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今、生きている!スポーツや美術、芸術で表現!音楽や文化財で再確認!

皆さん、おはようございます。6月になりました。庭や路地に咲く紫陽花の花が美しい季節ですね。畑の土を掘ると、出てくるミミズが太くなってきました。ドキッとしますが、ムカデやゴキブリも出てくるようになりました。みんな一緒に「今、生きている」んですね。

今年は早くも梅雨に入っています。先月20日夜からの大雨では、警戒本部を立ち上げて対応にあたりました。お疲れさまでした。台風の発生、豪雨による川の増水や土砂災害など、改めて、リスクや安全度を確認、周知し、「いざ」というときに備えた、行動や対策を再確認しましょう。

新型コロナウイルス感染症につきましては、大都市において、新規陽性患者の減少傾向は見られますものの、滋賀県では、まだ高止まり、おかげさまで感染ピークは早く高くならないように抑えられておりますが、医療病床の逼迫は続いており、厳しい状況を脱しきれておりません。保健所、現場での対応をはじめ、医療提供や宿泊療養のコントロールや急変時の対応など、またワクチン接種の体制づくり、生活困窮対策や事業者支援の受付、各種相談への対応なども含めて、日夜、対応にあたっていただいている職員の皆さんに、改めて、感謝いたします。また、部局を超えた応援にもお礼申し上げます。

今申し上げたワクチン接種対応、生活支援・事業者支援等に対応するため、この6月から8月の3か月間を対応強化期間として、全庁挙げた体制づくりを行うことといたします。

 

こうした中、先月27、28日の2日間、滋賀県で、東京2020オリンピックの聖火リレーを実施いたしました。高島市マキノ町をスタートし、県内すべての19の市町のコースを178名のランナーが聖火をつなぎました。感染状況を見極めるため、直前までの検討を余儀なくされたことや、感染拡大防止のための観覧自粛のお願いやイベントの見直しなど、辛く難しい対応を強いられましたが、「今、生きている」多くの県民の皆さんの笑顔を見ることが出来ました。

いろいろ悩みましたが、やらせていただいてよかったなあと思っています。ご尽力いただいた職員の皆さん、ボランティア等、御協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

今月27日には、滋賀県立美術館がリニューアルオープンします!新進気鋭の保坂健二朗ディレクターを先頭に、リビングのブームのような美術館を目指して、誰もが気軽にくつろぎ楽しめる空間をつくっていきます。滋賀ゆかりのたくさんのすばらしい美術作品を紹介するとともに、アートを通じて、私たちの社会の多様性を深く感じていただける美術館を目指して再出発いたします。大学や企業との連携に可能性を感じています。隣接する県立図書館とのコラボ企画も出来そうですね。「今、生きている」ことの表現をみんなで楽しみたいと思います。

 

私たち滋賀県民が誇るびわ湖ホールでは、先月1日と2日、近江の春「びわ湖クラシック音楽祭」が開催されました。涙を流しながら音楽を楽しまれる方、心にしみいるようだと感想を述べられる方などを前に、音楽や芸術は、「今、生きる」ために必要なんだと、強く実感いたしました。

現在、今日までの日程で、「びわ湖ホール音楽会へ出かけよう!ホールの子事業」を2年ぶりに開催しています。びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典氏、京都市交響楽団、びわ湖ホール声楽アンサンブルによる本物の舞台芸術に触れていただく機会として、今年度は7,200人を超える子どもたちを招いています。感じ方はそれぞれだと思いますが、ひととき楽しんでもらいたいと思います。感染対策をはじめ、学校など関係機関との調整にあたってくださった皆さん、ありがとうございます。

 

文化財といえば、城・城跡も滋賀県が誇る宝物です。先月28日には、特別史跡安土城跡を調査するための整備基本計画策定検討会議を開催するとともに、国宝彦根城の世界遺産認定に向けた取組も順調に進めています。安土城については、幻の安土城復元に向けた、「令和の大調査」に着手すべく、その計画を練ります。令和8年、2026年の築城450年の節目をターゲットイヤーとして、デジタル技術を活用した復元にも取り組んでいきます。

滋賀県には、1,300もの城と城趾があります。その一つひとつに、ドラマやストーリーがあります。その時々、琵琶湖を真ん中に、その水運を使い、山や丘を生かし、どのような城を築き、どのようにまちを守り治めようとしたのか。戦乱のない社会をつくるためにどのような城下町がつくられたのか。人びとは城を築くためにどのような努力をし、城の周りでどのような暮らしをしたのか。想像を膨らませ、夢を描きながら、歴史的資産の保全という責任を果たすとともに、「今、生きる」ヒントを探りたいと思います。

 

今日のテーマは、

「今、生きている」ことを、スポーツや美術、芸術で表現し、音楽や文化財で再確認しよう!ということです。

 

だんだん、どんどん暑くなる日々ですが、栄養と休養、特に水分を十分にとりながら、心のビタミンにも気を配り、力を合わせて、楽しく、夏を過ごしていきましょう!