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知事定例記者会見(2019年11月5日)

令和元年11月5日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

今月もどうぞよろしくお願いいたします。週末は連休でしたので、県庁のサイクリング仲間とサイクリングに行って参りました。石山、信楽、水口、日野、竜王、野洲、守山、草津、大津と1泊2日で行って参りました。信楽は賑わっていましたね。そこで一句。

信楽やいろイロ色の秋深し

ただ若干、渋滞が気になりました。我々はサイクリングでしたのでスイスイでしたけれども。いよいよ信楽にスカーレットの舞台も来るんですかね。大いに盛り上げていきたいと思います。

 

先週、史跡首里城跡の復元建物で大規模な火災が発生いたしました。県も多くの文化財をお預かりしていますので、書面等で関係の注意喚起等をさせていただいておりますが、白川郷の近くでも、また火災があったということでございますし、これから空気も乾燥してくる季節、様々な暖房器具等で電気等も使うシーズンですので、しっかりと対策を講じて参りたいと存じます。また、今とっている対策等についても、しっかりと点検の上、活用できるようにしていきたいと思います。

 

また今も申し上げたように、週末、サイクリングを行って参りましたが、琵琶湖周辺だけではなくて、ビワイチプラスということで、今回は内陸の方を回らせていただきました。内陸は琵琶湖岸ほどサイクリングルートが道路上にすべて明示できているわけではないんですけれども、こういった新たなルートの開発、また安全な走行環境の整備案内等の充実、こういったこともしっかりと努めて参りたいと思います。このビワイチについては、国が設置した第三者委員会で、先般これは9月に第1次候補に選定されていますが、いよいよナショナルサイクルルートへ正式指定されるように、期待し待望しているところです。

このナショナルサイクルルート指定後は、世界に誇りうるサイクリングコースとして、特に海外からの来訪を増やしていきたいと、期待もし、またしっかりと頑張っていきたいと考えているところでございます。一昨日ですか、サイクリング出発前に、ある民間放送機関のインタビューにもお答えしたんですが、いろんな方にお楽しみいただけるようにしようと。例えば初めての方、御家族連れの方、女性の方、当然、外国から来られた方にもお楽しみいただけるような環境整備に努めて参りたいと考えているところでございます。

 

関連いたしますが、明後日、7日の夜から10日にかけての4日間、台湾・サイパンを訪問する予定でございます。8日から始まります台湾最大の国際旅行見本市である台北国際旅行博のオープニングイベントに出席いたします。ここではビワイチのことを高く御評価いただき、多くのお客様の御案内をいただいております中華大学観光学院趙院長、また台湾観光協会蘇副会長らとお会いして、ビワイチ推進に関して送客のお願いも含めて、お話をする予定でございます。

また、サイパンでは、強行日程ではあるんですが、11月9日、滋賀県遺族会主催の中部太平洋方面戦跡慰霊巡拝に参加をさせていただきます。先の大戦では、滋賀県から出征された3万2千人あまりの方が国内外でお亡くなりになられています。グアム・サイパンをはじめとする中部太平洋地域においては約1,300人の方々がお亡くなりになっていると、尊い命を失われているということでございます。御遺族の皆さんと一緒に、かつての激戦の地を訪れて、いまだふるさとへの帰還を果たされていない、かの地に眠っていらっしゃる戦没者の方々を追悼し、同時に恒久平和を祈念して参りたいと考えているところでございます。

 

さて、資料に基づいて2点申し上げます。1点目は、11月10日に行われます「全国植樹祭滋賀kick off イベント」についてお知らせいたします。令和3年(2021年)春に開催いたします全国植樹祭しが2021が、りっとう市民秋まつりとのコラボによって本格始動することになりました。滋賀日産リーフの森において開催いたしますが、この場所は、昭和50年に初めて滋賀県で行われた植樹祭の会場であるということから、46年ぶり2度目の滋賀県大会に向け、植樹祭関連イベントが本格的に始動するということでございまして、昭和50年大会のレガシーも感じられるようにしようということで非常に意義のあることだと考えます。当日は植樹祭の大会テーマ、シンボルマークに選ばれた方の表彰式ですとか、県内全市町で御協力いただき、それぞれの地域に合った森づくりイベントをリレー形式で実施していきます「ビワイチ森づくり事業」のkick offセレモニーのほか、目の前で木を伐採し、高性能林業機械の迫力あるデモも実施する予定だということでございます。ぜひ、御参加、御取材をよろしくお願いいたします。

なお、このビワイチ森づくり事業のリレーモニュメントについては、滋賀県立大学の環境建築デザイン学科の学生有志による団体「多賀木匠塾」に県産材を使って制作していただきました。今回、制作いただいたのがこちらだということです。ぜひ写真等で、またメディア等でお披露目いただければ幸いでございます。このモニュメントは、伺いますと各市町で事業を実施されると、それぞれの市章や町章が入ったこのもみじの葉が増えていくんですね。もみじの葉がだんだん増えていくということで、盛り上げていこうということでございます。植樹祭への準備がだんだん整っていくという、こういったところをイメージしたいということだそうでございます。

この中では、木を伐って、使って、再び植えて、森林資源を循環利用しながら保全しようと今年度に始めた「びわこ令和の森づくり」プロジェクトの第2弾として、「びわこ令和の森」第1号認定式も行う予定でございます。この7月から県内で広く募集いたしましたところ、金勝生産森林組合から応募がございました。この金勝生産森林組合の森を「びわこ令和の森」の第1号として認定させていただき、今後の普及啓発につなげ、森林資源を循環利用しながら保全する森林が少しでも増えればと考えているところでございます。以前も申し上げましたが、昭和は山に木を植える時代でした。平成は植えた木を育てる時代でございました。令和は育てた木を伐って活用し再び植える時代にしたいと考えています。このイベントにおきましても、この認定式や高性能林業機械のデモなどを通じて、この精神を広く訴えていきたいと考えております。

 

さて、今月のイチオシでございますが、現在「やまシリーズ」と題して、順次、御紹介させていただいております。今回紹介いたしますのは、日野町の「綿向山の日記念ふれあい綿向山Day」についてでございます。日野町を代表する山「綿向山」にて、第24回綿向山の日を記念して、ふれあい綿向山Dayのイベントが開催されます。日野町では1996年(平成8年)に綿向山の標高1,110mにちなんで11月10日を「綿向山の日」として制定していらっしゃるそうです。毎年11月10日には「ふれあい綿向山Day」が開催されており、山頂では展望説明会、登山証明書の発行が行われ、11時10分からはセレモニーが開催されるということでございます。山小屋や麓の駐車場近くで、バザーやミニコンサートなど様々な催し物が開催されます。本日は日野町からゲストにお越しいただきました。日野町の観光のことなら、何でも御存知の日野町商工観光課福本修一さんでございます。せっかくの機会ですので、PRや補足説明をよろしくお願いいたします。

[日野町]

ただいま御紹介いただきました日野町商工観光課の福本と申します。少し説明をさせていただきたいと思います。綿向山は鈴鹿山系の一峰でございます。最も滋賀県側に突き出た歴史ある近江の名山でございます。日野町内では、各学校の校歌に歌われたり、町を代表する施設、例えば町民会館、綿向ホールに見られますように、そういった名前が使われて親しまれているところでございます。文字どおり日野町の象徴でございます。日野町では、その恩恵と大切さを再認識しようということで、平成8年から綿向山の標高1,110mにちなみまして、11月10日を「綿向山の日」と定めております。「綿向山の日」を記念するために実行委員会を組織しまして「ふれあい綿向山Day」と題した催し物を平成8年から開催しております。近年では登山ブームもございまして、1日で千人を超える登山者の方が綿向山にお越しいただくというような状況になっております。昨年は1,200名を超える方々にお越しをいただいたところでございます。

イベントの内容でございますが、イベント当日は、山頂では当日限定の登山証明書を配布させていただいたり、綿向山からの眺望の説明をさせていただくなど、そういったものもイベントとして考えております。3合目では、京都府の御出身でございます田中正昭さんにお越しをいただきまして「こもれびコンサート」というものも開催をさせていただきます。山小屋に設けられましたバザーなどとともに音楽を一緒に楽しんでいただける場所になっておりますので、ぜひお越しいただけたらと思っております。他にも、麓の登山口周辺にあります駐車場などでは地元の西明寺という自治会、そして北畑という自治会のそれぞれ有志の方々によりますバザーも行われます。地元のお土産や、綿向山の記念品など、様々な物が販売される予定でございます。

最後になりましたが、綿向山周辺は駐車スペースが非常に限られております。当日は綿向山最寄りの近江鉄道北畑口バス停から登山口への臨時シャトルバスも運行する予定をしておりますので、近江鉄道そして近江鉄道バスを乗り継いでいただきまして、北畑口までお越しをいただき、そちらの方から臨時のシャトルバスを御利用いただけるとスムーズにお越しをいただけるかなと思っております。公共交通機関を御利用いただき御参加いただけるとありがたいなと思っております。本日、お越しいただきました記者の方々にも、ぜひ取材をいただきまして、当日もですが、事前にこの取組につきましても、ぜひPRをいただけると非常にありがたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

【知事】

ありがとうございます。PR資料の裏面に、鉄道とバスの時刻表もついているんですかね。近江鉄道の日野駅舎は、大変趣のある駅舎でございます。馬見岡綿向神社は祭神がイノシシということで、今年はイノシシ年でございますので、ぜひ年の暮れに感謝の気持ちを込めて参っていただければと思いますし、農業公園ブルーメの丘は開園前から行列ができるほど、現在人気のスポットでございますし、日野町小野にあります鬼室神社におきましては、鬼室集斯(きしつしゅうし)にちなんだお祭りも近く行われると伺いました。蒲生氏郷公ゆかりの中野城跡は、「るろうに剣心」の撮影スポットにもなったということで、多くの方が、現在来られているということでございますので、あわせて御鑑賞いただければ幸いでございます。福本さんには、後程も残っていただきますので、ぜひお問い合わせ等よろしくお願いいたします。ありがとうございました。長くなりましたが、私から以上でございます。

[朝日新聞]

明日、国に来年度予算のことで要望に行かれると思うんですけれども、知事として最も力を入れて要望される政策があれば教えていただけますか。

 

【知事】

すでに御案内していると思うんですが、明日、上京いたしまして、国、政府に対して、令和2年度に向けた県の政策提案・要望活動をさせていただきます。

国会会期中でございまして、なお日程が流動的な面もあるんですが、現時点で私の面会者として、小泉環境大臣はじめ、多くの政府幹部の面会日程も入っておりますので、それぞれの分野に応じて内容は異なりますが、例えば環境省に対しては、全層循環が今年は起こらなかったことも御紹介しながら、琵琶湖の保全再生に向けた取組や、環境省小泉大臣を先頭に温暖化対策に対しても大変熱心で、さらに力を入れていこうということでございますので、ぜひ琵琶湖から見た温暖化対策等についても発信をしていく必要があるだろうと考えておりますし、副知事と手分けして各省庁を回りますが、私は農林水産省、国土交通省を回ります。環境こだわり農業について、さらに前進を図るべく、農業分野のお願いをしようと思っておりますし、国土交通省に対しましては、交通安全対策含め、道路や河川整備に必要な予算、国土強靱化の予算の継続含め、様々な課題がございますので、こういったことをしっかりと発信していきたい。また、この時点ですと、いろいろと予算や税制についての年末の合意形成に向けたいろんな情報等も得られると思いますので、そういったものもしっかりと収集して帰ってきたいと考えております。

 

[毎日新聞]

2点お尋ねしたいんですけれども、まず先般、JR西日本が発表しましたが、今後の終電の繰上げの検討に入られたことについてなんですが、滋賀県は、大阪方面への利便性の高さから人口が増えているという1面もあると思うんですけれども、終電が繰上げられることによって県民生活への影響は、知事はあると思っていらっしゃるか、ないと思っていらっしゃるか、またJRに対して、何か申し入れる予定や考えなどがありましたら、教えていただけますでしょうか。

 

【知事】

まず報道で、これは社長会見を受けた報道だと承知しておりますが、終電の前倒しの検討を始められているという、そういう情報に接しました。1にも2にも安全運行、そして働き方改革、同時に利便性の確保、それぞれお考えいただくことが重要だろうと思料いたします。

先般、JRの支社ですけども要望に行かせていただいた折に、既にこういう報道等がなされておりましたので、報道を承知していると、いろんなことを考えられての御検討だと思うが、できるだけ前広に自治体に、もって住民に情報提供をしていただくように、併せて、例えば始発が遅くなったり終電が早くなったりするのであれば、時間内の密度を濃くして欲しいというようなことも要望させていただきました。これから本格的な検討に入られるでしょうから、しっかりと情報提供を受けた上で、住民の皆様方の声を届けていきたいと思います。

 

[毎日新聞]

先ほどお尋ねした内容なんですけども、住民にとってはやっぱり終電が早まるということは少なからず影響があるというふうに知事もお考えになっての、そういう要望、そういう話になるんでしょうか。

 

【知事】

その日の終電が早くなれば、県民の皆様方の生活に与える影響は、それはあるでしょうね。ただ、どういう影響があるのかということについては、様々な面があると思いますので、一様ではないと思います。どこからのどんな終電が、どれぐらい早くなるのかということもあるのかもしれません。終電が早くなった分、始発がどうなるのかということも影響するでしょうね。それらが長くなるのか短くなるのか、どこまで行くのかということも、影響するんだと思います。そういった事々を総合的に考えて、一定の情報提供が行われた時点で、様々な議論なり、協議が行われるんじゃないかなと思っております。

 

[毎日新聞]

もう1点ですけれども、先日の決算特別委員会でも述べられました、ホームページ問題についてなんですが、3月のリニューアル以降、不具合が続いている状態で、決算特別委員会では3年程度後に見込まれる次期システムのリニューアルに向けて準備をされるというふうに、知事はおっしゃいましたけれども、次期システムのリニューアルを3年程度後とした根拠と、現在もホームページについては、いろんな県民の方や有識者の方からいろいろと意見があると思うんですけれども、システムリニューアルを3年程度後ということは一定程度、県民への不便をかける期間があると思うんですが、そのことについての知事の御所感を教えていただけますでしょうか。

 

【知事】

昨年度末、3月末にリニューアルをし、公開した県のホームページは、見たいところに辿り着けないとか、辿り着いても見にくいとか、そういった不具合が多々ございました。そういう意味で県民の皆様方に御不便、御迷惑をおかけしたということで、私も大変申し訳なく存ずるところでございます。

急ぎの対応として、例えばGoogle等で検索しやすくするための対策ですとか、組織名、部局、課から必要な記事を探していただくメニューを追加するなど、一定以前より使いやすいトップページデザインへの変更ですとか、記事を掲載する場所の分類を見直して情報を整理するなどの改善を行ったところでございます。

ただ、そういった今まで蓄積した記事がどういう列で表示されているのか、時系列なのか分野ごとなのか、これが探しにくいねということですとか、スマートフォンにしたけれども、文字サイズがその操作に十分対応しきれてないとか、こういった大きく2点の課題があると承知をしております。したがって、この2点の課題については、今年度から来年度にかけて改善に取組んでいこうとしているところでございます。

今、お尋ねの主たる内容でございました、3年程度後に次のリニューアルに向けてということで答えた意味でございますが、一定現在のリニューアルと、そして不具合の改善を行った上でということです。これまで県のホームページは大体4年から5年をめどにリニューアルをしてきました。これは、例えば4Gそして次の5G、情報機器、スマホの普及含め、様々な時代の変遷、技術の進化等も、一定組み入れながら改善しようということで、これまでも4年から5年をめどにリニューアルをしてきましたので、以前も申し上げたと思いますがローカル5Gの進展含め、様々な情報が例えば個別に手元で取っていただける時代、また双方向でやりとりをする時代になってきたことをふまえて、次のリニューアルをしっかりと検討していきたい。それには一定の時間を要するであろうということから、私自身が協議の上、3年程度ということで、現在想定させていただいているところでございます。

 

[毎日新聞]

先ほどお尋ねした内容と重複するんですけども、今年度、来年度も修繕はされるということなんですが、大幅リニューアルについては、そのローカル5Gでしたり、双方向のことですとかね、一定の時間が必要ということで、県民の皆さんに対しては少しちょっと我慢して欲しいといいますか、そういうことになるんでしょうか。

 

【知事】

そういう認識ではなくて、申し訳ないことですが、この昨年度末に行ったリニューアルによる公開では御不便、御迷惑をおかけいたしました。その後、急ぎの対応として様々行い、なお現時点においても残る課題については今年度から来年度にかけて実施いたします。その上で、抜本的な改善ですとか対応については、またさらなる通信技術の進展等もこの近く見通されていますので、それをふまえて、内容をしっかりと詰めて検討した上で、概ねこれから3年程度後にさせていただこうということですので、何か県民の皆様方が大いに御不便にされていることを、そのまま容認して放置するという意味では決してございません。

[日本経済新聞]

2点伺いたいんですけれども、まず近江鉄道についてです。今朝、開かれた法定協議会で、知事は存続に合意できるかどうかが最初のハードルであるとおっしゃいました。法定協議会というのは、そもそもが上下分離を中心にして存続を目指したものだというふうに聞いていたので、ちょっと意外な感じがしたんですけれども、あえて入口で、存続への合意にこだわる理由というのはどういうところにあるんでしょうか。

 

【知事】

覚悟を求めるためです。その鉄道事業を存続させる、もしくは創設するということは、僕らは、なまじ鉄道が定時に、一定の本数が走ることが当たり前のように考えていますし、その恩恵を享受していますけれども、多くの人や多くの機材、それらは時とともに老朽化もするでしょうし、他のものと比べて、劣化、陳腐化するということもございます。こういったことにも対応しながら、鉄道を存続させるということに対する、もちろん事業者もそうですし、沿線自治体、私達住民の覚悟を、もう1回再確認しようということです。これは行政が、事業者が、表面上、文字面として表すだけではなくて、本当になくてはならないものですかと、他のもので代替できないんですかと、どういう効果がありますかということについて、もう一度再確認した上で、その次のステップに行こうということです。

 

[日本経済新聞]

事業者の覚悟と自治体の覚悟というのはどういうものなのか、なんとなく想像がつくんですけれども、住民の覚悟というのは具体的に言うとどういうことになるんでしょうか。

 

【知事】

「あったらいいな、なくなったら困る、普段は乗らないけれども。」では、公共交通というのは維持できないと思うんです。残すんだったらどう残すのか、残すためにどう負担をするのか、こういうことについて一緒に考えようということです。

 

[日本経済新聞]

もう1つはビワイチについてなんですが、冒頭の話はナショナルサイクルルートへの指定を見越してということだったと思うんですけれども、海外からの来訪者を増やしたいとお話にありましたが、具体的にターゲットというのはあるんでしょうか。海外と言ってもいろいろありますので。

 

【知事】

サイクリング、ビワイチで、どこか国やエリアを定めたターゲティングというものは、現在はしておりません。今の時点では広く海外の皆様方に発信をしています。これまでの関わり、ゆかりの中で、大変強く、また多く来訪いただいておりますのは、台湾の方々でございます。そういう意味で一定の強みですとか、親しみというものは持っていただいているのではないかと。したがって、そういった強み親しみを持っていただいているエリアには、より重点的に情報発信をしていきたいと思います。

ただサイクリングそのものの世界的な評価ですとか、また熱心度で言えば、欧米のサイクリングブームというものも無視できませんので、今後、このナショナルサイクルルート指定後に、どのような可能性があるのかということについても、いま一度、深く広く掘り起こしていきたいと思っています。

 

[中日新聞]

旧優生保護法の関係でお伺いしたいんですけども、8月下旬に県が非公開とした公文書について公開すべきだという答申が行われたと思うんですけども、答申を受けての県の裁決については原則31日以内、特別な理由がある場合は60日以内にするとなっていまして、知事もこの場で速やかに裁決を行うとおっしゃっていただいたかと思うんですけども、すでに60日が経過しています。今後の見通しについて教えていただけますでしょうか。

 

【知事】

旧優生保護法に関しては、現時点で、法の施行日4月24日から10月6日までに本県には8件の請求、相談が延べ29件。9月末ですけど、認定件数は全国では138件、その中に本県の認定は1件含まれているということですが、お尋ねなのはそれとは別に情報公開請求のことですよね。すいません。ちょっと私は今、最新の資料を持ち合わせておりませんので、確認の上、またお答えさせていただければと存じます。

 

[NHK]

大津市の園児交通事故から間もなく半年になります。県の方でも危険箇所の点検をしたり、補正予算に盛り込まれたり、この半年様々な対策に取り組んでこられました。改めてこの半年を受けて県として、この痛ましい事故を受けて、再発防止に向けどういうことに取り組まれ、また明日には国交省に行かれると思いますが、どういったことを国の方に要望していくのか、知事の御所感をお願いします。

 

【知事】

この事故で、大切な大切な子どもさんを亡くされた親御さん、御遺族の方からすると、去年の今頃は元気にしてたのになあとか、痛かったろうなあとか、いろいろと思われる、もう本当に私も言葉で言うのもはばかられるぐらい、苦しい悲しい思いをされた半年だったのではないかと推察いたします。改めて御遺族の皆さんに心を寄せたいと思いますし、お怪我をなさった子どもさん、その周りの御家族の皆様方も、いろんな恐怖に苛まれる思い出しなどを乗り越えて、怪我からよくなっていこうという、そういった取組をされているということも報道等で私も知りました。そういった方々の御努力にも心を寄せたいと思います。また、事故直後以降、心のケアの重要性を指摘されましたので、大津市と手分けしながら、子どもたち、また園で働かれる保育士、御家族の皆様方に対して、このケアを実施して参りました。同時に、県民の皆様方に、今一度思いやりのある運転を呼びかける、また注意を常に持ちながら、運転操作を行う等の呼びかけも様々な場面において行い、例えば私自身も受けましたけれども、免許の更新時などにおいても、この事故を引き合いに出しながら、注意喚起を行って参りました。と同時に、ハードによる対策工事も現場に対してもそうですし、その他の箇所についても点検の上、順次実施をしているということでございます。

こういった悲しい交通事故が二度と起こらないように、また、増えないように、しっかりと対策を講じて参りたいと。これはソフトハード両面だと思います。しっかりと積み重ねて参りたいと考えております。

 

[NHK]

その中で、各市町、特に交通量の多い場所、県道でも交通量の多い場所、子どもが毎日通る場所、そういったところの対策というのはこれまでされてきたと思うんですが、一方ですべての場所に対して、例えばガードレールを配置するとか、緩衝材を付けるとか、そういったことを、すべて予算化することは非常に難しいことだという部分も現状あると思います。そうした中で、どの場所にどういったところで優先度をつけてやっていっていくのか、非常に難しい部分にも直面した半年だったのではないかと思うんですが、その辺りいかがでしょうか。

 

【知事】

おっしゃる通りで、すべてハードで区分けすれば、自動車等が侵入しなくなるような空間整備をすれば、それで事故は防げるのかというと必ずしもそうではない面もあると思います。限られた予算の中で、どう優先順位付けをしていくのかということも、これまた悩ましい、大変難しい問題だと思います。一定交通量で様々点検いたしましたけれども、交通量が少ないからといって、危険ではないかというと必ずしもそうじゃないという御指摘を市や町等からもいただいているところでございまして、そういったことにどう対応するのかということも、これも大切な課題なのではないでしょうか。

したがって、一律に線引きできるかというと、そういうわけではないと思いますので、場所に応じて、優先順位もつけながら、必要な対策を予算化して講じていくということだと思います。今後も、いろんな兆候もあるのではないかと思いますので、こういった事象があったとか、軽微な事故等が続いているとかいうようなことも十分ふまえながら、今後の対策を講じて参りたいと思います。

[NHK]

明日、上京されて国交省の方にお伺いされる際にも、こうした園児事故の関連の安全対策は知事も申し入れされていくと思うのですが、その辺りは改めてどういう感じでしょうか。

 

【知事】

まだ、先ほど申し上げたように、日程が国会の会期中で流動的だということもございます。どれぐらいの時間が取れて、他の項目とどう時間配分するのかというのは現時点でも考えているところですので、どういう言葉になり、どういうボリュームになるのかというのは、現時点未定なんですけれども、今年起こった大きな事象として、滋賀県知事である私が申し上げなければならない最重要の課題だと思いますので、その点はしっかりとお伝えしたいと思います。

 

[報知新聞]

近江鉄道に関する話題に戻らせていただきたいと思うのですが、今日、法定協議会が本格的に動き出しましたが、一方で、このほど八日市駅に近江鉄道のミュージアムが新しくオープンをされて、その他、地元のびわこ学院大学の学生たちが中心になって廃車になるところだった電気機関車の保存に向けたクラウドファンディングの呼びかけなんかも今進んでいるんですけれども、そういった近江鉄道を産業遺産や近代化遺産として地域で残していこうという動きがあることに関して知事の御所見があれば伺いたいと思います。

 

【知事】

とてもいいことだと思います。120年の歴史を持つ、明治、大正、昭和、平成、令和と、それぞれの時代に多くの人を運んでこられた、こういった足跡を多くの皆様方に知っていただく取組、また残すための取組はとても意義のあることだと思います。と同時に、単に遺産としてではなくて、日常を走る鉄道として、乗り降りする駅として、どうしていくのかということも、同時に今私たちに課された大変重要なテーマだと思いますので、あの頃は良かったな、この車両いいなあということだけではない議論というものをぜひ喚起していきたいし、皆様方に御関心を持っていただけるように取り組んでいきたいと思います。

 

[共同通信]

先週、大学入試の問題で、英語の民間試験の導入が延期になりましたが、この問題に関する知事の所見をお願いします。

 

【知事】

受験の近い子どもを持つ親の一人としては困惑しています。どうなるんだろうと。やるのかやらないのか、やるんだったら何やるんだろうと困惑しています。

知事としては、こういった多くの学生諸君の将来を決める試験で、直近になってやるやらない、延ばすということが議論されるということは、とても不安の大きいことだろうなあと思います。したがって、こういった不安や懸念を払拭するように、しっかりと情報提供など、必要な検討などを進めてもらいたいと思います。

ただ一方で、グローバル人材の育成を指向する観点から、新しい試験で、新しい能力認定で、それらを図っていくと、そこに向けて力を伸ばしていく、こういう取組は今後ますます重要になってくると思いますので、単に試験をどうするのかということだけではなくて、この英語教育に対する取組は、より力を入れてやらなければならないだろうと思いますので、こういった情報に付和雷同することなく現場が取り組めるように環境整備に努めて参りたいと思います。

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