皆さん、こんにちは!
11月に入って今日は4日。早いもので今年も残すところ58日となりました。「やま粧う」錦秋の湖国は、どこも美しいですね。「ゆく秋を惜しむ」この頃です。
新型コロナウィルス感染症は、昨日、新規陽性者の報告が「0件」でした。7月5日以来およそ4ヶ月ぶりです。
先月10月29日、感染状況の落ち着きを確認して、最低レベルの「ステージ1(滋賀らしい生活三方よし)」に引き下げることができました。気をつけながらも、少し肩の力を抜いて、生活や活動する11月にしていきましょう!寒くなり、季節性インフルエンザが流行する可能性も高まりますので、次の波への備えをしっかりと行なってまいります。
なお、BCP対策として、「新型コロナ対策最優先」としていた県庁の体制や業務見直しについては、徐々に「通常体制」に戻していくこととします。「すぐに全て」は難しいでしょうから、感染状況も見ながら、その見極めと調整、また年度末に向けて、どこまでを到達点とするか?検討する11月にします。
さて、昨日は「文化の日」。私は、一日、長浜市内で公務でした。3つ、ご紹介します。
その中で、「湖北野鳥センター」に立ち寄り、越冬のため飛来し湖面や湖岸近くの砂州でくつろぐ、冬の使者「コハクチョウ」の親子や、天然記念物の「オオヒシクイ」の群れなどを望遠鏡で観察させていただきました。なんとオオヒシクイは、あのトゲのあるヒシの実をそのまま飲み込んで食べるそうです。ノドが痛くないんでしょうか?
ラムサール条約の登録湿地でもある琵琶湖。このセンター周辺は遠浅の湖岸ということで、水草を食べるマガンやマガモなども見ることが出来ます。
ワイワイ興味深そうに望遠鏡をのぞく子どもたち、望遠レンズでシャッターチャンスを狙うカメラ愛好家など多く、賑わっています。
「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれている天然記念物オオワシの来訪ももうすぐ!ということです。ブラックバスや鳥などを獲って食べるんだそうです。来県が楽しみですね!来られたら、一度、表敬の挨拶をしようと思います。片山広報課長、ご検討ください。
湖岸には「ビワイチ」サイクリングをする人びとも多くいらっしゃいました。自転車走行ゾーンなど、サイクルロード整備もおかげさまで着実に進んでいることを確認しましたが、センター周辺では、水鳥の飛来や生息環境を考慮して工事の時期を調整していただいていることを聞き、感心し、安心しました。こうした「滋賀県らしい配慮」を誇りに思います。
4年前の台風で根っこから倒れたアカメヤナギの木が放置され、竹生島を含めた景観を一部壊してしまっていることも確認しました。石河部長はじめ琵琶湖環境部の皆さん、野崎部長はじめ土木交通部の皆さん、対策を考えませんか?
2つ目。昼には黒壁スクエアへ行きました。まだピーク時の半分とのことでしたが、県外から来られた方々含め多くの観光客が長浜の街歩きを楽しんでいらっしゃいました。
「NAGAHAMA GLASS FES 2021」も開催中で、「みんなのグラスデザイン画コンペティション2021」も興味深く鑑賞しました。「こんなグラスがあったらいいな!こんなグラスが欲しい!」と思うグラスのデザイン画を募集し、審査で選ばれた入賞作品をガラス工房の職人さんがガラス作品として実物化され、展示されています。子どもたちの独創的な作品がたくさん寄せられるそうです。
「滋賀をみんなの美術館に」プロジェクト推進事業の中で、12月には、滋賀県立美術館での展示も予定されている、とのこと。楽しみにされていました。県立美術館の保坂ディレクターはじめスタッフの皆さん、素晴らしい企画をありがとうございます。
また、来年2022年は「国際ガラス年」だそうです。このコンペティションも5回目の開催ということです。「滋賀県知事賞」を出すことを提案、約束してきました。中嶋部長はじめ文化スポーツ部の皆さん、ご案内いただきました水上部長はじめ商工観光労働部の皆さん、よろしくご調整お願いします。
その後、髙橋金属株式会社代表取締役社長の髙橋康之さんが代表を務められる、湖北地域の経営者らの会「湖北市民会議」の皆さんと意見交換会もしてきました。
髙橋さんらは湖北地域の未来を考え、人口減少に抗(あらが)う!と奮い立ち、市民会議を立ち上げられ、「環境経済都市」を目指し、「環境と経済・ビジネス、環境と教育、環境と暮らし」を組み合わせ掛け合わせて新たな求心力をつくろう!とされています。
9月には、藤井長浜市長に、「ゼロカーボン」宣言をしよう!と提言書を出され、先行地域認定はじめ具体的な取り組みを模索検討されています。県のCO₂ネットゼロの取組との連携を強く希望・期待されていました。中村管理監はじめCO₂ネットゼロ推進担当の皆さん、よろしくご対応ください。
その他にも、空き家対策、伊香高校や虎姫高校など高校の魅力化、仮想通貨を活かした活性化、路線バスの客貨混載などのご提案も受けました。県とも連携した取り組み構築の可能性を感じました。
湖北・長浜で、豊かな自然に囲まれ、あつき人と語らい、「明日への希望」を強く感じた今年の「文化の日」。曇りのち秋晴れ。午後からは雄大な霊峰「伊吹山」を頂(いただき)まで拝むことができましたので、みんなで無事に前進することができるように、祈りながら帰ってきました。
今月も一緒にがんばりましょう!