みなさん、おはようございます。滋賀県知事の三日月大造です。
11月になりました。「11月の知事談話」をお届けいたします。
いよいよ湖国・滋賀県も冬の季節に入ります。
コロナウィルスやインフルエンザ対策に加えて、
鳥インフルエンザ対策、寒さや雪への対策も必要になります。冬が来れば、次は春です。
力を合わせて乗り越えていきましょう!
今年、令和4年、2022年も、早いもので「残り2ヶ月」となりました。
行く年を惜しみ振り返りながら、来る年への夢や望みを抱く。
「今、在ること」に感謝しながら前向きに考えられるといいですね。
この秋も、おかげさまで、たくさんの「実り」がありました。
栃木県での「いちご一会とちぎ国体」全国障害者スポーツ大会「とちぎ大会」では、
コロナで開催・参加できなかった悔しさも爆発させ、
滋賀県代表の選手の皆さんが素晴らしい活躍や成績を残してくれています。
それを支え応援するスタッフの皆さんや関係者の皆さんにも敬意を表したいと存じます。
私自身も先月、会場で熱く観戦・応援をいたしまして、スポーツの持つ力を実感いたしました。
3年後、令和7年、2025年、滋賀県で開催する「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」滋賀県大会に向けて、施設の完成、競技力の向上含め、楽しく準備を進めていきましょう!
話題が変わり、鹿児島県で開催された、5年に一度の和牛のオリンピック全国和牛能力共進会では、それぞれの部門で、県内の近江牛生産者の皆さんが優秀な成績を収めてくださり、今後の「近江牛」ブランド発信に弾みをつけてくださいました。
特に、長浜農業高校の生徒の皆さんの初めての出品や参加、見事、優秀賞の獲得は、いろいろな意味で未来への希望のともしびとなりました。
また、先週の東京食肉卸売市場で開催された全国枝肉共進会でも近江牛が最高の評価を頂けた、とのご連絡を受けています。
伝統あり美味しいことはもちろん、環境や健康にも配慮した持続可能な新しい「近江牛」畜産のあり方を示していきたいと思います。
また話題を変えますが、滋賀県が誇る農業技術者の皆さんが精魂込めて開発中の「近江米」新品種が、10年ぶりに、来年度、令和5年度に登場することになりました。
私も少し試食させていただきましたが、「香りよく、もちもち感あり、じわっと広がる美味しい甘み」が特徴だと思いました。
栽培のしやすさやたくさんの収量も狙い、何よりネオニコチノイド系等の農薬や化学肥料を極力使わないオーガニック栽培、環境こだわりの栽培に限定して完成させる、とのこと。
大いに期待しています。現在、この近江米新品種の名称を募集中です!
新しく、かわいい名前をつけてあげたいですね。
もう一つ、嬉しいことに、近江日野産「日野菜」が、2017年の「近江牛」、2019年の「伊吹そば」、2022年の「滋賀の地酒」に次いで、4つ目の地理的表示「GI認定」を取得しました!
7日には、大津市内で、「世界農業遺産」認定記念のシンポジウムが開催されますが、琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業「森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす『琵琶湖システム』」を守り、活かしながら、大切につくる産物を、たくさんの方々に届けていきましょう!
明後日11月3日は「ビワイチの日」!
その後、11月9日までを「ビワイチ週間」として、「ビワイチ推進条例」を施行したスタートの年として大いに盛り上げていこうと準備中です。
私も、ふるさと観光大使の西川貴教さんとのサイクリングライドやトークイベントを予定しています。
知事室で揺れているてるてる坊主の効果はどうでしょうか?今度こそ「好天」を祈っております。
米原市のお弁当屋さん、株式会社井筒屋様は美味しく楽しい「ビワイチ弁当」を開発して販売していただいておりますし、スマートフォンアプリ「ビワイチサイクリングナビ」には新しくマイレージポイントも付与されるサービスもリリースされる、とのこと。
安全な走行環境をつくり守ってくださっている皆さん、ありがとうございます。
サポートステーションやサイクリストに優しい宿などのサービスも充実させ、琵琶湖一周だけでなく「ビワイチプラス」で各地を巡る周遊ルートもPRしながら、ポストコロナの新しい観光「シガリズム」のキーコンテンツとしてのビワイチサイクリングを強力に発信していきましょう!
今月11月は、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)推進月間」でもあります。
県政経営会議では、今月、職場での総対話行動を要請しています。
それぞれの職場で、来年度に向けた体制や予算のこと、現在、取り組んでいる業務見直しのことはもちろん、時間外の付き合いや会食などの機会を活かして、「対話による分かち合い」をしていきましょう!
だんだん寒くなる、気忙しくなる頃、できれば仕事や難題も楽しみながら、栄養と休養もたっぷりとって、体調とこころの健康に配慮して過ごしていきましょう!