、看護職員無料職業紹介所として両者のマッチングを行うなど就業を希望する方へのあっせんを行っております。昨年の実績は、就職や進路相談等、延べ10,336件の相談を受けるほか、247人の就職を支援しました。草津市内にある滋賀県看護協会内で就業相談等を行うほか、これまでも、県内のハローワークや、健康福祉事務所、滋賀マザーズジョブステーション等において出張相談も実施してまいりましたが、さらに、看護職員の方々の就職支援を強化するために新たに相談拠点を湖東地域の彦根に設けることとしました。

今回、「滋賀県ナースセンター彦根サテライト」を開設する背景には、ご存じのように2025年問題と言われています、高齢者人口の割合が増加し、医療・介護サービスの需要が増大する超長寿化、超高齢化社会において、看護職員の需要がさらに増加すると見込まれています。

平成24年の調査では、看護職員は13,212人でありますが、平成23年度に策定しました第7次需給見通しにおける、供給見通し13,453人に対して、まだ368人下回っているという厳しい状況にあります。

看護職員の確保については、県としましても「看護職員の養成」、「確保定着」、「潜在看護力の活用」これは資格を持っていらっしゃっても働いておられない方の活用、この3本柱で総合的に取り組んでおりますが、特に今後は、潜在看護職員の掘り起こしが重要ということから、国においても、潜在看護職員の再就業支援の強化をめざして、「看護師等の人材確保の促進に関する法律」を改正され、今年10月から、病院等を離職した看護職員が、氏名等をナースセンターに届け出ることを努力義務化されたことも受けまして、離職されたことを届け出られた看護職員の方々に、適切かつ迅速に、よりきめ細やかな支援を行うためとして、「サテライト」展開を行う事としました。

この「サテライト」では、毎日相談員が就業等の相談に応じることとしておりますので、ご承知よろしくお願いします。

2点目は、琵琶湖環境科学研究センターと大阪府立環境農林水産総合研究所が包括連携協定を締結することとなりました。

かねてから「飲水思源(いんすいしげん)」、下流の方が上流を思い、そして上流は下流の事を思うというつながりが大切だと指摘し、そこにつながる取組をしてきたところですが、今回、今月1月30日に大阪中之島のグランキューブ大阪において連携協定の締結式とそれを記念したシンポジウムを開催いたします。

琵琶湖環境科学研究センターは、県立の試験研究機関として他の試験研究機関との初めての包括連携協定となります。また大阪府立環境農林水産総合研究所は今回が3件目と伺っております。

大阪府立環境農林水産総合研究所は環境と農業、水産業に関する試験研究機関であり、滋賀県で言えば琵琶湖環境科学研究センターと農業技術振興センターそして水産試験場が一つになったような組織です。

両機関のこれまでの連携状況ですが、大気のPM2.5に関する情報交換やシンポジウムの後援団体でもある「琵琶湖・淀川水質保全機構」の助成を受けて、水質に関する共同研究を進めてまいりました。

水を通じて上流の琵琶湖と下流の淀川・大阪湾を見守ってきた両機関が手を携えて、水質や生態系保全に関する研究や情報交換を進めることは、大変意義のあることだと考えております。

今後は大気や水質だけではなくて、近年問題になっている鳥獣害に関する研究などで連携を深めていければと思います。

調印式後の記念シンポジウムでは、大阪産業大学の津野 洋(つの ひろし)先生に記念講演をお願いしています。前の滋賀県環境審議会の会長でもあります。

また、両機関からの研究成果報告やポスター展示を行う予定にしておりますので、よろしくお願いします。

3点目は高病原性鳥インフルエンザへの対応についてです。

昨年4月に熊本県で3年ぶりに発生があり、12月には宮崎県で2例、山口県で1例の発生が確認され、今年に入ってからも1月15日に岡山県、1月18日には佐賀県での発生が確認されたところです。

野鳥におきましても昨年11月以降、島根、千葉、鳥取、鹿児島、岐阜の5つの県で高病原性鳥インフルエンザのウイルスが検出されている状況にあります。

県内には55戸、約49万羽の家きんが飼養されています。従来から定期巡回を行い、飼養衛生管理状況の確認、指導を継続してまいりましたし、外国での発生を含め、家畜衛生情報として情報発信、注意喚起に努めてきたところです。

休日夜間に関しても、畜産課と家畜保健衛生所の職員が緊急携帯電話を持っておりまして、24時間体制で異常に備えております。

特に野鳥につきましては、この時期琵琶湖周辺にはたくさんおりますので、琵琶湖周辺の水鳥の糞便を採取したり、死亡野鳥のウイルス保有状況調査を実施しておりますが、これまでのところ高病原性鳥インフルエンザのウイルスは検出されておりません。

色々と各地で発生していることを受けまして、今年度は4回、県では、高病原性鳥インフルエンザ対策会議幹事会を開催しまして、関係機関と情報共有するなど必要な対策をとってまいりました。

また、その都度家きん飼育農家に対して電話での聞き取り調査や立入検査を実施し、異常がない旨を確認してきております。同時に、家きん飼育農家には死亡羽数の報告を毎週いただいており、異常があれば速やかに対応することとしております。

さらに、宮崎県での昨年12月に発生しましたことに対応しまして、消毒薬を家きん飼養農家に配布したところですが、今回は消石灰を配布し、より一層の消毒の徹底を行う予定にしております。

岡山県で発生した事例は、殺処分の鶏が20万羽と非常に規模が大きいことから、本県からも2名の家畜防疫員を派遣しました。第一陣が16日から。第二陣が17日からということです。

今後、こういう状況をしっかりと確認しながら、万が一、県内で発生した場合には、私知事を本部長とする対策本部を設置しまして、各地域や市町、関係団体などとの協力をしながら危機管理事案として全庁的な対応を行い、速やかに防疫措置を完了するように努めてまいりたいと思います。

4点目は、私の湖北居住につきまして。

かねてから、これは知事に就任する前から県内各地のそれぞれの状況を指摘されるにあたり、住まないと分からないということから、私自身も湖北にも住もうということを約束してきたところでございまして、2月1日の日曜日から2月8日まで長浜市木之本町杉野の集落内にある古民家を改修して、移住希望者が田舎暮らしを体験できる住宅「さきち」というものがございます。先般視察もしてまいりましたが、ここに一定期間住まい、県庁に通勤したいと考えております。

今の時期、雪もあり道路交通も不便だということもあるでしょうが、是非集落の皆さまとも意見交換したいと考えております。

1日には県の事業で実施します、湖北への移住希望者を対象とした地域の魅力をバスツアーで巡ってもらう「田舎暮らし体験ツアー」も開催されますので、そこへ激励に訪れ、トップセールスさせていただきます。

また、地域の皆さんにお集まりいただいて、初日の2月1日には「こんにちは三日月です」の杉野編を開催しまして、意見交換もさせていただきます。

また、最終日の2月7日には杉野で「オコナイ」が開催されるそうです。これは五穀豊穣や村内安全を祈る伝統行事だそうで、これにも地元の皆さんの了解が得られるのであれば、私も参加見学をさせていただきたいと存じます。

まだ、地元の皆さんとの調整中に部分もございますので、日程等が固まり次第、資料提供させていただきます。

さて、お楽しみの「今月のイチオシ」ですが、今日は竜王町のバラを紹介したいと存じます。

今日は竜王町でバラ園を営まれております杉本さんにもご同席をいただいております。これが杉本さんが育てられたすごく立派なバラです。

竜王町は野菜、果物、近江牛など四季折々の特産品に恵まれており、その味覚を求めて道の駅竜王かがみの里やアグリパーク竜王などに多くの方がお買い物に来ていただいております。

県内でも有数の農業・畜産業の盛んな町であります。本日の資料でも3ページに一部を紹介させていただいております。

この竜王町に、全国から高い評価を受けている特産品が実はもう一つありまして、それがこのバラです。今日は杉本さんに選りすぐりのバラを持って来ていただきました。このバラの花束だけで数万円の価値があるという、価格がつくというものでございまして、バラは栽培が難しくて、手間暇がかかり、新品種の開発にもご苦労が多いということなんですけれども、杉本バラ園さんは、これまで丹精込めて栽培され、内閣総理大臣賞や農林水産大臣賞を受賞されており、品質の高さは日本屈指と言われております。

ちなみにイギリスの「デビッド・オースチン・ロージズ社」と栽培契約を締結されておられ、そのライセンスを所有しているのは、日本では杉本さんを含め2人だけということでございまして、こういう栄えある内閣総理大臣賞を受賞することにより、皇室にバラの花を献上する機会にも恵まれたバラ園であります。なかなか「滋賀の竜王で、そのようなバラをつくっていらっしゃるんだ」ということについてご存じない方もまだまだ多いと思います。資料に杉本バラ園さんの連絡先が書かれていますので、是非お求めの際にはご連絡をいただければと思いますし、1月31日は「愛妻の日」なんだそうです。そして2月14日は「フラワーバレンタインデー」チョコもいいんですけれども、男性から女性に花を贈るということも是非みんなで呼びかけて、すべての人に居場所と出番のある、心の通う県政が一緒につくれるということで、私自身も実践していきたいなと考えております。

御存じのとおり、バラの花言葉は「赤」が情熱・美。「ピンク」が気品・満足。「白」は無邪気・相思相愛。「黄」は友情・可憐。「オレンジ」は恋愛の達人・絆などです。バラはその種類が多いためか、花言葉もその花の色毎に花言葉が付いていて、大変楽しめるものですので、是非皆さんもこの機会に、滋賀の竜王のバラの花を買って、色々な方に贈っていただければと思います。

[中日新聞]

滋賀ならではの気候や風土がきれいなバラをつくるのに役立っているというようなことはあるのでしょうか。

【杉本バラ園】

滋賀県の場合は、他の県と比べると日照量が少ないんですけれども、バラの場合水をたくさん使いますので、そういう意味で水質の良い水が多いということは良いポイントだと思います。

[中日新聞]

竜王町は水の里とも言われますが、竜王町ならではの何かが影響しているのでしょうか。

【杉本バラ園】

栽培にあたっては、地下150mから水を揚げておりますので、その水自体がバラに合っていると感じています。

[知事]

鈴鹿山脈麓の非常に美しい清流なんですね。松の司もございますし。

[産経新聞]

バラの花束の品種は何なんでしょうか。

【杉本バラ園】

たくさん使っているのは、先ほど知事から紹介していただきました「デビッド・オースチン・ロージズ社」というイギリスのメーカーなんですが、このメーカーが各国で2人ずつしかライセンスを出さないということで、そのバラでこの花束はつくらせていただいております。名前は「イングリッシュローズ」というバラです。

[産経新聞]

イングリッシュローズというのは今が旬なのでしょうか。

【杉本バラ園】

もう少し後になります。4月くらいが一番です。

[産経新聞]

特徴としてはどのようなものがあるのでしょうか。

【杉本バラ園】

バラの花びらの枚数が、普通のバラの約3倍の100枚くらいあります。

[毎日新聞]

湖北居住の件ですが、長浜市木之本町杉野を選んだ理由と、どのように通勤されるのか、また、そこでどのようなことを体験したいのか、そしてそれをどのようにいつごろ施策に反映したいのか、最後に、これは単発なのか、あるいは定期的に居住を考えておられるのかを教えてください。

[知事]

なぜ杉野なのか。湖北と言っても広いですし、それぞれの地域にそれぞれの魅力や課題があるのですが、今回、冬季に杉野に行かせていただくのは、国会議員時代から色々と御縁がございまして、伺ったことがあり、地域の方と意見交換したことがありました。その中で「是非冬季の杉野に来てオコナイを見てほしい。知事になるならなおさら」とか「湖北に住むなら是非杉野から」という熱烈なラブコール等々もいただき、諸事検討した結果、今回は杉野で住むこととしました。

県庁までは湖国バスとJRを乗りついで、公務の都合上公用車を使うこともあるかもしれませんが、極力そういう形で通勤しながら、特に県庁では本年度中のエコ通勤優良事業所の認証取得も目指しておりますので、私自身も実践したいと考えております。

どう施策に反映させるかですが、通勤の状況もそうですし、その地域の医療福祉の実態や、移住の施策のあり方等々を少し県の持っている施策を持って行って、地域の皆さんの反応や効果等も直接確かめて、来年度以降に結び付けてまいりたいとも思っております。

これからも冬季に限らず、やはり住んでみないと、行ってみないと分からないということはあると思いますので、公務に支障なき範囲で精いっぱい対応したいと考えております。

[毎日新聞]

就任から半年ということですが、この半年を振り返って自己評価、100点満点でどのくらいになるのかということと、今後マニフェストの検討等はどのようにされていくのかお聞かせください。

[知事]

年明け、そして新しい基本構想に基づく予算、さらには私自身にとって初めての予算ということで取り組んでおりますので、就任半年といった感慨を持つ暇もないくらいの状況です。全力投球、無我夢中というのが今の状況かと思います。今朝の県政経営会議の中でも、この予算をつくるにあたり、私たちも県民だけれども、この予算というものをご存じない県民の皆さんを意識しようと。そしてより県民の皆さんに広く深くご理解いただくことで、そのことが事業の推進力になることを考えようと。さらに、賛成の意見もあるけれども反対の意見もある。こういうことに丁寧に説明したり合意形成したりする努力を怠らずにやろうということと、国の動きや市町の意向を汲み取る予算をつくろうということを、改めて幹部の方に伝達をしたところでありまして、そういうことで頭も心もいっぱいというところです。

[京都新聞]

民主党の代表選挙についての受け止めをうかがいたいと思います。岡田新代表になられた受け止めと、第1回目の投票では地元の細野さんが多くの党員さんなどの支持が集まって第一位だった。決選投票では国会議員の投票で逆転されたという経過も含めての受け止めをお願いします。

[知事]

3点ございます。

1点は、厳しい急な総選挙の後の、前代表が落選辞任されたことを受けての代表選挙。年末年始の非常に限られた日程の中での代表選挙でありましたが、岡田さん、細野さん、長妻さん、それぞれがそれぞれの考え方を述べ合い、競い合われて、多くの党員・サポーターの皆さんも注目された選挙を作られたことに私は敬意を表したいと思います。

2点目は、お三方とも私は親しく、大変お世話にもなりました。とりわけ新代表に選出された岡田さんとの関係は、公私にわたり、ご指導・ご指南いただく間柄でもあります。非常にまじめで固いところがある反面、人間的なお心も、あんまりうまく出されないんですけど、お持ちの方ですので、ご本人も「私自身も変わらなければならない」と表現されておりましたが、党内のいろんな政策・意見の集約に、また政権与党との論争にさらに先頭に立ってご奮闘いただくことを私は期待をいたしております。

3点めは、いずれにいたしましても国政もそう、県政もそうですが、多様な意見が国政運営や立法過程に反映されるということが大事だと思います。そういう意味で最大野党の民主党の役割は極めて重要、しかも政権を担ったことがあるという野党の存在というものがさらに議論を深める役割があると思いますので、そのことにも大いに期待したいと思います。

[京都新聞]

一般の党員さんは細野さんを選ばれた中で、国会議員で逆転ということについての思いは。

[知事]

それぞれ代表選挙のルールに基づく、それぞれの地域の皆様方からのご支持に基づく、国会議員の判断に基づく投票だったと思います。党員・サポーターの票で細野氏が上回ったといっても非常に僅差でしたし、地域ごとのバランスもありました。そういったものを総合的に判断された結果が今回の結果だったのではないかと思います。

[京都新聞]

政府与党が北陸新幹線について、若干前倒しで福井まで、さらには敦賀へもという方針を出されましたが、そうすると滋賀県内にも関わってくる話かと思いますが、県として何かしらの動きや要望等があればお聞かせください。

[知事]

高速鉄道のネットワークは、これからの日本の発展や豊かさのために非常に重要なものだと思います。この3月に東京から金沢まで新幹線が開通するということは、ある意味では東京一極集中にさらに拍車をかけることにもなるかもしれませんし、中京圏・関西圏から北陸への流路を変える一つの契機になるかもしれません。それらの北陸新幹線の整備をさらに前倒ししてやるということの影響は、本県にとって無視できない大きな課題であるし、ある意味では可能性にもなると思っています。従いまして、私はその情報を得て、関係部署に検討を早めるように指示しまして、関西広域連合で一定の合意はございますが、それらをどう実現させていくのか、その際の課題はどう整理していくのか、そして私自身が公約・公言しております米原駅の徹底利活用・周辺土地の整備にどういう影響や効果をもたらしてくるのか、総合的に検討分析するように指示をしたところでございます。

[中日新聞]

原発の立地地域と周辺に配られる交付金が政府から出されるということで、県内の長浜市と高島市も申請するという動きがあるようですが、原発に対する様々な動きがある中で、それらに対するスタンスが検討される状況ではありますが、それに対する知事としての御見解と、制度自体に対する考えをお聞かせいただければと思います。

[知事]

一部報道で取り上げられていました交付金の事だと思いますが、まずそのものについては、これまでの経過から、動いていようと動いてなかろうと、そこに原発が立地・存在することにより発生する様々な問題や対策に処するための見合いとしての交付金ということなのだろうと思いますし、それらを活用した地域の事業ということだと思いますので、私はその存在を否定するものではありません。ただし、それらがあるから、これまで以上に3.11を教訓としないような原発政策の延長や拡大があるとすれば、それは私は違うのではないかと考えます。

いずれにしても、いまは人類にとって第4のエネルギー革命の時期にあると。世界に先駆けてそのことに挑戦できる日本の立ち位置をよく自覚しながら、原発に依存しない新しいエネルギー社会を築いていくことが必要だと考えておりますし、稼働していようが稼働してなかろうが、その防災にしっかりと対策を講じていく。被害に県境なきということを踏まえた実効性ある防護体制を築いていく、そのことに私は市町と連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。

[中日新聞]

再稼働云々の議論と交付金は関係ないということでしょうか。

[知事]

そのこととは関係なく対応すべきと考えます。

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