こんにちは。4月も24日となりました。私からは4点、お手元の資料に基づいて、話題提供をさせていただきます。
まず1点目、「beyond2020プログラム」の認証がスタートするという情報でございます。滋賀県が新たにbeyond2020プログラムの認証窓口になりましたことから、県内の団体が県内外で行う事業・活動や、県外の団体が県内で行う事業・活動を対象にですね、認証申請の受付を本日から開始いたします。
「beyond2020プログラム」はですね、ご案内のとおり2020年東京オリンピック・パラリピック競技大会に向けた文化プログラムの事業認証制度の一つでございまして、多様性や国際性に配慮した日本文化の魅力を発信する様々な事業や活動を政府等が認証し、ロゴマークを付与するということで、オールジャパンで統一感を持って全国に発信をしていく取組でございます。
この認証を受けた事業・活動は、ロゴマークを看板やチラシなどに使用することができるということだそうでございまして、また、あわせて文化庁が運営する文化情報ポータルサイト「カルチャーニッポン」に情報を掲載できるということでございます。
本県にはですね、豊かな景観、各地域で守られてきた貴重な史跡・文化財、お祭りなどの伝統文化や生活文化、またびわ湖ホールなどで展開される舞台芸術、街ぐるみで取り組まれるアートプロジェクト、アール・ブリュットといった現代的な文化芸術など、まだまだ広く知られていない魅力というものがたくさんございます。文化プログラムはこうしたものをオリパラの機に、もしくはその後に世界に向けて発信する、またとない機会であります。
県では、市町、文化関係団体、経済・観光関係団体など、多様な分野の主体が集まりまして、意見や情報を交換できる「滋賀文化プログラム推進会議」などで、beyond2020プログラムの申請を呼びかけていくことで、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けてですね、文化を通じた機運の醸成と県内の文化活動の一層の活発化につなげていきたいと考えています。
ぜひ、県全体で文化プログラムを盛り上げていきたいと考えておりますので報道方、ご取材方よろしくお願いいたしたいと思いますし、積極的な認証申請を呼びかけてまいりたいと思います。
ちなみに昨年6月に開催いたしました「琵琶湖周航の歌100周年記念式典」、こちらもbeyond2020プログラムの一つでございましたし、今年2月に開催いたしました「アールブリュットネットワークフォーラム2018」などもその一つでございます。5月に予定しております、先だってお知らせいたしました「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭」もこのbeyond2020プログラムの一つであることもあわせてご紹介をさせていただきます。
続いて、4月28日(土曜日)から、「子育て支援くじ」が全国で発売されるという情報でございます。これもお手元に資料がございます。宝くじは、販売額のうち、賞金や経費などを除きます約4割が、収益金として発売元の全国都道府県および20の指定都市に納められ、公共事業などに還元されるというものでございます。
今回発売される「子育て支援くじ」はですね、収益金の使途、使い道を子育て支援に限定した初めての宝くじということでございまして、発売を通じまして、子育て支援策の推進、また社会全体で子育てを支えるという機運を後押ししていくことを目的としているということでございます。
本県では、この「子育て支援くじ」の収益金を、放課後児童クラブの活動拠点施設の整備や乳幼児にかかる医療費助成の財源として役立てさせていただく予定でございます。
多くの皆様にまずはお知りいただいてご購入いただく、夢を購入いただくということですね、また、これを通じて子育てしやすい滋賀づくりにご協力賜ればということでございます。
宝くじの収益金はですね、今もご紹介したとおり、私たち県民の皆さんの生活を充実させるための大変貴重な財源となっておりますが、仕組みはですね、それぞれの地元での発売額に応じて配分される仕組みになっているということだそうでございます。
お仕事で県外に出かけて買うのではなく、県内の発売所において、お買いもとめいただきたいと、そして子育て支援策の充実にもつなげてまいりたいと思っております。
ちなみに、今想定されております発売総額の全額が完売した場合、本県にどのくらいの収益金が見込まれるかということについては約1,600万円ということでございます。ちなみに、滋賀県の宝くじの収益金はどれくらいかということでございますが、平成28年度が約32億円、平成29年度が約29億円、おおむね30億円の収益金をいただいているということからすると、大変、大きなお金でございますので、こういったこともお知りおきいただきご協力賜ればと存じます。
3点目は青少年広報レンジャー募集についてでございます。既に資料提供済みでございますが、重ねてお知らせをさせていただきます。
この事業は昨年度から取り組んでいます。若者の視点ですとか意見を県政に反映させていこうということで、広報レンジャーを募集いたしまして、一緒に県の広報広聴活動を行っていこうとするものでございます。
「あなたの声が明日のしがを創る!! 県政の最前線を体感し、発信しよう!」をコンセプトに、知事である私が視察する際の同行を願ったり、県政の重要課題に沿ったテーマに関する意見交換会への参加、県関連事業に自主参加いただくなど、レンジャーとして実際に現場を体験いただいて、それぞれの視点から県のSNSなどを通じて情報発信をしていただくということでございます。
県でも県関連事業や企画に関する情報提供を随時行うことにより、レンジャーの活動を支援していくとともに、県のFacebookやホームページを通じて活動の様子を発信いたしまして、活動を通じてレンジャーからいただいた御意見等は、今後の施策の参考にさせていただくというものでございます。
対象は、平成30年4月1日現在、県内にお住まいの満15歳から28歳までの方で、来年、平成31年3月末まで活動いただける方を10名程度募集いたします。締切は、平成30年5月15日(火曜日)でございます。
昨年度は、県広報番組への御出演、広報誌取材への同行およびコーナーへの出演など、様々な場面において活動いただきましたほか、知事である私との意見交換会では、滋賀県の未来についての提案、また、その他熱い思いを聞かせていただいて、若い世代の皆さんは決して県政について関心がないというわけではなく、むしろ、関心をもってもらえる県政をやっていない、やっている施策を十分伝えられていないのではないかというようなことも感じたところでございます。
今年度は、昨年度のレンジャーの皆さんのご意見等もふまえまして、活動いただける場面をさらに増やしていきたいと思っておりますし、「健康」等のテーマを設定し、またある意味では絞って、重点的に活動情報の提供を行い、若い視点からの意見をいただいてまいりたいと考えています。
レンジャーの活動を通じて、それぞれ「自分ごと」として捉えて、一緒につくっていく、主体的に作っていく、そういったことにご参画いただける若者にご応募いただけることを期待し、みなさま方にご報道等賜ることをお願いし、私からの情報提供とさせていただきます。
最後1点は、今月のイチオシでございまして、こちらもお手元に資料がございます。今日はゲストにお越しいただきました。今回は変則ということでございまして、2週連続のご紹介となりますが、お付き合いのほどをよろしくお願いいたします。本日は豊郷町の「ツツジ」をご紹介いたします。
ツツジは花の色、形ともに非常に豊富な植物でございますが、豊郷町では様々なところに植樹され、多くの人に愛されてきたそうでございまして、生活環境の緑化や美化運動の観点から町民の人気を集めて、昭和59年1月1日に豊郷町の「町の花」に制定されているということでございます。
この豊郷町では、マンホールの蓋にもツツジが描かれているそうでございます。配布資料に2種類の写真が紹介されておりますが、右側のマンホールは江州音頭を踊る人と一緒にツツジが描かれているというものだそうです。ぜひ私も、行った時に探してみたいと思います。
また、豆知識だそうですが、今年の2月2日に県の「健康寿命延伸プロジェクト健康資源優良事例表彰」におきまして地域部門の最優秀賞を贈呈させていただいた豊郷町のNPO法人「アザックとよさと」様というクラブ名は、ツツジの英語表記「Azalea(アザリア)」に由来しているそうでございます。その他にも、町にゆかりのある企業様、近江商人のつながりで、豊郷町で新人研修を行われた際に「絆の証」として植樹いただたり、新規開業された店舗が「地域に根付くように」と植樹されたりするなど、町のシンボルとして定着しているということでございます。
本日は、豊郷町から2名のゲストにお越しいただきました。豊郷町企画振興課 主任 増田 大助さん、豊郷町産業振興課 主事補 大川 尚輝さんでございます。せっかくの機会でございますので、見頃を迎える時期やオススメの場所など、ご紹介いただければと思います。
[豊郷町]
豊郷町産業振興課の大川と申します。よろしくお願いします。
見頃やオススメの場所ですが、配布資料でもご紹介しておりますとおり、毎年、ゴールデンウィークの時期になりますと、豊郷小学校旧校舎群の校庭でありますとか、中山道沿いに植えてありますツツジが満開を迎えます。
豊郷小学校旧校舎群は、町のシンボルとして町民の方々のみならず、観光で訪れる多くの方に知られている場所でございます。
白色の旧校舎群を背景に、色とりどりのツツジが咲いておりますので来訪者の方々の視線を惹きつけるようなところになっております。今はやりのインスタ映えというのにも結構いけるのではないかと思っております。
補足として、先ほど申し上げました豊郷小学校旧校舎群なのですけれども、どういうところかと言いますと、かつて「白亜の教育殿堂」であったりとか、「東洋一の小学校」と言われていたところでございます。なぜかといいますと旧校舎群が建てられたのは、戦前である昭和12年になるのですけれども、戦前当時としては珍しい鉄筋コンクリート製の建物になっております。そのほかにも水洗トイレでありますとか、集中暖房設備、または独立した図書館であったりとか、町民の皆様が使える講堂であったりとかがありまして、そのほかにもお子さんが高度な教育を受けられるように教材備品も当時最新のものを揃えておりましたので、そのように呼ばれていたところでございます。
現在は学校としての機能はなくなりまして、町の複合施設として活用されているのですけれども、映画やドラマのロケ地としても多く利用されているところでございます。
国の有形文化財にも登録されている大変歴史的価値のある建物でありますので、お手元のリーフレットがあるかと思いますが、通常では公開していない部屋が何か所かありまして、その部屋をボランティアガイドさんの案内のもとに中に入れる特別なツアーもありますので、ぜひお越しいただければと思います。
[知事]
パンフレットの裏面に記載のとおり昭和36年にソニー賞も受賞されているという学校でございますので、ぜひ、このツツジの季節にご覧いただければと思います。私からは以上でございます。
[朝日新聞]
明日の県議会4月招集会議で、大戸川ダムの勉強会の予算、約3千万円かけますというのを、知事からもご説明があると思うのですが、改めて予算3千万円をかけてしっかり勉強しなければならないという、その辺の想いをお伺いしたいのが1点です。
あと、先週末にありましたアリスさんのシンポジウムの中で、知事からもエディブル・スクールヤードを広げるという旗を、滋賀県でも掲げていきたいというご発言がありましたけども、具体的に、例えば、県内の小中学校にも呼び掛けてそういうものをやったらどうだというのを知事から働きかけるおつもりなのか、どうやって広げていこうとお考えなのかというところ、2点お伺いできればと思います。
[知事]
まず1点目にお尋ねのございました大戸川治水に関する勉強会についてでございますが、昨年度の2月の定例会議におきまして、代表質問に答える形でですね、県としての勉強会を設置する旨、その勉強会で様々な検証をさせていただく旨、表明をさせていただきました。これは、大戸川ダムの効果、影響を検証するために勉強するということでございまして、主にですね、大きく2つございまして、この大戸川ダムという洪水調節施設が、大戸川にどう影響するのか、しないのかということ、また、その下流にあります天ケ瀬ダムとの関係も含めてですね、洗堰の操作などにどのような影響、効果をもたらすのか。この間、例えば四府県知事合意以降10年が経過いたしまして、事業が進捗してきたこともございます。例えば大戸川の沿川の改修も行ってきましたし、天ケ瀬ダムの再開発なども進められてまいりましたので、そういったこととの兼ね合いの中で、どのような影響、効果があるのかということを、県としても主体的に勉強、検証させていただきたいということで設置するものでございます。
この検証にはですね、例えば降雨のデータでありますとか、近年の災害を踏まえた新しい知見でありますとか、また、河道改修の進捗状況なども収集、分析したうえで進めていく必要があるだろうということから、必要な予算を、この招集会議の機に案として編成させていただいて、お諮りをするものでございます。
2月に勉強会を設置する旨、申し上げておりますので、できるだけ早く設置をさせていただきたいという思いで、議会にお諮りをするものでございます。
なお、もう1点の、先週末4月21日、大津市内、びわ湖ホールにおきまして「アリス・ウォータースさんに学ぶ食・農・暮らしの持続可能な未来」ということで、シンポジウムを開催いたしました。ご臨席いただいた、ご取材いただいた方々も多いと思いますが、大変、内外に反響の大きな、県外からも多数のお客様に来ていただいた、県が主催等いたしますシンポジウムでこんなに早く予定した座席が満席になるシンポジウムは珍しいのではないかと思うくらいですね、ご関心の高かったシンポジウムでございました。
私自身も、事前のコミュニケーションから、昼食懇談会から、当日の基調講演、また、その後のパネルディスカッション、アリス・ウォータースさんたちと大変有意義な学びの機会をいただいたのではないかなと思っております。アリス・ウォータースさんは、アメリカで、マーティンルーサーキング中学校で、非常に荒廃した中学校を立て直すために、学校菜園をつくり、そこで採れたものを調理し、みんなで一緒に食べるというところから、教育振興、また、体験に基づく深い、広い学びというものを作ってこられた。そのことに共感された方々が、アメリカ、全米のみならず、全世界60数カ国に5500のエディブル・スクールヤードということで、現在広がっているということもあわせてご紹介いただきました。
その場で、アリス・ウォータースさんからも、ぜひ滋賀県から、滋賀県において、このエディブル・スクールヤード、エディブル・エデュケーションの取組を進めてみないかというようなご提言、ご指摘もいただき、会場からも多くの賛同の拍手等をいただいたところでございます。
私からは、ぜひ、こういったエディブル・スクールヤード、エディブル・エデュケーションの旗を滋賀県から掲げていきたいということで応じたところでございます。
具体的にはですね、そのシンポジウムの中でも3校、上田上小学校、近江八幡市立島小学校、草津市立渋川小学校、3校の取組が発表されました。実は、学校の中でのふれあい、スマイル農園の取組ですとか、もしくは学校近隣の農園等を活用した、田畑等を活用した取組なども見られましたので、滋賀県らしいこのエディブル・エデュケーションの取組というのは、実は既に行われているし、さらに行うことができるのではないかという可能性を感じたところでございますので、まずは今回ご紹介いただいたアリス・ウォータースさんの取組と、現在滋賀県で行っている、各小中学校等で行われている取組とのですね、何と言いましょうか、突き合わせと言うか、擦り合わせと言うか、そういうものを行いながらですね、食・農というものを通じた学びというものをですね、どう広げ、深めていけばいいのかということを考えていきたい。滋賀県はその意味でも、環境先進県、また、農畜水産県でもございますので、大変親和性のあるテーマではないかなということから、積極的に進めていければと考えているところでございます。
[時事通信]
大戸川ダムについてですけど、以前、議会答弁の中で、現地視察をしたいというお話をされていたように記憶しているのですが、何かご予定とかはございますでしょうか。
[知事]
答弁の中で、問われる、問いに答える形で答えたことを仰っているんだと思いますが、まだ時期は決まっていません。決まっていませんが、こういう勉強会もさせていただくことですので、また長年にわたり色々とご心配もお掛けしてきていますので、できるだけ早い段階で、環境を整えて伺いたいと存じます。
[時事通信]
昨日、近藤学さんという方が、県知事選への出馬を表明されました。大戸川ダムについては見直す必要はないというようなご意見ですとか、国体についてはお金がかかりすぎるので見直す必要があるというようなことを仰っていました。この近藤さんの出馬に対する受け止めと、御自身の選挙母体、確認団体ですね、これへの取組をお伺いしたいんですけれども。
[知事]
まず、私自身は2014年、平成26年7月から知事を担わせていただいて、おかげ様で4年目を迎え、間もなく任期末を迎えることとなります。最終年度であります平成30年度の予算案を議会に提出させていただく際に、引き続き対話・共感・協働の県政を進めさせていただきたい、また、滋賀の力を活かし、伸ばし、持続可能な滋賀をつくっていくことに尽力したい、すべての人に居場所と出番のある共生社会をつくるために尽力いたしたい、さらには「健康しが」をつくるために予算も活用しながら事業推進の先頭に立たせていただきたい、従いまして、引き続き知事という職を担わせていただくべく、来る知事選挙において県民の皆さま方の御審判を仰ぐ旨決意をさせていただいたことを表明させていただきました。それ以降、選挙の日程が決まり、6月7日告示、24日投票で選挙が行われますので、私はそこに向けて、もちろん知事としての公務に勤しみながらですね、県民の皆さま方の御審判を仰ぐための準備を、現在、関係者の皆さま方、支援者の皆さま方と進めているという状況でございます。
その一点、一筋のみでございますので、どなたとどのような環境で選挙を戦うのかということよりも、まずは私自身がしっかりと自分自身の訴えを、これまでやってきたことの御評価を仰ぐことも含めて行っていくというのが私の考えであります。
また、団体等をどのようにということでございますが、私の個人の事務所のスタッフをして、本日午前、確認団体の届け出をさせていただきました。「健康で元気な滋賀をつくる会」ということで届け出をさせていただきましたので、今後はこの確認団体をプラットフォームといたしまして、この選挙前、選挙中を通じて、また新たな滋賀の課題や可能性について皆さま方からご教示賜れる、一緒に健康で元気な滋賀をつくるための場となるよう、私自身も努力をしていきたいと考えています。
[時事通信]
先日、大津市長が土俵の女人禁制の問題について提起をされました。大津場所が7月に開催されるということで、知事にも表敬訪問があったわけですが、これに関するお考えと、昨今話題になっております財務次官のセクハラ疑惑、これに関しまして御所見がありましたらお伺いできればと思います。
[知事]
まず、後段お尋ねのあった、様々な人権が踏みにじられたり、行政、しかるべき立場の方々の信頼が損なわれるような言動が行われたり、報じられたりしていることに、私も一国民として、知事として、心を痛めております。やはり全てのことがそうでしょうし、とりわけ行政は「信なくば立たず」ということがございますので、改めて我々自身もそういった事象に照らしながら、自律、自戒、自省をしてまいりたいと思うところでございます。まあ一父親としては、よくこういう報道を巡り、自分ならどうする、こんなこと許せるか、どんな気持ちなんだろうなあ、ということを、よく食卓等で話すこともございまして、こういったことが連日繰り返し報じられるということは、色んな影響があるんだなあということを感じています。大変憂慮しているところです。
また、大相撲の問題です。私は自称、大相撲のファン、大ファンでございまして、ほぼ毎場所、全てとはいきませんが多くの取組を、ダイジェスト番組も含めて、新聞報道も含めて確認をさせていただきますし、郷土力士、鳰の湖さん、琴宮倉さんのご活躍は、とりわけ応援する一人でございます。そういう大相撲で様々な世間を騒がす不祥事等が起こることにも胸を痛めておりまして、先般もぜひ多くの方々に応援していただける大相撲をつくっていただきたい旨、大津場所開催の報告に来られた枝川親方に申し上げたところでございます。また、女性が土俵に上がれる、上がれないということを巡る様々な課題があることは承知しています。神事の面があるでしょうし、古来大切にされてきた伝統ということから、そういった事象が起こっているのかもしれませんが、伝統というものもその時代に応じて変えられていくもの、変わっていく面もあるでしょうし、こういった世の中の指摘、事象の発生を受けて、相撲協会ならびに関係者の皆さま方でよく議論されていくべきテーマではないかなと思います。
[中日新聞]
知事選のことで確認団体について伺いたいのですが、一部噂ではこんな方に代表を要請されているというのを聞いたのですが、実際どなたが代表に就かれて、どんな方が入られる団体なのでしょうか。
[知事]
代表には滋賀経団連会長の大道会長にお願いをいたしまして、ご快諾をいただきました。その他の役員構成については現在未定です。以降については、より多くの方々にお加わりいただいて、そして建設的な議論でありますとか、課題の共有等が図られるようにしていきたいなと思っておりますし、何か差配するということではなくて、おつくりいただく県議の皆様方と支援者のみなさま方と一緒に考え、広げていければ良いなと思っております。
[中日新聞]
補足で、大道さんにお願いされたというのは、どういう理由でしょうか。
[知事]
私自身も、この知事を担わせていただく傍ら、様々な県政課題の議論や共有や検討を一緒にしてまいりましたし、経済6団体の代表者でいらっしゃるということ、あわせて環境面の取り組みや文化活動、福祉活動等にも熱心にお加わりいただいておりますので、そういった方に長に就いていただいて、幅広い方々にお加わりいただけるような、そういう団体になればということからお願いをさせていただいたということです。
[NHK]
セクハラについての質問がありましたが、それに関連して、こういうセクハラということが起こらないために県として、こうやっていくとか、県庁の中でこうやっていくとかお考えのことはないでしょうか。
[知事]
あらゆるハラスメントを、あらゆる人権侵害を許さないというそういう意識、方針のもとですね、例えばこまめな研修でありますとか、そういった事例に照らし合わせたアラーム、注意喚起ということでありますとか、日々の仕事、またOJT会議等の場でも意識をして、いわゆるハラスメント、人権侵害を許さないという、こういう方針で考えて臨んで参りたいと思いますし、これだけ大きな課題になっていますので、少し研修部門や総務部門等とも、今後さらにどういうことが必要なのかということも考えてみたいと思います。
[中日新聞]
彦根であった警察官の射殺事件のその後、一定警察本部長なりに調査を要望されたという御発言ありましたが、その後何か聞かれておりますでしょうか。
[知事]
その後、その点のみを、場を持ち、聞き、論じたことはございませんが、あの事件の直後の会見でも申し上げましたが、大変大きな衝撃を私も受けましたし、今なおそれを引き摺っているような状態ですし、県民の皆さま方と向き合うときに、この件の話題になったときの反応、関心度合いは、大変強いということを皮膚感覚で感じております。したがって、今年度の、新年度の組織目標を協議する際にですね、警察本部長ならびに警察本部の幹部の皆さま方に対しまして、繰り返し私の衝撃、懸念、また県民の皆さま方の不安等、改めてお伝えをさせていただいて、全容、真相の解明と組織の再点検を要請したところです。前例なき事件には、前例なき対応が必要ではないかというようなことも申し上げ、いかに対処すべきか検討を促したところでございます。
[中日新聞]
補足で、今後何らかの報告は受けられるのでしょうか。
[知事]
必要な報告は受けたいと思います。
[時事通信]
先程の確認団体のお話なのですが、政党の中で自民党県連や公明党県本部、あるいはチームしがなどが支援を決められていますけれども、その確認団体との関係はどうなるのでしょうか、どのように参画をしていただくお考えなのでしょうか。
[知事]
まだ具体、子細はこれからですが、こういう場、こういう会というものに、ご支援いただく、一緒にやろうという方々にも、構成員として加わっていただいたり、参画をしていただくということが良いのではないと考えているところです。
[京都新聞]
選挙公約の公表というのはいつ頃をお考えでしょうか。それから、各党との擦り合わせを含めて公約作りに関しての作業状況をお伺いします。
[知事]
選挙の公約なるものは選挙の時に出させていただきます。
[京都新聞]
いつですか。
[知事]
選挙の公約は選挙の時に出させていただきますが、その公約づくりの過程については、こういう会もできたことですし、この4年間やってきたこと、今後やりたいこと、やるべきこと等を今まとめているところですので、順次まとまり次第、どういう形になるかというのは、なお検討中でございますが、出させていただき、県民のみなさま方の議論に付していければ良いなと思っているところです。
[毎日新聞]
この週末、東近江市で人気アイドルグループの「ももいろクローバーZ」のコンサートが開かれまして、11万人の町にのべ3万人が訪れる一大事が起きたわけですけれども、それを通じて前開催地の埼玉県富士見市さんとの交流なども生まれたようなのですけれども、こういったことが起きたことについて、知事のご所見をお伺いできればと思います。
[知事]
とても喜ばしいことだと思います。こういう自然の中で、来られる方と、そこで住む市民・町民の方々が触れ合いながらですね、ライブ、音楽、そういったイベントが行われるということは、滋賀県らしいイベントとしてもですね、とてもいいことじゃないかなと思います。毎年9月には、今年10回目を迎えるイナズマロックフェスも琵琶湖岸で開催されますし、聞くところによりますと日野町でも近くライブを予定されているということでございますし、東近江にそれだけの方が来られる、集われるイベントが開催できる力があることも内外に示せたという意味においても、とてもいいことだったのではないかなと思いますので、今後に繋げていきたいなと思います。