文字サイズ

知事定例記者会見(2019年4月9日)

平成31年4月9日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。

県議会議員選挙が終わりました。二元代表制の一角である県議会の構成が決まりました。しっかりと、この時点での民意をお聞きになられて議会議員になられた皆様方と、真摯に対話をしながら、また審議しながらですね、県政充実のために努めて参りたいと考えております。後ほど、またいろいろと御質問があろうかと思いますので、答える形で私の考えを述べたいと思います。

 

それでは私の方から2点、話題提供をさせていただきます。1点目は、「遊べる・学べる淡海子ども食堂開設数300カ所を目指します宣言」についてでございます。スライドと資料を用意させていただきました。県ではですね、これまでも滋賀県社会福祉協議会とともに、淡海子ども食堂の取組の応援を行ってきたところでございます。より身近なところに子どもの居場所が広がっていくように、県としても開設数300カ所を目指して取り組むということを、ここで宣言させていただきます。

平成27年10月にスタートいたしました「遊べる・学べる淡海子ども食堂」は、現在、県内各地域で取組が広がっております。この記載の印の通りでございます。子ども食堂は、子どもだけではなくて、関わる方にお聞きしますと、地域の大人にとっても、つながりを作れる場、憩いの場となっているということでございます。ちなみに県内の子ども食堂の開設数の推移でございますが、平成27年度は16カ所だったものが年々増えまして、平成30年度末で115ヶ所となってございます。滋賀県は全国的にも子ども食堂の取組が進んでいる県だと言われています。小学校の数に対する子ども食堂の割合で見ますと、平成30年3月末時点では、滋賀県は42.6%、(資料P4の)左側2つ目ですね。沖縄県に次いで第2位ということでございます。現在、県内には115カ所の子ども食堂が開設されておりますことから、現在の充足率で見ますと、51.6%となりまして2つの小学校区に1つ以上の割合ということでございます。

さらにこの取組を進め、子どもが歩いて行ける範囲である小学校区に1つ以上、子ども食堂がある状態を目指し、子ども食堂開設300カ所に向け、取組を加速させていきたいと考えています。

まず1つ目、「農業で地域の子どもを応援しようプロジェクト」の推進でございます。農業者等を子ども食堂等につなぐことで、滋賀ならではの農産物や食文化の魅力を子どもたちに伝えていく取組を展開していきたいと思います。

2つ目は、子ども食堂をより多くの方に知っていただくため、来る4月14日(日)にイオンモール草津で、啓発イベントを滋賀県社会福祉協議会とともに開催いたします。ぜひ、多くの方にお越しいただきたいと思います。

3つ目は、5月の児童福祉月間を中心に、市町や経済団体と協力しながら、県内の多くの企業や団体等の皆様に「子どもの笑顔のスポンサー」への登録を働きかけて参ります。また、滋賀ハブ、これは滋賀SDGs×イノベーションハブとの連携でございますとか、社会貢献活動に関する県内企業とのネットワークでございます「淡海フィランソロピーネット」を通じた呼びかけを行っていきます。

最後になりますが、子どもの笑顔のスポンサーの皆様の情報を、滋賀県の「ハグナビしが」ポータルサイトで発信をしていきたいと考えております。県はこれまでも子ども食堂立ち上げの支援ですとか、「子どもの笑顔はぐくみプロジェクト」の「はぐくみ基金」への助成などを行ってきたところでございます。未来をつくる子どもたちが、嬉しい楽しい気持ちになれる居場所を広げていきたいと思います。もって、子どもの笑顔溢れる滋賀を目指し、取組を進めて参りたいと思いますので、皆様方の報道や御取材等いただければと思います。

 

続きまして2点目は、2024年の国民スポーツ大会に向けました「SHIGAアスリートナビ」についての紹介でございます。これは現在、県で作っております競技力向上対策本部、この本部が開設いたします。2024年に本県で開催されます国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」に向け、全国大会等で活躍するトップアスリートとアスリートを応援する県内企業をマッチングする職業紹介所「SHIGAアスリートナビ」を本日、競技力向上対策本部内に開設いたしました。

今回は、国スポをメインにやるということでございますが、安定した職業に就きながら競技を続けたいと考えておられるアスリートを応援することで、2024年の国スポに向けた滋賀県選手団の競技力向上につなげることはもちろんのこと、県内企業に採用されたアスリートの皆さんには、大会終了後も滋賀県に残っていただき、例えば子どもたちに競技の指導を行っていただくなど、滋賀のスポーツの振興に貢献いただきたいと考えております。お手元にカラー刷りのパンフレットをお配りしておりますが、これを持って、県内の企業を訪問し、アスリートの採用に御協力いただくよう、お願いして参りたいと考えています。資料を開いた右側のページには、企業の皆様方のメリット、実際にアスリートを採用されている企業様の声なども紹介しており、採用される企業様にとってもメリットがあることを訴えていきたいと思います。また最後のページには、現在、滋賀県で働いているアスリート社員の方々の様子や生の声も紹介しています。これらの方々は県内企業で働きながら国体に出場いただいたり、2020年の東京オリンピックを目指しているアスリートの皆さんであります。これまでは、このようなアスリートと企業のマッチングを、その都度個別に行っていましたが、今後は「SHIGAアスリートナビ」というシステムをつくり、実施していこうというものでございます。

このシステムの構築によりまして、2024年の国スポでの滋賀県選手団のさらなる活躍につなげるだけではなく、アスリートの皆さんの力を滋賀のスポーツを支えるレガシーとして、国スポ終了後も残していきたいと考えており、企業の皆様にもこの点をしっかりとお伝えをしていきたいと思います。ぜひ、事務局までお問い合わせいただきたいと思いますし、国スポ大会だけではなくて、全スポも含めて、この取組を広げていきたいと思いますので、よろしく御理解のほどお願いをいたします。以上でございます。

[京都新聞]

冒頭、知事からもお話がありましたけども、県議選が7日に投開票されたんですけれども、結果を受けてどのように受けとめておられるのかということが1点と、もう1つ、投票率が過去最低になったんですけれども、そのことについてどのようにお考えでいらっしゃるか、お願いします。

 

【知事】

まず、2つ目にいただいた投票率のことは43.13%と、過去最低ということでございますので、「もう少し関心持って、投票に行っていただきたかったな」という印象は持ちます。そんなに変わらないんですけども、年度初の日曜日ということから、いろんな御予定があったのかもしれませんが、呼びかけや、また投票の仕方等、さらなる工夫等、改善できることがあれば、しっかりと行っていただきたいと思います。また結果については、冒頭も申し上げましたが、この時点での、それぞれの地域での県民の皆様方の選択の結果だと受けとめています。

この選挙期間中に、いろんなお声をお聞きになられたでしょうから、そういったものが、今後議会等で体現されるでしょうから、そこをよく汲み取りながらですね、県政にも活かしていきたいと思っておりますし、県が行っております、私が行っております「健康しが」の取組等に様々な御提言等もあったとすれば、そういったものにも耳を傾けていきたいと考えています。

 

[朝日新聞]

県議選の関係で、県民の皆様方の選択の結果だというお話でしたけども、現職議員の方が6名、ベテランの方含めて、現職の方が多く落選されたという印象も受けるんですが、その点についてはどうでしょうか。

 

【知事】

それぞれの議員の皆様、候補者の皆様方が、それぞれの地域でどのような訴え方をされたのか、またどのようなやりとりがあったのか、他の比較候補の皆様方とどのような比較考慮がされたのか、私は存じ上げておりません。その地域での皆様方の御判断の結果だと思います。当然、新たに議会議員になられる方、もともと議会議員をされていて、また再び議会議員になられる方、引き続き議会議員であろうと思われたけれどもそれがかなわなかった方々、それぞれにいらっしゃると思いますので、一概に、そのことに考えを持ち合わせてるわけではありません。今回、議会議員になられた方々が、それぞれ会派等を構成され、また県当局ともしっかりと向かい合っていけるように、我々は最善を尽くしていきたいと思います。

 

[中日新聞]

県議選と同じ日に、近隣府県の知事選挙も投開票があったと思うんですけれども、近隣の福井県だとか、大阪府知事だとか、北陸新幹線の敦賀開業関係で、今後連携することもあるでしょうし、2021年関西ワールドマスターズゲームズでも大阪とかは連携したり、万博でも連携されたりすると思うんですけど、近隣の府知事選、県知事選についての受けとめを教えていただけたらと。

 

【知事】

近隣ということであれば福井県、三重県、大阪府、奈良県等で知事選挙が行われました。それぞれ現職が再選されたり、また入れ替わって当選されたり、新人の方が当選されたりということでございますので、新たに選ばれた方々と、しっかりと連携をしていくということだと思います。今もお話がありましたように、関西で言えば、2021年のワールドマスターズゲームズ関西大会ですとか、また北陸との関係も含めて言えば、北陸新幹線の敦賀までの開業等もございますし、その先を展望すれば、大阪関西万博ということでございますので、いろんな形で中部の知事会、近畿の知事会、関西広域連合、いろんな場を通じて、お話をする機会というのはあろうかと思いますので、事務方同士だけではなくて、知事としてもしっかりと人間関係が作っていけるように努力をしたいと思います。

 

[京都新聞]

県議選の結果について2点聞かせください。自民党が過半数割れをして議席を減らしたということは、知事のダムの判断に影響を与えるでしょうか。もう1つは女性議員さんなんですけれども、7人で改正前と同じでしたが、今回、47都道府県の中での割合については、前まで3位だったのが1つ順位を落として4位ということになりました。それについての感想を教えてください。

 

【知事】

まず1つ目におっしゃいました、今回の選挙結果がダムの検討に影響を与えるのかということについてでございますが、大戸川ダムにつきましては、滋賀県に与える影響効果等、勉強会で検証して参りまして、3回まで終えて、昨日までですか、県民の皆様方からの御意見をいただきながらですね、さらなる必要事項等を検証しているところでございますので、今回特にこういうダム問題、例えば大戸川ダム問題というものが、県議選の議論の対象になったかどうかというものは、見てみないとわかりませんけれども、そんなに大きく報道等で取り上げられていたようには私自身は感じませんでした。

ただ一方で、行くところ行くところ、聞くところ聞くところで、県民の皆様方の安全安心、防災の取組等については、多くの候補者の皆様方が言及されたやに伺っておりますので、その点が議論にどのようなものをもたらすのか、また聞いてみたいと思います。

ただ、大戸川ダムの勉強をしてきたことの結果、県としてどのように言うかということについては、そういった面もうかがいながら、この間やってきた勉強の結果等もございますので、そういったことを踏まえながら、判断していくのではないかなと思っております。

あと2つ目におっしゃった女性議員の比率について言えば、個人的にもう少し多くの方が挑戦し、当選されたら、またいろんな意見が議会にも反映されるなという思いはありますが、今後いろんな形で、また今回、挑戦された方や当選された方などとも意見交換しながら、どうすればこういった環境が改善していけるのか、よく議論していきたいと思いますし、私は滋賀県政当局、県庁を預かる立場としては、県庁内のいろんな男女共同参画の枠組みも、今整え、改めているところでございますので、県議会どうのというよりも、まずは県庁内のいろんな仕組みなりを改善するために、より注力をしていかねばならないと考えているところです。

 

[京都新聞]

都道府県の割合の順位では、3位から4位に1つ下がったということについてはどう思われますでしょうか。

 

【知事】

すいません、3位と4位にどのような差異があるのかということについては、私も十分見れているわけではありません。他の府県と比べてどうというよりも、県として、やはりもっと増やしていくということが望ましいのではないかと思います。

 

[毎日新聞]

県議選ですけども、自民党は過半数以上をねらうという意気込みで臨まれた結果、届かなかった。それはひょっとして、自民党が三日月知事を支援する側に回ったから、それに対するアンチで議席を取れなかったのはないかという見方があるとすれば、知事はどう思われますか。

 

【知事】

それぞれの選挙区の事情、またそれぞれの推薦された政党の御事情、また候補者同士のいろんな選挙戦の結果の今回だと思いますので、すいません、私の県政に対する御評価が、この結果にどう表れているのかということは、申し訳ないんですけどわかりません。

一部報道機関等で、いろんな調査の項目の1つに、私の県政についての御評価があったやに聞いていますが、そういったものと今回の投票結果なり、それぞれの有権者の皆さんの御選択がどのように影響したのかどうかというのは、もう少しクロスで見てみないとわからないのではないかなと思います。

 

[毎日新聞]

それは三日月県政に対する評価は、今回反映していないと。

 

【知事】

いや、すいません。反映していないとまでは言いませんけど、わからないというのが正直なところです。当選された方にいろいろ聞いてみたいと思います。どういうお声があったかは。

 

[NHK]

今の質問に絡みますけれども、自民党が過半数に届かなかったということで、力関係がどうなるか、会派構成はまだはっきりと決まっていませんけれども、今の時点のお話としてですね、今後、知事の議会各会派との付き合い方、向き合い方というのはこれまでと変わってくるのか、今まで通りなのか、微妙にちょっと今考えているのか、どうなんでしょうか。

 

【知事】

私はすべての会の方々と話をしてきましたし、これからもするつもりです。もちろん会派構成で、多い少ないということはあろうかと思いますが、少数の会派の方々ともしっかりと意見交換しながら、賜る提言や御意見等に耳を傾けるというこの姿勢は今後も大事にしていきたいと思います。

当然、新しく選ばれたメンバーの皆さんでいらっしゃいますので、その皆さんで新たに会派をどうするのかという議論はされるでしょうから、その結果も見ながらですね、今後当局としても、どの会派の方とどうするかという対応をしていくことになると思いますが、知事としては、中立に、また公平にやっていきたいなというふうに思っています。

[時事通信]

2点ほどお伺いしたいんですけども、先ほど投票率の低下の話があったんですけれども、中長期的な話になるかもわかりませんが、人口減少が進む中で、投票することもなかなか地方部や山間部等々においては、難しいということも出てくるかもしれませんが、その辺り、中長期的かもわかりませんが、そのあたりの御所見がありましたらお伺いできればと思うんですけども。

 

【知事】

そういう問題点はあると思います。限られた投票所に出向いていただいて、投票されるっていうことが困難な事情や、また困難な地域というものが出てきたときに、それをどう補うのかという、また、その他の手段等を充実させることによって、それらをどうカバーするのかという、こういう点はとても重要なことだと思います。滋賀県に限らず国全体の課題でもあると思いますので、今後の結果等を受けて、さらに投票機会をどう行使していただける環境づくりを行うのか、よく見ていきたいと思います。

 

[時事通信]

大阪の府知事選挙、市長選挙ですね、維新の候補が勝利して、大阪都構想が一定の支持を得たわけですけれども、これについて、改めて御所見をお伺いしたいんですけども。

 

【知事】

今回の選挙の結果を受けられて、この都構想等についても、また議論が再開されるということだと思います。もちろん、私も詳しく知っているわけではございませんが、大阪府市においては大阪都構想というのが、1つの大きな争点として、選挙戦が行われたというふうに聞いており、その結果として今回の市長、知事の御当選があり、議会の構成があるというふうに思います。

当選直後の市長、知事等のインタビューを見ていますと、結果は結果なのだが丁寧にやるというような類のこともおっしゃっておられましたので、大きなプロジェクトを進めるにあたって、今回の結果を背にですね、ある意味では強力に推し進められると同時に、丁寧に議論されながらプロジェクトを成し遂げていかれるのだろうと思います。

いずれにしても、大阪という場所は、東京一極集中にならないように、関西を元気にしていくために、大阪関西万博を実施していくにあたり、極めて重要な場所でありますので、そういった場所がさらに経済的にも機能的にも、強化されるようにですね、期待をしていきたいというふうに思っています。

 

[報知新聞]

投票率の件に関連してという感じなんですが、SDGsの先進国では住民や国民の方の政治への関心が非常に高いというのがありまして、2月に県庁で行われた北欧のシンポジウムでは、会場に来られた方が、アンケートで政治への関心があるかというのはかなり確かポイントが低かった、確か1%か何かだったと思うんですけれども、そのSDGsを推進する県としてですね、これから何が必要かとか改めてお伺いできたらなと思います。

 

【知事】

そうですね、私も選挙で選ばれる者として、また長く政治に携わる者として、どうなんでしょう、やはりその候補者なりが選挙期間中に訴えることの短さ、そして前回のシンポジウムのときにも話題になっていましたけど、政治や議会、議員に対する信頼、そういったものがこういう結果にも影響してくるのではないかと思います。

また選挙期間中のこういう結果は、多くを平素の活動により、形づくられるということだとすれば、日常活動というものがですね、これは例えば広報も含めて、どのように行えるのか、行ってきたのかということも問われるのではないかと思います。

そういう意味で、およそ他のSDGs先進国と言われましたけれども、投票率の高い国々には遠く及ばないような結果なのかもしれませんが、とはいえ、こういう議会で議論されること、政治の場で決められることと無関係ではいられないわけですので、そのあたりの言及や、また先ほどお尋ねのあった仕組みをですね、どのように作っていくのかということが問われてくるんだろうと思います。よく結果も分析しながら、今後の対応を論じていきたい、考えていきたいと思います。

 

[産経新聞]

改正入管法なんですけれども、施行からしばらく経ったわけですが、今のところ知事のお耳に、それに関して入ってきたこととか、取組状況とか、何か把握されていることがあったら教えてください。

 

【知事】

この改正入管法に伴う対応といたしましては、我々は多文化共生を大事にしながら、外国人材も活躍している、活躍してくださる環境づくりをしっかりと整えていこうという取組を行ってきました。

4月から「滋賀県外国人材受入サポートセンター」と、「しが外国人相談センター」を開設いたしまして、まだ1週間ちょっとなんですけれども、ちなみに、どんな状況かということでお答えさせていただくとすれば、例えば「外国人材受入サポートセンター」については、企業等の方々から延べ5件の相談に対応している。また、「しが外国人相談センター」における相談の状況は、ブラジルやペルーの方々、14名の方々から現在15件の相談に対応中だと。特にこの後段申し上げた15件の相談の主な内容としては、住居の手続き、社会保障制度、教育ですとか、在留資格などの生活に関連する御相談があったということでございます。開設して10日足らずでこの相談件数ですので、私は比較的多い、両センターの相談状況じゃないかなと思います。しっかりと体制を確認すると同時にですね、承った相談に対応できるように、今後も対応していきたいと思います。

 

[産経新聞]

もう1点だけ、前回もあった御質問なんですけれども、大型連休の時、また改元もあるんですけれど、それで記念行事とか、もし今のところ御予定が決まっていたら教えていただきたいんですが。

 

【知事】

まず、後段おっしゃった記念行事等はまだ決まっておりません。また大型連休中のいろんなお知らせですね、例えば、県立図書館がどうなるんだとか、いろんな窓口がどうなるんだということについては、ホームページで告知をさせていただくべく、現在準備をさせていただいているところでございます。いずれにしても、改元がつつがなく行われると同時にですね、せっかくの大型連休でございますので、皆様方が楽しく過ごしていただけるように、我々も務めを果たしていきたいと思います。

 

[毎日新聞]

別件ですけど、子ども食堂ですけども、県は直接その子ども食堂に補助金とか維持費を出すという、そういう財政上の支援をされてるんですか。

 

【知事】

県からはですね、「はぐくみ基金」というところに出資をさせていただいて、この「はぐくみ基金」から、子ども食堂への支援を行っていただいております。ですから直接ではありません。

 

[毎日新聞]

どれくらい、毎年出すんですか、基金を。

 

【知事】

平成30年度に3,000万円出して、他の企業の皆様方にも、御協力いただく形で、この基金をさらに膨らましていきたいというふうに考えております。

 

[NHK]

発表された件の中の、トップアスリートと企業を繋ぐ件ですけれども、募集しますという状況で、待っていただけではなかなかアスリートは来てくれないと思いますので、例えば担当の方が営業活動するとか、なんか努力しなければいけないような状況なのかもしれませんが、どのように進めて、どんなところに期待をされているんでしょうか。

 

【知事】

今まさにおっしゃっていただいたとおり、待っているだけではいけないので、積極的にセールス、呼びかけをするために、こういったツールを作らせていただきました。おっしゃるとおり、県内外の企業、とりわけ県内の企業の皆様方にアスリートを雇用していただき、日頃の競技生活を仕事のかたわらサポートしていただくことで、例えば企業イメージなども向上していただく、こういったことに結びつけていけるようにですね、しっかりと呼びかけていきたいと思います。もう残り、5年と迫って参りましたので、しっかりと取組を進めていきたいと思います。

 

[朝日新聞]

先ほど、大戸川ダムのことがお話出ましたけども、昨日までが一応県民の皆様方からの勉強会を踏まえた意見を集めていたところだと思うんですが、もしすでに知事のもとに、賛否なり、どちらでも何か届いている県民の声みたいなものがあれば、分かっている範囲で。

 

【知事】

この間いただいた御意見を、全て詳しく見れているわけではございませんが、特段、賛否に関わる御意見をいただいているということはございません。少し詳しく、その上流下流のことや、氾濫が起こったときの影響等について御質問をいただいたり、あと県にということよりも、大戸川ダム事業、淀川琵琶湖の治水政策を行う国に対する見解を求めるような、そういった御意見が多いのではないかと思います。