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知事定例記者会見(2022年6月14日)

令和4年6月14日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

おはようございます。今日もよろしくお願いします。

昨夜、ベトナムのハノイ工科大学の日本語講座を受講される約30名の学生の皆さんとWEBで意見交換をいたしました。昨年に結んだ協定に基づくものでございまして、大変有意義でございました。「インターンシップをやろうじゃないか」「琵琶湖モデル※1の継続と拡大をやろうじゃないか」というようなことなど、具体的な話もいたしました。今日まで担当の室長が(現地に)行っていますので、また帰庁後、どういう協議が現地でなされたのか共有したいと思います。

(※1琵琶湖の環境保全に関する住民、行政、企業、大学等研究機関の取組の知見をもって世界の水環境の課題解決に貢献すること)

また、円安が進んでいます。今日は134円台と、朝に少し上がっているようでございますが、折からの物価高、またエネルギー価格の高騰、またその需給のひっ迫などございますので、経営会議をもって対策本部とし、各部局でその対応を検討のうえ、県民の皆さんに発信することといたします。来る7月議会での予算の補正や国への緊急提案など、行動を起こしていきたいと考えておりますので、メディアの皆様方の様々なお力添えもいただければ幸いでございます。

そろそろ梅雨入りするのでしょうか。今日も雨模様でございます。国では、梅雨、台風などの洪水時の琵琶湖の水位上昇に備えまして、今週の6月16日から8月31日まではマイナスの20cm、そして9月1日から10月15日まではマイナス30cmになるよう、あらかじめ水位を下げるという瀬田川洗堰の操作が行われます。当然、急激な水位低下にならぬよう、魚の産卵などにも配慮したうえで御対応いただくことになっておりますが、そういう時期に入ってきたということでございます。

毎年、日本のどこかで水害や土砂災害が発生しています。人命も失われています。滋賀県でも台風、集中豪雨などにより、命や暮らしを脅かす風水害がいつ起きてもおかしくない状況です。今後の災害に備えまして、一昨日の日曜日には、LINEを活用した県民参加型の防災訓練を実験的に実施し、1,700人を超える方々に御参加いただいたということでございます。聞いておりますと、各地の被害情報を県民が投稿して、マッピングして「見える化」、共有するシステムですとか、LINEのチャットボットで電気、ガスの状況、浸水マップ、避難所情報などを質問するとすぐに回答されるというような、こういったことがあるようでございます。

改めて県民の皆様には命を守る災害への備えをお願いしたいと思いますが、その際、ぜひ女性の視点や外国人県民の視点、また障害のある方々の視点から防災対策を見直してほしいと思います。県ではそのヒントとなる視点と取組を、女性の参画による防災力強化の検討会のアウトプットとして「しが防災プラスワン~女性の視点と多様性~」というカードにいたしました。例えば、女性や子どもの意見を取り入れようということであるとか、在宅避難も考えてみようということであるとか、災害時要配慮者も参加していただいて、避難や移動に意外に時間がかかるなといったようなことなど。また、ペットを同行させた避難の難しさであるとか、女性の更衣室だとか、洗濯物を干す場所の配慮、様々な工夫と配慮が必要であり、そういったものを整えることで、防災力が強化されるということがあるようでございますので、こういった事々をさらに県内でも発信していきたいと思います。

また、もうひとつの話題。6月14日はWHOが定める「世界献血者デー」ということだそうでございます。人工血液の研究はまだ道半ばでございまして、また血液製剤にはそれぞれ使用期限があるとのことで、献血という形で継続的に多くの方の協力を得ることが不可欠であります。

献血による血液は日々多くの患者さんに使用されており、滋賀県では1日あたり140人の献血が必要ということでございます。県内の献血者数は、昨年度、53,176人で、コロナもあって随分心配されたところもあるのですが、おかげさまで、多くの方の御協力をいただき、ほぼ横ばいとなっておりますが、献血者における10代・20代の割合は2割足らずいうことでございまして、全国的にも減少傾向にございます。献血には年齢制限がございますので、将来にわたって安定的に血液を供給するためにも新たに献血してくれる人、とりわけ若い世代の協力が重要であります。7月1日からは「愛の血液助け合い運動」が始まります。今まで献血をされたことがない方も、献血バス等に気軽に立ち寄って、御協力をいただきたいと思います。

私も献血を定期的にやるのですが、「ラブラッド」という会員専用のホームページなどでは簡単に予約ができて、また変更ができるというようなこともございますので、ぜひそういったものも御活用いただければと存じます。

それでは資料もございますので、2点、私の方から御紹介させていただきます。

まず1点目。来週の6月23日から29日までは「男女共同参画週間」でございます。昨年の6月23日に県立男女共同参画センターに開設いたしました「女性の起業応援センター」も1周年を迎えます。この起業応援センターでは、セミナーや相談、チャレンジショップ体験、起業家同士の交流会やコワーキングスペースの運営などを通じて女性の起業をあらゆる角度から伴走型で支援しています。この1年間で延べ161名がセミナーを受講され、新たに4名の方が開業されるといった成果も出てきているとのことでございます。

今年度、新たにオンラインマルシェの支援も始めます。オンラインマルシェは専用のアプリを使い、オンライン上で物やサービスなどをお客様と直接会話しながら販売するものでございます。コロナの影響によるイベントの中止や外出自粛を受け、これまで女性たちが活動していた対面でのマルシェや店頭での販売ができなくなる中、新しい販路開拓手段として期待が非常に高まっているとのことでございます。また様々な事情で、時間の制約のある方にも取り組んでいただきやすいものでもございます。

一方、新しい手法ということもございまして、ノウハウを身につけることが簡単ではないとのことから、自治体として全国に先駆けて県立男女共同参画センターがノウハウを学べる事業として企画をするものでございます。まずはオンラインマルシェとはどのようなものかを知っていただく「キックオフセミナー」を来週6月23日に開催いたします。大津市にある滋賀県産業支援プラザを基地局といたしまして、近江八幡市にございます県立男女共同参画センターと米原SOHOビジネスオフィスを中継会場として開催いたしますため、会場でもオンラインでも御参加いただけます。会場では無料で託児も御利用いただけます。

そして、本格的にオンラインマルシェに取り組みたいという方には、8月からスタートいたします連続セミナーを準備しております。まずは、来週開催いたします「キックオフセミナー」にぜひ御参加いただければと思います。メディアの御取材等もいただければ幸いでございます。

もうひとつ、日中国交正常化50周年の今年、「滋賀県工芸品展in北京」を開催いたします。また出展者を募集いたします。この夏、公益社団法人びわこビジターズビューローと滋賀県は、中国北京市にございます「無印良品」が提案する宿「MUJIホテル北京」におきまして、県として初めて県産工芸品に特化した展示会を開催いたします。今回の事業は中国湖南省に開設しております滋賀県誘客経済促進センターの滋賀の魅力発信に向けた取組が実りまして、北京の中心地に位置する「MUJIホテル北京」にて本県の魅力を広くPRする機会を得たものでございます。

展示会期間中には、日中両国の工芸職人によるオンライン交流会やライブコマースを活用した工芸品の販売などもあわせて実施する予定です。リアルとオンラインを複合した今回の事業を通じまして、本物志向の中国の方々に県産工芸品の認知向上や販売を促進してまいりたいと存じます。なお、出展者の募集については、6月24日を締め切りとして、現在、びわこビジターズビューローが申込受付を行っているとのことでございます。国や県指定の伝統工芸品や地場産品はもちろんのことを滋賀の匠の技を発信する工芸品を幅広く募集したいと存じます。

日中国交正常化50周年を迎える今年、そして本県と湖南省との友好提携40周年を迎える来年も見すえまして、新型コロナウイルス感染症流行以前にも増して、中国の方々から、旅先として、またお取引先として本県を選んでいただけるよう、観光地としての魅力も積極的に広報してまいりたいと思います。私からは以上でございます。

 [毎日新聞]

先日、6月8日に県立高等専門学校(高専)の最適県有地が選定されました。野洲川土地が得点上は1番多かったのですけれども、県立大敷地内、それから旧長浜北高校の跡地等も点差を拝見しますと、結構接戦で、総合点の10点、5点とかを除くと、ほぼ同点ぐらいです。高専の誘致に関しては県内の自治体もすごく関心を持っていらっしゃいますし、製造業の方々も関心を持っていらっしゃるのですけれども、先日の県議会の委員会では同点になったらどうするのかというような質問もありました。

そういう意味で県民の皆さんが納得する選定に向けてどうしたらいいかとか、知事お考えがございましたらお願いいたします。

 

【知事】

まず、2027年(令和9年)開校予定の高専。現在、その設置に向けて準備を進めているということで、今年度はまず1番目に設置場所を決めていくという作業がございます。先般、最適な県有地としてお示しをさせていただきました。これはあくまで選定プロセスの1つです。今、市町からの提案地を受け付けている段階です。先にお示しした最適な県有地と市町が提案される場所の中から最終的な設置場所を8月ごろに決定する予定でございます。

非常に御関心も高く、そして「この場所をどうだ」という御提案もいろいろといただいているようでございますので、その中でしっかりと選んでいきたい。今、お尋ねいただいたように、どの候補地も僅差でなかなか甲乙つけがたいというような場所等もあるようでございますので、せっかく出されたそういった土地の活用などにつきましても、高専の場所以外で活用の方策があるやなしや、しっかりと一緒に検討し協議していきたいというふうに考えております。

 

[共同通信]

衆院選(衆議院小選挙区)の区割りの見直しの件で、6月16日にも岸田総理の方に改定案を勧告する見込みというような報道が流れています。知事は今までずっと、法にしたがって対応すべきだというようなことをおっしゃっていましたけれども、その考えに変わりはなさそうですか。たぶん、県内でもいろいろな意見とかもあったと思うのですが。

 

【知事】

まず、私の考えに変わりありません。司法の判断や、法律、国権の最高機関である唯一の立法機関である国会で定められた法律に基づいて、必要な区割りの見直しを行うということについては異論ございません。ただ、その過程において、様々出てくる意見に、しっかりと耳を傾けて、今後の制度のあり様も含めて、しっかりと検討していただきたいというふうに思います。

 

[共同通信]

滋賀県はどうなりそうだとか、その辺、知事は聞かれているのでしょうか。

 

【知事】

私の知る限り、今4つある選挙区が3つになるということが示されていると承知をしております。ただ、人口のいろいろな状況によっては、また3つが4つになることもあるのかもしれませんし、あまり頻繁に変わるというのも、いろいろとやりにくいと感じます。

 

[朝日新聞]

新型コロナのレベルは今、相変わらずレベル2ですかね。これを見直す的なことを先日におっしゃっておられましたけれども、現状、どうなっていますでしょうか。

 

【知事】

明日、新型コロナウイルス感染症対策本部員会議を開催する予定です。そして、そこに向けて、この後、具体に協議いたしますが、先般も本部員会議でお話したように、今日の状況をみたうえで、ステージ判断の指標の見直しを検討していますし、その指標に基づくレベル判断、ステージ判断をどのように位置づけるのか、しっかりと考えようとしております。明日、一定の方針・方向性を出すべく、議論・準備をしたいと思います。

[朝日新聞]

毎日の発表の数を見ますと、微減傾向にあるのかなとは思っていますが、コロナは、知事の認識としては収束状況にあるのかどうなのか、どういう御認識でしょうか。

 

【知事】

今、例えば、前の週の同じ曜日と比べても、このグラフにもありますように減少傾向はあるのだと思います。ただ、今、いみじくも御質問の言葉にありました「収束」という状況になっていくのかどうかというのはまだわからないと思います。

現に小規模ですけど、介護施設だとか、学校とかでクラスターなども発生しているようでございますので、マスクの適正な着脱もしながら、感染を防いでいくということも必要だと思います。また、換気、空調をなども重要だということですので、そういったことをしながら、社会・経済・文化活動との両立も進めていくステージに入っていくのではないかと思います。

 

[中日新聞]

近く衆院選の区割りが4から3に具体的に示されまして、現状、滋賀県は議員1人あたりの人口数が国内でも我々調べたところで37位ぐらいでかなり恵まれた立場から、全国で4から3になることで、どちらかというと議員1人あたりの人口が多い方に立場が変わってしまうみたいですけれども、そのあたりの知事として懸念みたいなものがございましたら伺いたいと思います。

 

【知事】

どこかで線を引けば、その境界ぎりぎりにいるところが大きく変動するということは一定やむを得ない面もあるのかもしれません。ただ、伴う様々な課題等と、また出てくる意見等にしっかりと耳を傾けて、より良い制度づくりに取り組んでいただきたいというふうに思います。

 

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