令和4年6月21日
(県政記者クラブ主催)
【知事】
おはようございます。今日もどうぞよろしくお願いいたします。
まず、石川県で地震がありました。能登地方、珠洲市を中心にということで、被害に遭われた方にお見舞い申し上げたいと存じます。内陸部を含めて地震が頻発、また南海トラフ巨大地震も想定されるということです。また、梅雨前線が九州地方で活発になってきているということもございますので、今朝の県政経営会議で改めて感度を上げて対策をするように指示をしたところでございます。防災危機管理局内ではございますが、南海トラフ地震に対する勉強会を開催するということでございますので、担当者が変わっても、しっかりと対応ができるように努めてまいりたいと思います。
うれしいニュースといたしましては、ハンガリーで開催されている世界水泳選手権で乾 友紀子選手がアーティスティックスイミングソロで日本勢で史上初となる金メダルの快挙。また、ポルトガルで先週開催されていたパラ競泳世界選手権で木村敬一選手が男子100mバタフライで東京パラに続いて金メダルということで、滋賀ゆかりの選手の活躍が届いております。大いにたたえたいと思いますし、こういう感動を与えていただいたことにお礼申し上げたいと思います。
また、原油価格・物価高騰等が続いています。県でも3月にウクライナ情勢を受けた支援連絡会議を立ち上げておりますが、改めて、例えば円安も20数年ぶりに1ドル135円台ということもございますので、そういった状況等を改めて確認をいたしました。結論から言いますと、県の「総合経済・雇用対策本部」を設置しておりますが、ここで、原油価格・物価高騰等にかかる対策も兼ねてやることといたしました。7月議会に向けて予算の補正を含め、また9月議会もございますので、予算の補正含め、対応を準備するよう、また国に緊急提言等を行うよう、必要な緊急提言等を行うよう指示したところでございます。
あわせて、エネルギー需給のひっ迫もございます。例えば企業庁ですとか、会計管理局などで入札等を行いますも、応札がない、期待できないということもあって、現在、最終保障供給契約というものに移行せざるを得ないと同時に、想定していた以上の電力料金を支払わざるを得ない状況が出てきつつございますので、こういった状況等を改めて確認するように指示したところでございます。いずれにいたしましても、例えば企業の物価指数が5月は対前年同月比でプラスの9.1%、(モニターに示している)このグラフにもありますように青の数字です。そして、4月の全国消費者物価指数がプラスの2.1%、この乖離分だけ価格転嫁ができてないという状況もございます。したがって、持続可能ではないであろうということを前提に、待ち受けではなくてアウトリーチで状況を聞きに行くなどの対応するよう強く指示をしたところでございます。
概ね1か月後、7月議会の提出案件の取りまとめの頃を目途に、7月議会でどこまで、そして積み残し課題を9月議会でどこまでするかということについて、対応をお示ししたいというふうに思います。国もこういった同種の対策本部を設置されるようでございますので、合わせられる歩調は合わせていきたいと考えているところでございます。
また、もう1枚写真を用意しておりますが、世界農業遺産の認定に向けた「琵琶湖システム」の世界農業遺産認定に向けた現地調査が、先般、報道機関にも公開の形で行われました。大変有意義な視察行程であったと聞いております。7月の中旬ですか、審査が行われるということでございますので、人事は尽くしました。吉報を待ちたいというふうに思います。
それでは今日は資料に基づいて3点申し上げます。まず1点目「びわ湖マラソン2023」の開催ということでございます。御案内のとおり「びわ湖毎日マラソン」は約60年の長きにわたって県民の皆さんに愛されてきました。一昨年、残念ながら滋賀県での開催を終了いたしまして、昨年は大阪マラソンと統合されて開催をされました。
滋賀県では、県内で開催してきた日本トップクラスの選手が出場する「びわ湖毎日マラソン」と従来からやっておりました市民マラソンの「びわ湖レイクサイドマラソン」の二つを継承し、発展させようということで、新たな市民マラソン大会「びわ湖マラソン」を開催いたします。開催日は令和5年(2023年)3月12日の日曜日。エントリーは来月7月22日の金曜日から開始。締め切りが10月31日までとなっております。定員は7,000名。申し込みは先着順。エントリーサイトは7月上旬に公開予定ということでございます。
これまでの大会との違いが二つあるとのことでございます。1点目は「びわ湖毎日マラソン」は男子のトップ選手のみが出場できる大会でございましたが、新しい「びわ湖マラソン」は日本陸連の登録ランナーでなくても、性別に関係なく、一般ランナーの参加が可能な市民マラソンであるということ。2点目は、これまで県内で開催していた「びわ湖レイクサイドマラソン」は歩道を使用したハーフマラソンでございましたが「びわ湖マラソン」は公道・車道を走るフルマラソン42.195kmであるということでございます。なお、日本陸連の公認は今後取得予定でございまして、8月に申請、12月に認可が下りる予定と聞いております。
この大会では、日本一の琵琶湖の湖岸を走り、その魅力や自然を感じていただきながら、給水・給食ポイントやフィニッシュ会場で滋賀ならではの産品を楽しんでいただきたいと思っておりますし、大会の前後で県内観光も楽しんでいただけるような仕掛けもつくっていきたいということでございます。現在、部局を超えて準備中でございます。ぜひ、奮って御参加いただければと思います。
続きまして「びわ湖の日」のお知らせでございます。環境保全の象徴的な日である7月1日の「びわ湖の日」、昨年は40周年で大きな節目を迎えまして、琵琶湖版SDGsであるマザーレイクゴールズ(MLGs)を策定したところでございます。41年目となる今年からの取組といたしまして、琵琶湖の赤潮問題、せっけん運動など「びわ湖の日」の歴史や取組について、よく知らない世代や県外の方に「びわ湖の日」を知り、もっと琵琶湖と関わりたいと思っていただこうと考えているところでございます。
新たな取組を二つ紹介いたします。一つ目は若い世代が親しんでいるYouTubeを活用した「びわ湖の日」PR動画の配信でございます。動画を見て、琵琶湖に関わる様々な活動「びわ活」に取り組んでいただけるよう五つのカテゴリーで作成した動画を本日から配信いたします。動画の一部を紹介したいと思います。
(動画の再生)
それぞれに関わる「びわ活」を見つけていただきたい。そして、「びわ湖の日」は「びわ活」をキーワードにSNSでつぶやいて盛り上げようとあるのですが、つぶやいて盛り上げるだけではなくて、どこに行ったら何ができるのかということを紹介して、滋賀に来て観光を楽しんでいただける、マザーレイクゴールズ(MLGs)に参加していただける、そういう仕掛けをつくろうと担当者に宿題を出したところでございます。
二つ目は令和5年度の「びわ湖の日」のポスターデザインを皆様から募集するというものでございます。びわこビジターズビューロー主催の「しがのフォトコン!!2022」の応募作品の中から、琵琶湖と人との関わりをテーマにした作品を「びわ湖の日」賞として新たに表彰し、その作品を令和5年度の「びわ湖の日」のポスターとして採用することといたしました。ぜひ、多くの皆様に御応募いただきたいと存じます。今年の7月1日でマザーレイクゴールズ(MLGs)策定から1年になります。ぜひ、この琵琶湖版SDGsの取組に皆様方も御参加いただければ、参加するために滋賀に来ていただければと思っております。
最後3点目は「滋賀の眺望景観ビューポイント」の一般投票の受付を始めますという情報提供でございます。滋賀県では、全国に先駆けて「ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例」を制定いたしまして、県が中心となって景観を保全してきました。平成16年6月に、私もこの法律の制定に関わりましたけれども、景観法制定以降は市町村も景観行政団体として景観に関する計画や条例を定め、保全に取り組むこととなりました。県内では13市が景観行政団体となり、その地域らしい景観形成の取組を推進されておられます。例えば、近江八幡市は全国初の景観計画を策定した水郷風景区域は国の重要文化的景観第1号に選定されておられます。
一方、琵琶湖の対岸からの視点も踏まえた景観など、広がりのある眺望景観を守っていくため、平成21年2月に景観行政団体となった市と県で、滋賀県景観行政団体協議会を設立いたしまして、広域的な視点を共有しながら連携して取組を進めているところでございます。今回、この協議会が将来にわたり守っていきたい滋賀の眺望景観を選定するにあたりまして、県民の皆様の御意見を反映するため、118の候補から投票で選んでいただこうとするものでございます。候補をいくつか紹介いたしますと、お手元に一覧表があるようでございますが、15番は余呉湖緑地公園から見た山並み・桟橋でありますとか、45番は湖西線北小松駅2番ホームから見た沖島・鈴鹿山脈でありますとか、109番は太郎坊から見た市街地・田園などでございます。
投票の受付は来月7月1日から8月末まででございます。投票方法はWeb投票と所定の投票用紙があるようでございますので、いずれかで投票してください。投票の結果は県や各市のホームページに公表予定でございます。投票で県民の皆様から多くの支持を集めた候補中心に、今後、滋賀県景観審議会の意見をいただき、12月ごろに協議会で「滋賀の眺望景観ビューポイント」に選定する予定でございます。ぜひ、この取組によって、県民の皆様や県外の皆様にも滋賀のすばらしい眺望景観を知っていただきたい。また、未来のために大切に守り育てていきたいと考えているところでございます。長くなりましたが、私からは以上でございます。
[共同通信]
びわ湖マラソンについて2点伺います。これは性別にかかわらず市民が参加できるマラソン大会というふうにおっしゃいましたが、例えば有名な選手で招待選手を招く予定があるとか、その辺のことが決まっていれば教えていただきたいのが1点。あと、もう1点が県外の方も結構興味を持たれていて、おそらく県外からの参加も多いかと思います。そういう方に向けて知事からぜひメッセージがあれば一言いただけないでしょうか。
【知事】
まず一つ目の招待選手等については、現時点で決まっている選手はおりませんが、何らかのものを考えられるのであれば考えていきたいと思います。ただ、トップ選手はちょうどシーズンがピークの時期でもあるので、ちょっと難しいのではないかという観測をもっています。
あとは、県外の皆様にPRということですけど、すべて同じコースではありませんけれども、鈴木健吾さんが2時間4分56秒の日本記録を達成した「びわ湖毎日マラソン」の後継レースでございますので、もちろん記録を目指したい方もそうですし、公道を走る公認レースということで、市民が参加できるというレースでございますので、自己ベストを目指してチャレンジされる方にも大いに足試しをしていただける機会になるのではないかと思います。
また、先ほども申し上げたように琵琶湖の景観、また様々なおもてなし、食や前後の観光など、マラソン以外にもお楽しみいただける部分を用意しておりますので、この機会に琵琶湖に走りに来ていただければというふうに思います。心から歓迎したいと思います。
[朝日新聞]
びわ湖マラソンに2023に知事は参加されますか。
【知事】
参加したいと思って準備を始めました。シューズを買いました。連れ合いと走り始めたのですけど、今から3月までに間に合うかという状況です。ただ、チャレンジしたいと思います。
ただ一方で、どういう役割が当たるのかわかりませんけど、お迎えする県の知事として、大会運営等に際して負わなければならない任務・使命もあれば、そことの兼ね合いを調整したいと思います。(先着順のため)何より申し込んでも参加できるのかということがあります。
[朝日新聞]
担当課に聞いた方がいいのかもしれませんが、コースを見ると、びわ湖毎日マラソンの方は確か瀬田川沿いを結構走っていたと思うのですが、かなりコースを変えたのは何か理由があれば教えてください。
【知事】
やはり安全に走っていただけるということもそうですし、スタート地点とゴール地点というのは一定の広さも要りますので、そういったお迎えや走行環境等々を勘案しての結果だと思います。
若干、折り返しが多いのではないかとか、7,000人の方が走られるのに広さは大丈夫かとか、いろいろな御懸念等もいただいているようでございますが、最大限条件等を勘案し、また克服し、準備できるものと考えております。
[びわ湖放送]
地震についてですけれども、先ほど、今朝の県政経営会議で対策を指示されたということですが、具体的にどういったことを指示されたでしょうか。
【知事】
まず、いつ起こるかわからない地震に対して、感度を上げようということが一つです。特に、昼間ならともかく、休日の夜間等に発生した場合の緊急参集、そして必要な資機材、そのための連絡手段の再確認、こういったことを指示いたしました。
また、折から女性の視点を生かした防災力強化の取組で、避難所設営にあたっての様々な配慮事項等々を、啓発カードも作って御紹介しておりますので、すぐに全てが実践できるということではないのかもしれませんが、そういう意識レベルを上げていくということが重要だと思います。そういった意識や組織、知識、そういったものを強化することによって、いつ起こるかわからない地震に対応していきたいと思います。
ちょうど4年前に大阪北部の地震もございました。南海トラフ(巨大地震)が起これば、滋賀県でも冬季の夜間では500名もの方がお亡くなりになると、震度6強が想定されるということもございますので、こういったことに対する感度をまず上げることから、しっかりと行っていきたいと思います。
[びわ湖放送]
今、全国で(地震が)頻発している中で、県民に準備しておいてほしいことというのはどういったことでしょうか。
【知事】
まず、いつ起こるかわからないというこの気持ちをみんなが持ちましょう。そのうえで、起こったときにどう対処するのかということを、四六時中考えるのは無理だとしても、1日1回考えるとか、1週間に1回考えるとか、そのために持ち出す物品がどこにあるのか、今起こればどうするのかというシミュレーションをする。さらには、揺れたとき倒れたときにも命を守る、例えば寝方や過ごし方といったことについても考えていただきたいと思います。
聞いていますと、相当に揺れると、屋内でもいろいろなものが倒れて、落ちて、割れて、足の踏み場に困るということから、やはり底がそこそこあるスリッパですとかシューズですとか、そういったものを身近に用意しておくことがその後の移動に非常に重要だということが言われております。今一度、こういった備えの品々、事々について再確認していただければというふうに思います。
[京都新聞]
少し前の話になってしまうのですけど、4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた関係で知事にお聞きしたいのですけれども、(18歳に引き下げられた)目的としては若者の積極的な社会参加を促すというようなことが期待されたということですけれども、まず知事が18歳当時を振り返っていただいて御自身はどんな18歳だったかというのを教えていただいてもよろしいでしょうか。
【知事】
18歳ということは、高校3年生から大学1年になる時ですね。相当元気だったと思いますね。不可能なことはないと思っていたと思います。大人だと思っていた18歳だと思いますし、大人になりたい18歳だったかもしれません。
[京都新聞]
熱心に活動されていたこととかは。
【知事】
高校3年生の時は、部活動でやっていた硬式テニスとか、学園祭とか、もう一段上を目指した受験とか、あと東京で過ごした大学生活とか、いろいろな夢を持っていました。戻れるものなら戻りたいという年齢だったと思います。
[京都新聞]
あと、18歳成人の年齢の引き下げ前に選挙権も引き下げられたのですけれども、18歳、19歳の投票率が他の年代より低いというのが続いているようですけれども、そのあたり知事御自身も振り返られて、当時政治ですとか、政治への期待ですとか、関心というのはおありでしたでしょうか。
【知事】
ほぼなかったです。ただ、自分の住んでいる地域だとか自分のいる環境のことに対して自分の意見を通そうと(いう意識)、自分たちのいる場所のことは自分たちで決めようという意識は他のメンバーより強かったかもしれません。
[京都新聞]
今の若い18歳前後の若い人たちと接する機会もあるかと思うのですけども、御自身と比べて、成熟度ですとか社会参加への関心とか、その辺りはどのように感じておられますか。
【知事】
その世代はその世代なりに関心持ってくれていると思います。ただ、その関心を持ったことを、どのように改善だとか前進につなげていくのかという情報が十分ではないのかもしれません。その辺りの対応をしながら、例えば気候変動の問題であれば将来世代に大きく影響する、財政問題であれば大きく影響する、社会保障問題であれば大きく影響するということを、繰り返し粘り強く働きかけることによって「じゃあどうすればいいんだ」ということについて、一緒に考えていく機会をつくっていきたいというふうに思います。
[京都新聞]
知事選ですとか参院選の、18歳、19歳の投票率アップについてこうした方がいいのではないかとか、県の取組として何かお考えというのがありますか。
【知事】
まず、選挙があるということ、そして一定の年齢以上の方が投票できるということを、しっかりとまずお知らせするということが重要だと思います。
ようやく今、県庁前に看板を立てていますけど、もう少し早く立ててもよかったと思います。事程左様に今選挙がある、明日から選挙が始まるということを御存じない方も多いのかもしれません。最近、新聞を読む人も減って、テレビを見る人も減って、SNSでは選挙のことは候補者と陣営しか情報を出さないということもあるならば、少しそういった情報から遠い方々もいらっしゃるのかもしれません。
したがって、まず選挙があって、投票できるということについて、しっかりとお知らせするということが大事ですし、投票しようとされる方にそういった情報を誰が、どの政党がどのようなことを目指しているのかということをより効果的な方法で適切に届けていくということだと思います。
やはり投票をする側、される側からすると1票で確実に世の中は変えられると確信している1人でもあります。全ての世代に訴えかけますけど、とりわけ「このおっちゃん、何言っとるんだろう」というような若い世代に対しては、しっかりと訴えかけていきたいというふうに思います。
[京都新聞]
補正予算のことをお尋ねしたいのですけれども、原油高、物価高に関連して7月議会にも補正予算を検討するというお話があったかと思うのですが、現段階でということになりますが、規模ですとか内容とか、どういったものをお考えになっているか教えていただけますでしょうか。
【知事】
規模、内容はまだ現時点、確たるものを持っているわけではありません。5月補正でも一定、対応・対策をとりました。しかし、それで十分だったのか。その後の状況変化ですとか、その中で十分に酌み取れなかったものについて、7月補正でどれだけ入れられるのかを早急に検討したいと思います。
実は、実務的には今日が各部局からの補正予算の項目の締め切りだったそうですけど、少し柔軟に後送りして、後からのものも入れられるものは入れられるようにという状況がつくれているようでございますので、そういったものも活用しながら、例えば十分価格転嫁できない状況等をどのように改善していくのか、例えばその後承った要望だけでも農業関係の肥料の高騰でありますとか、トラック物流の価格転嫁が困難な状況に対する支援の要請ですとか、こういったものも受けていますので、こういったことをどう取り扱うのか。また、例えば施設の関係で福祉施設もそうですし、教育施設も一部あるのかもしれませんが、こういった施設のエネルギー価格が高騰して、入ってくるものは公定価格で据え置かれている場合に、その収益差をどのように埋めているのか埋めないのか。こういった見極めをして、必要なものは7月補正、そして間に合わないものは9月補正、国で対応するものがあれば国のものも取り込みながら、こういったことを今後調整していくことになります。