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知事定例記者会見(2022年5月20日)

令和4年5月20日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

おはようございます。「はいさい、ぐすーよーちゅううがなびら(皆さん、こんにちは)」。今日もどうぞよろしくお願いいたします。

まず、愛知県で大きな漏水事故が起こっております。本県でも、今、ちょうど田植えの時期でもございますし、「老朽化対策は大丈夫か」ということで改めて確認をいたしましたところ、本県内には農業用水に加えて工業用水等を取水する頭首工はないということですけど、県内で河川を堰き止めて農業用水として取水する頭首工は27施設あるということでございます。

これらは河川法で施設を良好に保つよう、管理者に維持・修繕することが義務づけられております。そのための点検を出水期前に行いまして、4月中旬から5月中旬に点検を実施したということでございまして、漏水を起こしてしまうような施設の異常というのは現時点で確認していないという報告を受けております。改めて、状況確認をいたしましたところ、現時点も異常なしという報告を受けているところでございます。

また、今週の5月16日から18日に、東京へ出張いたしまして、全国知事会の部会へ参加すること、また、県として教育、福祉、鉄道をはじめ、様々な課題につきまして国に政策提案をさせていただきました。最終日の5月18日には山口環境大臣に対しまして、福井県、三重県、秋田県の知事とともに、産廃特措法(特定産業廃棄物に起因する支障の除去等に関する特別措置法)期限終了後の財政支援の要望を行ったところでございます。

昨日は大阪で関西広域連合、また、近畿ブロック知事会議が行われました。ドクターヘリにつきまして、関西広域連合で京滋ドクターヘリを運航しておりますが、この京滋ドクターヘリと福井県ドクターヘリとの共同運航が今日からスタートということでございます。湖北地域の救命救急に大きく資するものであると、四次医療圏の充実に向けた対策として連携して取組を進めてまいります。

また、来週、福島県で開催されます「日本創生のための将来世代応援知事同盟サミット in ふくしま」に参加をさせていただきます。この参加に合わせまして、日曜日の5月22日からは日野町生まれの偉人・蒲生氏郷公ゆかりの地への訪問でありますとか、東日本大震災からの復興状況等の視察をさせていただく予定でございます。震災、福島県の状況、処理水の放水なども今、新たな展開を迎えつつあると報じられているところでございますが、今後も被災地に心を寄せて、過ごしてまいりたいと存じます。

さて、著名な方の自死を伝える報道が出されていることにより、影響を受けられる方々のことを心配しております。生きることが辛い状況になることは、誰しもあるのかもしれません。しかし、「ひとり」ではない。孤立というものを防ぎ、「皆で生きているんだ」「助け合って生きていくんだ」という、心と命を守っていこうということで、できるだけ早い段階で相談をいただけるように、複数の窓口を、(モニターの)画面で御覧のとおり、設けているところでございます。

民間で頑張って設置していただいている、例えば「滋賀いのちの電話」等もございます。苦しい状況の方は、まず、御相談をいただいて、少し吐き出していただいて、お話していただくことから始めていただければと思います。また、一緒に過ごしていて、「何か最近ずっと元気がないな」とか「寝られへん」とか「食べられへん」といったような様子が身近な人に見られたら「心配しているで」「何かあったんか」というお声かけですとか、この画面にもありますような相談先をお知らせするような行動を皆さんで取っていただければと思います。

さて、コロナの状況でございますが、連日、御報告させていただいておりますとおり、県内の感染状況は、連休後の一時的な反動はみられておりますものの、大きな増加は認められておりません。病床占有率につきましては、5月に入り、継続して20%を下回っておりまして、重症者用病床の占有率は現時点、低い値で推移をしております。ワクチン接種につきましては、本日、5月20日から県広域接種センターにおきまして、「予約なし接種」を実施いたしますとともに、武田社ワクチン「ノババックス」接種の予約受付を開始したところでございます。

マスクの着用がいろいろと検討され、報じられておりますが、感染リスクの高い場面では今後もマスク着用を推奨いたしますが、「過剰なマスク着用による熱中症」を予防することでありますとか、表情が見えにくくなることによる影響も踏まえまして、感染する可能性が低い場面におけるマスク着用の基本的な考え方を整理し、改めて県民の皆さんと共有させていただきたいと思います。

マスク着用の基本的な考え方として、マスクが不要な場面を4項目。2メートルほど距離があるとか、屋外において十分距離が取れる、屋外で体育・運動する場面でありますとか、園児の皆さんの外遊び、さらには年齢等の理由でマスクが着けられない・着けない方がいいという人達、また、朝に犬の散歩やウオーキング・ジョギングなど、すれ違う程度、こういうときには必要ないということでございます。

一方、マスク着用を維持する場面の5項目も合わせてお知らせしておりまして、風邪症状があるとき、もしくは風邪症状のある人と接するときでありますとか、屋外であってもイベントなど大人数の人が混み合って活動されるような場面、濃厚接触者に該当するとき、屋内外にかかわらず会話を一定時間するような場面については、引き続き、マスク着用してくださいということを改めて整理させていただきました。

「着けてよし」「外してよし」「みんなよし」と。いろいろとわかってきたこともありますので、「過剰なマスク着用というのはする必要がないですよ」「県民みんなでお互い尊重しながら暮らしていこう」という、改めての呼びかけを行ってまいりたいと思います。

また、手洗いとか、今申し上げたメリハリのあるマスク着用でありますとか、常時換気、また、距離の確保、今後も感染リスクが低い状況を維持しながら、活動との両立を行っていきたいと思いますので、よろしく御協力のほど、お願いいたします。

それでは、配布した資料に基づきまして、今日は2点を申し上げます。

まず1つ目は、今年は、明治5年(1872年)9月29日に滋賀県と犬上県が合併をして、現在の滋賀県域となって150年目の節目となりますことから、全庁を挙げて、滋賀県政150周年記念事業に取り組んでいるところでございます。その主要事業として取り組みます新しい滋賀県史の編さんについて御検討いただきますため、「滋賀県史のあり方検討懇話会」を設置いたしまして、第1回会議を開催していただくこととなりましたのでお知らせいたします。

改めて、今回の県史編さんの目的を2点申し上げますと、1点目は、県史の編さんを機に、県民の皆さんが滋賀の歴史を学び、一層の誇りや愛着を感じ、滋賀の未来を考える機会にしようということ。2点目は、県政100年の節目に編さんされた第2期の県史から既に約50年が経過しておりますことから、貴重な関連資料の収集や保管、散逸防止を図りまして、歴史的な資料を県民共有の財産として次の世代・後世に伝えていくことでございます。

この懇話会では、新しい滋賀県史としてどのような県史がふさわしいのか、その意義や構成、対象とする年代等について、有識者をはじめとする12名の委員の皆様に5月31日から4回にわたり御議論いただく予定でございます。県ではこの懇話会で議論していただきました結果を踏まえまして、県民の皆さんの御意見もいただきながら、県史の編さん方針、すなわち「滋賀県史編さん大綱」をまとめたいと考えております。

私は未来に責任を持つ長期的な思考、未来の人からみれば良き祖先になろうではないかということを呼びかけておりまして、新しい滋賀県史編さんに着手いたしまして貴重な資料を後世に伝えることは今を生きる私たちの責任の一つであると捉えております。

ぜひ、この新しい滋賀県史の編さんを通じまして、今の私たちの幸せを実現するために、先人の皆さんがどのような苦労をされ、選択をされ、実践されてこられたのかということを学びながら、次の世代の幸せづくりに貢献していきたいと考えております。

最後でございますが、先週5月12日に本県初のESG債であり、地方自治体としては世界でも非常に珍しく、国内では初めてのサステナビリティ・リンク・ボンドを発行いたしました。

5月30日の月曜日に、検討段階から御支援いただいた金融機関の皆様にも御出席いただき、検討結果の発表イベントを開催することといたしましたのでお知らせいたします。去る4月22日に発行額を50億円として、募集を行いましたところ、地元企業はもちろん、全国の投資家の皆様から約10倍の480億円ものオーダーをいただき、即日完売となりました。注目の高さ・評価などを実感いたしますとともに、賛同と共感をいただけたものと大変感謝いたしますとともに、この取組に大きな可能性を感じており、県のCO2ネットゼロの取組に自信を持って進めていきたいと思います。また、担当を紹介しますけど、「これをつくろう」「世に出そう」ということで担当が志をもって大変頑張ってくれました。そのことも誇りに思っているところです。

今回、多くの方に御賛同いただき調達したこの貴重な資金を活用しながら、県庁自ら率先して取り組むこととなります「県庁率先行動計画」の目標の達成に向けてしっかりと取組を進めてまいりたいと存じます。

5月30日の発表会では、改めて発行の経緯や結果を県から報告させていただきますとともに、この取組の社会的インパクトについて、業界の専門家に解説をいただきますほか、今後のグリーン投資の活性化に向けた取組等について紹介をする予定でございます。

これまで滋賀県が環境先進県として様々な取組を先導してきた自負はございますが、サステナビリティ・リンク・ボンドの取組は地球的な環境課題に対して、世界に率先してチャレンジした一つでございます。昨日も岸田総理主催の官邸で行われた「クリーンエネルギー戦略に関する有識者懇談会」に全国知事会の代表としてオンラインで出席をいたしまして、持続可能な脱炭素社会を実現する主役は地方であること、また、滋賀県のCO2ネットゼロ社会づくりの取組について、このサステナビリティ・リンク・ボンドの発行も含めて、発言・紹介したところでございます。今後も精力的にこういった取組をリードし、進めていきたいと思います。長くなりましたが、私からは以上でございます。

[京都新聞]

6月22日告示の知事選まで約1か月となりました。知事は2期目の公約として100項目ほど挙げておられたかと思うのですが、その達成度はどのように思っておられますか。

 

【知事】

今、最終の検証をしているところでございますが、毎年、この2期目も節目、7月頃に1年1年、どのように達成しているのか・いないのかを、私たちなりにまとめまして報告させていただいているところでございます。記者の皆さんとも懇談会をさせていただいているところです。

最終的には、県民の皆様に御評価、御判断、御審判いただくことになると思っておりますが、例えばお尋ねのように項目で申し上げれば、選挙公約で掲げた項目は100項目以上あったのですが、ほぼ全てにおいて、着手したり、着実に取組を進めたりすることができているのではないかと捉えているところです。

ただ一方で、幾つか公約に入れながら、少し滞っているものや、難航しているものもございます。例えば、盲ろう者の方々の調査と対策の検討。コロナがあったということもあるのですが、それらが進んでいないということでありますとか、公約では人生100年構想会議の立ち上げ検討というのがありました。検討を行ったのですが、立ち上げまでは至っておりません。むしろ具体的な施策を進めようということにしておりますし、物流プラットフォームの構築ということでありますとか、琵琶湖の活用で適正な負担と利活用のルールづくり。こういった4項目は、公約したレベルが十分に実現できているかというとそうではないと、現時点、評価しております。

いずれにしろ、こういったものを、今後、どう取り扱うのかということも含めて最終検討してまいりたい。まずは、1日1日、倒れずに知事としての役割をきちんと果たしていけるように努めていきたいし、コロナもありました。特に、この4年間のうちの2年以上はコロナの対応をしている、コロナとのつき合いの中で過ごしてきた期間でございましたので、多くの県民の皆さんが不安にさいなまれたり、いろいろな厳しい状況に直面されたりしておられます。そういった事々に県政として、また、知事としてどのように対応できたのかということも問われてくるのだと思います。真摯に受けとめていきたいと考えているところです。

 

[京都新聞]

最終の検証をしているところとありましたが、その検証結果については公表されますか。

 

【知事】

どういう形でやるのかも含めて考えたいと思います。と同時に、知事としてということよりも、むしろ一政治家として次の任期中にどういうことを行っていくのかという発表は、近くやるべく今準備をしているところでございますので、そういった中でも合わせて、問われたことに答える準備をしなければいけないのではないかと考えております。

[読売新聞]

ウクライナ避難民のことで伺いたいのですけども、栗東に避難されている方で御親族のところに仮住まいといいますか、いわゆる公的な住宅等に入れていない状況かと思うのですが、この辺の対応をどう進めているのかというのを教えていただけますでしょうか。また、今後、避難民が増えてくると思うのですが住居の確保ですとか、そういったことをどういう大方針でやっていくのかということを教えていただきますでしょうか。

 

【知事】

まず、ウクライナからの避難された方の受入については、毎回、この会見でも強い関心を持ってお尋ねいただいておりますので、担当者からしっかりとした説明、もしくは定期的なやり取りをした方がいいということで、国際課の担当に西村という者がおります。今日の私の会見以降、いろいろと対応を定期的にさせていただくことといたしますのでまずこの点、お見知りおきいただければと思います。

その上で、今、お尋ねいただきました栗東市に避難された方のお住まいの件でございますが、お聞きしていますと、身元保証される方のお住まいの近く、また子供さんがいらっしゃるということで、小学校の学区内でお探しであると聞いております。御希望されているエリアに、例えば県営住宅ですとか市営住宅はないということでございまして、今、業界団体の御協力を得ながら、具体的に言えば、滋賀県宅地建物取引業協会様でありますとか、全日本不動産協会滋賀県本部様の御協力を得ながら、条件に合う物件を探しているところでございます。学区のことや地域での住まいのことには、栗東市にも当然関わっていただくことになりますので、連携協力しながら対応していきたいというふうに思います。

 

[朝日新聞]

昨日の大阪高裁の教育会館の判決のことをお聞きしたいのですが、(判決後の知事の)コメントによると、「速やかに退去を求める」「医療福祉拠点整備に向けた事業者公募の手続きに着手したい」ということですが、もう少し具体的にどういう施設を整備されるお考えでしょうか。

 

【知事】

まず、昨日の高裁判決を受けたコメントは、今、御指摘のとおり、昨日に私が出させていただいているとおりでございます。

そのコメントの中にも記載しておりますが、医療福祉拠点整備というものにつきましては、この医療や福祉を担っていただいている団体等の拠点を整備するということとあわせて、そういった仕事を担う人材を養成する機能というものをこの地域で持つことができないか。この2本柱で医療福祉拠点整備というものを検討してきているところでございます。

したがって、この土地の活用が、明け渡しを受けて、使える状況になるというめどを持ち次第、できるだけ速やかに進めていきたい。リハビリ人材であれ、医療福祉人材は以前から非常にニーズの高いものでございましたし、このコロナ禍を受けて、さらにそのニーズの重要性、ニーズは高まってきております。重要性も高まってきておりますので、こういったことに応えられる機能を当該施設に持たせていきたいと考えているところです。

 

[朝日新聞]

そこの土地(教育会館のある場所)でなければならない理由は何かありますでしょうか。

 

【知事】

教育会館も含め、その琵琶湖側には以前は(県庁の)別館が建っておりましたし、現在は駐車場として活用している土地も合わせて、駅からも近く、県庁と隣接する土地、また、大津市の中心部であるこの土地を有効活用したいということの中からこの医療福祉拠点整備というものを出してきております。御理解もいただいておりますので、これらをしっかりと進めていければと考えております。

 

[朝日新聞]

1審と2審の判決文を読んだのですが、理屈を積んでいくとこういう結論になるのかなと思うのですが、実態として県も認めてきたわけで、使用許可してきたという経緯もあり、現にたくさんの団体がそこに入って活動をしているところを出て行きなさいというのはいささか強権的な印象が否めないのですけれども、いろいろと経緯はあったのでしょうけど。もうちょっとソフトランディングというか、穏やかな方法をもあるのではないかと思うのですが、そのあたりどうお考えでしょうか。

 

【知事】

係争中の案件に、一定結論が出たとはいえ、相手方のいらっしゃることですので、多くを申し上げませんが、かつ、今おっしゃったような経緯があり、感情をお持ちの方がいらっしゃることも事実でございます。また、毎年、こういった使用を認めてきたという経過もありますし、長く使われていた多くの団体がそこに入居されているという実態もあったわけでございます。

しかしながら、県の行政財産として、県が公益のために必要と認める、必要とする事業に活用させていただきたい方針を持った際には、当然、行政財産としての活用の方針というものもしっかりと御説明をしながら、御理解をいただくということも同時に必要なことであると思います。

当然、この司法に至る前には、いろいろなやりとりがございましたが、万やむを得ずというか、十分に理解いただける、また、合意に至るというところまで至りませんでしたので、こういった状況になっているということでございます。

[朝日新聞]

例えば、代替の建物を紹介するとか、そのあたりの余地はないのでしょうか。

 

【知事】

事務的に、陰に陽にやってきたこともございますので、全てをここで記録とともに事実とともに申し上げられるレベルではないですけども、この間、いろいろなやり取りをしてきたことも事実です。

ただ、条件面で、金額の面含め、なかなか県民の皆さんの御理解を得られるような着地点というものが見出しにくかったということもございます。したがって、司法の判断をきちんと仰いだうえで、次のステップに進んでいこうとしているところです。

 

[朝日新聞]

「着けてよし」「外してよし」のコロナも新しいマスクの方針ですけど、これは国の方針を踏まえたのか、それとも全く滋賀県で独自に考えられたのか。どちらでしょうか。

 

【知事】

これは、たまたま、このタイミングが(国の方針が出された時期と)合ったということです。県でもいろいろ検討しようって言ったのが4月ぐらいだったか、

以前からコロナも収まってきて、例えば海外を見ていてもマスクしないで大リーグの観戦とか、いろいろとある中で、これから暑くもなってきますので、マスクの取り扱いについてエビデンスや科学的根拠に基づいて、どう考えたらいいのかというのを県の対策チームに検討をしてもらっておりました。

滋賀県が言うぐらいですから、国でも各地もそういう問題提起をされたのでしょう。国でも専門家の皆さんが検討され、昨日、一定の方向性が示されたということでございますので、たまたまこの時点で(方針を示す時期が)合ってきたということです。

当然、国の考え方なども専門家の考え方などもみながら、最終、県の着用の考え方というものをお示しさせていただいているところです。この2年あまり、(マスクを使用している)イラストを使いながら、また、「三方よし」というようなフレーズも使いながら(啓発を)やってまいりましたので、マスクが不要な場面と、引き続き、マスクが必要な場面と分けて、できるだけわかりやすくお示ししたいということで、今回、発表をさせていただいているところです。

 

[NHK]

今のことに関連してですけれども、知事も御承知のとおり、昨日、まさに厚労省の専門家会合がマスクの着用につきまして、一定の考え方を示されて、本日、政府がそれ基づいて改めて発表されるということです。それをみてみますと、例えば、屋外であれば、周囲の距離が十分に取れなくても会話がなければ、必ずしも着用する必要ないとか、最終的にどうなるかわかりませんけど、現時点で今お示しになった県のものとちょっと異なっているようにも感じられますが、改めて国のマスク着用の考え方が示されたのを受けて何か変更されるとかいうことはあるのでしょうか。

 

【知事】

最終がどうなるかわかりませんけれども、現時点で何か大きく変更しなければならない課題というのはないのではないかと思います。今、おっしゃったように、屋外であったり、距離が保てるということであったり、症状の有無であったり、そういった事々は私どもも考えてつくっていますし、特に子どもたちがマスクをずっと着け続けていることの影響をどのようにみるのかということなども十分に勘案したうえで、今回、お示しをしておりますので、大きく変更する必要はないのではないかと思います。

ただ、去年とまた一昨年と比べて、今あるように、だんだんわかってきていることもあります。そういったことに基づいて、今後、さらに考えなければいけない・変えなければいけないことがあるとすれば、そこは柔軟に見直していきたいと思います。

 

[中日新聞]

今の質問に関連してマスクのことですけれども、今、この場で方針を明らかにしてくださったということですが、例えばこのあと学校現場とかそういったところで何か具体的な発信をされていくのでしょうか。

 

【知事】

順次、もう既に実務的にはやり取りをさせていただいており、準備も始めておりますが、この方針に沿って、具体の取扱等をお知らせしてまいりたいと思います。

 

 

[中日新聞]

続いて、知事選挙の関連ですけれども、昨日、公明党本部さんの方で三日月知事の支援を決定したということを伺っております。例えば、政策に何かこういった条件で支援をするとか、自民党さんの時はそういったようなお話もあったので、そういった条件付けや政策形成への影響というのが具体的にあるのかについてお聞かせいただければ。

 

【知事】

今、お尋ねいただいた件で、何か具体的に私のあり様や政策の中身等で何か御指摘をいただいているようなことはございません。ただ、いずれにしろ物事を進めていくときに、進めるために一定の立場を引き続いてやろうというときに「そうだ、一緒にやろう」と言っていただく方は、少ないより多い方がいいし、そういう意味で大変心強いと思っております。しっかり御期待や御負託に応えられる準備をしなければいけないと気を引き締めているところです。

[京都新聞]

マスクの関係で1点、お聞きしたいのですけれども、マスクが感染予防に効果があるという一方で、(マスク着用の議論は)熱中症対策が大きなところかと思います。先ほど、表情が見えないとか、子どもが着用することについて言及があったかと思います。その熱中症以外で、マスクをすることによる弊害というか、デメリットみたいなところをどのように感じておられますか。

 

【知事】

まず、今日のこの場面もそうですけど、皆さんがどんなお顔をされていて、どんな表情をされているのか、よくわからないことがあります。新入の県庁職員も一緒に働いている人がどんなお顔をされているのか、まだ一度も見たことないという人もいるぐらい日常生活の中でマスクというのは、定着、徹底されてきたと思います。

もちろん、それで必要な感染症対策というのもできているのですが、そういった人と人との繋がりやコミュニケーションの面で、以前はできていたこと・わかったことがわかりにくくなったというのは1つあると思います。特に、子どもたちは、やはり表情を見ながらいろいろなことを学んでいく、覚えていく。この段階において、まだ私が理解できるレベルでのエビデンスを持ち合わせてないですけど、どういう影響が出るのか。じっと見ますよね、子どもは。じっと見て、何かつかもう、口の動きで何か得ようとする、その口の動き・鼻の動きなどが見えないということがどういう影響をもたらすのか。僕はそこを、とても心配しています。ただ、必要なことだから今までやってきましたけど、必要ないのではないかということであれば変えていくということが必要なのではないでしょうか。

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