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サッカーW杯カタール大会、日本代表チームの躍進に感動!

皆さん、おはようございます。滋賀県知事の三日月大造です。

伊吹山や比良山脈も雪化粧をし始めました。琵琶湖辺にはたくさんの水鳥たちも飛来しています。だんだん寒くなってきましたね。

ご来庁のみなさん、職員のみなさん、いかがお過ごしですか。

 

令和4年も師走12月、今年も残すところあと20日余りとなりました。

みなさんの今年の十大ニュースはどのような事々が入りますか?

今年を表す漢字は、どのような漢字になるでしょうか?私も今、振り返りながら考えています。

 

カタールで開催中のサッカーワールドカップでは、日本代表チームの躍進が連日報道され、沸いています。世界の強豪国を次々と破り、見事に決勝トーナメントに進出。いよいよ新しい歴史をつくる戦いに入っていきます。ワクワクしますね。

大観衆の世界の大舞台で堂々とプレーし、見事な結果を出していく選手達に、また、それを実現するチームに、たくさんの感動や刺激をいただいています。普段から世界でプレーしている選手のコメントや度胸は違うな、と思います。ベテランと若手、選手とスタッフ、応援も含めてチームの力は「総合力」なのでしょうね。

私は、サッカーは観ること専門ですが、諦めずに走ることや脚を出すこと、プレスをかけること、声をかけること、うまく倒れることなど、ゴールに結実するまでの一人ひとりの小さなプレーの一つひとつ、その積み重ねにも、今回改めて注目しています。これだけの応援を集めることができる代表チームのパフォーマンスには称賛しかありません。

 

今、水越康介氏・著の『応援消費-社会を動かす力―』を読んでいるところですが、行動経済学を含めて、寄附や納税、消費など、一人ひとりを動かす「力」がどこにあるのか、探っていきたいと思います。

昨日、ある場所で拝聴いたしました齋藤法務大臣のご講演でも、世界と繋がり世界を舞台に仕事・活躍する若者の存在に期待し、それを応援するメンターやコーチ、応援団を増やしていきたい!といった趣旨のお話を受けました。サッカーワールドカップでの日本チームの躍進の中にもヒントがあるのかもしれません。

 

新型コロナウイルス感染症につきましては、連日、1,000人を超える感染者がでています。病院や高齢者施設等でクラスターが発生。病床の使用率も70%を超える状態が続いています。状況に応じたマスクの着脱、常時喚起などの基本的な感染対策の徹底と、「ワクチン接種」です。

私も先週末、県が開設する大津の広域接種センターで4回目の接種をいたしました。心配される副反応も、これまで3回のようにはありませんでした。年末年始の活動や交流、インフルエンザとの同時流行に備えて、皆さん、あと1回、ワクチン接種をしてください。

 

12月1日に開催された第149回関西広域連合の委員会において行われた選挙で、関西広域連合の連合長に選出され、昨日、12月4日からその任期が始まりました。滋賀県を含む2府6県4市、12の自治体で構成される、人口は約2,200万人、面積は3万5千平方キロメートルの日本で最初、唯一の府県域を超えた広域自治体です。平成22年(2010年)の12月に設立、以来12年、地方分権の受け皿になろう!東京一極集中を打破し、双眼構造の日本をつくろう!と、滋賀県が担当する広域環境保全をはじめ7つの広域行政事務を分担しながら運営を行ってきました。

就任にあたり、私は次のことを重視したいと考えています。

まず、0番として「府県民の安全・安心」のために尽くします。新型コロナやエリア内で感染が広がる鳥インフルエンザ対策、阪神淡路大震災を経験し、乗り越えてきた関西として、防疫・防災対策に連携して取り組みます。

そのうえで、3つです。

1つ目は、来年3月にはいよいよ京都に文化庁が移転してきます。広域行政のシンボルとして分権型社会実現へ歩みと実績を積み重ねていきたいと思います。

2つ目は、2025年大阪・関西万博、2027年ワールドマスターズゲームズへ、準備を加速させながら、いのちや健康、自然や文化、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)など、関西の強みや取組を全国や世界に発信していきましょう!

そして3つ目。琵琶湖をお預かりする滋賀県の知事として、関西広域連合の「水のつながり」や「水循環」、「生態系サービス」を大事にしたいと思います。

そして最後に、関西は「一つ」で、「一つ一つ」です。12年前の創設メンバー以外の知事が連合長に就任する時代に入りました。関西広域連合Ver.2.0へバージョンアップさせていけるよう、例えば、「ジェンダー平等」など新しいテーマにも積極的に挑んでいきたいと思います。

 

この放送をお聞きの皆さんに呼びかけます。滋賀県は関西広域連合の連合長を預かる自治体となりました。時代やエリアを俯瞰して、視野を広げ、施策や取組をつくっていこうではありませんか。関西広域連合での取組が、滋賀県の発展や深化に繋がるよう、思考・行動しましょう。同時に、滋賀県の地政的な位置からは、水系が繋がる関西はもちろん、北陸圏や中部圏との連携も戦略的に構築・強化していきたいと考えています。

 

まもなく迎える新しい年へ、新たな挑戦課題もいただきました。滋賀県がより優しく、より豊かに、より強くなるチャンスです。気忙しく慌ただしくなる年末ですが、栄養と休養、水分もビタミンも十分に補給しながら、健やかに過ごしていきましょう!

がんばろう滋賀!がんばろうニッポン!