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知事定例記者会見(2022年5月30日)

令和4年5月30日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

今日もどうぞよろしくお願いいたします。

先週末に議会が行われまして、臨時議会を行っていただきまして、約113億円の予算の補正をお認めいただきました。しっかりと適正かつ迅速に執行し、必要とされる方々にお届けできるようにしてまいりたいと思います。今日の経営会議でも、そのことを指示させていただきました。

先週、福島県に出張いたしまして、福島県楢葉町のJヴィレッジで開催されました「日本創生のための将来世代応援知事同盟サミット in ふくしま」に参加いたしました。この同盟は21県が加入されている、同世代の知事の集まりで年に1回サミットを開催しているのですが、その時々の将来世代のためのいろいろな課題を、胸襟を開いて話し合うという場で私も大事にしているものでございます。「働き方改革」「DX」をテーマに意見交換をいたしまして、「ふくしま声明」として取りまとめて発表・発信をいたしました。

サミット終了後には、本県職員が復興・復旧を願う気持ち、応援メッセージをしたためて寄せ書きを(モニターに映っている写真のように)このような形で、内堀知事は新型コロナに感染されて御参加になれませんでしたので、鈴木副知事にお渡しをいたしました。

また、サミットへの参加だけではなくて、その前後に、例えば、日野町生まれの蒲生氏郷公ゆかりの会津若松市に訪問させていただき、東京電力福島第一原発にも視察に入らせていただきましたし、震災当時の状況が保存整備された浪江町の請戸小学校への視察などを行ったところです。

特に、福島第一原発の視察は、1号機から4号機も近くまで行きましたけれども線量計を持ちましたが、防護服は身に着けずに行けました。以前でしたら、立入禁止区域、また、防護服は必須という状況が随分、改善・緩和されている状況目の当たりにいたしました。ただ、処理水の放水をめぐる様々な対応・懸念、そういったものがあるようでございますので、そういったことについて、説明等受けたところでございます。

この東日本大震災から11年以上が経過しております。着実に復興は進む一方で、まだまだ道半ばであるということも感じたところでございます。今後も福島を忘れないという思いを持ち続けて、被災地に心を寄せて取組を行ってまいりたいと存じます。

それでは資料に基づきまして2点のお話をさせていただきます。

まず1点目。今週、6月5日の日曜日に開催いたします「第72回全国植樹祭しが2022」につきまして、天皇陛下が東京の会場となる皇居からオンラインで行幸になることが正式決定いたしましたので報告いたします。あわせて、全国植樹祭の詳細日程が決まりましたので、お知らせをいたします。

滋賀で開催する植樹祭は、1つ目は、滋賀の地域特性であります「森、川、里、湖」のつながりを再確認するということと、もう1つは前回の植樹祭は昭和の時代に開催しています。「植えて、育てる」時代に行った植樹祭でございましたが、今の時代は「植えて、伐って、使って、また植える」という時代。森林資源の循環利用を進めて琵琶湖とそれを取り巻く森林をより健やかな状態で次の世代へ引き継いでいこうという決意を県民の皆さんや全国の方々と共有していきたいと考えております。そういう大会になるように取組を進めております。

植樹祭の会場での植樹に向けた苗木のホームステイ、また、スクールステイにおきましては、滋賀県独自の取組といたしまして、琵琶湖・淀川流域の京都府、大阪府を含む企業や団体の皆様、学校の協力も得て、約1万本の苗木を育成する活動を実施してまいりました。また、滋賀ならではの大会といたしまして、メインステージとなる「お野立所」をはじめ、大会で使用する木製品には滋賀県産の木材を使用いたしまして、伝統工芸品の水口細工、木地師に製作いただいたお盆などを使わせていただく予定でございます。

当日の式典行事には、多くの県内の高校生、また、緑の少年団、団体の皆様に御協力をいただきますとともに、どなたでも当日に御参加いただけるサテライト会場と一般植樹会場もそれぞれ3か所準備しているところでございます。

さらに滋賀県庁前郵便局様の御考案、御厚意によりまして、本大会を記念し、滋賀県の観光地を取り上げたオリジナルフレーム切手を発行していただく取組として、滋賀県内の観光地、緑、花、綺麗なところ、豊かなところを表現した切手を作っていただきまして、これを今日、発売されるということでございます。皆で大会を盛り上げていきたいと考えております。

大会行事に加えまして、当日は緑化運動などのポスター原画コンクールの入賞作品3点を陛下に御覧いただき、御懇談いただきますほか、緑化功労者等6名との御懇談も予定しております。大会を通じて、私たち県民一人ひとりが森林について考える機会を増やすとともに、将来を見据えた持続可能な森林づくり「やまの健康」につながる滋賀らしい取組を進めてまいりたいと存じます。報道機関各位の御取材等、また、御協力等、よろしくお願いいたします。

もう1つは、こちらも資料がございますが、自治体で初めて365日開設、女性たちのためのLINE相談カードの配布をスタートしますという話題提供でございます。

県立男女共同参画センターは近江八幡市にございますが、こちらでは今年4月1日から女性たちのためのLINE相談を開始しております。この相談について知ってもらうために、作成いたしましたカードが完成いたしまして、6月1日から配布することとなりました。

長引くコロナ禍で、雇用環境や生活様式が大きく変わりまして、経済面での不安、孤独感などの悩みを抱える人が増える中、若年女性の自殺者数やDVに関する相談が増加するなど、これまでからの男女共同参画の課題が顕在化している状況がございます。

本県でも、コロナ禍の令和3年度に男女共同参画センターに寄せられた相談3,002件のうち776件、約4人に1人がDVに関する相談を持ちかけられており、コロナの影響を受けていない平成30年度の484件から1.6倍に増加しているという状況がございます。また、県が昨年5月10日から始めましたLINE相談「こころのサポートしが」に寄せられた相談のうち、昨年度は34.8%、実に3人に1人が20歳代以下の女性からの相談ということでございました。このような状況を踏まえまして、男女共同参画センターでは従来から実施しております電話や、対面での相談に加えまして、今年4月からラインを活用した相談を開始したところでございます。

LINE相談は365日、毎日午後4時から午後10時まで利用できます。自治体としてLINEによる男女共同参画相談を365日実施するのは本県が初めてということでございます。今回、作成した相談カードの下半分に相談例を少し小さい字ですが、挙げております。困ったときに「一人で抱え込まず、また、自分を責めず相談していいんだよ」ということを伝えていきたいと考えております。

カードは学校を通じて子どもたちに1人1枚ずつ配布いたしますほか、図書館等の公共施設や商業施設でも配布する予定でございます。これまで相談や支援につながりにくかった、取り残されがちであった若い人たちが必要な支援や居場所につながるきっかけとなるように、様々な方法で、このLINE相談を広く御存じいただけるように取り組んでまいりたいと思いますので、こちらもよろしくお力添えをいただければ幸いでございます。私からは以上です。

[京都新聞]

大きく2点お尋ねしたいと思います。まず、1つ目は福島視察に関連してですけれども、東京電力福島第一原発について視察されたということで、原発、原子力というエネルギーについての知事のお考えを改めてお聞かせいただけませんでしょうか。

 

【知事】

資源が少ない我が国において、クリーンなエネルギーとして期待される電力源であったということは事実だと思います。ただ、こういった大きな事故のリスクが伴うものである、1回事故が起こったときに、こうして長期にわたり広範囲にわたり様々な影響がもたらされ得るエネルギー源・施設であるということも痛感しているところでございます。また、現地でも中間貯蔵される処分物、特に除染した土など、こういった施設も遠景で視察いたしましたけれども、こういった事々を含めて、様々な影響が出る電力源であることを実感いたしました。したがって、頼りたくても頼れない、持続可能性に問題のある電力源であるのではないかということも、これ以前から感じておりますし、指摘させていただいているところでございますので、原発に依存しない新しいエネルギー社会というものを皆で協力してつくっていくということが必要だと思います。

ただ、その後を大きく浮上してきたテーマとしてCO2ネットゼロというまた、今般のエネルギー価格の急高騰というような事態がございます。こういうテーマに取り組むにあたっても、やはり原発に依存しないという姿勢というのは、私は必要ではないかと考えております。

現地においては、非常に難しい、また、事故も起こって困難な課題と向き合いながら、作業員の皆様方が、また会社の皆様が懸命に安全に管理する、また、廃炉を行っていく取組をされている様子を確認することができましたので、この点には敬意を表したいと思います。

 

[京都新聞]

滋賀県に原発はありませんけれども、福井県に幾つもあり、事故があったとしたら大きな影響を受けるという意味で再稼働についてのお考え方についても確認させていただきたいのですが。

 

【知事】

東日本大震災の発災以降、私が知事になって以降も原発の数というのは大きく減ってきている。廃炉も決まってきていますし、この過程があるのだと思います。ただ、廃炉の手続きの道程は10年、20年、30年、40年、50年と長期にわたるプロセスですので、しっかりと我々も関与、また、確認していく必要があると思います。

今おっしゃったように滋賀県には原発施設はございませんが、近隣県に集中立地するということもございます。万が一にも事故等が起これば、その影響を受けうる地域にありますが、様々な権限が立地自治体に限定された状態になっておりますので、そういったものを改善するということが必要ではないかと考えております。この点、政府提案でも繰り返し、提案をさせていただいております。

同時に、稼働・再稼働にかかわらず、現に存在する原発のリスクに我々は対応していく必要があるという観点から、国と合同、また、隣接府県と共同で防災訓練を積み重ねてきておりますので、その中でわかった課題等をしっかりと克服できるように努めていきたいと思います。

なお、お尋ねのあった再稼働ということについて言えば、どの原発をどのような条件でどう動かしていくのかということにもよるのかもしれませんが、私どもは、様々な対策、実効性ある防護体制の構築、これはまだまだ道半ばであるということから再稼働を容認できる環境にはないということを繰り返し申し上げております。きちんとお話等は伺ってまいりたいと思いますが、こういったテーマには引き続き、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。

 

[京都新聞]

政治倫理審査会(政倫審)についてお尋ねいたします。先週、県議会4会派の求めで大野和三郎県議会議員(県議)が県当局に不当に要求したとされる問題での審査会設置が決まりました。それについて、まず受けとめをお願いいたします。

 

【知事】

議会において決定された事項ではございますが、私を含めて当局とのやり取りに疑念を持たれ、こういった会議が設置されたと承知をしておりますので、この点、情報公開を含め、必要な説明を含め、真摯に対応していきたいというふうに思っております。もって、二元代表の1つである議会の中の議員の言動を含めて、信頼がきちんと醸成されるように、私どももこの機に襟を正してまいりたいというふうに思います。

[京都新聞]

大野県議からの要求・要請については、知事自身も面談をされていらっしゃって、当事者でもあるかと思います。記者会見された大野県議はこういった要求については県民の代表としてのものであって、不当な要求・不当な圧力ではないという見解を説明されましたが、それについてはどう思われますか。

 

【知事】

両面あると思います。常々、申し上げるのですが、私も議員でしたので、選挙で負託を受けて、県民また国民の声を届ける議員として、1つのテーマ、それぞれの政策課題に対して当局・行政に意見を述べる提案をする、また、繰り返し確認するということは一定必要な仕事、重要な仕事だと思います。

ただもう1点ありますのは、やはり、度が超えると、言葉が過ぎると、これはやはり少し違う話になるのではないでしょうか。既に指摘されていますけれども、ハラスメントと取られるような、人権を無視したかのような御発言があり、予算を盾に取ったようなやり取りをしようとされていたとすれば、そういったことはやはり改めてただされるべき課題ではないかと思います。往々にして思いが強すぎるとそうなる傾向がいろいろな事例であるようでございますので、我々も自戒してまいりたいと思います。

 

[京都新聞]

最初に、真摯に対応していきたいというふうに県当局としても、というお話がありましたけれども、設置を要求した会派の皆さんも大野県議の行為の追求にとどまるだけじゃなくて、皆さんで確認をしていくような場にしていきたいというお話もありました。

政倫審の条例が始まって以来の初設置になりますので、期待されることをお願いできますでしょうか。

 

【知事】

期待というよりも、繰り返しになりますが、まずは真摯に対応いたします。同時に、こういった県民を代表される議員の皆さんとのやり取りは日常の業務の中で行っておりますので、例えば録音であるとか記録であるとか、これをしっかりと取りながら、いつ、どなたに、何を聞かれても答えられるようにしようと。私の協議はほぼ全て録画まではいかないけど録音されておりますので、一言一句、言葉が記録されている状況になっていると思って協議に臨んでおります。我々の言動というのは、ある意味県民のものということからすると、そういうものを担保するために、どのような対策を、今後、この機に取っていけばいいのかということについても、少し指摘される事項やただされる内容を踏まえて、我々も考えていく必要があるのではないかと思っております。

 

[読売新聞]

 今の京都新聞さんの政倫審の関係ですけれども、公開請求に伴って開示された面談記録には知事との面談もあって、知事も当事者だと思うのですが、知事自身は大野県議の言動が不当要求だという認識はあるのでしょうか。

 

【知事】

そのやり取りの中にもありましたけれども、最大会派としてその予算が御主張される内容に対して、思っていらっしゃる御意向に対して違うであれば、予算が認められないかのような御発言があった際に、私も確かその場で「それは違うのではないか」といったような形で否定しておりますので、少し度を越えた、筋を違えた御主張はあったのかもしれません。

ただ、その場で、そこについては、私も知事として県としての考え方を述べておりますので、それが不当であったかどうかというところまでは、政倫審の御判断、委員の先生方の御見解も伺ってみたいというふうに思います。

 

[読売新聞]

政倫審に知事が呼ばれたら、出席するお考えはありますでしょうか。

 

【知事】

条例に基づいて、正式に議会で設置された審査会ですので、手続きに沿って、私の出頭なり説明が必要だということであれば、真摯に対応していきたいと思います。

[朝日放送]

高島市の白髭神社の前で危険な横断が繰り返されている問題についてお伺いします。この間、県や県警なども含めての対策会議も行われましたけれども、死亡事故も起きたということで、また、神社からも知事にも要望書が出ているというふうに伺っております。知事としてこの問題にはどのように向き合っていく予定でしょうか。

 

【知事】

私自身も直接、要望書もいただきましたし、宮司様から大変お困りになっていらっしゃることを直接、伺っておりますので、関係当事者と知恵を出して、どういう対応・対策が必要なのか、しっかり考えてまいりたいと思います。すぐにできることと少し時間をかけてやらなければいけないことと、県ができることと神社でやることと、そして、道路管理者、安全当局で成していくことと、様々あると思いますが、すぐにできることと時間をかけてすることを分けて、対応を行っていきたいと考えております。

 

[朝日放送]

大きく分けると、渡らせないようにするのか、安全に渡ってもらえるようにするのかという2つの選択肢があると思うのですが、どちらの方向になっていけばいいというふうにお考えでしょうか。

 

【知事】

今は危ないので渡らないでください。御覧になるのであれば、こちらから御覧くださいという、少し高いところから見て写真も取れるような場所も設置されているようでございますが、それでも横断される方がいらっしゃるということです。こういった状況をどのようにとらえて考えればいいのか、対処すればいいのか。今、おっしゃった2つのことだけでいいのか。もう少し考えてみたいと思いますね。

 

[朝日放送]

死亡事故が起きたということで、ある程度スピード感も求められると思うのですけれども、大体この時期までに対策をまとめたいという考えは。今のところのスケジュール感としてはいかがでしょうか。

 

【知事】

担当者も非常に使命感を持って、会合も重ねようとしていると思います。したがって、これからインバウンドのお客様などもお迎えする時期でもありますし、これからより季節が良くなって、こういった風景を楽しみになる方もいらっしゃると思いますので、できるだけ早く、まず1つ目の対応・対策が取れるように、また、その先に行う対策というものも少し共通理解として持てるように、具体的にいつまでというのは今、持てる状況ではないと思うのですが、できるだけ早くしたいと思います。

 

[中日新聞]

ワクチンのことですけど、モデルナのワクチンの廃棄の件で、県内でもおそらく2万回以上のワクチンが廃棄されたかと思うのですが、まず、そうした背景が出たということについての受けとめを聞きたいのですが。

 

【知事】

まず、有効期限があるということですので、やむを得ない面もあると思うのですが、大量に廃棄されるというのはやはり残念でもあるし、もったいないことでもあるので、3回目接種、4回目接種もしっかりと御案内申し上げ、打とうとする方が打ちやすい環境をつくることによって、こういった廃棄が、また大量廃棄がなくなるように、少なくなるように努力をしていきたいと思います。

その一環で、予約なし接種というものも5月20日から県広域ワクチン接種センターで実施しておりまして、非常に皆様方の御希望も多く、接種も多いということを聞いております。6月1日にも新型コロナウイルス感染症対策本部員会議を開催できないかということで現在、準備しているのですが、今の状況を踏まえて、予約なし接種のあり方もどのように考えたらいいのか、有効であれば延長・継続していくことも含めて考えていきたいというふうに思っております。いずれにしても有効活用できるように、努力していきたいと思います。

 

[中日新聞]

市町に取材した感じだと、やはりモデルナのワクチンの人気がなくて予約が入らないという声が多かったのですが、知事としてはモデルナのワクチンの廃棄が出ている原因というのはどのようにお考えですか。

 

【知事】

いろいろあります。ぎりぎりで、いつ来るのかわからないという状況も困りますし、大量に来て、思ったほど打たれないので捨ててしまわなければいけないという状況も困ります。1回目、2回目にファイザーのワクチンだった方が、3回目にモデルナのワクチンということに躊躇される、不安を持たれる方もいらっしゃったことも事実です。3回目接種を受けた結果、また4回目接種に際して、少し1回目、2回目、3回目とは違った判断というものも出てこようかと思いますので、そういった副反応の状況などもできるだけわかりやすくお伝えし、打とうとする方が打ちやすい環境というものを整えることによって、こういったそれぞれの会社制のワクチンのニーズの違いというものができるだけ平準化されるように、我々も努めていきたいと思います。

[中日新聞]

4回目接種の配分だと、国から来ているものだとほとんどが、(接種回数の比率で)78.8%がモデルナのワクチンということで、このままだとまた廃棄が出るのではないかというような心配を市町の方はされているようです。何か対応とか、世界的にみれば足りていない国もある中で、このままでいいのかという気もするのですが、どのようにお考えでしょうか。

 

【知事】

その問題意識は、私も共有したいと思います。おっしゃるように、必要とする国がまだある一方で、期限を迎えて捨てなければならない国もあって、こういう問題をどう考えたらいいのか。もう2年以上経ったとはいえ、まだ2年少ししか経っていない中で、こういったワクチンに対して、それぞれの会社がつくるワクチンに対して、どのような考えを持って社会的に対応していかなければならないのか。そういうことについては、我々ももう少しやりながら、より良い方法がないのかを追求していきたいと思います。

 

[京都新聞]

ワクチンに関連してです。予約なし接種の要望が多く、接種も多かったということですけれども、具体的にどれぐらい増えたかというのは知事はお聞きでしょうか。

 

【知事】

予約なし接種は、まず数としてはスタートさせた5月20日から23日の予約なし接種数、南部会場で174回、北部会場で113回ということで、これが数としてどうなのか、割合としてどうなのかというのはここにデータはないですけども、聞いていますと思ったよりも多くの方がこの予約なし接種を受けられたという報告を受けています。私も、自分が想定していたよりもたくさんの方が受けられたという印象を持っていますので、先ほどから申し上げておりますように、希望される方がより打ちやすい環境というのをさらに整えていく1つの方策だと思います。

 

[京都新聞]

確か接種期間は今日で一旦終わりのはずで、これから延長・継続を含めて検討したいということでしたけれども、接種が増えているのであれば、その予約なしでもいけるというのを今後も続けていかれるのでしょうか。

 

【知事】

このやり取りからすると、そういう流れになるのだと思います。思ったより受けておられる、ニーズもあるのかということなので、延ばしたらいいのではないかというのが率直な印象ですけど、伴う課題がどこにあるのかというのを確かめてみます。そのうえで、必要かつ有効であれば延長を考えていきたいと思います。

 

[びわ湖放送]

全国植樹祭まで、改めて1週間を切りましたけども、今まで関係者の方、各機関が尽力、準備をされている中で、どのようなお気持ちでその日を待っていらっしゃるのかということと、滋賀県を全国に発信する絶好のチャンスだと思うのですけど、植樹祭に向けての自信というと語弊があるかもしれませんけれども、その程というのがいかがなものかをお伺いしたいのですが。

 

【知事】

もともと、「この植樹祭をやってみませんか」という打診があったころから知事を担い、体制を作り、場所を決め、内容を検討し、もう残すところ1週間を切ったという状況ですので、緊張感を新たにしているという、しっかりやらねばという思いを持っております。同時に滋賀県には真ん中に琵琶湖がありますので琵琶湖の印象が強いのですが、やはり琵琶湖の水も緑の一滴(ひとしずく)からとテーマに表現されておりますとおり、森林が滋賀県の2分の1ほどありますので、そこの源から水が蓄えられ、流され、命の水源がつくられてくるというこういったことを表現する。だからこそ、上流の山のこと、森のこと、木のことに関わりたい、関わらなければいけないという意識を醸成する、いい機会だと思います。そのことに資する植樹祭となるように、かつ「植えて、育てて、伐って、また植える」という、この「伐って、また植える」というステージに入った時代の植樹祭として、そういったレガシーが「やまの健康」を含めて、次の時代に引き継いでいけるように、様々な施策を充実させていける植樹祭にしていきたいと思っております。前川公室次長にてるてる坊主を作って、当日の天気を祈ろうかということを言っているところです。

 

[京都新聞]

知事選の関係でお聞きしたいのですが、告示まで1か月を切っているのですけれども、今のところ三日月知事以外に表立って表明されている方がいらっしゃらないのですが、現状について、無投票の可能性もないこともないかと思います。そのあたり、知事として知事選が無投票になることの可能性について、もし御見解があればお聞かせください。

 

【知事】

まず知事として、今、担っている仕事を、先ほどいみじくもお尋ねになった植樹祭も含めて、日々多くの公務があります。1つ1つ、1日1日としっかりと務めを果たしていくということに全力を傾注していきたい。とはいえ、このいただいている2期目の任期も7月で任期末を迎えるにあたり改選期、私は引き続き担わせていただきたいということで表明させていただいております。次の任期でどのようなことに力点を置いてやるのかと、コロナに負けずに「みんなでつくろう!健康しが」ということで、政策集の概案もお示しして、多くの意見もいただきました。今、最終の取りまとめをして、来月にも、こういったことに力を入れていきたいということを御支援いただく皆様とともに表明する機会の準備もさせていただいておりますので、しっかりと臨んでまいりたいということです。

どういう構図になるのか、どなたが出られるのかということについては、私が関知するところではありませんので、私は私のことをしっかりやっていきたいと思います。

[京都新聞]

知事選で、もし仮に無投票ということになれば、かなり珍しいケースかとは思います。そういった場合に、県民から見た場合、選挙がないまま選ばれるということについて、知事がもし仮に無投票で再選されるというようなことになるとしたら、知事として、再選、また3期目を迎えられることについての正当性というのか県民の支持とか、そのあたり考えられていることはありますか。

 

【知事】

おそらく聞いていらっしゃる皆さんがお感じになっていらっしゃると思うのですが、やはり、今、与えられている職務を1日1日するということですし、その先も引き続き、担わせていただこうと準備する私は淡々とその準備をするということに尽きると思います。

 

[京都新聞]

名乗りを上げておられるのが、現状1人ということで、知事選の雰囲気が全然出てきていないのかなと思います。政策を訴えるにあたって県民の関心が高まらないということで、知事のお考えがあまり聞いてもらえないかもしれない、聞く機会が少ないというようなことになれば、県政的にも県民的にもデメリットかなと思うのですが、そのあたりどうでしょうか。盛り上がっているかどうかというあたりはどうでしょうか。

 

【知事】

私だからそうなのかもしれません。町に出ると「選挙だね」とかいうことを言われることもありますし、目下、やはり長引くコロナ禍の影響での原油高・物価高、先週も議会で予算の補正を認めていただきましたけれども、社会の中に、経済界に、生活に困窮されている方や先行き不安に苛まれていらっしゃる方々も大勢いらっしゃいます。そういった方々のお声を聞きながら、しっかりと県政を担い進めていくということが極めて重要だと思います。

したがって、コロナ対策を含め、静かなる注目というのは県政にあるのではないかと思っております。心して日々処していかなければいけないということを以前にも増して思う今日この頃です。

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