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知事定例記者会見(2020年1月28日)

令和2年1月28日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。

 

資料に基づいて、御説明に入る前に、昨日は連絡会議、そして今朝の経営会議で状況等を共有いたしました新型コロナウィルス感染症に対する対応について、お話を申し上げます。

 

皆様のお手元には、県から湖南省に派遣しております現地の所長からのレポートを、これは昨日届いたもので、私のところで随時確認しておりますが、現地の情報をいくらか御確認いただけるのではないかということで、急遽配付をさせていただきました。刻々と現地の状況は変わっている、もしくは患者等が増えているという状況だと承知をしております。

県の対応といたしましては、年明け以降、医療体制の確認および注意喚起にあたって参りました。とりわけ先週末から、医療機関、これは医師会、病院協会あて、感染症指定医療機関あての注意依頼文書を発信すると同時に、旧正月にあたる春節で中国等から観光客の方々が大勢いらっしゃる状況を鑑みまして、宿泊関連団体、観光関連団体等あての啓発ですとか、注意喚起の文書を出させていただいております。ならびに県民の皆様方に対しましては、県のホームページや「しらしがメール」による注意喚起を行っています。

先週末には、庁内に緊急連絡体制を設置いたしまして、緊急の連絡等にも対応できるようにしております。ちなみに県庁ならびに6つの保健所にかかってきた電話は25日(土)と26日(日)の2日間で3件ということだったそうでございます。

なお、昨日はこういった事態等を鑑み、最新の情報を共有し、さらなる注意喚起、情報共有を行うための「滋賀県新型コロナウィルス感染症対策連絡会議」を設置し、また会議を開催いたしました。県の対応方針といたしましては、これまで国内で確認されている患者が武漢市を訪問した方、また武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状がある方との接触歴のある方ということでございまして、SARSやMERSといった過去のこういった新型インフルエンザと比べて、重症度は高くないと考えられます。また高血圧、糖尿病、心血管疾患などの持病がある方にリスクが高いという、こういう状態は季節性のインフルエンザと同様であるということから、現在、季節性インフルエンザの流行期でもございますので、感染予防の注意喚起を中心とした対策、すなわち、適度に恐れる、恐れ過ぎず適度に恐れ、手洗い、せきエチケット、健康管理といったことを行っていただくよう呼びかけているところでございます。

ちなみに、今朝ほどの閣議で指定感染症に指定をされ、期間を限定して第2種感染症指定医療機関へ入院させることができる入院勧告といった措置が新たに加えられました。この医療機関への入院勧告、入院措置等の事態が出る場合、疑い例が発生した場合に、診察を受けた医療機関等が保健所に相談をされ、検体検査搬送等により、新型コロナウィルス感染症と確定した場合、診断された患者だけではなくて、濃厚接触者に対して、保健所が2週間の健康観察を行うといったようなことも必要になって参りますので、こういった措置等を徹底して参りたいと存じます。なお、今申し上げたような状況ならびに注意喚起等は引き続き県としても、しっかりと行って参りたいと存じます。

 

それでは資料に基づきまして、3点、私から申し上げます。

まず1点目は、来週は会見がなく日程的に直前の情報提供が行えませんので、速報、概要ベースでございますが、お知らせいたします。2月11日(火)から15日(土)までの5日間、長浜市木之本町杉野に、知事としての短期居住生活をさせていただくということでございます。

現場で感じることを、語ることを大切にしようということで、知事就任以来、連続して開催しておりまして、短期居住は今回で12回目となります。短期居住の初回が杉野でございまして、今回が4回目となります。連続して居住しておりますのは、この杉野だけでございます。できるだけ多くの地域を訪ねたいと思う一方、1つの地域でどのように経過が変わってきているのかということについても、確認をしたり、さらに深めることも必要であろうということから、この杉野の地域に冬期の間、住まわせていただくことにしております。過去の居住では、湖北の冬の暮らしですとか、ちょうどこの時期行われることの多いオコナイ、観音信仰、林業、水産業の営みや地場産業などを体感しているところでございます。

聞いていますと、現地の小中学校は今年度末で廃校になるということでございまして、私自身も子どもたちと交流したこともございますので、そういったこと等も確認する必要があるのではないかということですとか、「やま」の資源を生かした観光の取組、これはトチノキ含め、巨木含め、この間継続して行っている課題もございますので、こういったことを再確認できればと考えているところでございます。

現地から県庁に2時間半かけて通勤する取組もやれるのかやれないのか、現在、最終確認しているところでございますが、せっかく現地に入っておりますので、できるだけ現地の方々との交流を大事にしたいと思います。配布いたしました資料の中程に期間中の主な行事を記載しております。現地の医療ですとか、林業、また子どもたちのウォームアップスクールの視察、あと今回特別なものといたしまして、高月町雨森で日韓関係ゆかりの方々と特別座談会をできないかということで現在調整中でございます。決まりましたらおって詳細を情報提供させていただきますので、皆様方の積極的な御取材また御報道いただければ幸いでございます。

続きまして2点目でございます。スポーツに関係いたします話題でございます。まずは、こちらについては解禁の日時の指定のある情報でございますが、すでに関西広域連合および関西経済連合会から資料提供させていただいておりますが、今月31日、関西広域連合がスポーツ振興や地域経済活性化に貢献している企業等を関西スポーツ応援企業として表彰をします。本県からは株式会社平和堂様が地域振興賞を受賞されることが内定しております。こちらにつきましては、ママさんバレーボール大会を1972年から開催していただいておりまして、これは「健康しが」にも大きく貢献していただいているのではないか。また、それぞれの店舗に応援ポスターを貼っていただくなど、地域の盛り上がりにも、御貢献いただいておりますし、そのほか社員も大会への出場や盛り上げに参画していただくなど、社を挙げて地域スポーツを応援していただいていることを推薦推挙いたしまして、今回表彰の栄に浴されるということでございます。

関連いたしましてワールドマスターズゲームズ2021関西一般エントリーを開始いたしますという情報提供でございます。前方左手のスクリーンにも情報を出させていただきますが、2021年5月に関西広域で開催されますワールドマスターズゲームズ2021関西の一般エントリーが2月1日(土)午前10時に、いよいよスタートいたします。

このワールドマスターズゲームズは、概ね30才以上であれば誰でも参加できる世界最大級の生涯スポーツの大会でございます。第10回大会を迎えるこの関西大会では13府県政令市を舞台に過去最大規模となる国内外5万人が参加される予定でございます。アジアでは初めて、もちろん日本では初めての開催、こういった広域で開催されるということも初めてでございます。

参加者は基本的に参加料を払ってエントリーすれば1人1種目から5種目まで自由に競技を選んでエントリーすることができるということでございます。お手元のパンフレットの中面に、資料を掲載しておりますように滋賀県では軟式野球、ホッケー、ソフトボール、ボート、10kmロードレース、ドラゴンボートの公式競技6競技が開催されるほかオープン競技としてパドルテニスとトレイルランニングが開催をされます。ぜひ県民の皆様にもこの大会に御参加いただき、世界各国のスポーツ愛好家と交流を深めていただきたいと思います。

前回ニュージーランドのオークランド大会を私も視察いたしました。ソフトボール大会と水泳競技の視察を現地で行いましたけれども、もちろんクラス分けはそれぞれございますが、ソフトボールの大会などは、元オリンピック選手と地域の町内会のソフトボールチームのようなチームが混在いたしまして、対戦したり、同じ会場で楽しむということでありますとか、競技の熱もさることながら競技だけじゃなくてその後、アフターですね、例えば参加者と一緒に飲みに行くとか、御家族でショッピングを楽しまれるか、そういったことも、繰り広げられるスポーツイベントであることを実感しております。

この大会を機に、滋賀県で開催する競技で御来県いただく方々、ホッケーにしろ、軟式野球にしろ、ソフトボール、ドラゴンボートにしろ、1チーム多数の選手、チームで来られることが予想されますので、ぜひ食ですとか、観光等でたっぷりと滋賀県を味わっていただければと思っておりまして、この大会独自の観光プログラムもエントリーと同時に、販売される予定でございます。

エントリーにつきましては、2月1日から一般エントリーがスタートいたしまして、来年の2月28日、大会直前までの受付となっておりますので、皆様方の積極的なエントリーをお待ちしております。

なお、私の右手におります、このにぎやかなキャラクターは大会マスコットのスフラでございます。スフラはスポーツ・フォー・ライフの頭文字をとってスフラということだそうでございますので、お見知りおき方よろしくお願いいたします。

エントリーの仕方を少し画面で御紹介いたします。10kmロードレースで御紹介いたします。まずエントリーのところを押すと、国内外の居住地の別を選択するところに入りまして、参加者区分を選択するということだそうでございます。私は競技出場者ですのでAを選びます。Bは競技関係者、監督、コーチとして参加する人、Cはサポーター、家族友人として参加しようとする人などの項目分けがあります。次に名前や住所等の情報を入力いたしまして、次の参加競技の種目を選択するということでございます。私は現時点で、滋賀県で開催されます10kmのロードレースと大津市の漕艇場で開催されますボートに出場する予定ですけれども、現時点、ボートはまだちょっとエントリーができない。また10kmロードレースのアーリーエントリーにつきましても、現在ちょっとシステムが調整中ということですので、この画面で仮のエントリーをさせていただきます。参加競技を選択するとjoinという表示がされます。続いてはカテゴリーで、例えば年齢で45才以上とか、こういった表示が出て参りますので、それを選択し、来場方法のアンケートなどについても回答をいただきます。ちなみに、この大会に合わせて関西全域を鉄道等でも回れるパスも販売される予定でございます。最終の確認画面がこちらでございましてOKでしたら決済に進みます。決済はクレジットカードまたはコンビニ支払いが選べるということでございまして、画面ではコンビニ支払いを選んでいます。手続きは以上で完了となります。

このようにインターネットシステムから簡単に申し込みができるということですし、このシステムは日本語、英語、中国語、中国語は繁体・簡体それぞれですね、また韓国語にも対応しているということでございますので、世界各国から多くの参加者を集めたいと思っております。ぜひ、実際の画面等で御確認をいただければ幸いでございます。

 

それでは最後になりますが、こちらも資料がございます。「滋賀の食材」首都圏メニューフェア〈冬〉版の御案内でございます。首都圏の飲食店、ホテルで開催いたします滋賀の旬の食材を使った特別メニューフェアについてでございます。

東京都内の飲食店、ホテルと、県内の意欲ある生産者とが商談・交流を通じましてマッチングしていただいて、メニューフェアを開催していただきます。メニューフェアをきっかけに、首都圏の飲食店と県内生産者とが繋がり、滋賀の食材の継続的な利活用につなげていくということがねらいでございます。

今回は、滋賀ならではの冬の食材をテーマといたしまして、フェア参加店の料理人の皆さんが滋賀の産地を実際に訪問していただいて、滋賀の食材の魅力をさらに引き出すメニューを作成していただきました。近江米「みずかがみ」、近江牛のほか、日野菜、ヒウオ、忍ねぎなど、滋賀ならではの冬の旬の食材を使った特別メニューを提供していただけます。開催店舗は資料3枚目に記載の通り、14店舗で開催していただきます。2月をフェア月間といたしまして、2月1日(土)から各店舗で随時スタートいたします。

このフェア開催に合わせまして、2月2日(日)にはプレス発表会を東京築地キッチンスタジオで実施いたします。フェア参加の料理人の皆さんに、滋賀食材の魅力を最大限引き出していただいたメニューを御披露いただきます。開催店舗や特別メニューなど詳しい情報につきましては、滋賀のおいしいコレクションホームページで紹介させていただきます。

少し長くなりましたが、私からは以上でございます。

[産経新聞]

琵琶湖文化館についてお尋ねいたします。先週末に、機能継承懇話会で、一応、素案という形で一定の方向性が示されたわけなんですけれども、ただ、これまでの議論の中で最終回でも出ましたけれども、例えば7年かかるというタイムスケジュールとかですね、あと、そもそもその機能面とか方向性について、委員の方から結構厳しい意見なども出ておりました。これから県としても基本計画でしたか、を策定して進めていかれるということなんですけれども、今後の県としての進め方であるとかについてどうお考えでしょうか。

 

【知事】

まず懸案であります、現在休館中でございます琵琶湖文化館につきましては、その機能をどのように継承するのかという懇話会を開催していただいておりまして、これまでに5回開催していただき、直近は先週金曜日、24日に開催していただきました。

今、御質問いただいたように、この懇話会の場では、大筋については概ね御理解をいただけたのではないかと聞いておりますし、あとは県としての実行力、これは体制等も含めて、しっかりと作って欲しい、それを説明して欲しいということですとか、お尋ねのようにスケジュールについて、少し基本計画策定後7年というのは長すぎではないかと、かかりすぎではないかというそういう御指摘をいただいているところでございます。また、滋賀の有する文化財の量、また、質の高さ、こういったこともあるので、それらをしっかりとふまえた対応、対策をといったような御指摘等をいただいているということでございます。まずは、この懇話会での議論をしっかりと整理いたしまして、市町ですとか、関係者、これは寄託いただいている方も含めて、たくさんいらっしゃいますので、こういった関係者に意見照会をいたしまして、今年度中にどのような方針で、この機能を継承していくのかということについて、まとめていきたいと考えております。並行いたしまして、体制をどうするのか、また、老朽化対策を講じている、更に講じようとしている近代美術館、こちらの再オープンと合わせて、美の滋賀をどのように表現していくのか、基本計画をどう見直していくのかということについても、これは県議会議員の皆様方、もって県民の皆様方としっかりと議論していく素材をしっかりと作っていきたいというふうに思っております。スケジュールにつきましては、スケジュールありきでやるということではなくて、どのようなものを作ろうとするのかということをしっかりと立てた上で、それをどれぐらいの時間かけて、どれぐらいの費用をかけてやるのかということについて、説明するのが筋ではないかと思っておりますので、お声はしっかりと伺った上で、県として検討を進めて参りたいと思います。

 

[BBC]

新型コロナの件なのですが、県としては対策連絡会議を、昨日設置されましたけれども、今後、今もそうなんですが、経済への影響というのも出てくるかと思われます。特に全国的にはもう今春節の時期で、中国人の旅行のキャンセルが相次いでいるということで、観光業界にかなりの影響が出ているようなんですが、今現在、観光業界への県内での影響ですね、そして今後の対策であるとか、支援とか、どのようにお考えでしょうか。

 

【知事】

現在も県内の観光宿泊施設の状況を確認中です。ただ、状況が刻々と変わっていたり、過度にそれらを喧伝されてしまうことの影響を懸念される事業者等もいらっしゃって、なかなか全容詳細をつかむことが難しい面もあるのですが、ただ、状況の確認には努めているところでございます。いくらかキャンセルがあるということも聞いておりますが、全容がどれぐらいかということについては、まだ数字として公表できる状況にはございません。ただ、団体のお客様がすでに武漢から渡航ができないということですとか、しかし、それまでにすでに出られている方がいらっしゃるということですとか、一連の報道や状況の変化をふまえて、御旅行等を中止されたり変更されたりする方々の影響が、県内にどう出てくるのかということについては、引き続きよく見ていきたいと思います。見た結果、必要な対策等、打つべきものがあるとするならば、できるだけ速やかに講じて参りたいと思います。

 

[BBC]

もう1点、確認なんですが、ワールドマスターズゲームズなんですが、知事自身が出場されるということでしょうか。

 

【知事】

まず県内で開催する競技の円滑な遂行、ならびにおもてなし環境の整備に努めながら、現時点予定しておりますのは彦根で開催される10kmロードレース、大津で開催予定のボート、この2種目については出場する方向で公務日程の調整等を行おうと思っています。エントリーした上で、公務日程の調整を行います。

 

[BBC]

ボートは何人で出るものなのですか。

 

【知事】

まだ分かりませんが、ボート協会の会長には、一緒に出て欲しいということを直訴いたしまして、分かったということを言っていただいております。

 

[BBC]

どういうチームになるのですか。

 

【知事】

4人乗りになるのか、8人乗りなのか、ちょっと競技のクラス分けがどうなるのかとか、出場する艇がちょっと体重の重い人が乗る艇があるのかとかですね、いろいろ現場でも御苦労いただいているようでございまして、その調整がつき次第、クラスについては確定すると思います。またお知らせいたします。ただ、ボートと10kmロードレースには出たいと思っています。

[BBC]

 知事が出ることで、県民の機運を盛り上げようと。

 

【知事】

そうですね、まずは私たちもそろそろ50になる世代ですけど、運動不足が指摘されたり、スポーツを参加して楽しむことでもたらされる効果等についても指摘されていますので、実際やってみて、もしくは同じ年代の人にも呼びかけてですね、一緒に参加して機運を盛り上げていけたらいいなと思っています。

 

[朝日新聞]

僕は同世代なんで一緒に参加したいと思います。

先程の琵琶湖文化館なんですけど、知事はこの継承方針のたたき台の素案というのは御覧になったんでしょうか。

 

【知事】

概要は。

 

[朝日新聞]

ここに、最後のところに今後の計画として、その後継施設の基本計画を2020年度に策定すると、新年度に策定すると書いてあるんですね。その後、その別のところに、こう書いてあるんです。一般的に基本計画策定後7年程度要する、開館まで。2020年度に基本計画を策定し、開館には7年程度を要すると書いてあるんですけど、となると、知事はこれは何年に開館するということだと理解していますか。

最後のところに、後継施設の基本計画の整備を令和2年度、2020年度に策定すると書いてあるんですね。で、18ページに、新たな博物館の開館は一般的に基本計画策定後7年程度を要すると、開館には策定後7年程度要すると書いてあるんですけど、知事は何年頃に開館するというふうに今、理解されているのでしょうか。

 

【知事】

この記載のとおりであれば最短で2027年ということになるのだと思います。

 

[朝日新聞]

僕もそう思います。大方の人は、取材にいた他の記者も大方皆さんそう思うんですけど、ところがですね、事務方にそれを詰めると、そういうわけではない、そうは決まっていないという回答するんですね。これは非常に分かりにくいなあと。たくさん懸案事項ある中でも、この琵琶湖文化館の問題というのは、やはり大きな県政課題だと思うんですが、進め方として、よろしくないと僕は思ったんです。

 

【知事】

ありがとうございます。同様の問題意識を持たれて、この懇話会でも御意見をいただいたものと承知をしています。ここで記載し説明をした、その基本計画策定後7年というのは、これは標準的なこういった事業を、例えば基本計画決定してPFIの検討をし、さらに事業者を決めて、入札、契約、用地造成、そして工事、開館という、その一連の流れを換算すると7年であろうと。ただ、もちろん時間だけかければ良い、決まったこの時間だけは許されるということではなくて、できるだけ早くせよ、できるだけ早くしたいという思いもあるので、7年というのは示しましたが、その2027年ということだけではありませんという、そういう説明になったのではないかと思います。したがって、まずは、今回の懇話会の議論を受けて、県としてどのような機能をどこに持たして、どうつくっていくのかということを、まずしっかりと定めることが重要だと思っています。そうすれば、どこに具体的に何年かけてつくれるのかということについても、これは費用面の課題もありますのでね、予算工面、財政の計画等々も照らし合わせた、より具体詳細な説明ができるのではないかと思いますので、その説明はできるだけ早くできるように環境を整えたいと思います。

 

[朝日新聞]

実は知事と同じことを事務方に言いました。それでも2027年という数字を認めず、別に今の段階なんだから2027年というね、1つの目途として良いんじゃないかと。もちろん早めても遅めても良い、それは知事のおっしゃる通りだと、全く同じことを申し上げたんですけど、そのような答えになっていなかったので、つまり僕が言いたいのは、やはり滋賀県民のですね、三方よしの精神に則れば、この琵琶湖文化館は、県にとってもよろしくないし、寄託してる側にとっても良くないし、まして僕たち滋賀県に住んでる人にも良くない、つまり三方塞がっている状況だと思うんですけど、これはやはり知事のリーダーシップをもって、現場にもっと喝を入れなければいけないのかなと思ったんですけど。

 

【知事】

こうして休館させていただき、その休館が長引き、お預かりしている大切な物々が、その収蔵管理の面において不安に思われてしまったり、もっと展示ができれば楽しめるではないか、見られるではないかという、そういった利益を減じてしまっているという意味においては大変申し訳ない、こういう事態だと思っています。したがって、できるだけ早く、この管理収蔵の方法、展示の方法について、場所も含めて、しっかりと定めていくということが重要だと思っています。あくまで7年程度要するというのは、一般的な行政の手続きをふまえて申し上げたことでございますし、行政はやっぱり堅めに、定められたことに従って進めていくという面もございますので、そういった説明は一定しつつ、今後、定めていく計画等でできるだけ早くという、こういう道もしっかりと探っていきたいと思いますので、その点御理解いただければと思います。

[朝日新聞]

多分現場の懇話会のトーンが知事の元には届いてないように、先程のリアクション、最初の質問に対して思ったんです。懇話会のメンバーほぼ全員がかなり厳しいことを言っていました。それで、三井寺の方はもう信用の問題も言っているし、中には寄託を引き上げたいという意見まで言及されていますので、その辺の危機感をですね、もっと現場が知事としっかり意思疎通して進めていかないといけない問題だと僕は取材して感じましたので、それだけお伝えします。

 

[朝日新聞]

もう1点なんですけど、2週間前の会見で大河ドラマに関係する観光施設の話をしたんですけど、その時に他県、岐阜県と京都府は1月にも動き始めていて、滋賀県は3月だと、知事にその話をしたら、ちょっと出遅れたかなという趣旨のお話はいただいたんですが。その後取材したところ、時間だけじゃなくて、かけているお金も違うことがわかりました。例えば岐阜市であれば、事業に9億円、施設だけで1億何千万。京都府亀岡市も、1億何千万かけて大河ドラマ館を整備しているそうです。それに対して大津市に聞くと、大体1,500万円ぐらいで約10分の1です。県は戦国ワンダーランドに1億円、2年で2億円出してると聞いています。お金をかければ全ていいとは思っていないんです。ですけど、せっかく知事も、県の行政の観光に関わる方も、明智光秀は滋賀ゆかりだと。たぶん彼の生涯で一番長くいたのはおそらく滋賀県だと思うんですね。ところが、岐阜県や京都府に比べて、これだけ観光に対してお金をかけてないというのは、知事としてはどうお考えでしょうか。

 

【知事】

申し訳ございません。他の自治体が大河ドラマにどれだけの費用をかけてらっしゃるかという詳細は私も把握しておりません。それらとの比較で論ずることというのはできないんですけれども、こういった大河ドラマ放映を機に、地域の歴史文化資源にスポットライトを当てて、観光面などでも盛り上げていくという、こういう姿勢はぜひ大事にしたいと思って「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」のキャンペーンなどを展開しています。

また、当該自治体についても、それぞれのお考えのもと行われているのではないかと思います。例えば明智光秀ゆかりということであれば、もちろん坂本城、比叡山、西教寺もございますが、宇佐山城があったり、高島市の田中城があったり、出生という意味では佐目十兵衛の元で、十兵衛光秀として出生したのではないかという説も新たに出てきている。そういった地域では、それぞれ歴史文化を検証したり、発信のための方策を模索されているところもあるので、一概に行政的な費用だけでは論じられないのではないかなと思います。一過性のもの、一部のものに終わらせず、持続する取組を一緒につくっていければなと考えているところです。

 

[朝日新聞]

つまりそれはお金だけではなく、なんでしょうね。

 

【知事】

お金も大事だとは思いますよ。そういった予算をかけてPRをする、商品開発をしていくということなども大事だと思いますが、それだけではないと思いますので。しっかりと盛り上げていくということが大事なんではないかなと思います。

 

[時事通信]

まず先ほどおっしゃったコロナウイルス対策なんですけれども、先ほど急遽、資料提供いただきました湖南省の事務所なんですけれども、湖北省の隣ということで、そのあまり恐れる必要はないということなんですけれども、そのあたりを。事務所はどういう体制を取られていかれるのかとか、中国に進出されている県内企業の方々への対応であるとか、そのあたりは何か考えていらっしゃるんでしょうか。

 

【知事】

湖南省長沙市は、お隣の湖北省武漢市と400km程度離れているということで、このレポートにありますように表面的には市民生活は平穏に見えるということだそうでございます。400km程度というと、ここから東京とか、福岡とか、そういった距離感なのかもしれません。ただこういった感染症、人の往来が盛んな状態での感染症対策というのは気を抜けないのではないか。400km程度離れているから大丈夫だと一概に言えないのではないかという認識を持って、状況報告等をさせています。

ちなみに県内企業、県内に事業所を持つ企業のこういった武漢市等での活動等については、まだ複数社から口頭でのヒアリングのみでございますが、現地に日本人がいらっしゃるところはもうすでに引き上げを開始されていたり、現地には日本人がいらっしゃらないような、そういう事業所もあるという報告を速報ベースですけども受けています。

なお、県としてセンターの職員も1人置いてやっているこの業務をどうするのかということについては、現在検討させています。2月に日本への出張の予定があるようなんですけれども、それを少し早めて帰らせて、万全を期すことも含めて、早期帰県も含めて、現在職員の体制等については、検討させているところでございます。

[時事通信]

日曜日に行われました甲良町長選挙の結果、僅差だったんですけど、受けとめがありましたらお願いします。

 

【知事】

2,065票で前職の野瀬喜久男さんが町長に再選されたと。対抗で出馬された西川さんが2,030票ということで、35票差という僅差で再選されたという、こういうことを承知しております。

御本人も述べてらっしゃいましたし、報道等でも報じられていますけども、1年のうちに2回も出直し選挙が行われるということは、いろんな課題問題があるのかもしれませんが、自治の状態として、なんていうんでしょうか、住民の皆さんが不安に思われることもあるのではないかなと思います。できるだけ早く信頼回復をされて、町政が安定して運営されるように、町長はじめ、県民、また議員の皆様方にも、御尽力いただければと思いますし、県も自治振興のための必要な支援はしっかりと行って参りたいと思います。

 

[時事通信]

先日、大阪の松井さんが、大阪都というのを住民投票で決めようということをおっしゃったんですけど、この「大阪都」ということについて何かお考えありましたら。

 

【知事】

すいません、どういうことを指向されてそうおっしゃっているのかわかりませんが、関西広域連合でも、双眼構造と言っています。東京都に、東京圏に一極集中するだけではなくて、関西ももう1つ、しっかりとした機能、力を持つ都市、都市圏を作ろうということを指向していますので、関西の中心となる大阪の力を高めるための自治の改革であれば、いいのではないかなと思います。詳細はすいません、存じ上げません。

 

[時事通信]

最後に育休についてなんですけど、三重の知事さんが先週、育休100%宣言というのを発表されたんですけど、先日も総務大臣から職員の育休取得を促すようにという書簡が知事に送られているらしいんですけども、何かお考えがありましたら。

 

【知事】

私も3人子どもがいるんですけど、自分も育休を取ればよかったな、取りたかったなと。4人目が生まれたら取ろうと妻と話しているんですけど。自分の人生の中、あんまり後悔はないんですけど、そのことは、やっとけばよかったなっていうことの1つなんです。

ですから、そういう気持ちを、子どもの生まれた男性職員に対しても、メッセージとして書いています。職員の名前と私の名前と、あと本文は印刷もしながら、時おり変えながら、一言二言つけ足して書いて、ぜひ育児休暇、できれば育児休業を取ってみてくださいと。また配偶者の出産休暇を積極的に活用してくれということを呼びかけています。本人だけではなくて、上司に対しても、そのことに理解と支援ということを呼びかけておりまして、おかげさまで、例えば年次毎の男性職員の育休取得者は、これは知事部局ですが、私が知事になった平成26年度は5名、取得率が7.2%だったんですけれども、昨年度、平成30年度の取得者が25名、取得率が29.1%と3割近くにまでなってきています。そういう意味で、徐々に理解なり支援、取得が広がってきているのかなと思っていますが、まだこの率ですので。

聞いていますと、「配偶者出産休暇」、これは有給のものですけれども、今年度の取得者は62名、暫定取得率が87.3%。「男性職員育児休暇」は、これは有給の休暇制度なんですけれども、こちらの今年度の取得者は41名、暫定取得率が57.7%。3つ目の「育児休業」、これは無給で、ちなみに共済組合から育児休業手当金の支給があるということでございますが、こちらにつきましては、今年度取得者が11名、暫定取得率が15.5%。

ちなみに三重県知事の男性育休100%宣言というのは、今申し上げた3つの休暇のうち、あとの2つの方ですね。有給の男性職員育児休暇と無給の育児休業、こちらのどちらかを100%にしようという、こういう宣言をなさったと承知しておりまして、こういう取組は、僕もとてもいい取組だと思います。滋賀県としては、今やっております男性職員にもイクボス、イクメンになるよう呼びかけるということと同時に、今目標では、男性育休取得率40%、これは、今申し上げた3番目の無給の育児休業、今年度で言えば暫定取得率が15.5%のところを40%までにしようという、こういう目標達成に向けて今頑張っているところでございますので、これらをしっかりと進められるよう、さらに努力をしていきたい。

ちなみに聞いていますと、この無給で育児休業を取る、取らないの判断のときに、やはり一定期間休むということが昇給昇格の条件に、一部マイナスが出てしまうというようなこともあるそうでございまして、こういったマイナスが出ないような制度を検討せよということについても、現在、人事当局に指示をしているところでございます。

そういう意味で、さらなる育児環境づくり、男性も女性も楽しめる、育児に取り組める環境づくりに、県庁としても取り組んで参りたいと思います。

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