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知事定例記者会見(2021年4月12日)

令和3年4月12日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。

松山選手のマスターズ制覇。10回目の出場をして初制覇と、大偉業に心から祝意を送りたいと思います。

コロナの感染状況でございますが、13日続けて新規陽性者が2桁。変異株は累計76件、うち66件が4月に入ってから確認ということですので、緊張感を持って対応しているところでございます。

幾つか指標を見ますと、前にも(モニターに)映っていますが、最大確保病床および現時点の確保病床の占有率、これは上2つのグラフ。(グラフにある)ラインはステージIIとステージIIIのラインということでございますが、これを見ますとステージIIIの基準を上回っているというものもございます。若干、先週末から少し下がったという状況が見て取れますが、ステージIIIの領域にあるということでございます。こういった状況を踏まえ、医療体制などへの負荷、感染状況を注意しながら、ステージIIIへの移行については、必要であれば、近日中に判断をしていきたいと考えております。

また、ワクチン接種につきましても、本日から、まずは大津市が最初ということになりますが、高齢者向けワクチン接種が開始されます。高齢者向けワクチン接種は国から示されておりますワクチンの配分数量が限定的でありますほか、特設会場の会場設営、看護師などの人員確保が課題であると聞いております。まだ4月5日の週、12日の週、19日の週までの配分計画しか示されておりませんので、その後の配分計画を早急に示すように国に求めているところでございます。15日に(県内市町長との)首長会議が開催されますので、そういった状況等を踏まえて意見交換をさせていただく予定でございます。着実にこういった接種が進んでいくように、市町と協力して県も対応をしてまいります。

一部、メディアの方には御参加いただきましたが、昨日、赤羽国土交通大臣が御来県され、長浜市で意見交換の機会をいただきました。長浜市長ほか、観光、宿泊、運輸等の関係の皆様とともに、コロナによる観光の落ち込み、現在、直面している課題、また、これからの可能性等について、意見交換をさせていただいたところでございます。私からは、観光庁の「地域観光事業支援」について、感染防止の徹底を図りながら実施可能と知事が判断した場合には、支援の対象に加えてもらうように、柔軟な運用を要望したところでございます。赤羽大臣からは一つひとつ、出された要望等に丁寧に御対応をいただきました。既存施設の再生、高付加価値化を支援する観光庁の財政支援等も御紹介いただきましたので、ぜひ本県においても活用を検討していきたいと考えております。

なお、本県の「今こそ滋賀を旅しよう!第3弾」につきましては、今週にスタートできるように、現在、最終の準備、皆様方へのお知らせも含めて準備させていただいているところでございます。あくまで、県民の皆様方の県内観光、旅の地産地消を進めるという観点で準備をしているところでございます。

それでは、私の方から1点、資料に基づき御紹介をいたします。正に山笑う、湖国の景観でございますが、本日は6月1日から始まります「滋賀もりづくりアカデミー新規就業者コース」の受講生募集についてのお知らせでございます。

滋賀もりづくりアカデミーでは、3つの研修コースを設定しています。既に作業員として森林作業に従事されている方を対象とした「既就業者コース」。また、市町の森林・林業行政を担当する方を対象とした「市町職員コース」。そして、3つ目として、これから林業に就業しようという方を対象とした「新規就業者コース」。3つでございます。このうち、「新規就業者コース」は、昨年度から開設したコースでございまして、これから林業に参入を希望する転職者の方を対象としているということでございます。修了後すぐに山仕事に就いていただけるよう短期養成型を特徴としており、1年を2期に分け、1期あたり4ヶ月程度の期間で育成を図るというものでございます。

具体的には、「林業編」と「田舎暮らし編」に分けており、「林業編」は必須ということでございます。森林・林業に関する基礎的な座学と、チェーンソーや建設機械を扱う実技を行うということでございます。「田舎暮らし編」は本県のアカデミーの特長の1つということでございまして、農山村の暮らしにも関わる仕事をインターンとして実体験していただき、これからの暮らしのヒントをつかんでほしいという思いを持っております。

「田舎暮らし編」では、「大工コース」「農業コース」「林業コース」を自由に選択できる仕組みということでございまして、受講生の方々が農山村に定住し、林業だけでなく他の仕事にも関わりながら暮らしを営んでいく。いわゆる「半林半x」、半分林業、半分林の中、そして半分別のことというライフスタイルにより農山村に定住し、そこで新たな活力を与えてくれるような人材を育成していきたい。そのことを目標としているところでございます。

本県では、林業への新規就業者数の目標数値を10名としておりまして、これらの方々を滋賀もりづくりアカデミーで育成できるよう募集をかけているところでございます。今回は、前期生の募集として5名を募集させていただくということでございます。場所は資料の裏面に。野洲市の北桜にある滋賀県林業普及センター内ということで御紹介をさせていただいております。

私からは以上です。

[朝日新聞]

ステージ判断についてお伺いします。先週金曜日の(知事への)ぶら下がり(取材)では、週末の新規感染者状況などを見て、週明けにも判断したいとのことでした。感染者数をみると、先週の水曜日、木曜日は24人、31人とどんどん増えている感じでしたが、直近の土曜日、日曜日をみると17人、10人と少し落ち着いているようにみえます。

先ほどの冒頭発言でも、判断の時期については近日中とのことでした。ステージIIIへの移行の時期については少し遠のいたという認識でよいでしょうか。

 

【知事】

そういう認識は持っておりません。どういう状況か、午後、情報を集めて協議することにしておりますので、その中でもよくみていきたいと思います。おっしゃるとおり、先週の半ばは20名超え、30名超えということでしたけれども、週末は10人台ということですが、その中身ですとか、あと傾向ですとか、クラスターですとか、そういったことを少しみたうえで判断していきたいと思います。

 

[朝日新聞]

感染者数は少し減っていても、その他の病床使用率などの数値がまだ予断を許さないという判断なのでしょうか。

 

【知事】

元からコロナがなくても厳しい状況にある医療、介護、福祉の状況に加えてコロナですので。かつ、患者の急上昇のこういう局面でございますので、どういう状況になっているのか、今後どうなる見込みなのか。病床がどれだけ増やせて、そして宿泊療養施設と役割分担ができて、そして、それを患者数が上回るのか、上回らないのか。少しそういう状況をみた上で判断していく必要があると思っています。

 

[朝日新聞]

判断の時期について近日中というのは、もう少し踏み込んで今週中とかそういうことは言えるのでしょうか。

 

【知事】

必要な時期に判断いたします。

 

[産経新聞]

引き続き、コロナの件でお伺いします。変異株についてですけれども、冒頭の御発言にもありますが、累計76件で、うち4月に入ってから確認されたのが66件ということですが、御認識として関西の大阪府、兵庫県では、流行の主流が変異株に置き換わっているのではないかという指摘もありますが、県内の状況についてはどういうふうに認識されていますでしょうか。

 

【知事】

感染の全てが変異株に置き換わっているといえるほどのエビデンスはまだないのではないかと思いますが、ただ、まだ全貌がつかめておりませんので、そういったことをつかんだ上で、そういう判断をしていく必要があるのではないかと思います。

 

[産経新聞]

もし変異株が主流になった場合に、特にどういった対応の変化が必要になると考えてられていますか。

 

【知事】

変異株というのも一様ではないようでございますので、まず、既存のものと変異したものと、どのような種類が、かつ、どのような病状、また、感染力、そういうものを持っているのか、持っていないのか。そして、治療や療養に今までのものと違いがあるのか、ないのか。また、年齢層もあるのでしょう。そういったことをみながら、対応を決めていく必要があるのではないかと思います。

 

[産経新聞]

続けて、もう1点お願いします。ワクチンについてですけれども、これも冒頭の御挨拶の中で、特設会場であったり、人員確保が課題であるというふうなお話がありました。これは従前から指摘されている部分だと思うのですけれども、改めて、今後、これに対して具体的にどういう対応、どういうふうに県として対応されていくのか教えていただけますでしょうか。

 

【知事】

まず、今週から順次、ワクチンの配送に従って、かつ市や町の考え方、方針スケジュールに沿って、高齢者向けワクチン接種が始まってきます。まだ、届くワクチン量がそんなに多くありませんので、対象者が限られるということから、少し始めることになるのですけれども、本格的にワクチンが届くというスケジュールが示されて以降は、そういったワクチンをどのように打っていくのか、受けていただくのか、ということとの兼ね合い、調整が必要になってくると思います。

その際に、それに従事する医療従事者が2回接種を終えられているのか、終えられていないのかというようなことなども、現場では不安視されているということを聞いております。感染拡大期にあった場合には、どういった特別の対策が要るのか、要らないのか、こういったこともあるやに聞いておりますし、市町によってはそれぞれ集団接種で実施される場合と、年齢を区切って予定されている場合と、それによっても若干変わってくることもあると思います。いずれにいたしましても、市や町が持っていらっしゃる課題を丁寧にお伺いしながら、足りないところを県と協力して埋めていくということが必要になってくるのではないかと思っています。

 

[NHK]

金曜日に既に伺っている部分でもあるのですが、今日から京都、東京、沖縄でまん延防止等重点措置が出ますけれども、これを受けて滋賀県として県民に向けてであったり、改めて注意していくべきことといったところをお願いします。

 

【知事】

引き続き、基本的な感染予防対策ですね。この徹底を改めてお願いしたいと思っています。長期に渡っておりますので、慣れてき過ぎてしまっている面、そして対策されている方が長丁場になっているのでお疲れになっている面、あるかと思いますが、改めてこの感染予防対策、基本的な対策をしっかりと講じるということを、県民に呼びかけたいと思いますし、新たにまん延防止等重点措置に加わった地域を初めとする感染拡大地域との不要不急の往来については控えていただきますように、呼びかけているところでございますので、その呼びかけをしっかりと行っていきたいと思います。

[NHK]

重ねてになるのですが、ステージ判断のことに加えて、病床や宿泊療養施設を増やすということもおっしゃられていましたけれども、このあたりの確保の見通しというのは今のところどうでしょうか。

 

【知事】

まず、病床については現在が322床。それらを350床まで増やせるように、まずは4月中に340床まで引上げられるように、現在、現場と協議・調整中ということでございます。宿泊療養施設につきましても3か所で運用中でございますが、それらを400室稼働可能なように、運用、人員体制、また、清掃のスケジュール、こういったものを今、整えているところでございます。

 

[NHK]

ワクチンの関係で、国に対しても改めてスケジュールのことを要望していきたいということをおっしゃっておられましたけども、実際、具体的に国から出る部分が余りにも少ないのですが、どの辺りを要望していくのか、かなり幅広な質問になってしまって申し訳ないですけども。市町からの要望とか、どういうところに困っていて、どういうところを改めて強く要望していきたいというお気持ちでしょうか。

 

【知事】

一にも二にも、どこにどれだけのワクチンがいつ届くのかということです。当然、いろいろな通商、取引の関係があるでしょうから、国内に入る数が一定そのスケジュールを追ってというのは理解するのですが、いつ、どれだけ、どこの市町に届くのかというスケジュールが、5月以降まだ分かっていませんので、その5月以降の数によって高齢者向けのスケジュールを決めていきますし、そのスケジュールに沿って、従事していただく方の手配ですとか、会場の手配、こういったオペレーションにつながってきますので、これをできるだけ早く示してほしいということを申し上げております。

近日中には示されるのではないかと期待していますが、この点が非常に市町が困られている大きなテーマだと伺っております。

 

[NHK]

特に大阪府や兵庫県といった、今まさしく感染が第4波といいますか、拡大している地域で、現状の治療、対策と、ワクチン接種とを並行して進めなければいけないという地域も出てきますが、滋賀の場合はまだそこまで追い込まれてないとは思うのですけども、これから先の5月以降のことを考えるときにはどう取り組んでいこうという気持ちですか。

 

【知事】

おっしゃったように、数だけ見ていると、大阪府や兵庫県ほどではないにしろ、去年の今頃に比べますと、県内でも複数の陽性患者が毎日続けて出るということでございますので、現場の状況は対応が非常に難しくて、そして、気を使われることの多い、そういう状況だと思います。

ただ、それらと並行する形でワクチン接種を計画的に進めていかなければならないということで、現在、医療従事者の皆様方、また、市町行政も、計画づくりなり対応に当たっていただいておりますので、それを滋賀県はしっかりと支えていきたいというふうに思います。

今後、感染が拡大したときに、より今よりも拡大したときに、例えば、医療の状況がよりひっ迫し、患者の皆さんがより増えたときに、どういうオペレーションをしなければならないのかということについては、国には基準づくりを求めていますし、我々はその状況に応じた柔軟な対応ができるように、しっかりと市町と協議していきたいと思います。

 

[京都新聞]

「今こそ滋賀を旅しよう!第3弾」を今週中にスタートさせたいというようなことだったかと思うのですけれども、感染状況次第で中止というのか、スタートできないというような可能性があるのか。あと、感染状況の基準、中止なり延期するというような基準についてどのようにお考えかを教えていただけますでしょうか。

 

【知事】

現在は、県民の皆様方の県内観光を応援するということで、準備を進めております。5月いっぱいの宿泊を対象にする方向で、現在、進めているところでございますし、宿泊数に応じて、宿泊金額に応じて、周辺の施設で御利用いただけるクーポンを付ける形で、第1弾、第2弾と同様の形で、若干、割引率が変わってくるのかもしれませんが、現在、準備をしているということでございます。

本県もそうですし、近隣府県の感染状況、これをどうみていくのかというのも大変重要なテーマでありますので、現時点で何かこうなったらこうするということを決めているわけではありませんが、この状況はしっかりと見た上で、適時適切な判断をしていきたいというふうに思います。

[京都新聞]

この地域観光、国のほうの支援でステージIIくらいの感染の落ち着きで実施するという目安というのか正確には把握してないですけれども、ステージIIというのが一定示されていたと思うのですけれども、例えば、仮に県内でステージIIIに上げた場合は、やはり実施は難しいということになるのでしょうか。

 

【知事】

そこも含めてどう判断するのかというのは、最終しっかり考えていきたいと思っています。ちなみに、年明けの大変厳しかったとき、県外の販売こそは止めましたけれども、県内の販売、また、御利用は止めておりません。

むしろ、県民の皆様が県内で感染対策をとりながら、動かれること、楽しまれることは、むしろ、応援をしてきたという経過がございますし、一昨日、赤羽大臣に対しても、そういったステージ判断だけをもって、使える、使えないということにすべきではないのではないかという趣旨の要望をさせていただきました。そのことに明確な回答はその時点ではありませんでしたけれども、滋賀県は滋賀県の考え方をぜひ持って臨んでまいりたいというふうに思います。

当面、国の支援が得られないときには、県で措置している予算、議会でお認めいただいている予算をまず使って実施をしていくということになると思います。

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