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知事定例記者会見(2021年4月1日)

令和3年4月1日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

令和3年度、新年度もどうぞよろしくお願いいたします。

この知事の定例会見、担当いたします知事公室次長、もって儀典長、中村でございます。そして、今日から新たに秘書課長、上山でございます。引き続き、広報課長、片山でございます。そして、報道担当の山本でございます。秘書課で会見を担当いたします津曲でございます。そして、手話通訳は田渕でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

新しい年度を迎えました。先ほどの放送でも申し上げたとおり、午前に183名の新規採用職員を迎えることができました。昨年度より厳しいコロナ状況ではありますが、一堂に会し、短時間で辞令の伝達をすることができました。しっかりと、今後、フォローしながら、よりよい県政を一緒につくっていきたいと存じます。

また、新年度にあたりまして、私からは3点申し上げました。引き続きの新型コロナウイルス感染症対策と、未来への一歩を踏み出す1年にしようということ、特に人づくりに重点を置いた施策づくりをしようということ。そして、3点目は、人間であろうと。人間を大切にする県庁をつくろうということでございます。皆さんと力を合わせて頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の状況でございますが、2日連続で2桁ということでございまして、また、大阪府を始めとする一部地域でまん延防止等重点措置が講じられるということでございますので、本県もその状況を確認するために、明日、対策本部員会議を行いまして、そういった当該地域との往来等をどのように考えるのか、取り扱うのか。情報を整理した上で、方針を決定していきたいと考えているところでございます。

伺っておりますと、大阪の状況は直近2週間で3倍以上増加しているということ。第3波を大きく上回る速度で感染が急拡大しているということ。これは昨日の大阪の対策本部の会議での御指摘と伺っておりますが、また20代、30代の新規陽性者が急増しているということ。この20代の患者の属性の方は学生以外が多いという、こういう御指摘でございました。また、まだ一部調査中と承知しておりますが、送別会や卒業式に参加したエピソードを持たれる陽性者が発生しているという、こういったことが特徴としてあるようでございます。こういった属性等は本県においても、当然この時期、予想されますので、引き続き、県民の皆様方にしっかりと注意喚起、対策徹底を呼びかけていきたいと考えております。

それでは今日は2点、皆様方に資料をもとにお伝えをさせていただきます。まず1点目は、CO2ネットゼロへの挑戦というものでございます。昨年1月に、しがCO2ネットゼロムーブメントのキックオフ宣言を行いました。令和3年度はCO2ネットゼロに向けてさらに大きな一歩を踏み出そうということを考えております。

まず、この4月からエネルギー政策と温暖化対策に一体的に取り組む組織といたしまして、総合企画部内にCO2ネットゼロ推進課を設置するとともに、専門の管理監を次長級で置きました。県の全職員のミッション、所管事項にCO2ネットゼロを位置づけ、全庁挙げて取組を進めることといたします。

また、しがCO2ネットゼロ社会づくりの指針といたしまして、条例や計画等を改正してまいりますほか、びわ湖・カーボンクレジットの拡充、県庁の段階的なRE100化、再生可能エネルギー100%ですとか、水素やESG投資の研究などにも取り組んでまいります。さらに、本日はエネルギー分野における身近な取組事例を広く周知するため、4本の動画を制作し配信いたしましたので、お知らせをしたいと思います。

3月26日の配信以来、すでに2万回以上再生されているという好評をいただいているところでございまして、皆さんの関心の高さがうかがえるのではないでしょうか。せっかくの機会でございますので、40秒ほどですが、4本のうち、水素エネルギー編のさわりについて上映をさせていただきたいと思います。

(動画の上映)

さわりのさわりでございました。水素はCO2ネットゼロ実現のキーテクノロジーだと認識しておりまして、県としても力を入れて取り組んでまいります。パナソニック株式会社アプライアンス社様は、今の映像にもその工場の様子が映っていたのだと思いますが、CO2ゼロ工場の取組を進めておられ、太陽光発電からつくられた水素で、動画でも登場した燃料電池フォークリフトを運用していらっしゃいます。動画の本編で詳しく解説をしておりますので、後ほど、ぜひ本編を御覧いただきたいと思います。本日は、パナソニック株式会社アプライアンス社のスマートエネルギーシステム事業部水素事業推進室の武部様にお越しいただいておりますので、後ほど、取材等をいただければと存じます。武部さん、ありがとうございます。

もう一つの情報提供、こちらも資料がございますが、このたび、幻の安土城復元プロジェクトの一環といたしまして、赤色立体地図をもとにした3次元地形模型のフライスルー動画を作成いたしましたので報告させていただきます。こちらが(モニターで)流れ始めました。上空からの映像でございます。この幻の安土城復元プロジェクトは、謎に包まれた安土城の実像を解明いたしまして、それを目に見える形で復元して、安土城の価値や魅力を広く発信することを目的に、平成31年度、2019年度から実施している3年目の事業でございます。安土城の実像解明に向けて、また安土城見える化の一つといたしまして、今年度に安土城跡の赤色立体地図の作成を行っておりましたが、昨年度、こういうものを以前に御紹介したことがあると思うのですが、令和2年7月21日の定例会見で中間報告をさせていただいたところ、大変大きな反響がありました。こういったところに「くるわ」というのですか、いろいろな建物があったのではないかとか、今は、木で隠れてわかりませんけど、城があったときにはこういう形だったのかという、こういうことがわかる赤色立体通地図でございます。その後、測量データの整理を行いまして、赤色立体地図をもとにした3次元地形模型のフライスルー動画を作成いたしました。動画については赤色立体地図とあわせて、4月24日に開幕いたします滋賀県立安土城考古博物館春季特別展の会場で公開することといたしました。御手元にパンフレットもお配りしていると思います。安土城跡の現状の地形をよりリアルに実感することができますので、ぜひ御覧いただき、かつての安土城の姿を御想像する一助にお役立ていただければと思います。

これらの成果につきましては今後取り組んでまいります令和の大調査でありますとか、安土城見える化の中で活用をさせていただくつもりでございます。また、動画を公開する安土城考古博物館の春季特別展は、信長、秀吉、家康による琵琶湖支配をテーマにしたものでございます。重要文化財、大津百そう船関係資料を始め、興味深い展示資料が並んでいるとのことでございますので、あわせて御照覧いただければと存じます。

私からは以上です。

[時事通信]

まず、大阪府などの一部地域で、まん延防止等重点措置の適用が決まった件についてお伺いします。

先ほどおっしゃったように感染が急拡大しているということ、あるいは特に若い世代で、あるいは送別会、卒業旅行というようなことで、これを受けて医療提供体制の確保、それから若い人達への呼びかけ、あるいは会食のあり方、そういったものについて、どのように呼びかけようとお考えなのかお伺いをします。また、必要であればステージの件についてもお伺いします。

 

【知事】

まず、本県も2桁の陽性患者が連日報告されているということですし、近隣府県で御紹介いただいたような大阪府をはじめ、これまでの波よりも早い、また大きい形で迫ってきているということに危機感と緊張感を強くしているところです。

一定、想定されましたので、先週末に5項目、一つは検査と調査。積極的疫学調査の強化、変異ウイルスの監視体制の強化、医療提供体制の再構築、ワクチン接種の推進、そして飲食会食の対策徹底という五本柱で、すでに4月の対策方針について打ち出しておりますが、特に医療提供体制の再構築については、少しスケジュールを早めて、県としての考え方を示すと同時に、具体の数ですとか、運用オペレーションがしっかりと現場において取られるように、確認をしていきたいと思います。

大阪以外にも、このまん延防止等重点措置の適用がなされる地域もあるようでございますので、先ほども申し上げたように往来の取扱ですとか、その措置内容に応じた県民の皆さんへのメッセージ、こういったことを県としても早急に検討していきたいと思います。

 

[時事通信]

先ほど、冒頭の発言で新年度についての取組方針を示されましたが、その中で、未来への一歩の1つとして、特に人づくりに重点を置くということで庁内放送でもありました。特に、これを言われた問題認識と、今後どのようなことを具体的に進めようとお考えなのかお伺いします。

 

【知事】

未来への一歩というのは、本当の意味での「健康しが」をつくるために、人の健康、そして人の未来、さらには社会経済の未来、また、健康。そして、土台となる自然の未来、自然の健康という、この3つの側面から新たにつくっていく。また、より良く変えていくための一歩を踏み出そうということについて、具体的な項目とともに、御紹介をさせていただきました。

ただ、いずれも、その土台となるDXもそうですが、例えば、CO2ネットゼロ、先ほども一部紹介されましたけれども、エネルギーの革新を進めていくためにも、それを担う人、また社会経済の未来、健康というものをつくっていくためにも、例えば、医療介護福祉を担う人材、公共交通を担う人材、こういったことが不可欠でございますし、子を産む、子が生まれる、子が育つことへの支援の拡充、また、文化財を含めた滋賀の美の魅力の発信ということなどにおいても、やはり人が全て、その人づくりこそ、この未来の地域や、また国のありようを変えていくのではないだろうかと。

今、滋賀県にはない高専(高等専門学校)の設置についても、検討レベルを上げて、今年度準備をしていくことにしておりますし、県庁においても育つ、育てる県庁をつくろうということを標ぼうしている。農業、漁業、林業、あらゆる分野で人材育成、またその確保というものを強く打ち出し始めているところでございます。そういったものを少しくくって横つなぎをして、そして一定期間、一定タームを設ける形で重点的に資源を投入し、その5年間取り組んだ成果で、その次の5年間をしっかりとつくっていけるように、SDGsのターゲットである2030年をしっかりと目指していけるように取組を進めていきたいという思いから、この年度初に皆さんにお伝えをしたということでございますので、今年度の施策をしっかりと進めることとあわせて、来年度以降の施策づくりにも、しっかりと反映していきたいと考えております。

 

[読売新聞]

 先ほどのまん延防止措置の関係なのですが、明日、会議で決められるということですが、もう少し具体的にお考えを聞きたい。往来について、例えば大阪市と兵庫県の一部の市が対象になると、今のところ、そういう方針だそうなのですが、そういう地域の往来はやめてもらうように県民に呼びかけるとか、そういうことになるのでしょうか。お考えをもう少し具体的に。

 

【知事】

この患者の増え方をみていると、やはり不要不急の往来と、そういった当該地域に行かれることについては、一定、お考えいただく。また、見合せていただくということは、呼びかけざるを得ないのではないかと。そういう考えのもとに、どういう言い方をすればいいのかとか、そういうことを考えていくつもりです。

 

[読売新聞]

そのまん延防止措置が適用されている地域から、滋賀県への来県についてはどうでしょうか。

 

【知事】

基本的にはそこは考えておりません。現時点では。

 

[読売新聞]

県民の方に対する適用地域への外出は控えてもらうようにということでしょうか。

 

【知事】

そこは呼びかけざるを得ないのではないかと思っておりますし、そこに、どういう形で行かれるのかと、どういう御用で行かれるのかということにもよると思うんですけれども、改めてその地域でどういうことが求められるのかということとあわせて、考えていきたいと思います。

 

[読売新聞]

外出を控えること以外にお考えの措置、県民に対する呼びかけで必要ではないかとお考えの措置は、他にどのようなものがございますか。

 

【知事】

やはり基本的な感染症対策の徹底です。特に、この4月、5月、ゴールデンウィーク期間中も含めて、移動や行楽、人との会食、そういう機会も増えるでしょうから、そういうときの対策をしっかりと徹底するということについては、繰り返し、また再度、呼びかける必要があるのではないかと思います。

[読売新聞]

大阪府のことばかりで恐縮ですが、吉村知事が、その措置が適用になった折には、大阪市内での聖火リレーは中止すべきであるということで、そういうお考えを述べられたそうなのですが、それに対する受け止めと、滋賀県内で行うリレーに対しての影響を、知事のお考え、どうあるべきか、お聞かせください。

 

【知事】

以前から申し上げているように、この聖火リレーはすでに始まり、ガイドライン等に基づく感染症対策が行われながら実施されているということですので、吉村知事がどういう文脈で、どういうお尋ねに対して、どのような表現でその趣旨を述べられたのかいうのは定かではありませんけれども、本県が今の段階で、聖火リレー等について、何か変更を加えようという考えはありません。

ただ、感染症状況にもよりますので、その対策はしっかりと講じていく必要があると考えております。

 

[共同通信]

先ほどのまん延防止措置ですけども、その適用をめぐっては、各府県では肯定的な意見もあれば、宮城県などのように否定的な意見もあります。今後、滋賀県で、昨日も2桁の感染者が出ていますけども、感染が拡大した場合に、このまん延防止措置について国に要請を求めるというのは可能性としてあるのか、考えがあるのというのを確認したいのですけれども。

 

【知事】

状況によります。

 

[共同通信]

可能性としてはあると。

 

【知事】

法律にも定められておりますので、状況をみて必要であれば果断に判断していきたいと思います。

 

[京都新聞]

先ほど5項目に取り組むということで、医療体制の再構築を早めたいということだったんですけれど、具体的にいつまでにというようなめどですとか、あと変異株の抽出割合も上げるということも掲げられたと思うんですけれども、その時期のめど、いつぐらいまでに40%それ以上に上げていくかというようなめど、お考えあれば。県内でもかなり(陽性者が)増えてきているのかなというふうに思いますので、お考えあればお願いいたします。

 

【知事】

医療提供体制の再構築は、できるだけ早く、現場の状況に応じて整えます。

また、変異ウイルスの監視体制の強化についても、検体がとれるもの全てについては、モニタリングができるようにしようという方針で今臨んでおりますので、順次そこに向けて、検体の収集、採取、回収等が行われると思いますので、いつをもってということよりも、そういった体制がしっかりと整え続けられるように、またそういった検体が一部民間に委託をされていたり、抗体検査等で十分その検体が残らないような検査のあり方というのもあるようでございますが、そういったものを除きますと、全ての検体で変異株かどうか確認できる体制が講じられるように、できるだけ早く整えていきたいと思います。

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