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知事定例記者会見(2021年5月25日)

令和3年5月25日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

今日もどうぞよろしくお願いいたします。

例年より21日も早く、5月16日に近畿地方は梅雨入りしております。早速、5月20日の夜から21日にかけて大雨となり、警戒本部を立ち上げて警戒にあたりました。幸いにも大きな被害はございませんでしたが、琵琶湖の水位はプラス31cmに、約20cmの上昇ということでございます。現在、国において瀬田川洗堰を全開放流されております。水位を下げる操作が行われているところです。周辺の皆さんは御注意いただきたいと思います。梅雨を迎え、県民の皆様に改めて注意喚起を行っていきたいと思います。

まず、法改正によりまして、5月20日から避難勧告は廃止、避難指示に一本化ということでございます。避難指示が発令されたら危険な場所から必ず全員避難するよう御案内を申し上げます。お願いをいたします。また、避難にあたりましては、指定された避難所だけではなく、安全な親戚・知人のお宅、また、安全なホテル・旅館、想定される浸水の深さより居室が高いなどの諸条件が合えば、自宅の2階以上での安全確保など、災害リスクに応じて避難をいただきたいと思います。

身近な災害リスクにつきましては、県のホームページ、防災情報マップを御確認いただきたいと存じます。また、災害の激甚化に対応するため、今年度の防災訓練におきましては、既に4月に安否確認の訓練を行っておりますが、シナリオレスですとか、抜き打ち訓練などリアリティーを追求したいと考えております。9月19日の日曜日には、県の総合防災訓練を予定しております。報道機関の皆様には、御取材などで御協力、御参加賜ればと存じます。

新型コロナウイルス感染症の状況についてでございますが、以前に比べますと、新規陽性の数が少し落ちついている状況がございますが、重症者の病床の占有率が2割を超え続けているなど、引き続き、医療提供体制は非常事態下にあると言わざるを得ません。

このような状況の中でございますので、5月27日と28日に本県で予定される聖火リレーにつきましても、県民の皆様に観覧の自粛等お願いせざるを得ない状況がございます。感染拡大に伴う県民の皆様の不安に寄り添うとともに、全ての市町で聖火リレーをつないでいくために、やむを得ない判断だったと考えておりますが、式典や沿道での吹奏楽等の発表に向けて準備・練習してきた子どもたちや、地域の皆様方には、直前でのお願いとなってしまいました。大変心苦しく思うところでございます。

そこで、各学校・団体のこれまでの練習の成果を、県のホームページ等で配信していきたいと考えております。本日はその1例として、虎姫高校吹奏楽部の動画の一部を御紹介いたしたいと思います。

 

(動画の再生)

 

本来であれば、2日目の夕方に長浜の豊公園で行われる予定だったものでございまして、このような形で様々収録をいたしまして、動画等の配信、また、場合によってはテレビ番組の作成等、できる限りの努力をしていきたいと思います。当日、セレブレーション会場の一般観覧をあらかじめ登録いただいている方のみ入場可能であり、それ以外の方は御来場をお控えいただくこととなります。また、公道でリレーはウェブでライブ配信されますので、できる限りそういったものを御覧いただき、沿道での御歓談はお控えいただきたいと存じます。ぜひとも限られた状況ではございますが、滋賀県での聖火リレーの成功に向けて、万端の準備を整えていきたいと思います。御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

また、最後になりますが、ワクチンの大規模接種会場につきましては、市町との役割分担を明確にしながら、設置の方向で現在、検討、調整、協議を行っているところでございます。合意が得られれば、近日中に改めて詳細をお知らせしたいと思います。

本日は資料に基づきまして3つ御案内申し上げます。

まず1つ目。先日、キックオフ会見を行いましたワクチン接種について、その関連でございますが、サポートナースプロジェクトにつきましては昨日時点で318名の看護職の方から御応募いただいている状況です。既に13名の方が各市町とのマッチングを終えて、現場で御従事いただく、そういう環境が整っているということでございます。こうした呼びかけに対し、「私でよければ」「我こそは」ということで、御手を挙げていただいていることに感謝申し上げたいと思います。引き続き、こうした助け合いの、いたわり合いの心で、この感染症下を乗り越えていきたいと思います。

また、新型コロナワクチンにつきましては、接種後に発熱ですとか接種部位の痛みなど、副反応が発生することもあるということでございます。このため、県では3月1日から副反応に係る相談窓口を設置しています。これについては、本日、5月25日から12か国語での対応を可能としたところでございます。県内には、ワクチンの接種対象といたしまして約3万3000人の外国人県民がおられますが、今後は、持病があるが接種をしてよいのかといった御相談や、接種後に副反応の症状が現れたといった御相談に対応することができるようになります。24時間、3者間通話でリアルタイムに通訳を行いますので、お気軽に御相談をいただきたいと思います。

この相談窓口は、副反応に関する相談窓口とさせていただいておりますので、その他の御相談はできるだけ控えていただければと存じます。あまり多くの、それ以外の御相談をなさいますと、副反応が発症し、このことで御相談したい方への対応が出来なくなるという御事情がございますので、副反応以外の接種券に関する、また、接種会場に関する、予約に関する御相談等は、お住まいの市町にお問合せをいただきたいと思います。

続きまして、滋賀県DX官民協創サロンを開設しますという御案内についてでございます。こちらも資料が御手元にあるのではないでしょうか。

本県においても、DXを強力に推進するため、中條副知事を本部長といたします滋賀県デジタル社会推進本部を2月12日に設置しております。今般、民間企業等と連携したDX推進の仕組みといたしまして、外部アドバイザーおよびパートナー企業群の機能を備える滋賀県DX官民協創サロンを5月31日に開設することといたしました。外部アドバイザーには先進的なデジタル技術の活用や人材育成等について、優れた知見をお持ちの専門人材に御参画をいただき、本県の暮らし、産業、行政のDX推進に対して、御提案、御助言いただくことで、今後のDX戦略の策定でありますとか具体的な施策等の立案に生かしていきたいと考えております。

当日は10時半から、御手元の資料に記載の外部アドバイザーと副知事による、第1回ミーティングを行う予定でございますので、報道機関の皆様におかれても、御取材等よろしくお願いいたします。また、このサロンにおきましては、県、市町や、事業者のDXの取組を支援できるよう、滋賀銀行様、また、関西みらい銀行様と密接に連携いたしまして、DX官民協創パートナー企業群の募集をこの日(5月31日)から開始いたしまして、それぞれの主体が抱える諸課題に対する解決策の御提案や、実施の支援、専門人材に関する御相談など、パートナー企業とのマッチングを行ってまいります。このサロンを活用しながら、DXを推進し、民間の分野においても、個人、産業、社会のあらゆるレベルにおいて、幸せをつくっていくための、より良い自治を推進していくための変革が生まれるよう、また、新たな価値が創出されるよう取り組んでいきたいと考えているところでございます。

少し長くなって恐縮です。最後でございますが、幻の安土城復元プロジェクトについてでございます。こちらは3年目を迎え、新たなステージに入ろうとしております。まず、安土城の実像解明に向けまして、今年度から令和の大調査をスタートさせることとなり、これについて安土城跡整備基本計画策定検討会議についてお知らせをいたします。

平成31年に幻の安土城復元プロジェクトをスタートさせました。それ以来、安土城の見える化について検討を進めてまいりました。昨年、令和2年の11月、デジタル技術を活用した安土城の見える化に取り組むことを決定したところでございます。あわせまして、根拠となる資料がほとんどない現状におきまして、現地での実物復元を進めることは、貴重な遺構を破壊することにつながることから、まずは安土城の実像解明を目指して調査研究を進めることについても決定をいたしまして、今年度から令和の調査整備事業をスタートさせることといたしました。

安土城跡では、これまで昭和から平成にかけて3度にわたって調査整備事業を進めてこられました。しかし、これまでの調査範囲は、特別史跡指定範囲の約20%にすぎず、いまだ未調査の部分が数多く残されております。そこで、さらなる実像解明を進めるとともに、将来にわたって、特別史跡安土城跡を適切に保存、活用するために、この令和の調査整備事業に着手するものでございます。

着手にあたりまして、初めに事業の全体計画を立てなければなりません。今年度と来年度の2か年をかけて、特別史跡安土城跡整備基本計画の策定を行います。計画策定に向けて、指導助言を得るために、外部有識者、また、地元関係者からなります特別史跡安土城跡整備基本計画策定検討会議を組織いたしました。このたび、第1回検討会議を開催することになりました。日時は資料に記載のとおりでございます。今後は議論を重ねて、計画を策定し、早期に調査整備事業に着手できるよう進めてまいりたいと考えております。

私からは以上です。

[朝日新聞]

コロナに関して、琵琶湖周辺の駐車場の閉鎖が続いていまして、ホームページを見ますと、当面の間となっておりますけども、これはいつぐらいまでというようなめどはございますでしょうか。

 

【知事】

県民の皆様方や、多くの御来訪される方に御不便をおかけしております。当面の間、すなわち、京都府、大阪府等で、緊急事態宣言が発令されている5月31日を念頭に置いたものでございますが、今週、その状況等をみて、どのように対応するのか、検討のうえ、判断をしていきたいと考えております。

 

[朝日新聞]

東京や大阪は緊急事態を延長せざるを得ないのではなかろうか的な報道もなされていますが、東京や大阪の緊急事態に合わせてということになりそうでしょうか。

 

【知事】

どのように対応するのか、検討のうえ、判断したいと思います。

 

[朝日新聞]

先ほどの外国人のワクチンが気になったのですけど、これはあくまで副反応の相談だけ受け付けるということですね。ほかの相談は、市町にということですか。

 

【知事】

今回はそのようにさせていただきたいと思っております。

 

[朝日新聞]

たぶん、いろいろな相談をされたいのだろうと思うのですが、副反応だけってなんだか、もう少し対応してもらってもいいのではないかという気もしないではないのですが、あくまで副反応だけを受けるということですね。

 

【知事】

この12か国語の、今日から行う3者間通話でのリアルタイム通訳を行った相談窓口はそのような対応にさせていただきたいと思っておりますが、やってみてどのような御相談が多いのか、少ないのか。また、それ以外に設置している窓口等との役割分担をどのように果たしうるのか。これは対応よくみていきたいと思います。

 

[朝日新聞]

あと、大規模接種会場ですが、市町との役割分担を考えたうえで、設置する方向で近日中にということですけども、具体的にどこにとか、何か所とかいうのはもう内々に決定されてらっしゃるのでしょうか。

 

【知事】

まだ決定しておりません。また、御案内できる、御説明できる状況になれば、御説明をしたいと思います。

 

[朝日新聞]

いろいろ課題があって、例えば、既に配っている接種券をどうするのかとか、県民にしてみれば、どっちで受ければいいのですかとか、あるいは、1回目がファイザーで2回目が別のワクチンというのは非常によろしくないと思うのですが、そこをどう防ぐのかとか。いっぱい課題があると思うのですけど、そのあたりも検討が進められていますでしょうか。

 

【知事】

今、お尋ねの中にあった課題を含め、様々な、乗り越えなければならない課題等もあると思いますので、そういったことをどのように整理するのか。考えたうえで、県としての対応方針をつくっていきたいと思っております。

 

[朝日新聞]

近日中というのは、今週中ぐらいで構えておけばよろしいでしょうか。

 

【知事】

発表、御説明ができる状況になれば、発表、御説明をさせていただきます。

 

[時事通信]

7月末にワクチン接種を完了するという予定というか、方針が示されているんですけど、それに間に合うような形で(大規模接種会場の)設置のほうをやりたいというようなお考えで考えておけばいいのでしょうか。

 

【知事】

今のお尋ねは、7月末にどなたの接種を念頭でお尋ねになったかわかりませんが、少なくとも希望される高齢者の接種を7月末に終えたいという、総理をはじめ、政府のそういった大方針は念頭に置きたいと思います。また、そのことに期待される方も多いと思います。やはり、自治体としては住民の皆様方の接種を着実に進めていく。また、長期的な対応も求められると思いますので、そういったことをよく念頭に置いて行っていきたいと思います。

[時事通信]

現在、検討中の独自の緊急事態宣言であるとか、あるいは、ステージの判断について現状どのようにお考えでいらっしゃるのかお伺いしたいのですけれども。

 

【知事】

直近の数字を見ていますと、例えば、病床の占有率は昨日の時点で7割を切ってきてますし、ただ重症者用の病床の占有率は2割を超えてきているという状況がございます。この数字だけでは表れないひっ迫状況も現場にはあるのかもしれませんが、まずはこういった指標に基づいて、県独自の緊急事態宣言を出さなければならないかどうか、これは見極めていきたいと考えております。

今日この時点ですぐにそういった状況にあるとは考えておりませんが、まだまだ高止まりしている、大きく減らない現状、状況がございますので、注視する必要があるのではないかと思います。

 

[時事通信]

先ほどの駐車場の関係も踏まえて、5月いっぱいで何かその辺のことを判断されるという予定とかあるのでしょうか。

 

【知事】

どういった判断をしなければならないのか。また、そのためにどういう状況を見なければならないのか。今週、よく見極めたいと思います。

 

[毎日新聞]

大規模接種会場の件についてお伺いします。先ほど接種の方向で検討進めているというお話でしたが、時期を考えても高齢者というよりは、一般接種を対象に設置の方向で検討しているということになるのでしょうか。

 

【知事】

どなたを対象にした接種を行うのか、そのための会場設けるのか。これも含めて、現在、検討をさせていただいております。

 

[毎日新聞]

そうすると、高齢者を対象とした大規模接種会場の設置についてもまだ検討を進め、考えとして可能性はあるということでしょうか。

 

【知事】

全ての可能性は排除しておりません。

 

[毎日新聞]

高齢者についても7月末とすると再来月。来月は6月ですけれども、知事のお考えでいつまでに判断をなされなければならないと考えますでしょうか。

 

【知事】

できるだけ早く方向性を出していきたいと思っておりますが、長期戦ですし、まだ、整理しなければならない課題も多くあると聞いておりますので、その辺りを整理したうえで、御説明していきたいと思います。

 

[びわ湖放送]

先ほども聖火リレーのことについてお話しいただきましたが、コロナ禍でいろいろと制約されて、当初の予定とはちょっと違う形にはなってしまうのですが、そのような中でも、県内全ての19市町でやられることに対しての期待、そして、また改めての県民への呼びかけをお願いできますでしょうか。

 

【知事】

3月の下旬に福島県でスタートして、いろいろなものを乗り越えて、ずっと繋いできてくださっている成果が今、京都府で繋がれているということで、明後日、滋賀県に参ります。

高島市マキノ町が出発点で、本県では19市町全てをめぐる形でルート予定をされておりますが、この感染症下、緊急事態宣言下でもございますので、当初予定していたプログラム等は変更したり、沿道での観戦等につきましても元々の予定よりも大きく縮小したり、自粛をしていただくということをお願いせざるを得ない状況にあります。とはいえ、この成果を繋ぐと、19市町で繋ぐという、こういったリレーは予定どおり行っていこうということで現在、準備をさせていただいておりますので、走る、走られる方のみならず、それらを応援される方も含めて、静かに熱く盛り上げられるような、そういう2日間になればと考えているところでございます。

 

[京都新聞]

安土城についてお尋ねしたいと思います。発掘調査をなさるということなのですが、安土城のどのエリアをやるのかということと、たぶんスケジュールとしては全体にデジタル技術の活用まで含めた期間で設定していると思うのですが、いわゆる発掘調査を実施する期間、実際掘る期間はいつからいつぐらいまでを、何年度から何年度までを考えておられるのか。この2点、まずお願いします。

 

【知事】

申し訳ありません。その2点とも、まだお答えできる状況にはありません。この検討会議の中で、関係者の皆様方と、議論・検討していきたいと考えております。

当然、摠見寺様や文化庁、また、専門家の方々と議論する必要もあると思います。ちなみに、申し上げれば、昭和の調査は16年間行われ、平成の調査は20年間、実施されたということでございます。その結果、わかっているところが約2割という状況ですので、この令和の期に調査するものを、どの場所で、どれぐらいの年次を掛けて、期間を掛けてやれるのか、やるべきなのか。やはり、後世に責任を持つためにもしっかりと議論をしていかなければならないと考えております。

 

[京都新聞]

知事は、データ技術を活用した安土城の見える化は、築城450年の令和8年を1つの節目と考えておられたと思うのですけれども、過去の昭和、平成の調査は16年ないし20年に渡っています。今回の調査はこれに準じる大規模調査という認識なのかどうかが1つ。それであれば、令和7年度までと考えるとやや短い気もしますし、この令和8年の節目を越えて、さらなる長期の調査になるのか、この2点。大規模になるのか、それで大規模になるとしたら、期間は令和8年を超えても調査するものになるのか、その辺はどう考えでしょうか。

 

【知事】

まず、1つ目におっしゃったデジタル技術を活用した見える化というものについては、令和8年、2026年が築城450年の節目になります。

これまでも400年等の節目において、様々な注目も集めておりますし、地元で様々な行事等も行われてきておりますので、このタイミングを大事にしながら、こういったデジタル技術を活用した見える化をやろうということで現在、準備をさせていただいております。

その場では、これまでわかってきたことの活用、また、これからわかることの活用、こういったものを基にしていきたいと考えております。

これからこの検討会議で御議論をいただいて、基本計画をつくり、着手する。

この調査整備事業につきましては、当然、それまでに終わるものもあるのかもしれませんが、それ以降に渡ってやらなければならないこともあるのかもしれません。モノがモノ、山が山ですので、そんなに簡単なことではないと思っておりますが、丁寧にやりたいと思っております。

[京都新聞]

昭和、平成に次ぐ大規模調査であるという認識はお持ちだということでいいのでしょうか。

 

【知事】

まずは、文化庁、国の方針も確認したいと思います。この時代のもので、この規模のもので、こういった特別史跡の、昭和、平成にやられた調査の次の時代の調査事業が、どれぐらいの規模で、どれぐらいの期間で、どれぐらいの予算をかけて行い得るのかどうか。そういった調査事業のいろいろな技術等もその間、開発されていることもあるのかもしれませんし、こういった国の方針もよく確認したうえで、あと、この間やってきた2割の調査がどの程度わかってきたことなのか。また、いろいろな史実に基づいて、これから着手するとすればどのあたりの調査が、かける費用と時間に比較して有意義なものになるのか。

その時代、我々は生きておりませんので、わからないこともたくさんあるのですが、よく専門家の方々の知見もいただきながら考えていきたいと思います。

 

[読売新聞]

大規模接種会場についての知事のお考えですが、県がやるからには特定の自治体だけを対象にするのではなくて、広く県民の方向けという考え方が1つあると思うのですが、知事は設置にあたってその点どうお考えでしょうか。

 

【知事】

そうですね。県がやるからには、どこか特定の自治体のためだけにやるのではなく、広く県民の方々向けということを期待されるお声が大きいと思いますので、そういった趣旨に適うほうが理想的ではないかと思います。

 

[読売新聞]

大規模接種会場は1か所で検討していらっしゃるのか、複数で検討していらっしゃるのか、いかがでしょうか。

 

【知事】

そこも含めて、どれぐらいの規模のものを何か所設置できるのか。そのためには何人いるのか。その医療人材・接種人材が市町と競合をするのかしないのか。また、予約のシステム等、市町との役割分担をどうするのか。そもそもそういう会場が手配できるのかどうかも含めて、現在、鋭意検討しているところです。

 

[読売新聞]

少なくとも大津市長さんは強く設置を求めておられると思いますが、大津市には少なくとも設置する方向で検討なさっているのでしょうか。

 

【知事】

検討します。どういう形、どこに接種場所をつくるのがいいのか、検討したいと思います。

 

[読売新聞]

 それは大津市という意味ではなくて。

 

【知事】

県内のどこに接種会場を設置すべきなのか検討いたします。

 

[読売新聞]

わかりました。別の件ですが、日にちが経ってしまったのですけれども、嘉田由紀子さんが先だってフォーラムの中で、滋賀県のDV被害者を保護する施設の所在地がわかってしまいかねないような発言をなさって、その発言が一時ネットにアップされていたという事態があったと思うのですが、その件について受け止めをお願いします。

 

【知事】

 当初、その一報を聞いたときから心配していました。大事な施設ですし、そういう場所や情報等が外部に知られるべきではないと考えておりますので、そういう意味で、担当者には厳重な対応、情報管理含めて、また、危機管理を含めて対応を徹底するように指示したところでございます。

今のところ、心配される事案等は出ていないという報告を受けていますが、引き続き、情報管理含め、当局としても徹底したいし、関わる情報についての取り扱いについては御注意いただくように、しっかりと呼びかけていきたいと思います。

 

[読売新聞]

 嘉田さんは前知事でもおありで、当然、場所は職務上知り得るお立場であった過去(をお持ち)ですけれども、そういうお立場でああいう不特定多数の方にわかるようなことを発言してしまうという、その発言に対する受け止めはいかがでしょうか。

 

【知事】

どういうその文脈の中で、こういった情報をお話しになることになったのかというのは、私は定かじゃありませんけれども、そういった施設の重要性、そういった情報の取扱いの重要性についてもよく御認識されていると思いますので、今後はそういったことに基づく行動を期待したいと思うし、それ以外の方々についてもこれを機に、さらに御注意いただくように呼びかけていきたいと思います。

 

[中日新聞]

関連してですけど、先日のDVシェルターに関する子ども・青少年局の担当者の方の説明の中でも、施設の場所に関する情報は法律的に秘匿というわけではなく、そこまで法的に決まっていないけれども、被害者保護の観点から、当然隠すべきだというような見解の説明があったのですが、知事として、公開すべきでないという、その辺りの認識を改めて教えていただけるでしょうか。

 

【知事】

DVはじめ御自身の身の安全を守るために、避難もしくは過ごされる・滞在される、そういった施設の情報については、私はしっかりと情報管理されるべきであると思います。そういう認識です。それ以上でもそれ以下でもありません。

[中日新聞]

シェルターの警備強化とか移転とか、そういうことも含めて検討されるということも聞いているのですが、その辺りの検討状況をこれまでの部分で教えていただけるでしょうか。

 

【知事】

まず一般論として、こういった施設のあり方、どういう体制で、どういう場所で、どういう資機材等を備えながら、どういう警備体制で設置しなければならないのかということについては、不断に検討をしていくべき課題であると思います。DVだけではなくて、児童虐待の保護事案等も起こっているわけですから、そういった体制の強化、どういう組織体制で、どこに県内設置していくべきなのかということについても、これは今、数年かけて、国でも議論されておりますけれども国での議論状況を踏まえて、県でも「体制リバランス」ということで、現在、検討させていただいているところですので、これはしっかりやっていきたいと思います。

 

[京都新聞]

4月の末に、7月の末に終わらせるという首相の大号令があり、そこから省庁が動き、市町村は大わらわになって、県も、こうやって今まさに検討の渦中になるという状況かと思うのですけれども、従前に示されていた目標と大きく変わる形で大号令がかかって、それに連座して市町村も翻弄され、都道府県も翻弄されているという今の状況について、知事御自身、県のトップとして、そういう今のやり方についてどんな御見解、どんな思いを持っていらっしゃるのか。少し語っていただけたらありがたいと思うのですけれども、いかがですか。

 

【知事】

何をどう語ればいいのかわかりませんけれども。政府も総理もそうですが、この新型コロナウイルスという未知の感染症に対して立ち向かう中で、もちろん、現場での感染予防対策、さらには医療現場のそういった体制の強化、検査の拡充、こういったことは我々も含めて進める。一方で、やはり決め手となってくるのは抗体を持つこと、そのためのワクチンを打つこと。その割合が、どれぐらいのスピードで、どれぐらい広がってくるのかということが雌雄を決するということでありますから、そういったものはできるだけ早く打とうじゃないかということで、そういった一定のめどを示され、様々な対応をとられていると理解いたします。

また、そういった発表がなされると、そういった期待をされる方も大勢いらっしゃるでしょうから、折しも予約がどうなるのだろう、予約しても電話してもつながらないじゃないかというフラストレーションも多くの住民の方々にある中で、そういったことがより加速していく状況にあるのだと思いますので、そういう期待には、市町とともに、関係者とともに応えていかなければならないというふうには思います。

ただ、資源も限られていますし、医療をそれぞれ従事していただきながらのワクチン接種であり、会場等もそのためだけに用意されているものではありませんので、それらをどのように確保していくのかという課題もありますので、そういったことをよく整理しながら、広域自治体である県の役割をどうすれば果たしうるのかということについて考えていきたいと思います。

ただ、そういった夏までをみて仰っている部分と、我々はその先にある、例えば、その次の一般接種、その先にある抗体の持ち方、来年度以降のワクチン接種をどのようにしていくのかといったようなことなども展望しなければならないと思っております。そこはしっかりとみたうえで、できるだけ妥当な判断を行っていけるように努めていきたいと思います。

 

[滋賀報知新聞]

冒頭、お話しいただいた梅雨の避難指示というのがありましたので、その話になるのですけども。

昨年も、この災害の避難の話というのは幾つかいただいたのですけども、まだコロナが終息していないわけなのですが、コロナ禍での災害時の避難についてとか、避難場所での過ごし方について、改めて知事のお考えを伺いたいです。

 

【知事】

まず、冒頭申し上げたように、河川の増水、土砂災害の危険性、こういったことを踏まえた避難については、躊躇なく、この指示に従って行っていただきたい。これが第一です。

加えて、以前にはなく、今ある状況といたしましては、新型コロナウイルス感染症にも気をつけながら、お互いの距離を保ったり、また空間をより確保したりということをしながら、自治体等と連携して対応していくということでございます。やっぱり、一にも二にも必要な避難は躊躇なく行うということだと思いますので、そういったことの徹底をしっかり呼びかけていきたいと思います。

 

[時事通信社]

東京オリンピックのことですけども、世論が大きく割れております。一方で、IOCの方が緊急事態宣言下でも開催するというような発言があったりですとか。東京五輪というものについて、知事御自身はどのようにお考えなのか。中止したほうがいいのか、続けたほうがいいのか。率直な御意見があったらお伺いしたいのですけども。

 

【知事】

私はオリンピック、パラリンピックというものに夢を持つ1人です。できるだけ多くの方々が心にわだかまりを持たずに声援を送る。感動を共有する。そういう場になる、機会になることを期待したいと思うし、そのために、県として知事として果たすべき役割は最大限、行っていきたいというのが私の思いです。

 

[時事通信社]

知事としてはやったほうがよいと。

 

【知事】

やったほうがというよりも、やりたいですよね。いろいろなアスリートも頑張って、そこを目指してやられているわけですし、昨日に来てくれた滋賀レイクスターズもそうですけれど、いろいろな対策をとりながら、やはり大相撲もそうですよね。真剣勝負、競い合いというものは、戦っている当事者はいろいろ大変な面もあるのかもしれませんが、見ている人の感動を呼ぶというようなこともあるでしょうし、そういったことが教育であるとか、また、地域の活性化に資する貢献・効果というものもあると思いますので、そういうものには期待をしたいと思います。

ただ、前回の五輪だとか、これまでの五輪になかった感染症対策が求められる、観客がなかなか入れない、選手同士が近く交われないといったような状況下での国際大会が、一体どのようにすれば成立するのか。そういうことは、やったことないのでまだまだ不安に思われることも多いと思いますので、それをやっぱりみんなで乗り越えていくということが必要なのだと思います。

ただ、私は繰り返しになりますが、こういったイベントに夢を持つ1人でありますので、ぜひ、そういう夢が達成できるように努力をしたいと思います。

 

[京都新聞]

五輪の関係で、県内でもホストタウンの受け入れの中止が出てきているのですけれども、その辺り、知事の受け止めというのをお聞かせいただけますでしょうか。

 

【知事】

予定もされ、準備もされ、期待される方々からすれば、当初予定していた国の種目のチームの皆さんが、事前合宿含めて来られなくなるということは大変残念だと思います。

一定、この感染症下ですから、渡航制限もかかっていますので、致し方ない面もあるのかもしれませんが、できる限り、いろいろな形でつながって、また、交流を続けられるように県としても努力をしたいし、様々な形で協力もしていきたいというふうに思います。

 

[京都新聞]

五輪に向けて、できるだけ開催できるような環境を県内に関しては最大限努力していくというお考えでよろしかったでしょうか。

先ほど、知事が仰っていたのですけれども、五輪に向けて開催できるように最大限、県内の感染状況に関して対策を努めていくというお考えということでよろしかったですね。

 

【知事】

繰り返しになりますが、五輪に向けて県で予定している行事等は、例えば、明後日からの聖火リレーもそうですけど、感染症対策をとったうえで、「幹」となる全市町でのリレーをはじめ、やるべきこと・やれることをしっかりとやって盛り上げていきたい。歴史をつないでいきたいと思います。

ただ、県としてできることというのは限られていますので、なかなか限界があるのかもしれません。しかし、例えば、アスリートを応援するとか、順次、本県ゆかりの選手もパラリンピック・オリンピック選手として、内定されています。そういった方々に対するエールですとか、それは送り続けることができるし、このことでまた刺激を受ける次の世代のアスリートたちもいてくれるでしょう。そういった交流の場を持つとか、そういったことはできると思いますので、それはしっかりやっていきたいと思います。

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