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知事定例記者会見(2019年11月19日)

令和元年11月19日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。先月来、執り行われてきました天皇陛下即位に伴う行事に、昨日まで参列して参りました。先月の即位礼正殿の儀、そして先週の大嘗宮の儀、そして昨日の大饗の儀に、県議会議長とともに参列させていただきました。つつがなく執り行われたこと、大変喜ばしく思います。

また、この会見に先立ちます県政経営会議の後に、幹部研修を行いまして、この10月から「滋賀県障害者差別のない共生社会づくり条例」、障害者差別解消法を補完する条例を本格全面施行しておりますので、改めて条例策定にも関わっていただいたNPO法人DPI日本会議副議長の尾上さんにお越しいただいて、約1時間、障害の社会モデル並びに合理的配慮についてどのような考え方で臨めばいいのかということについて研修を行いました。しっかりとすべての人が地域で自立した生活を送る権利というものを享受できるように、取組をしていきたいと考えているところでございます。

 

さて、今日は私からは話題を4点、提供させていただきます。いずれも資料があると思います。まず1点目は、SDGs情報発信拠点「future lab(フューチャーラボ)」開設に関するお知らせということでございます。来る11月23日、祝日でございますが、守山市において「future lab」が開設されます。この「future lab」は、株式会社earth kiss(アースキス)様が環境問題をはじめとするソーシャルビジネスに携わる人材の育成・交流の場づくり、加えて若者の創業支援、SDGsの情報発信拠点として開設されるものでございます。

この情報発信拠点の開設は、株式会社スプーンテーブルの増村様たちの着想から始まったと承知をしております。

私も参加をいたしましたが、今年6月の守山市赤野井湾の再生プロジェクトの「びわ湖湖底ごみ回収大作戦」において、ごみの回収とプラスチックごみの実態調査をされておられ、この湖底ゴミでリサイクルを行い、Tシャツを売るというアイディアがございました。このアイディアにはリサイクル上の技術的な課題があるということで、そのまま事業化には繋がっておりませんが、こうしたプラスチックごみの再生の取組はまさにSDGsの趣旨にかなったものであり、本県と経済界が連携して創設し、社会的課題を解決するビジネスモデルの創出を目指す滋賀SDGs×イノベーションハブも、その開設に関わっています。

要は、我々も関わっておりますので、しっかり応援したいということでございます。オープニングセレモニーが11月23日(土)にあるということでございまして、私も出席予定だったんですけど、他の公務があり出席できませんので、由布副知事に参加をいただく予定になっております。

続いて2点目「滋賀県建設業リクルートキャラバン」について御紹介させていただきます。まず、今日は建設業協会の方も、お越しいただいておりますが、建設業の役割は、まず1つに「社会資本の整備」はもちろんのこと、今年も全国各地で台風などによる被害が発生しておりますが、こういった災害発災時にいち早く活動する「災害に強い県土づくりの担い手」としての役割、地域の雇用や経済の一端を担う「地域づくりの担い手」として地域を支える基幹産業の役割を担っていただいております。

建設業はまさにその仕事の結果が地図に残る仕事でもあり、社会に貢献できる、とても魅力とやりがいのある仕事であるとお聞きをしておりますし、私も傍で見ていて感ずるところでございます。このたび、建設業における人材確保のため、建設業協会でリクルートキャラバンを結成していただきました。これからの建設業を担われる若手の社員・幹部の方が中心となって組成をされたということでございます。建設業協会が滋賀県の建設業界を代表して、例えば滋賀県の魅力ですとか、例えば建設業のやりがいなどをPRしていただきます。担い手確保のため重要な取組でありまして、県としても全面的にバックアップしたいと考えております。第1回目の活動といたしまして、急なお知らせで恐縮ですが、明後日11月21日(木)国立舞鶴工業高等専門学校で、現地に行っていただいて、学生の皆さんとの意見交換を実施されるということでございます。今後は、県内の高校や県内外の高専ですとか、大学へのPRを行っていかれるということでございます。ちなみにこの舞鶴高専の先生は、先般行われた「けんせつみらいフェスタ」にも御参加いただいております。活動の詳細につきましては本日お越しいただいております建設業協会のリクルートキャラバンのメンバーから御紹介をいただきます。

 

[滋賀県建設業協会]

よろしくお願いいたします。先ほど知事からもございましたが、建設業における就業者数というのは年々減少しております。ここ10年間で10%以上も減少するということを確認しております。また今後さらに加速度的に減少することが推計されております。併せて学部を問わず、滋賀県内の学生約80%が大学入学の際に、県外に流出しております。そんな外部環境におきまして、各社のリクルート活動はこのようなソースが活用されております。

また、実際の滋賀県内建設会社の声としましては、危機感はあるが何もしていない、何をしていいかわからない、人は欲しいが手が回らないと、思うような成果に繋がっていない企業がほとんどだということです。

そういった経緯や現状を認識した中で、私たちの地元である滋賀県を豊かな県として末永く元気にしていきたいと考えております。そこで私たち滋賀県建設業協会の若手が中心となってリクルートキャラバンを立ち上げさせていただきました。先ほどもお話ししましたように、県外に流出している学生さんが非常に多いためUターン、Iターン、Jターンのような滋賀県を離れた学生を呼び戻すアプローチ、滋賀県内の学生に対するアプローチを、産官学が連携して取り組むことが重要であると考えております。現状の取組として、知事からもお話いただきましたが、2日後の11月21日(木)に、県外の学校として舞鶴高専さんに訪問させていただきまして、学生さんたちと座談会形式での交流を通じて、実際の生の声を聞かせていただく予定をしております。

何事にもコミュニケーション、意思の疎通が大切だと考えていますが、特に高齢化が進む我々建設業におきましても、若い世代がいない、何を面白いと考え、何をしたいのか考えていることがわからないということが現状だと思います。そんな中、私たちが間に入って、その橋渡し的な存在として、業界をつくってきた世代の思いや考えを共有し、お互いに納得した形で、業界に進む若い層を作っていきたいと考えております。滋賀県さんをはじめ、各市町村や関係学校様とコラボレーションさせていただきまして、そんな動きがさらに大きくなって、滋賀県内の他業界においてもよい影響を及ぼすことができるような取組にしたいなと考えております。

 

【知事】

ありがとうございます。この若い世代が動くということは大きいですよね。県も全面的にバックアップしたいと思いますし、実は県の職員の土木職も人材確保に大変苦労しているところですので、皆さんがこういうキャラバンで実施されて出てきた御意見とかいろんな反応なんかも共有させていただいて、県内のこういった分野、建設業を初めとする業界に就職をしていただく方々をどんどん増やしていきたいと思いますので、皆様方も御承知おきとまた御取材、御報道方よろしくお願いいたします。

 

次の話題は、少し変わりまして、年末ジャンボ宝くじが発売されるということでございまして、11月20日(水)から、いよいよ発売ということでございます。県内で御購入いただいた宝くじの収益金は、県に収入として入り、学校や文化施設、公共事業の貴重な財源として還元されることになります。ぜひ、県内の各売り場や宝くじの公式サイトでお買い求めいただければと思います。詳しくはお手元の資料等を御覧いただければと存じます。

最後にイチオシシリーズということで、「やま」シリーズと題して御紹介をして参りました。今年度最後のイチオシになるということで、今日はパネルとともに、愛荘町の職員さんにお越しいただきました。今日、御紹介するのは愛荘町松峰山金剛輪寺でございます。

湖東三山の一つ、愛荘町にある天台宗の金剛輪寺、こちらについては奈良時代の中頃、天平13年に聖武天皇の勅願で行基菩薩様によって開山されたと言われております。国宝の本堂をはじめ、国指定重要文化財の三重塔、また二天門は、中世の建造物の優作として知られております。さらに、これは近江の中でも、いちばんだと言われる国指定の名勝庭園、こちらは桃山から江戸時代中期にかけての築庭でございまして、江戸時代末期の茶室「水雲閣」が趣をそえているということでございます。

本堂までの参道には約2千体の千体地蔵が並んでおります。お持ちいただいている右側のパネルの通りでございまして、参拝者を見守っていただいていると。カラフルな風車と手づくりののれんで彩られた千体地蔵様が立ち並ぶ姿は圧巻で、私も写真撮影しましたけど、とてもインスタ映えする美しさでございます。今まさに紅葉のシーズンを迎えておりますが、この周囲もしくは庭園の紅葉は「血染めのもみじ」と呼ばれるほど深紅に彩られ、その鮮烈な色合いは思わず息を飲むほどの美しさだということでございます。今、見頃ということでございます。この紅葉の時期に金剛輪寺では特別公開、期間限定の特別御朱印の授与が行われているということでございますし、麓にある愛荘町立歴史文化博物館でも金剛輪寺の宝物に関する企画展が開催されているということでございます。

本日は愛荘町農林商工課係長清水惠一さんと愛荘町みらい創生課主任丸山愛里さんにお越しいただきました。せっかくですので、PRや補足説明をお願いいたします。

 

[愛荘町]

ただいま知事から御紹介いただきました通り、金剛輪寺では12月8日(日)まで「秘仏日本最古の大黒天」が特別公開をされております。大黒天像は弘仁年間810年から824年の作と言われておりまして、天冠に鎧を付け、敵を睨みつけて岩の上に座っておりまして、軍神の面影を残しております。また、特別公開に合わせまして、大黒天に関わります特別御朱印が入山料とは別に500円で期間限定授与されております。金剛輪寺の麓にあります愛荘町立歴史文化博物館では、滋賀県立琵琶湖文化館と愛荘町立歴史文化博物館の連携企画展として、「湖東三山金剛輪寺の名宝」が12月15日(日)まで開催中でございます。お手元にチラシとリーフレットを配布させていただいておりますので、また御確認をよろしくお願いします。

金剛輪寺には、国宝の本堂をはじめとした数多くの名宝が伝わっておりまして、滋賀県立琵琶湖文化館に寄託されております金剛輪寺の宝物を中心に愛荘町立歴史文化博物館寄託の宝物も合わせまして22点を展示しまして、金剛輪寺の名宝の魅力をお伝えしております。このほか、湖東三山観光振興連絡会では11月24日(日)までの期間限定で、JR彦根駅と湖東三山をつなぐ紅葉シャトルバスを運行中でございます。お手元に配付の湖東三山紅葉のパンフレットにも記載の通り、1日乗り降り自由、特典が盛りだくさんの「もみじきっぷ」が好評発売中となっております。また新たな試みといたしまして、JAF滋賀支部と湖東三山がコラボいたしまして、11月30日(土)までの期間、湖東三山をめぐってスマートフォンでスタンプをゲットしていただくと抽選でご当地名産品が当たるドライブスタンプラリーを実施中でございます。詳しくは、JAFウェブサイトで検索をお願いいたします。

最後に来年の特別企画の御紹介をさせていただきます。令和2年5月1日から5月20日まで、約800年ぶりに復元をされました金剛界八十一尊曼荼羅が特別公開をされます。お手元にもチラシを配布させていただいております。縦横2メートルの大作で鎌倉時代に使われていた絹糸や顔料を忠実に再現し、往時の姿を色鮮やかに蘇らせた「平成の大曼荼羅」となっております。この大曼荼羅は、平成21年に誕生したものでございます。また特別公開に合わせまして、大曼荼羅に関わります特別御朱印が入山料とは別に500円で期間限定授与される予定となっております。

現在、県下全域で滋賀県観光キャンペーン「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」が展開中でございますが、金剛輪寺にも戦国時代の謂れが残されているなど、歴史的な言い伝えが数多く残されております。金剛輪寺の紅葉は、今まさに見頃を迎えておりまして、連日多くの方にお越しいただいております。紅葉は11月いっぱいお楽しみいただけますので、是非とも多くの方にお越しいただきますよう、御取材、発信に御協力をよろしくお願いいたします。以上でございます。

 

【知事】

朝の澄んだ空気の中の紅葉もお勧めですね。夕日が少し入ってきた時もお勧めだと思います。ぜひ皆様方、この時期に訪れてお楽しみいただければと存じます。後程もまた御取材等ございましたら残っていただきますので、よろしくお願いいたします。長くなりましたが、私からは以上でございます。

[朝日新聞]

先日、滋賀1区の大岡国会議員が自身の政治資金パーティーに選挙区内の自治連合会長を御招待されたということで、公選法に抵触するんじゃないかというような報道がされました。御本人も疑われかねないので来年からはやめますというふうにお話がありました。そこに知事も御招待されたというふうに伺っております。その時の知事の御対応と、あとここ1年間で大岡議員のパーティーのように政治資金パーティーに、知事が無料で御招待されるということがあるのか、そういった時はどういった対応されているのかお聞かせください。

 

【知事】

今お尋ねのあった件については、私も報道で承知をしております。国会議員の方のパーティー、また政党のパーティーもございますね。こういったところに知事として招待されることは、多々ございます。基本私は、例えば公党のパーティー、または県選出の国会議員の皆様方の催し物につきましては、公務が許せばですけど可能な限り出席させていただいて、挨拶の機会があれば、その党や議員の皆様が活動されていることの一端を御紹介すると同時に、懇親の場までいられれば、参加された方々と様々な情報や意見交換をするという場として活用させていただいております。

通常、私が議員の時もそうでしたけど、周りの方からは会費をいただいているんだけど、御挨拶いただく方や、ぜひ来て欲しいなという方については御招待ということで会費の欄が消されていたり、口頭でその旨を伝えられる形で御案内、御招待ということが多くございます。しかし、私が知事になってから、そういった場に出席する折には、自身の経験としても、政治活動に一定の費用がかかり、そういう場を作ることにも費用がかかっていることも知っておりますので、会費として持参をすることにしております。

一部の報道では、祝い金のような書かれ方をしていましたけど、あくまで会費として持参をすることにしてます。事実、11月4日のパーティーでも私の席にもお皿やコップが用意されておりましたし。ただ、公務の都合上、私は挨拶のみで退席をさせていただきましたが、会費として持参をさせていただいております。おおむねこういったルールでといいますか、自分自身の考えで対応させていただいております。

 

[朝日新聞]

会費はポケットマネーから出されているのですか。

 

【知事】

はい。公費ではなく、私費で出させていただいております。

 

[朝日新聞]

わかりました。ちょっと関連はしているんですけど、国政の桜を見る会について、あちらの方には行かれたことはないというふうに、前にお伺いしたと思うんですけれども、招待状は届いてらっしゃるんですか。

 

【知事】

まず知事として招待状が届いているかどうかということは承知してません。秘書課に届いているかもしれませんが、私は目にしておりません。多分、知事としての招待はないんじゃないかと思います。国会議員の時は、とりわけ政権与党を担わせていただいていた折には届いていたことを記憶しています。知事になってからは、知事である私に招待をということは、すいません、ちょっと記憶してません。私は承知してません。ただ、行ったことはありません。

 

[時事通信]

先週、大津市越市長が2期8年で退任表明されたんですけれども、まずこの受け止めをお伺いできればと思います。

 

【知事】

全ての文脈を承知しているわけではないんですけど、結果結論、大きな方針として2期8年でひと区切りと、次の選挙には出馬されない旨の発表をなさったということを承知しています。初めて8年前に選挙に出られる折にも、私は別の立場で関わっていましたし、知事としては県庁の所在する最も大きな市の市長として、また唯一の女性市長として、いろんな関わり方をしてきた、いろんな話もしてきたし、様々な課題克服に向けて一緒に努力をしてきた、そういう市長でいらっしゃいますので、まだ任期途中ではございますが、次は出られないという御本人のそういった表明、これは御本人が考えられての結論なんだろうなあというふうに思います。なんか、ちょっと寂しいですけどね。

 

[時事通信]

この2期8年という、このあり方については。

 

【知事】

後援会の方と一緒に議論されたのかもしれませんが、御本人なりの一定の区切りなんじゃないですか。

 

[時事通信]

知事御自身については、何かそのあたりお考えはありますか。

 

【知事】

1期4年の任期、その間にある1年1年、1日1日、これをしっかりと積み重ねていくということでございます。

 

[時事通信]

宝塚市で、就職氷河期の方を採用するということがありまして、先ほど建設業協会のお話もあったんですが、このあたり、もし御所見等ありましたら。

 

【知事】

国を挙げて、いわゆる就職氷河期世代の支援等にあたられているということだと思います。ただ、どうなんでしょう。今、県の考えは、これからまた来年度に向けて施策、予算を含めて議論を深めていきますが、若者に対する就職の支援、また障害のある人、女性、高齢者などそういったまだまだ力を発揮していただきたい、そういった方々のマッチング等にしっかりと対応していくということでございます。

ちなみに滋賀県では、別に就職氷河期の対応でやったわけじゃないんですけど、経験者採用をより広げていきたいということから、受験可能年齢を34歳から40歳に引き上げていると、勤務経験等の経歴も不問にしているということでございます。

 

[京都新聞]

大岡議員の政治資金パーティーにかかる公選法抵触恐れの件で関連して、先ほど知事は政治活動に費用がかかるということで御自身は会費を持参していたということなんですけれども、国会議員時代も含め、政治資金パーティーに参加するときは、無料招待の来賓であってもこれまでずっと会費を持参されていたのかということと、御自身が議員さんや自治連合会長等有権者を無料で招待するということはありませんでしたでしょうか。

 

【知事】

まず、これまで私がずっと会費として支払ってきたのかということについてですけど、ケースバイケースです。知事になってからはそう(会費として払うことと)してます。

国会議員の時は、ちなみにですけど国会議員はそれぞれがよくパーティーを開きますね、東京でも地元でも。みんな招待しますね。その時には会費、例えば1万円なら1万円、2万円なら2万円のところには斜線を引いて、こんなにかかっているのにいいの?と言いながら、御招待という判子を押してお配りをするのですが、それはできるだけ多くの方に来ていただきたいということで、よく政党の中で、議員同士は会費を持っていかないようにしようねというルールなり了解を作った上で、その代わりにぎやかにするためにも行きあおうね、できるだけ参加してあげようねということがございました。それでも先輩の議員さんなんかは、そうは言ってもかかるだろうということで、わざわざ封筒に入れてお持ちいただく場合などもございました。

これまではケースバイケースでしたし、知事になってからは先ほどお答えした通り、挨拶を求められ、来賓として出席を要請された場合でも、かかる費用等また席を御準備いただく事情等も勘案をして、一部飲食なども一緒にさせていただくこともございますので、私は会費を私費で持参するというスタイルをとらせていただいております。

また加えて、私自身の例えば互礼会ですとかいろんな会合について、来ていただきたい方に御案内をする際には、基本会費はすべていただく形で開催をさせていただいております。

[京都新聞]

そうしますと自治連合会長を無料で招待したということはないでしょうか。

 

【知事】

自治連合会長を私の会合などに(無料で招待)ですか。

ありません。

 

[京都新聞]

わかりました。もう1つ、それに関連してなんですけれども、今回の大岡議員のパーティーにおいても、首長や議員さんの中では無料招待の来賓であっても知事のように会費を持参された方もいらっしゃるということでした。それについて、他の首長や議員さん、会長さんについてどうあるべきだというふうに知事は思われますか。

 

【知事】

それは、難しいですね。基本、御招待ということであれば、会費は持参せずに、ある意味、足労がありますし、遠方であっても出かけていく、また時間を割いてその場に参加するという、こういったこととの見合いで整理される方もいらっしゃるでしょうし、私のように係る費用に勘案して会費として決められた額を私費で持参するという場合もあるでしょうし、また飲食せずに帰るからその対価はないものとしてとらえられる方もいらっしゃるでしょうから、それはそれぞれだと思います。

ただ、基本、費用のかかる場に出るということは、その対価をきちんと払うということが、持ちつ持たれつの関係をゆがめないためにも、一定、お互いが持つべき矜持なのかなというふうには思いますが。

 

[毎日新聞]

大津市越市長が2期8年で退任されるということを表明された件について、まだ任期を残すところですけれども、御本人は会見で、「自分は行政のやり方をディスラプション、創造的破壊をした」というふうに言われていたんですけれども、知事から見て、難しいかもしれませんが越市政の評価といいますか、どういうことをされてきたというところの評価と、あと御本人は政治以外の世界で今後また違うことをしたいということでしたが、今後の御活躍について期待されることなどがありましたら教えていただけますか。

 

【知事】

知事として、こういった会見の場で、市長・市政の評価をするのは大変おこがましいと思いますので、そういったことは避けたいと思います。

ただ、何かの機会に申し上げたことがあるのかもしれませんし、御本人にはよく言うんですけど、「越さんの存在であり頑張りは、越さんが思っている以上に、評価したり期待している人がいると思うよ。」と。これはやはりなかなか進まない政治への女性参画含め、指導者層、管理者層に、例えば彼女は、市長になられた時は30代の全国最年少の若さで市長を担われることになった。ここに対する期待というか、そこで発せられること、そこでなされることというものも、見方や捉え方というのは、やはり相当大きなものがあるのではないかなと思います。ゆえに当然、壁もあれば様々な課題もあったんだと思います。その中で苦労、苦闘もあったんじゃないかなと推察いたします。その中で8年間の任期を全うされようとしている。このことには敬意を表したいと思います。

また、越さんは大変能力の高い方でもいらっしゃいますし、様々な経験も積まれ、資格もお持ちですので、かつ、この市政8年間で様々なそういった全国の中でも特筆される様々な取組もされてこられましたので、そういった経験を活かされて、さらに活躍されることを期待したいなと思います。「私からはいつでも連絡取れるようにしといてね。」と言っています。

 

[毎日新聞]

今の最後の御発言なんですけど、越さんがお辞めになるということが知事に御報告があったっていうことでしょうか。

 

【知事】

御報告というよりも、この週末、ある会合でお出会いした時に、御本人が皆の前で仰っていたので。公式にそういう場で直接お聞きするのは初めてで、その後、私のとこにも来られたので「連絡取れるようにしといてね。」と言いました。

 

[NHK]

すでにコメントも出していただいておりますが、来月行われます日米共同訓練についてなんですけども、昨日、高島市長も駐屯地の方に行かれて、改めて安全要請をされましたが、県としても、改めてこの共同訓練に対してどのように要請をされるかお聞かせください。

 

【知事】

国の防衛政策上、必要だということでなされるものなんでしょう。かつ、日米共同訓練ということであれば、日米両国政府の協力関係の中で、なされるものだと承知をしておりますが、県をお預かりする立場、県民の生活、生命、財産を所管する立場から言えば、1にも安全、2にも3にも安全に対する配慮対策を十二分に取っていただくように、要請をしたいと思うし、していきたいと思います。

この間、砲弾が外に飛んできたり、落下物が飛来したりということがございましたので、高島市長もそういった懸念を踏まえて要請をされておりますし、県も同様の要請をさせていただいております。しっかりと見ていきたいと思います。

 

[産経新聞]

先週、滋賀銀行さんが、大規模な店舗再編削減の計画を発表されましたが、滋賀銀行さんはやっぱり県内の経済にとって非常に大きな影響力を持っていると思うんですが、これに対する所感であるとか、地域経済への影響とかがあれば教えてください。

 

【知事】

私も報道等を通じて承知をしたところでございますが、今回の店舗ネットワーク再構築については、これは滋賀銀行様の経営判断、いろんな時代の変化、また日本、世界の金融情勢の中での経営判断だと思います。

とはいえ一部、市民、町民、県民からも、どうなるのだろうというお声が出ているようですけれども、極めて密接な、生活に密着した金融機関であり、また出張所にしろネットワークですので、そういったことに対する配慮は十二分にもお願いをしたいというふうに思いますし、住民の皆様方への説明は丁寧に行っていただければなと思います。

ただその会見の時にも述べられたと聞いていますが、こういったことで再構築して、いろんな攻めの展開をしていきたいというふうなことも言われておりますので、そういったところは大いに期待もしたいなと思います。

 

[朝日新聞]

台風19号、21号の被害から1ヶ月以上経ちました。改めて県内の防災対策に関連してお尋ねしたいんですけれども、まず1つは、今年4月に表明された大戸川ダムをどう進めるかということについて、下流域との協議の状況を教えてください。もう1点、それ以外の部分で実際に進められている部分がありましたら教えていただきたいと思います。

 

【知事】

今日の午後から行われる政策協議会などでも、各党各会派から、主要な課題として出てくるのではないかなと思っています。広域に甚大な被害をもたらした台風19号をはじめ、今年度各地を襲った台風、大雨豪雨の災害も様々な課題教訓を浮き彫りにしているのではないかなと思います。

例えば、ライフラインの対策ですね。これは昨年来、課題として認識していますが、停電、断水、こういったライフラインをいかに災害に強くしていくのか、復旧を早くしていくのかといった課題ですとか、災害ごみへの対応や、避難情報の発信と受信、それをいかに避難行動に結びつけていくのかということ、また避難所のあり方。こういったことは今県から宮城県や長野県に職員派遣しておりますし、報道でいろんなことも伝えられておりますので、そういったことを受けて、本県の防災力強化向上にしっかりと繋げていくぞということで検討を指示しているところです。

併せて、河川も19号では7つの県で71河川の堤防が決壊しています。ハード・ソフト両面から県が進めている流域治水対策をしっかりと着実に進めていくことが必要だというふうに、改めて肝に銘じると同時に、具体の施策を展開していかなければならないなと思っています。

例えばすぐにできる対策として、河川の堆積土砂の除去や、植えて育ってきている樹木の伐採など流下能力を向上させる即効性のある対策をしっかりとやると同時に、堤防の強化というものも課題になると思いますね。併せて、上下流連携の中で、上流に必要なダムについても整備をしていくということと併せて、それでも防ぎ切れない雨が、例えば上流に降ったときに異常時防災操作をどのように行うのか、こういったことも大変重要な課題ではないかと思います。住民の皆様方ともしっかりと周知連携するということだと思いますので。こういったことをしっかりと、他で起こった災害を教訓に、対策を強化していきたいと思います。

お尋ねの大戸川ダムについては、本県としては、大戸川にとって、琵琶湖をはじめとする県の治水政策にとって必要な施設であるということから、これはこの被災の前から早期に整備されたし、必要な河川整備計画の変更をされたし、ということを要請させていただいております。先般の国への要望の中にも、きちんとそのことを明記した上でお願いをさせていただきました。

下流府県に対しては、事務方を通じて説明をさせていただいております。国でもいろんな今後に向けた検討をされていると承知をしておりますので、そういった動きや流れ等もよく見ながらですね、県としての対応を行っていきたいと思います。

[朝日新聞]

今後に関して、国や下流府県と、大戸川ダムの関係で協議の日程等は入っていますか。

 

【知事】

今ここで御紹介する日程は入っておりません。

 

[中日新聞]

話題提供にあったSDGsの関係で伺いたいんですけど、前に県で行った調査(県政世論調査)で、SDGsのことを県民の8割ぐらいは知らないということがあったと思うんですが、SDGsを県政に取り入れていくと宣言されてから2年以上経っていると思うんですけど、あまり県民に浸透していないということで、その原因というか、なぜ県民に浸透しないというふうに捉えられているのかと、新しく情報拠点も整備されるということですが、SDGsについての発信と言われても今一つ具体的にちょっと思い浮かびにくい部分もあるので、具体的にどういうところを県民に伝えていきたいのかを教えてください。

 

【知事】

先週末土曜日、第2回目になるんですけど県立大学でキャンパスSDGs、SDGs学生大会を開催いたしました。各分野、各地から、これは県外からも、大学生だけじゃなくて中高生もたくさん参加をしてくれまして、1日をかけて、基調講演とパネルディスカッション、様々なワークショップ、ポスターセッション等を開催をしていただきました。

確かにまだまだ横文字のSDGsは十分知られてない。このカラフルな取組(SDGsのロゴ・バッチ)も含めて十分知られてないと思いますが、三方よしをはじめ、石けん運動含め、環境こだわり農業しかり、糸賀一雄先生の福祉の思想など、県にはSDGsと言われなくても、やっていることがあるじゃないかという、こういったことはたくさんあると思っています。

したがって、それらがSDGsの取組に繋がりますよ、これこそまさにSDGsですよという形で例えばラベリングをして、世界に発信したり、また、「あっそうか。わしらの日頃の取組が、国連のこんな、なんかちょっと横文字の難しいと思うような取組に繋がるんかいな。」という、こういうことも大事なんじゃないかなという想いで、今、いろんな呼びかけ等をしているところです。世界農業遺産、琵琶湖のエリ、魚のゆりかご水田、まさにそういった取組に繋がるんじゃないかなと思いますので、これから世界農業遺産認定に向けていろんな審査等も行われますので、例えばこういう文脈でもお話をしていきたいなというふうに思っています。

これから大切なことは、パートナーシップだと思います。それらを農業分野だけに終わらせず、ビジネス、福祉分野だけに終わらせず、いろんな社会的課題をいろんな方々と一緒に連携して解決改善に取り組んでいくということが重要じゃないかなと思います。

 

[中日新聞]

それでいうと、「三方よし」とかの言葉の方が県民にもなじみがあって、滋賀県らしさもあるのかなという気もするんですが、やはり知事としてはSDGsという言葉を使っていきたいということでしょうか。

 

【知事】

いや、時と場合によります。三方よしこそSDGsだと紹介するときもありますし、SDGsを中心的に先導的に担うのは、まさに三方よしを実践してきた滋賀県民だと思っていますという言い方をしたりとか、時と場合によります。うまく連携して活用していきたいなと思います。

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