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知事定例記者会見(2020年12月22日)

令和2年12月22日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

今年最後の定例会見となります。この1年、いろんなことが、ありましたけれども、報道機関各位の御協力や御支援に心から感謝申し上げたいと存じます。今日もよろしくお願いいたします。

今朝詠んだ句ですけれども、昨日は冬至でしたので、

一陽来福(いちようらいふく)湯ぶねで明日の夢をみる

これから、段々日も長くなりますし、今が一番つらい時期だとすれば、よりよい兆しが感じられる、そういうことになればいいなと思っております。

今年の漢字でございますが、今年の漢字は「感」とさせていただきました。いろんな感慨があります。年頭所感では、「スカーレット」の放送も始まっていましたし、「麒麟がくる」ありましたし、オリパラもあるので、滋賀にとっては万載一遇のチャンスだと、特別な高揚感を持って臨んだところでございますが、御記憶の方も多いと思います。相当、気合いの入った年頭会見だったと思います。

しかし何かの予感があったんでしょう。

乱気流?風に心を凧の糸

と(いう句を詠みました。)何かの予感を感じていたのかもしれません。

1月から2月にかけて、国内で新型コロナウイルス感染症が蔓延をいたしまして、3月には本県でも、初めての患者さんが出て、その後、急拡大いたしました。今までに感じたことない恐怖感を感じました。と同時に、県行政として知事として、この感染症対策に、大いなる使命感、責任感を感じたこと、そのもとに努力してきたということもございます。

この間いただいた、県民の皆様方の御協力、そして「滋賀県がんばる医療応援寄附」などに御厚志を賜る方々、医療福祉現場等で、私たち県民の命を守るために活動してくださっている方々に対する感謝を、たくさん感じることができました。

また、琵琶湖があって豊かな自然に囲まれて、「密」ではなく、適度な「疎」の空間である滋賀のよさを実感した1年でもございました。多くの方々の御努力により、感動をたくさんいただいた年でもありました。

びわ湖ホールのオペラのweb配信ですとか、発表の機会を失ったけれども頑張って心を届けようと合唱してくれた合唱団の子どもたちですとか、たくさんの感動をいただきましたし、ポストコロナ、ウィズコロナ、ビヨンドコロナに向けて、様々な感性が磨かれた1年でもありました。

次世代の様々な取組に、例えば「すまいる・あくしょん」に寄せられた声等にこれからへの光明を感じた1年でもございました。

今年、感じたことをしっかりと糧、励みにして、多くの方々の共感が得られる県政を、応答性のある対話により、作っていきたい。よりよき自治を追求し、本当の意味での健康しがをつくるという取組を、ぜひしっかりと進めて参りたい、そのことを込めて、字は拙いんですが、心を込めて書かせていただきました。

さて、10大ニュースもあわせて、皆様方にお伝えするということで、お題をいただいているのですが、まずは新型コロナウイルス感染症の対応というのが、大きくあるのではないかと思います。引き続きの課題として、しっかりと取り組んで参りたいと思いますし、この間やってきたことの振り返りも、しっかりとやっていきたいと思っています。「滋賀らしい生活三方よし」に基づく対応を皆様方にお願いしていますし、この間心がけてきたことは、この困難な状況にあって、より困難な状況に追い込まれる方々に対する対応をしっかりとしようということで、例えば外国人学校の子どもたちへの物資のお届けですとか、県内に在住される外国人県民の皆様方への支援を通訳も国際協会に御協力いただいて行うという、そういう対応を取って参りました。中国湖南省、米国ミシガン州、ブラジルRS州とは、友好の印のマスク外交等も行うことができました。一方で、国スポ・障スポ大会の延期、全国植樹祭の延期など、いろんな行事等が大きく影響を受けたということもございました。

資料をお配りしておりますとおり、琵琶湖の全層循環が2年連続で確認できなかった等々、それぞれ特に私が思い出に残る印象深い事々についても記載をさせていただきました。こういう中にあって、文化財の発注をめぐる県職員の不祥事ですとか、あってはならないハラスメント事案の公表ですとか、県民の皆様方に失望感を与えてしまうような出来事もあったことは事実でございます。しっかりと反省をしながら、来年につなげていきたいと思います。

必ず後で、この中でどれが一番印象的ですかと聞かれるかと思いますので、申し上げておきますと、びわ湖ホールの菊池寛賞の受賞と、子ども版・新しい行動様式「すまいる・あくしょん」の策定、この2つが私は今年特に印象に残っております。といいますのも、コロナ禍にあって、努力により、何か新しい道を拓きつつあるという意味において、この2つを選ばせていただきました。

 

こういう状況下にありまして、資料にもありますが新型コロナウイルス感染症への対応を含む年末年始の救急医療体制等について、改めてお伝えをさせていただきます。同時に、今日時点での、コロナ感染症対策について、改めて県民の皆様方にお呼びかけ、お願いを申し上げたいと思います。

年末年始を迎えます。寒くもなってきました。どうしても心臓や脳など、この寒さに由来して医療等にお世話になる方も増える時期、医療現場に負荷がかかる時期でもございます。したがって、これまでどおり、またこれまで以上に感染も拡大しておりますので、新型コロナウイルス感染症対策について、しっかりと行っていただきますように、お願いをいたします。

まずは基本的な感染対策でございます。「手洗い」、「マスクの着用」そして「人と人との距離を保つ」、「3密を避ける」など基本的な感染対策を引き続きしっかり行っていきましょう。また、感染リスクが高まる5つの場面に注意をしましょう。家庭内感染も増えています。咳エチケットやこまめな換気と加湿をお願いしたいと思います。

また、すでにお願いしておりますが、不要不急の外出、特に大阪をはじめとする感染拡大地域および京都への飲食・レジャーなどの不要不急の外出については極力控えましょう。

帰省について、年末年始に里帰り等を御検討いただく方も多いと思います。「帰省はしないで」とは申し上げません。むしろ大切な機会として、自分自身をリフレッシュする、静かに過ごす時間として有効活用していただきたいと思います。ただ、帰省によって感染を広げることがないように、今申し上げたことも含めて慎重な行動をお願いしたいと思います。

また、滋賀県以外に出かけられる方もいらっしゃると思います。それぞれ、行き先の都道府県が発しているメッセージや感染状況等を確認の上、特に感染が拡大している地域に対しては慎重な行動をお願いしたいと思います。

帰省される方は、すでにやっていただいていると思いますが、2週間ほど前から感染リスクの高い行動を避けるということでありますとか、体調に違和感があれば帰省等も控えるといったことをぜひお願いしたいと思います。

忘年会、新年会など飲食をされる機会等のある方もあるでしょう。感染リスクに十分注意をしていただきたいと思いますし、そういったことができない場合は控えるという御判断をお願いしたいし、何より大人数・長時間はやめてください。少人数・短時間で、マスク会食などマスクをしながら外しながら行うことについても心がけていただきたいと思います。

と同時に、12月29日から1月3日までの間は、休日急患診療所ですとか輪番により医療現場で御対応いただくことになります。新型コロナウイルス感染症の初期症状は、風邪などに似ているため、新型コロナと気づかずに、周りの人にうつす可能性もございます。発熱などの症状があって受診される場合は、必ず事前に電話等で連絡相談していただきますよう、すべての県民の皆様方に、また御旅行中で、県内を訪れられる方々に対しても、しっかりとお呼びかけ申し上げたいと思います。診療の結果、検査が必要となった場合、県内7つの保健医療圏域ごとに病院輪番等により、いずれかの病院で検査できる体制を確保しております。御安心いただきたいと思います。しかし、緩めないように気をつけていただきたいと思います。

また、受診・相談センターは、年末年始も毎日24時間対応できる体制を確保いたします。かかりつけ医、身近な医療機関が休業されている場合など、相談先・受診先に迷われた時は、この受診・相談センターに御相談をいただきたいと思います。

なお、先ほども申し上げたように、寒さが厳しくなって、心疾患とか脳血管障害などによる通常医療の入院も増えています。病院への負担も大きくなっています。新型コロナの患者が増加しないように、高齢の方や基礎疾患を有する方、妊婦さん、これらの方に接する機会のある方は、特に感染予防にしっかりと取り組んでいきましょう。

 

なお、こういう、コロナ禍において、鳥インフルエンザについても、現在鋭意注意、対応しながら取り組んでいるところでございますが、12月13日(日)に東近江市で発生した高病原性鳥インフルエンザについては、14日(月)に防疫措置を完了し、順調にいけば、1月5日(火)には、移動制限が解除される見込みです。

改めてではございますが、これまでの実施にあたり、地元東近江の地域の皆様をはじめ、滋賀県建設業協会や滋賀県バス協会、滋賀県トラック協会等々、物資機材そして輸送手段、食料等で御協力いただいた皆様に心から感謝申し上げたいと存じます。

何より予防対策が重要です。まだまだ、できてない業者もあるようでございますので、しっかりと担当部局をして、年末年始も含め、点検対応をさせていただきたいと思いますし、まだまだリスクがこの冬ございますので、しっかりと緊張感を持って対応していきたいと思います。

 

続きまして、「年末年始の人口分散化に向けた滋賀県版モバイル空間統計®人口マップの公開」についてでございます。現在、県では、年末年始の感染対策について県民の皆様に呼びかけをしています。初詣については、基本的な感染対策の徹底や、時期や時間帯をずらして混雑を回避し、「静かな参拝」を勧めています。この点については今週末、改めて対策本部員会議も予定をしておりますので、今どういうメッセージを出すのか、神社寺院等含めて、さらに検討をさせていただいているところです。

本日、新たにNTTドコモと共同で開発いたしました「滋賀県版モバイル空間統計®人口マップ」を公開したのでお知らせいたします。全国で初めてということでございます。

今回の公開ページは、11月に公開した既存の全国版マップとは異なりまして、滋賀県内の人流ビッグデータを独自に分析し、本県独自の基準により、ヒートマップを御紹介できているということでございます。

これまでの調査拠点に寺院を含む県内56拠点のデータ分析結果を掲載し、リアルタイムの滞在人口等の把握とともに、拠点ごとの混雑レベルを一目で把握できる仕組みを新たに導入していくということでございます。

 本県においても、例年、年末年始は帰省や初詣などによりまして、県内各地の商業施設、寺社などで多くの人出が予想されます。県民のみなさま一人一人が外出の際に、お手元のスマートフォンから人口集中拠点の混雑度を一目で把握していただくことで、「今の時間はやめよう」とか、「ここに行くのは考えよう」とかの、御判断の一助にしていただければと存じます。

この人口マップは、LINE「滋賀県新型コロナ対策パーソナルサポート」のメニューのリンクから各拠点に直接アクセスをいただくことが可能となっております。

なお、今般の取組は滋賀県神社庁様をはじめ、県内の寺社の関係者にも御協力をいただきました。境内での3密や参拝後の混雑をできる限り避けるため、各寺社のホームページと相互に連携する形で県民の皆様に呼びかけを実施するものでございます。ぜひ、滋賀県版モバイル空間統計®人口マップを御活用いただきたいと思います。

 

もう1つは、これも資料があろうかと思いますが、第9回「しがハブセミナー」ということで、次世代を担う若者の声からSDGsビジネス化のヒントを探るという取組についてでございます。

新型コロナウイルス感染症による経営の厳しさが増してくる一方で、SDGsに取り組もうと考える企業、事業所の皆さんが増えつつありまして、SDGsビジネスの機運が高まっているところでございます。滋賀県と経済界が協力して官民連携の組織として設立した滋賀ハブ、滋賀SDGsイノベーションハブにつきましては、これまでSDGsビジネスのきっかけづくりや発掘を行って参りました。この度、普及啓発の一環といたしまして、SDGsの目標年にあたる2030年を担う若手リーダーの声に耳を傾けるセミナーを、オンラインのワークショップ形式で1月19日(火)に開催いたします。事例発表いただきますのは、5名の皆様でございまして、資料裏面に記載がございます。様々な分野の活動、事業等を営んでいらっしゃる若手の方々でございまして、不登校支援、障害者支援、超高齢社会での助け合い、耕作放棄地の活用、水産業の再生と多岐にわたりますが、いずれも滋賀の社会的課題、ある意味での可能性というものに真正面から取り組んでおられます。

ワークショップの結果はセミナーの後半で発表して参ります。課題に対するアイデアの共創やコミュニティの構築、プロジェクトの起動といったものが生まれてくることを期待しているところです。現場で御活躍の若手リーダーのお話をうかがい、また一緒に解決策を考える、またとない機会でございますので、ぜひ、御参加をいただければと存じます。40名の定員を設けているところでございますが、あと少し御参加の枠があるようでございますので、報道の方々の御協力も賜れれば幸いでございます。

 

最後になりましたが、隣にいる手話通訳の田渕さんとは、4月からずっと一緒にやってきました。田渕さん以外の方も関わっていただきましたが、県のメッセージ、知事のメッセージをお届けするということで、様々な御協力、御支援もいただいております。田渕さんはじめ、こうして通訳をしていただいた方々や、冒頭申し上げましたように、ペンやムービー等を通じて、県民の皆様方に大事な情報を発信していただく報道機関すべての方々に今年1年の感謝を申し上げて、私からの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

[毎日新聞]

新型コロナについてですけれども、連日10人前後の感染者が出ておりまして、昨日については20人ということで、過去4番目に多い感染者が確認されました。昨日でいうと感染経路の半分が家庭内と推測されるということで、知事の受けとめと、今後、年末年始に向けて、新たな強い呼びかけを考えられているかどうか教えてください。

 

【知事】

昨日は20人と、これまでの中でも1日の新規陽性者の数としては多い発表をさせていただきました。また、近隣府県でも、まだまだ感染状況が高止まりという状況がございます。寒くもなり、クリスマス、年末年始、人の往来が多くなることも予想されますので、また、医療現場等は状況がかなり逼迫しているということもございますので、これまで申し上げてきたことをしっかりとすべての年代において、あらゆる機会において徹底するということを心がけていきたいと思います。

また、特別な呼びかけといいますか、そういうものは、先ほど申し上げたことに尽きるわけでございますが、静かにそれぞれが過ごす年末年始にしようということを心がけるということではないでしょうか。

 

[毎日新聞]

家庭内感染が増えていることについては、家庭でどういったところに気をつけてほしいと呼びかけたらよろしいでしょうか。

 

【知事】

家庭内ですから、同じ部屋で食事をなさったり、一緒にお風呂に入ったり、団らんで過ごされることも多いでしょう。ただ、そういう場で持っている人から持っていない人に感染するということもあるということを意識しながら、特にリスクの高い御高齢の方との接し方等については、いつも以上に気を配るですとか、冬の間、寒いとどうしても窓を締め切って、暖房を長時間ということも増えるでしょうから、換気と加湿、これがやっぱり重要だと思います。私も移動中、公用車に乗る時も、ずっと窓を開けて、加湿器を入れて走っていますけど、いろいろな工夫をする必要があると思います。

 

[毎日新聞]

Go To イートの件ですけれども、他の都道府県で一部地域で利用の停止ですとか、自粛の措置をとられているところがあると思いますが、県内は今後どのようにされる予定でしょうか。

 

【知事】

現時点、何か変更するということは、考えておりません。

 

[びわ湖放送]

県政の10大ニュースを挙げていただいたんですが、知事も先ほどおっしゃっていましたように、年頭で万載一遇のチャンスとおっしゃっていたんですが、今年は、コロナでできなかったことがたくさんある中で、これができなかったのが悔しかったな、来年はぜひこういうことに取り組みたいなということがあれば教えていただきたいです。

 

【知事】

できなくて悔しかったことは、1時間ぐらい時間をいただきたいぐらい、たくさんありますけれども。予定していた、特に行事などは、できなかったことがたくさんあります。海外との関係でいえば、友好姉妹県州であるブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州との40周年のイベントなども計画していましたけれども、延期ですね。それ以外にも言い出したらきりがない。

でも、県民の方や関わる方の感染リスクを下げるためには、やはり止むを得なかったと受けとめています。と同時に、やっぱり、びわ湖ホールのやり方というのが、1つこれからの光明だと先ほども申し上げましたけれども、この一堂に会してできなかった時に、こういうweb等で発信するという可能性。どうしてもリアルに及ばない面もあるのかもしれませんが、こういうことはこれからに生かしていくことができるのではないかと思いました。

行事ではありませんけれども、やっぱり学校休業はいたく心に残っていますし、反省もしています。当時の状況からいって仕方なかった面もあると言い訳したい気持ちもありますが、大切な3月4月の子どもたちの学校での学びの機会というものを、ある意味では奪ってしまった、損なわせてしまったということについては、これは大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 来年、まずはコロナの感染症を完全終息はなかなか難しいとしても、落ち着いて対応できるレベルにまで、やはり下げていければということを前提に、今年できなかった様々な行事も予定されておりますし、オリンピック・パラリンピックがどうなるのかということをも大きく影響してくるかもしれませんが、県内としては、例えば、「麒麟がくる」で毎週のように、県内ゆかりの地名、人などが取り上げられてもいますので、そういうものから得られた戦国、お城、滋賀の歴史に関する観光というものを、再度、盛り上げていくということに取り組んでいきたいし、長期にわたり休館をさせていただいていた近代美術館につきましても、再開館に向けて今、鋭意準備しておりますので、そういう滋賀の美、美の滋賀というものを発信することで、多くの方の共感や、癒し、感動というものをつくっていければということも考えております。

 

[時事通信]

Go To キャンペーンの関係で、来年1月11日までGo Toトラベルは全国で停止されるんですけれども、知事としては、今後についてどうあるべきかというお考えをお伺いしたいんですけども。

 

【知事】

国の御判断で、12月28日(月)から1月11日(月)まで、これは全国一律で停止を決定されたということだと。一度、やりだしたことを止めるというのはなかなか難しい御判断もあったんでしょうけれども、もっと早くとか、あと、もっとわかりやすくとか、もっと柔軟にというお声もありますが、私は、ぎりぎりの時点でのやむを得ない判断だったのではないかと理解をしています。

ただ、今後、再開するときの見極めには、柔軟な姿勢を持ってほしいということが1つと、キャンセル料等の取り扱いで制度設計をいろいろと工夫されていると思いますが、間を取り次ぐ旅行代理店だけに手当がいって、旅館ホテルだとか、お土産物店だとか、観光業界に数多関わる方々、零細事業者も大勢いらっしゃいますので、そういった方々に手当がいかないということがないように、しっかりと配慮してほしいということは申し上げております。

 

[時事通信]

先日、県議会の国スポの委員会で、再度の延期はないということがある一方で、ターゲットエイジの方々の予選(免除の特別枠)ですね、これに関してはちょっと難しいという話がありまして、それぞれどのように受けとめて、どういうふうに対応していかれようとお考えなのかお伺いしたいんですけども。

 

【知事】

もともと、数年前にこのことを決めて、そして進めてきた過程において、開催年度が令和6年度(2024年度)から遅れるなんて想定していませんでした。今年の初めも全然そんなことを考えていませんでした。しかし、この感染症でこういうことになっています。したがって、世の中何が起こるかわからないということはあるんですが、何が起こっても、しっかりと考えて柔軟に対応していくということが必要だと思います。

ただ、また変えるということについては、相当大きな抵抗や反対というものがあると思いますので、そういったことがないように取り組んでいくことが1つの前提にはなると思います。

また、ターゲットエイジの方々が、2024年滋賀での国スポ大会を目指して強化されてきた、努力をされている、そういうことに対しては、これは県をあげて支援をしていくということを申し上げておりますし、2024年、本来は滋賀で行うべき大会が今のスケジュールでいえば、佐賀で行われるという、その大会にしっかりと最高の状態で臨んでいただけるように、後押しをしていくということになりますし、延期されて次の年になった滋賀大会に向けての新たなターゲットエイジをまた作っていくという作業も同時並行でしていくことになると思います。ただ、何より考えないといけないのは、もともと2024年を目指してやってきた、特に18歳、その時に少年種目の最終年度を迎えるアスリートの皆様方へのフォローとケアというのは、しっかりと行っていきたいと考えております。

[産経新聞]

先ほど、今年1年振り返っていただきましたけれども、今年はやっぱり新型コロナ対応をめぐってだったりとか、また(大阪の)都構想なんて話もあってですね、地方自治のあり方とか国との関係というところで、いろんな注目が集まった1年だと思うんですけども、そういったところで、知事が、自治体のトップとしてされた決断の中で、特に印象的だったことがあったら教えていただけますでしょうか。

 

【知事】

毎日、決断の連続、積み重ねですので、どれがというのはなかなか難しいんですけども、さっき申し上げた学校休業を国の要請に従って、県においてもやるという決断は、振り返ってみても、その後いろんな方の声を聞いても、また振り返りの中で検証してみても、改めて重い決断だったなあと感じます。それ以外にも、たくさんありますけど、1つ挙げるとしたら、それがあります。

 

[産経新聞]

学校の休校に関しても、やっぱりどこまでを国が判断して、どこまでを県が判断してという、そういった誰がどこまで判断するかといった点が非常に多くの議論を呼んだ部分だと思ったんですけれども、そういった部分についてはどうですか、今回の休校に関しては。

 

【知事】

休校もそうですし、店などの休業も、外出しないでということもそうなんですけれども、私は感染症対策のために、真に必要であれば、真に有効であれば、法的な権限もきちんと付けた形で、そういうメッセージというのは発していくべきだと思うんですが、知事、行政の大権は、謙虚に行使すべきだというのが持論でありまして、やはり必要以上に出るな、休んで、というようなことを、十分な補償もないまま、十分な根拠もないまま、言い過ぎるところというのは、行政の「やってる感」には繋がるのかもしれませんが、本当の意味で感染症対策に役立っているのかとか、持続可能な社会を、この感染症に負けないでつくっていく、続けていくという意味において、私は確証を持ち得てないところがあります。

だからこそ、専門家の意見も聞きながら、時々データ等も重視しながら、一言一言、言葉を選びながら、例えば前の日に「明日こう言いましょう」というのを、「いや、明日の朝まで待とう、ぎりぎりまで考えよう」と。スタッフには苦労をかけるんですけれど、そういうことにも努めながらやっているというのが、正直な偽らざる実情です。

したがって、こうあるべしというのは、まだ皆さんと一緒に考えているという状況もございます。国全体でやる、他の自治体がやることについても、一方で参考にしながらやる面と、本当にこれでいいんだろうかということを常に振り返りながらやっているというのが今の感染症対策です。

 

[産経新聞]

9月以降、県庁内でも、いわゆる押印の見直しについて、進められていると思います。記憶では、確か12月の上旬が一定取りまとめの期限だったかなと思いますが、その作業の進捗について教えていただけますでしょうか。

 

【知事】

これまでの検討結果をまとめて、国の、例えば法律制定、法律改正、組織立ち上げを待たずに、県としてできることをどう打ち出すのかということについて現在検討しています。

県民の暮らしをより良くするために、県民の幸せを作っていくためのデジタル化や、行政のさらなるICT化ということについては、今回のコロナを1つの後押しにしながら、また国のいろんな、これまでにない精力的な取組を追い風にしながら、県でもしっかりと進めていきたいと考えておりますので、今しばし時間をいただければと存じます。

 

[中日新聞]

コロナの関連ですが、来年に持ち越された課題と、来年優先的に取り組まなくてはいけないことについては、どうお考えか教えてください。

 

【知事】

来年に持ち越された課題というのは、引き続きの感染拡大防止対策があると思いますし、やはり医療の提供体制が、持続可能なものとして、しっかりと担保されなければならないということだと思います。

これは、コロナに対応していただくことに加えて、コロナ以外の例えばいろんな手術や受診、そういったものが控えられたり、先送りされたり、また妊娠などについても少し御心配を与えてしまったり、そういったことが、今産むのはちょっとやめようかなという判断に繋がっているとすれば、それは来年以降も大きな課題になるのではないかと思います。

 

[中日新聞]

来年早々に優先的に取り組まなくてはいけないことは…。

 

【知事】

したがって、まだ来年早々は冬場ですので、医療提供体制が、しっかりと医療機関として機能するような状態を、この冬、保ち続けていくというのが1つ大きな課題です。

また、そのために検査だとか相談だとか、そういったものをしっかりと周りに、より緊密な連携体制として取っておくということが重要な課題になってきますし、新たに、今対応しつつあるのは、ワクチン接種の体制づくり。これが県、とりわけ市町に対して、大きく求められてきますし、いついつまでにどういった方々にということも一定課されていますので、ただ副反応に対する相談ですとか、そういう体制を情報とともにしっかり整えるということは、もう今もやり始めてますけど、早々の重要な課題ではないかと思います。

 

[京都新聞]

先日、共同通信社の報道で性犯罪ですとか性暴力の被害者の方を支援するワンストップ支援センターで居住者のみに公費負担するのか、県外者・地元の人以外でも支援するのかというのが都道府県によって分かれているという内容の報道があったんですけれども。

滋賀県は地元の方のみ対応するということで、それによって被害者の方が、県外など地元以外で被害に遭われた時に費用負担が発生するというような内容だったんですけれども。滋賀県は地元の方のみという回答をされた、そのあたりについての知事のお考えを、今後、もし見直すなどあれば、お聞かせいただければと思います。

 

【知事】

報道でも改めて知りましたし、そして担当者からも、事情や状況等を一部聞き取りをさせていただいております。

国でも近く対応方針をまとめられるようでございますので、その方針等も見ながら、県の体制を整えていきたい。必要な検討もしくは必要な改善を行っていきたいと思っております。

いずれにしろ、重要な課題だと思います。県民に限定されるということがもたらす、被害に遭われた方々に対して与える苦痛や影響ですね、これをどう和らげていけばいいのか、寄り添えばいいのかというのは重要な課題だと思いますので、ぜひ、しっかりと対応したいと考えております。

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